♪バッハ・カンタータ日記 〜カンタータのある生活〜

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<<   作成日時 : 2006/09/15 12:04   >>

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 いつもお世話になっているPapalinさんの音楽ブログで、
 パパルテット"Papartet"
(=Renaissance, Baroque Recorder Ensemble unit by Papalins)
 というリコーダーアンサンブルが本格始動しました。

 パパルテットのページは、こちらから。

 冒頭に、「リコーダーアンサンブルを極めたい」と書いてらっしゃいますが、
 Papalinさんの熱いリコーダー吹き魂が、ひしひしと伝わってくる、
 ちょっとすごいアンサンブルです。
 上に書いた"by Papalins"の、最後の"s"がポイント!


 ページを開いていただくとおわかりいただけると思いますが、
 ルネッサンスとバロックの音楽が対比されるように並べられていて、
 同じリコーダーアンサンブルの編成でそれらを聴き比べることにより、
 それぞれの音楽の魅力が浮き彫りにされる、という、
 すばらしい企画だと思います。

 などと、いつものわたしのくせで、ややこしいこといってしまいましたが、
 まあ、とにかく、理屈ぬきで、楽しい!美しい!
 


 と、いうわけで、
 いっぺんでパパルテットの大ファンになったわたしは、
 一方的、かつひとりよがりに、全面的な応援をさせていただきたい、と、考えております。

 具体的には、リコーダーアンサンブルで演奏したらおもしろいだろうな、と、
 わたしが勝手に思った曲について、(実際に演奏可能かどうかも別にして)
 楽譜が見つかり次第、このぺーじにしまっておくことにします。

 だから、「音楽倉庫」


 ただ、そうはいいながらも、
 このページの一番の目的は、あくまでも、
 読んでくださる方への曲紹介と、わたし自身の資料整理です。

 ですから、Papalinさん、これは決してリクエスト等の意味ではありませんので、ご安心を。

 時々更新していきたいと思いますので、ご覧になって、もし、気に入られた曲があったら、取り上げていただければ、という程度の気持ちです。
 こちらのページには、トップページのリンク欄(左側)から飛べるようにします。
 (結局、リクエストしている?)



 ☆ 下の項目をクリックすると、
   関連する記事のページに飛び、
   そのページの マークのところに、楽譜がしまってあります。
   (直接楽譜のページに飛ぶ場合もあります)



  1、中世の音楽

    カノン「夏は来たりぬ」
    ヴィトリ フォヴェール物語      



  2、ルネッサンス音楽

    デュファイ シャンソン「ス・ラ・ファセ・パル」
    デュファイ ミサ「ス・ラ・ファセ・パル」
    デュファイ モテトゥス「ばらの花が先頃」
    オケゲム ミサ「プロラティオーヌム」
    オケゲム ミサ「クユスヴィス・トニ」



  3、バロック音楽 

    バッハ オルガン・コラール「我、汝に呼ばわる、主イエスキリストよ」 BWV639
    バッハ カンタータ楽章のオルガン編曲



  * 個人的には、中世の音楽が最も好きなので、一応大項目を作っておきました。
    でも、楽譜はなかなか難しいだろうな。
    中でも、カンティガはわたしの心の歌なのですが、
    こんな「寝馬」の類なら、いくらでもあるんだけど・・・・。



  *    *    *



 ♪ デュエット〜2人で奏でる音楽



 ある方から、
 2つの旋律楽器で、デュエットができるバッハの曲はありませんか、
 という、ご相談をいただきました。

 楽譜のご紹介になりますので、こちらの記事の追加、という形で、お答えさせていただきます。



 結論から言いますと、実は、ほとんど思いつきません。(笑)

 カンタータのアリアなどの場合、たいてい
 歌+オブリガート楽器+bc、(ごくたまに、歌+bcのみ)という編成なので、
 2つの旋律楽器だけではなかなかむずかしい。 

 でも、逆に言えば、2つの旋律楽器の奏者(あるいはピアノ、オルガンなりの伴奏者)の他に、もう一人、歌う人がいさえすれば、たいていのものは演奏可能、ということになります。

 その証拠に、すばらしい楽譜集をご紹介しましょう。


 「バッハ カンタータによるリコーダーアンサンブル」(第1巻〜第3巻)
                大竹尚之・編  全音楽譜出版社
 

 カンタータの珠玉のアリアの数々が、
 2本(ないし3、4本)のリコーダー+歌(あるいはリコーダー)で演奏可能なように編曲され、1年の暦ごとに並べられています。

 わたしは、歌も演奏もダメ、楽譜も読めませんが、この楽譜集はなぜか全巻持っています。(笑)
 選曲が良く、このくらいの楽譜なら、なんとなくわかるので、見ているだけであきません。


  バッハのカンタータの最高峰、BWV140の名高い名コラールも、
   2本のリコーダー+テノールで演奏できます。
   この曲の場合、歌はコラールなので、覚えてしまえば、誰でも簡単に歌えます。
   (もちろん合唱でもOK)

画像画像画像
画像



  しっとりとした美しい祝福の音楽なら、BWV129のアルト・アリア。
   これは、2本のリコーダー+アルト。
   歌はアルトで、しかもアリアなので、簡単ではありませんが、
   歌の部分をリコーダーにして、完全なリコーダーアンサンブルにしてもかわいいでしょう。
   ああ、一度聴いてみたい。

画像画像画像画像
画像




 もし、2つの旋律楽器だけ、ということなら、これしかありません。


 4つのデュエット BWV802〜805

 バッハは、晩年、とりつかれたように自作の出版も始めました。
 何といっても、クラヴィーア練習曲集第1巻〜第4巻が重要で、パルティータやイタリア協奏曲、ゴールトベルクなど、バッハを代表する名曲として親しまれていますが、
 その中の第3巻、ドイツ・オルガン・ミサには、怖がって誰も近づきません。

 BWV802〜805は、そんないかめしい音楽の中に、なぜか紛れ込んでいる、文字通りの親密なデュエット。
 小品ながら、インヴェンションや平均律の世界を、さらに、極限まで純化させたような音楽。

 まるで壮大な大伽藍のまんなかで、大切に守られている、小さな澄んだ泉、野の花のよう。
 バッハの鍵盤曲の中で、わたしが最も愛する曲の一つです。

 一般的には、ピアノで弾かれますが、オルガンでもよく弾かれます。

 こちらは、VnとVaのための、編曲譜


 この流れで、いっそのこと、2声のインヴェンション、というのも、いいでしょう。

 インヴェンションは、ピアノやチェンバロだろう、と思われるかもしれませんが、
 武久源三さんは、よくオルガンでも弾かれますし、CDでも、何曲かはオルガンを使用してらっしゃっていて、思いがけない歌にあふれていてステキです。

 これも、VnとVaの編曲譜があります



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コメント(14件)

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(°m°;) アレマッ!
(・_・ヾペペーン マイッタネー
寝馬はちょっとねぇ・・・。
でも、楽しませて戴きます。
Papalin
2007/06/15 08:09
 Papalinさん、逃げないでー。
 わたしは、もちろんネウマなど読むことはできませんし、そもそも、厳密にどこまでをネウマと言っていいのかさえよくわからないのですけど、このカンティガのHPには、カンティガのほとんどの楽譜がのっています。どれも美しい装飾が施されていて、見ているだけであきません。
 「illumination」(写本の彩飾)のページには、不思議な顔の人たちが不思議な楽器を演奏しているカラーの絵がズラっと並んでいて、とても楽しいです。
 例えば、これ(→右URL→)
 Papalinさん、できますか?
Nora
URL
2007/06/16 00:31
爆笑!
学生の頃、サークルの合宿の打ち上げ会でやったのが最後です。
もう一つ。
リコーダーの頭部管を180度回転させて、2人で向かい合って、相手の口に自分のもつリコーダーをくわえさせ、自分は相手の持つリコーダーをくわえます。お客さんのいる正面から見ますと、2本のリコーダーがX(エックス)の字のようにクロスするわけです。
「お互いのパートを知るのにいい勉強だ!」とか言いながら、遊んでいました。
( ´ー`)フゥー
 
ネウマ譜、もう読み方を忘れてしまいましたが、仰る通り、本当に美しいですよね。それに比べますと、現代の楽譜は全世界共通化できてはいるものの、美しくはね〜やなぁ。と突然、江戸弁。
 
Papalin
2007/06/16 08:34
 あはは。やったんですか。
 これは、元祖多重演奏ですね。

> 2本のリコーダーがX(エックス)の字のようにクロスするわけです。

 これは、X攻撃じゃないですか・・・・。(古)

 ネウマ譜や楽譜は、きれいな絵のものをたくさん集めてます。
(もちろん、コピーや写真)
 今後、機会をみてのせていきたいと思います。
 と、いうわけで、このページの一番の目的は、わたし自身のコレクションなので、
 ご安心の上、お時間のある時にでも、気軽にごらんになってください。
Nora
2007/06/16 19:23
Noraさん、こんばんは。

ご都合も省みず、勝手なお願いをいたしましたのに、このように丁寧なお返事とアドヴァイスを頂きまして大感激です。
本当にありがとうございました。

知らない、と言うことは恐ろしいことで、どんな無理難題でもお気楽に「お願い」してしまうんですよね。
今回の、「2つの旋律楽器で、デュエットができるバッハの曲」というリクエストがそんなにも厄介なものだったとも知らず、ただただ恐縮しております。

でも、BWV140番!
「目覚めよ,とわれらに呼ばわる物見らの声」ですよね!
晴れ晴れとおおらかな美しいコラールです。
おまけにテノール!
個人的にはかなり気持ちが傾きましたがBWV129番の「主を頌めまつれ」も捨てがたい。
なんと言って歌詞がぴったりですものね。

早速Pさんにお知らせいたします。(=⌒ー⌒=)
本当に本当にありがとうございました。

aosta
2007/09/02 23:17
 aostaさん。おはようございます。ご丁寧に、どうも。
 実は、晩年のカノンなどに、2声の曲は、たくさんあるのです。(「音楽の捧げもの」なんかにも入ってます)でも、それじゃあ、ね。
 ですから、はじめから、多重録音前提のカンタータ以外、考えませんでしたので、かんたんでした。お気になさらないようにしてください。

 誰もが心を打たれる名曲、BWV140だけでも十分だと思ったのですが、あえてBWV129も加えておきました。
 BWV129は三位一体節のカンタータ。したがって、3づくし。 
 このパストラーレは、まるで天使が軽やかに舞い踊り、祝福してくれているかのような、愛らしい3拍子の舞曲。
 もとから徹底して3声で作曲されているため、編曲も原曲に忠実です。
 しかも、aostaさんがおっしゃるように、アリアでありながら、BWV140と同じく、歌詞に普遍的なコラールをそのまま使用しているため、どんな時に歌ってもおかしくない。もちろん祝福の場面にはぴったりです。
(普通のアリアの場合、やはり歌詞があるので、このような場合、どの歌でもいいというわけには絶対にいきません)
Nora
2007/09/03 10:34
 ただ、テノールでないのが問題ですが、この曲の場合は、歌の部分をリコ−ダーで奏することによって、よりパストラーレ的な愛らしさが増すのでは、と、以前から思っていました。
(上の楽譜も、リコーダーアンサンブルが前提です)

 繰り返しになりますが、以上はあくまでも、参考程度、ということで。
 わたしは、自分が楽しくて書いているだけなのです。
 Pさんのコレクションに、この楽譜を加えていただければ、それだけで本望です。(笑)
Nora
2007/09/03 10:37
演奏する曲が決まったようですね。
多分BWV140番。

聞くたびに心が明るく開けていくような曲です。
何か暖かい力、励ましを感じる曲です。
哀しいときや、行詰ったとき、無性に聞きたくなる、私には一種のトランキライザー的な曲。
aosta
2007/09/05 18:57
 aostaさん。こんばんは。台風、だいじょうぶでしょうか?

 演奏曲目の件、かえってご面倒をおかけしてないとよいのですが。
 BWV140のコラールは、ほんとうにおおらかで、あらゆるものを包み込むかのような、大きな曲ですね。
 1730年代のバッハが、再び真剣にカンタータに取り組んでくれた。
 この曲は、さまざまな偶然の積み重ねの結果奇跡的に生み出された、わたしたちへのプレゼントのようです。
 aostaさんがお歌いになったBWV147などと異なり、この曲のオブリガートは、それ自体独立した、完璧な「歌」です。
 ところが、やがてそれが見事にコラールを導き出して、コラールとひとつに溶け合う。
 この曲の構造そのものが、カンタータのテーマの「魂の婚礼」ということを、雄弁に語っているのですね。
 まさに、この時期のバッハでしか書き得なかった名作。
 このような式に演奏するのに、これ以上ふさわしい曲は無いでしょう。
Nora
2007/09/06 21:18
 ごめんなさい。
 また一人で興奮してしまった。 
 演奏が実現すると、わたしもうれしいですが、
 いずれにしても、すばらしい式になることを、心よりお祈りしています。
 
Nora
2007/09/06 21:21
おはようございます。

まず、16日が素晴らしい洗礼式となりましたことを、報告させていただきます。厳粛なうちにも暖かい雰囲気の中で行われた洗礼の後、Pさんが歌うBWV140が晴れやかに響き渡りました。
祝福のお気持ちが伝わってくる、素晴らしい歌でした。
続いて、今回受洗されたO氏のヴァイオリンで、ビーバーの「ロザリオのソナタ」が演奏されました。
Oさんが、キリスト教に関心を持つ大きなきっかけのひとつが、このビーバーを初めとする、ルネサンス・バロック期の宗教音楽作品でした。
音楽を聴くうちに、神様の存在を意識されるようになったのだと・・・

バッハにビーバー。
音楽に祝福されたこの素晴らしい洗礼式で、どこかにNoraさんがいらっしゃるような気持ちがしてしまったのは私だけではありません。
きっとPさんもまた(=⌒ー⌒=)
ありがとうございました。

この後の「後日談」もあるのですがそれは改めまして。
aosta
2007/09/18 06:40
 aostaさん、こんばんは。
 aostaさんのコメントを読ませていただいただけで、すばらしい式だったことがわかります。ほんとうによかったですね。
 ビーバーの「ロザリオ」は、少し前に初めて聴きましたが、これもたいした曲ですね。
 BWV140のコラールともども、関係者のみなさんだけでなく、出席された方々、全員の心に響いたのではないでしょうか。
Nora
2007/09/18 23:44
Noraさん、どちらにコメントしたものか迷いましたが、こちらにお邪魔することにいたしました。
先日わたしがアップしたシュッツのブログをお読みになったFu shuseiさんがシュッツを巡る不思議な出会いについてお書きになりました。その出会いのきっかけのひとつがNoraさんのコメントだったのです。
ブログのコメント欄、最後の方、shuseiさんのコメントがあります♪
このシュッツのCDに関しては、森の生活さんもCDをお求めになったというコメントをいただきました。なんだか思いがけないプレゼントをいただいたように嬉しいaostaです。
aosta
URL
2007/10/19 08:24
 コメント等拝見させていただきましたよ。
 わたしも経験ありますが、ほんとうに探しているCDほど、なかなか見つからず、それだけ見つかった時の喜びは、大きいものですね。

> なんだか思いがけないプレゼントをいただいたように嬉しい

 でも、ブログ等を通じて、自分の好きな音楽を、他の方も気に入ってくださると、とてもうれしいですね。わたしももっとがんばって、記事を書かねば。
 でも、よく考えたら、このFu shuseiさん、スターバト・マーテルと再会した喜びのあまり、シュッツのCDのことは、きれいに忘れてらっしゃるような気が・・・・。(笑)
Nora
2007/10/19 23:19

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