♪バッハ・カンタータ日記 〜カンタータのある生活〜

アクセスカウンタ

zoom RSS 新しい暦を迎えるにあたってのごあいさつ

<<   作成日時 : 2006/12/01 00:54   >>

トラックバック 0 / コメント 4

 先日お知らせしたように、今年の暦は、三位一体節後第24日曜日までで終わりです。


 BWV140を聴く祭日(三位一体節後第27日曜)は、なかなかめぐってきません。
(つまり、バッハも、ずっとこの曲を書く機会がなかったわけで、だからこそ、バッハの晩年の貴重な新作カンタータを聴くことができるわけですけれど。
 ちなみに、次は、2008年だそうです)
 でも、大晦日気分で、BWV140を聴いてしまいましょう。
 名曲BWV140は、ちょうど、日本における第九みたいなものなのです。


 というわけで、教会暦上は、次の日曜日、12月3日から、新しい1年が始まります。

 教会暦に沿って、カンタータを聴いていくには、絶好の機会です!

 これまで何度もくりかえしてきたように、 
 バッハのカンタータは、そのほとんどが、暦にしたがって聴く日が決まっています。
 もともと、カンタータは、季節の音楽なのです。
 ですから、教会暦にしたがってカンタータを聴くことによって、季節感あふれるカンタータを何倍も楽しむことができますし、その音楽に包まれて生活することで、季節の移り変わりそのものを、より深く味わうことができる、というわけです。
 また、定められた時期に聴くことにより、聴きなれたはずの曲から思いがけない発見を得ることもあります。
 カンタータは、季節の移ろいとともに、わたしたちの生活を彩ってくれるのです。


▽ ジョルジュ・ルオー 「美しき日曜日」 

画像



 決して、こう聴くのが正しいと言っているわけではありません。
 こむづかしいことを押し付けようとしたり、クリスチャンの方の習慣をおすすめしてるわけでもありません。(そもそも、わたし自身、クリスチャンではありません。)

 いつ、どのように聴こうとバッハはバッハです。
 本来は好きなときに好きな曲を聴けばよいのです。

 ただ単に、
 バッハがカンタータに盛り込んだ季節感を体感していただけたら、というのと、
 カンタータを聴きたいけれど、どこから聴いてよいかわからずに途方に暮れている方の指標になれば、
 という気持ちから、あくまでもひとつの聴き方として、試してみたら、という程度のご提案です。

 もし、興味を持たれたのなら、ぜひ、わたしといっしょに、教会暦にそってカンタータを聴いてゆきましょう。
 これまでのように、毎週聴きどころをご紹介していきますので、
 気になる曲があったら、棚に眠っているCDをひっぱりだしたり、図書館で借りたりして、耳を傾けてみてください。
 今後は、個別の曲についても、もう少しつっこんで書いてゆけたら、とも思っています。
(なかなかたいへんなので、どうなるかはわかりませんが)

 これからの数ヶ月間は、クリスマス、マリアの潔めの祝日、復活節、昇天節等々、大きな祝祭日が連続し、それだけ個性的な名曲がそろっています。
 毎週1曲づつ聴いていったとして、たっぷり3年分は楽しめるのですから、
 ほんとうに、バッハさん、ありがとう!
 と、言いたくなってしまいます。

 まあ、いろいろと書いてきましたが、あまりこだわらずに、「お気楽」な気持ちで聴いてゆくのが一番です。
 何週かさぼっても、大きな祝祭日さえ押さえておけば、だいじょうぶ。

 日にちについても、それほど厳密に考えることはないと思います。
 街がクリスマス・ムードに包まれたら、待降節、降誕節のカンタータを聴き、
 冬の寒さが和らいだら、受難に備える名品BWV127、159などを聴き始め、春めいてきたら復活節、初夏には昇天節、聖霊降臨節と、それぞれの祭日用の珠玉のカンタータを聴いてゆく。
 そんな感じでも十分でしょう。


 ちなみに今度の日曜は、待降節第一日曜日。
 いきなり名作カンタータが登場します。
 お楽しみに。


  *    *    *


  さて、ちょうどよい機会なので、このブログを始めた経緯みたいなことを、ちょっと書いておきたいと思います。

 これまでも何度かふれてきましたが、わたしは、あるHPに、バッハのカンタータのことを中心に、ずっと投稿を続けてきました。
(そちらでは、成り行き上、ちがう名前になってます)
 もう何から何まで、勉強になることばかり、バッハを心から愛する方々と出会うこともできました。

