♪バッハ・カンタータ日記 〜カンタータのある生活〜

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zoom RSS バッハのコラールを聴いてみましょう

<<   作成日時 : 2006/09/15 00:18   >>

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 バッハのコラールを聴いてみましょう。



 * 順次、更新中!!
   新しい演奏には、New マークがついています。



 
 <今回新しく加えさせていただいた演奏>


 こちらのページは、久しぶりの更新。


 New ♪ BWV1105 「イエスよ、我が喜び」

      * モテットやカンタータなどでもおなじみの名コラール。
        今回は、「ノイマイスター・コラール集」より。



 * なお、容量オーバーにつき、オルゲルビュッヒラインの演奏については、
   「オルゲルビュッヒラインを聴いてみましょう」のページをつくり、
   そちらに移さしていただきました。




  *    *    *    *    *    *



 チェロ修行中の元ロック少年のたこすけさんが、バッハのコラールに興味を持たれて、
 原則的に、すべてのパートをチェロ一本で多重録音するという、ちょっと普通では考えられない手段によって、ご自分のブログに、バッハのコラール編曲の録音を次々とアップなさっています。

 コラールの歴史をひもとくところから始めて、バッハが記した音符の意味を一つ一つ考え、それを記事にしながら、手作りで演奏を行っていらっしゃいます。
 試行錯誤しながら、全部の声部を自身で演奏・録音することによって、バッハの音楽に少しでも近づくことができたら、という主旨のようですが、
 わたしたちも、その記事を読みながら演奏を聴くことによって、何にも増して、バッハのコラール編曲に親しむことができるわけで、わたし自身、どれだけ新しい発見等があったかわかりません。


 これまで、さまざまなバッハ等の演奏へのリンクページ、「ルネッサンス&バロック音楽倉庫(演奏の部屋)」からリンクさせていただいていましたが、数が増えて、ページに収まらなくなってきましたので、
 新たに「バッハのコラールを聴いてみましょう」というページを作り、バラバラだったのを曲集ごとにまとめて、リンクさせていただくことにしました。


 ぜひお聴きになって、バッハのコラール編曲に親しんでください。




  ☆    ☆    ☆



 まず、バッハのコラール編曲について、お知りになりたい方、調べたい方は、こちらをごらんください。

  ↓    ↓    ↓

 バッハの4声コラール (HP 「バッハのカンタータを聞く」)



 わたしも、一応、概要のまた概要について、記事を書きました。

  ↓    ↓    ↓ 

 「バッハのコラールについて」



  ☆    ☆    ☆



  たこすけさんの演奏


 * 基本的に、それぞれの項目の中で、録音順に並べています。
   新しい演奏には、New マークがついています。

   (順次更新予定?たこすけさん次第)



 1、受難曲、カンタータ、他、宗教曲に含まれるコラール


    ♪ マタイ受難曲より、ゲールハルト/ハスラーの受難コラール 「血潮したたる」

      * この今やマタイを象徴する有名なメロディーは、もともと中世の恋の歌。
        何と5回も登場し、その都度まったくちがった役割を担います。
        バッハの見事な編曲の違いを聴き比べることができます。
        (第44曲は、作者、メロディーとも同じだが、本来別のコラールです)

        第15曲(旧全集版・第21曲)

        第17曲(旧全集版・第23曲) 

        第44曲(旧全集版・第53曲)
 
        第54曲(旧全集版・第63曲)

        第62曲(旧全集版・第72曲)


    ♪ マタイ受難曲より、ゲールハルト/イザークの受難コラール「世よ、ここに汝の命を見よ」

      * イザークの有名な「インスブルックよ、さようなら」のメロディーのコラール。
        当時の多くの人に愛唱されていたメロディーで、バッハもお気に入り。
        カンタータにも、登場しますが、マタイでも、ここぞと言う時に2回も登場します。
        あの美しいシャンソンが、バッハの手によって、
        どのような姿に変容しているか、お聴きください。

        第10曲(旧全集版・第16曲)

        第37曲(旧全集版・第44曲)


    ♪ マタイ受難曲より、ヘールマン/クリューガーの受難コラール「愛するイエス」

      * マタイ、ヨハネ両曲に登場する重要なコラール
        これは、マタイにおける編曲。
        後者は、ピラトの裁きの緊迫した場面の中で歌われる

        第3曲

        第46曲(旧全集版・第55曲)


    ♪ ヨハネ受難曲のコラール(第15曲)

      * 今回はエレキギター・バージョン。
        むせび泣いています。ちょっとすごいです。


    ♪ ヨハネ受難曲の終結コラール(第40曲)

      * ヨハネ受難曲をしめくくる、バッハの最高のコラール編曲の一つ、
        バッハの数限りないコラールの中の王冠とでも言うべき至高の1曲。
        マタイのあの雄大な子守唄などと比べると、
        単なるコラール1曲では、大受難曲の終曲としていかにも簡素すぎるのでは?
        と思われる方もいらっしゃると思いますが、
        ・・・・とんでもないっっ!
        大バッハ渾身の編曲を聴いてみましょう。
        たこすけさんの演奏も、すべての声部にあふれんばかりの思いが込められていて、
        原曲のすさまじさがとてもよく伝わってくるすばらしい演奏だと思います。

        それにしても、チェロ一本でよくここまでやるものだ、と、感心してしまう。
        はじめ、たこすけさんがチェロによる多重録音を開始なさった時、低音楽器のチェロでは、
        やはり曲目は相当限定されるんだろうな、と思っていたのですが、
        たこすけさん、果敢に次々と挑戦をくりかえして、
        今ではソプラノが、朗々とごく自然に歌うようになっています。
        この曲なんか、ソプラノ、相当高いぞ。
        
        作曲は、コラール・カンタータ年巻開始前夜。
        1年後、偉大なるコラール・カンタータ年巻の作曲を一通り終えたバッハは、そのしめくくりとして、
        ヨハネを大改訂し(第2稿)、さらにイースター・オラトリオを作曲します。
        この第2稿において、バッハは何を思ったか、
        せっかくのこのコラールを、既存のカンタータの終結コラールに差し替えてしまうのですが、
        (BWV22終曲。もちろんこれも十分すばらしい作品ではありますが)
        そのずっと後、亡くなる直前になって、ようやく心を入れ替えたか、もとに戻します。
        つまり、この最終稿が無ければ、一般に聴くヨハネは、このコラールで終わっていなかったわけです。
        あぶない、あぶない。
        ディランやジョンなど、いわゆる天才と呼ばれる皆さんは、
        わたしなど凡人がなんてすばらしい、と思うようなテイクを平気でボツにして、
        これは?と首をかしげるようなのを最終テイクにしたりしますが、
        それと同じか?
        ちょっとちがうか。


    ♪ カンタータ第127番「真の人にして神」より、終結コラール

      * 単純な4声のコラールの和声付けに、
        バッハがどれだけ精魂を傾けているか、実感していただくことができます。


    ♪ カンタータ第180番「装いせよ、我が魂」より、終結コラール

      * ややこしく、半音階が炸裂する上記BWV127のコラールに比べ、
        何と、おおらかで、やさしい世界なんでしょう。
        つまり、これらのコラールが、それぞれのカンタータの結論、というわけです。


    ♪ カンタータ第1番「あけの明星の、なんと麗しく輝くことか」より、終結コラール

      * 春を告げる希望にあふれるコラール。
        カンタータ第1番にふさわしい名曲。


    ♪ カンタータ第4番「キリストは死の縄目つきたまえり」より、終結コラール

      * 下のBWV625にも使われている、ルターの復活節用名コラールを基にした、
        コラールカンタータの終曲。
        バッハ最初期のカンタータ。


    ♪ カンタータ第4番「キリストは死の縄目つきたまえり」より、第3曲・デュエット(コラール)

      * 上記カンタータ、BWV4の、第3曲デュエット。
        BWV4は、コラール・テキスト・カンタータなので、ここでも、コラールが歌われる。
        砂漠のど真ん中にたった一人取り残されたような、寂寥感あふれる曲調に、Vcの響きがぴったり。
        この後、第4曲は、やはり同じコラールを使いながら、Vnが生き生きと活躍する力強い曲調になり、
        この第3曲との鮮やかな対比が、BWV4の聴きどころの一つとなっている。


    ♪ カンタータ第90番「恐ろしい終末が汝らに迫り」より、終結コラール

      * ヨハネ受難曲でも知られる、
        ルターの名高いコラールのメロディ(古い賛美歌が元ウタ)使用した、終結コラール。
        「ヨハネ」の編曲もすごいですが、こちらも、なかなか。
        終わり近くに、このカンタータの深刻さを吹き飛ばすように長調の和音が明滅し、
        さらに最後には、ダメ押しで、ピカルディ終止の長調和音が繰り返される。
        単純な4声編曲ながら、ドラマを内包した名編曲。


    ♪ カンタータ第177番「我なんじに呼ばわる、主イエス・キリストよ」より、終結コラール

      * リパッティなどのピアノ演奏でも知られる、バッハのオルガン編曲の名作BWV639の、
        もとになったコラール。こちらがほぼ原型。
        下のオルゲルビュッヒラインの始めに、オルガン編曲版があるが、聴き比べると、
        バッハの編曲のすごさを実感できる。
        どうすれば、このコラールから、あのようなロマンにあふれるメロディーが生み出せる?
        BWV177も、この名作コラールから、全曲が作り上げられている、
        後期コラール・カンタータ(テキスト・カンタータ)の名品。
        言わば、このBWV177とBWV639とは、もとが同じの、双子の兄弟、ということ。


    ♪ BWV282 4声コラール 「キリストこそ我が生命」

      * 4声コラール集に含まれる作品ですが、カンタータと密接に関係しているため、
        こちらにものせておきましょう。
        BWV95の、冒頭合唱の一つ目のコラール部分から、
        4声コラールだけを抜き出したもの。
        のびのびとやさしく、夢見るように美しい器楽伴奏の核心には、
        このような、現代音楽も裸足で逃げ出すような不協和音が隠されているわけです。
        必聴!


    ♪ BWV227 「イエスよ、我がよろこび」(モテット)より

      BWV227 「イエスよ、我がよろこび」(モテット)よりのコラール

   New BWV227 「イエスよ、我が喜び」(モテット)より、第8曲アンダンテ(フーガ)

      * 名作モテット、BWV227より。
        第1曲のコラールに続き、たこすけさん、2曲目の録音。

        BWV227は、5声のモテット。(2つのソプラノ・パートを持つ豪華版)
        丁寧な編曲がなされた、フランクの名高いコラールの各節ごとに、
        聖句から歌詞がとられた、フーガ等のポリフォニックな注釈楽章が挿入される、
        という形で、全曲が構成される。

        従って、この第8曲は、第7曲のコラール(第4節)を注釈するもので、
        主役とも言えるソプラノはお休み、下3声によってフーガが展開する。



 2、オルゲルビュッヒライン(オルガン小曲集)


 * 関連記事 → こちら


 字数オーバーにつき、オルゲルビュッヒラインの演奏については、こちらにまとめて移しました。

 新ページ オルゲルビュッヒラインを聴いてみましょう。 



 3、17(18)のコラール集(ライプツィヒ・コラール集)


 * 関連記事 → こちら


    ♪ BWV659 「いざ来ませ、異邦人の救い主」

      * 上のBWV599と同じコラールに基づく編曲。
        こちらは大作。その分、クリスマスに通じる「何かが始まる気配」も、より濃密です。
        以前書いた解説で、この曲の雰囲気は、オルガンでないとむずかしいのでは、
        などと言ってた気がしますが、
        こうして聴いてみると、この曲の場合は、チェロもぴったり。


    ♪ BWV668 「我、汝の御座の前に歩み出で」

      * 原コラールは、バッハお気に入りのコラールの一つで、何度か編曲を行なってますが、
        その中でも、「17のコラール集」のあとに書き込まれているこの作品は、
        生涯のかなり初期に成立した(上のBWV641)後、最晩年にいたるまで手を加えられ続け、
        さまざまな「伝説」に彩られた名作として知られています。
        BWV641に対して、対位法的にかなりややこしいアレンジになっている。



 4、シュープラー・コラール集


 * 関連記事 → こちら


    ♪ BWV648 「わが魂は主をあがめ」
      (「シュープラー・コラール集」より)

      * コラールは、ドイツ語のマニフィカト。
        BWV10の楽章を最晩年に編曲したものです。



 5、その他、オルガンコラール


    ♪ BWV727 「我、心より待ち望む」
      (オルガン・コラール)

      * 上のマタイで有名なコラールと同じ、ハスラーのメロディを使用した、
        バッハ唯一のオルガンコラール編曲。
        コラール旋律に施された装飾が見事。



 6、4声コラール集


 * 関連記事 → こちら 


    ♪ BWV282 4声コラール 「キリストこそ我が生命」

      * BWV95の、冒頭合唱の一つ目のコラール部分から、
        4声コラールだけを抜き出したもの。
        のびのびとやさしく、夢見るように美しい器楽伴奏の核心には、
        このような、現代音楽も裸足で逃げ出すような不協和音が隠されているわけです。
        必聴!


    ♪ BWV431 4声コラール 「我、悩みの極みにありて」

      * 上のBWV641、668の基になるコラールの、シンプルな4声コラール版。
        たこすけさんのおかげで、
        このコラールに関するバッハの編曲が、生涯にわたってどのように変遷していったか、
        聴き比べることができます。


 New ♪ BWV398 4声コラール 「おお神よ、汝、義なる神よ」

      * このコラールは、音楽のつくりがモダンで、以前から大好きだったものの一つです。
        普通のコラールは、鼻歌で歌ってると、何この人?と思われるけど、
        このコラールの場合は、そんなにおかしくない??
        バッハもお気に入りだったらしく、実に多くのカンタータで使用しています。
        第2年巻のコラールカンタータ、BWV94や、
        後期の全詩節テキスト・コラールカンタータ、BWV129のように、
        全曲にわたって徹底的に展開しつくしているのもあれば、
        ダイアログ・カンタータ、BWV45のように、美しい4声編曲を全曲の結び使ってる場合もある。
        今回の演奏は、これまたわたしの大好きな結婚カンタータBWV197の原曲、
        ケーテン時代の世俗カンタータBWV197aで使用されていた、4声編曲ヴァージョン。
        シンプルだが、平和な気分に満ちた編曲。それにふさわしい美しい演奏だと思います。



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