 そうこうしているうちに、いつの間にか、1年以上がたちました。
 投稿した文章も膨大な量になり、最近になって、自分が何を書いてきたのか、把握しずらい状況になってしまいました。
 それで、もともといいかげんな性格ではあるのですが、さすがに、これまで書き散らかした文章を、少し整理してまとめた方がいいのでは、と考えるようになった、というわけです。

 そして、
 せっかくまとめるなら、できれば、誰でも見られる形にしたい、
 それに、HPに書けないような個人的なこともいろいろと書いてみたい、
 そんな思いから始めたのが、このブログです。

 したがって、
 このブログは、まったく個人的なもので、
 細々とでいいから、コツコツと、なるべく長く続けたい、
 というのが正直な気持ちです。

 そちらのHPの関係者の皆様、またはごらんになっている皆様からすると、同じような文章ばかりで、なんなんだ、と思われるかと思います。
 また、ごめいわくをおかけすることがあるかもしれませんが、そのような事情ですので、何卒お許しください。


 ちょうど、始めて2ヶ月くらい。

 思いがけず、カンタータと様々な形で接してらっしゃる方々から質問があったりして、とてもうれしく思っています。

 ただ、わたしは、単なる「お気楽」なカンタータファンです。
 他の方より、少しだけ、カンタータの実演やCDを多く聴き、資料等を見ているかもしれませんが、
 わたしが書くことは、すべて、専門の研究者の実績のマタ聞きにすぎません。
 さらに、致命的なことに、わたしは外国語がからきしダメです。

 一応記事を書く前に、「バッハ事典」(東京書籍刊)等でチェックしていますが、
 誤った点、最新でない点等も多々あることと思います。

 もし、それでよいなら、気軽に何でもお尋ねください。
 また、感想、ご意見、誤りの指摘、等、何でも書いてくだされば、うれしいです。


画像



そのほかの「記事目次」

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
はじめまして、Stellaと申します。

バッハはルター派のクリスチャンだと聞いていますが、
こちらの記事の『新しい暦』というのは、ルター派独特の
暦なのでしょうか。

息子が昔通っていた幼稚園のクリスマス会で『アドベント・クランツに灯りが付くと』と言う歌があり、クリスマスまでの日めくりのようなものかしらと
考えていました。

いろいろな習慣があるのですね。でも、楽しそう。
Stella
2006/12/01 20:42
 はじめまして。
 カンタータのご紹介の記事ですから、バッハがいた時代のライプツィヒの教会暦を、今のカレンダーにあてはめています。
 わたしもよくわからないのですが、宗派や時代によって暦はだいぶ異なるようです。でも、クリスマスはもちろん、イースター(復活節)や、アドヴェント(待降節)等の大きな祝祭日は共通していて、たいていどこの教会でも、アドヴェント(今年は今度の日曜日。12月3日)から、新しい1年が始まります。
 アドヴェント・クランツは、ヨーロッパの家庭等で、クリスマス前にかざりつける、樅の木の輪に4本の蝋燭がついたものですね。
 日曜日ごとに火をつけていきます。
 つまり4回日曜日を数えると、クリスマスになる、というわけで、その間にクリスマスを迎える心の準備をする、ということらしいです。 
 ですから、「クリスマスまでの日めくり」というのはぴったりで、とてもよい表現ですね。
 アドヴェントについての記事は、日曜日に書く予定です。
 バッハもとてもよい曲を用意してくれています。
 よかったら、見てください。
Nora
2006/12/01 23:02
はじめまして わたしはバッハの音楽は最高と云われていますがよく知りません。しかし興味は尽きなくいままで来ました。カンタータについて暦に添っていろいろ聴きたく思います。ブログを楽しみに拝見させていただきます。
風の旅人
2008/11/16 19:18
 風の旅人さん、こんにちは。
 音楽を聴くのに、ほんとうはルールなど無いのですが、とっつきにくく、量も膨大なカンタータの世界に入門するのに、暦に沿って聴いていくのは、一つの有効な方法ではあると思います。
 もうすぐ(11月末から)、また新しい暦が始まります。いい機会なので、よろしかったら、ぜひ。
Nora
2008/11/16 23:07

コメントする help

ニックネーム
本 文
新しい暦を迎えるにあたってのごあいさつ ♪バッハ・カンタータ日記 〜カンタータのある生活〜/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる