♪バッハ・カンタータ日記 〜カンタータのある生活〜

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zoom RSS クリスマスとバッハその3 【降誕節カンタータ一覧】

<<   作成日時 : 2006/12/14 23:42   >>

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 いよいよクリスマスのカンタータについて書いていこうと思いますが、
 クリスマスのカンタータは、クリスマス後の日曜日のものも含めると、なんとぜんぶで10曲以上もあります。
 どハデなものからしっとりしたものまで、さすがに名曲がそろっていて、毎年、どれを聴くか迷ってしまいます。
 ご紹介しようにも、はたして、どこから手をつけていいのやら・・・・。

 めんどうなので、とりあえず一覧をつくってみました。
 ちょうど、このようなまとめがほしかったのです。

 (注) CKは、コラール・カンタータ = 第2年巻(1724年)の作品


画像



 【待降節第1日(12月25日)】


  初期(1714)    BWV63 「キリスト者よ、この日を刻印せよ」

               * 豪華絢爛な冒頭合唱、美しい2曲のデュエット・アリア。
                 クリスマスらしい作品。         


  CK(1724)     BWV91 「イエス・キリストよ、賛美を受けたまえ」

               * 冒頭合唱は華麗だが、厳格なコラール・カンタータ
                 (トロープス風レチタティーボ等)
                 アリアは内省的な短調アリアが中心。 


後期(1725)    BWV110 「笑いはわれらが口に満ちて」

               * フランス風序曲の冒頭合唱は、
                 管弦楽組曲BWV1069(4番)のパロディ。
                 アリアはどれも美しいが、
                 特に第5曲デュエットは、マニフィカト・クリスマス稿のパロディ。
                 クリスマス・カンタータを代表する名曲。

後期(1728)    BWV197a 「神はわれらの堅き望み」

               * またまたでました、197番。
                 BWV197は、世俗カンタータが原曲と書いてきましたが、
                 これはあくまでも一つの説で、
                 はっきりしている原曲は、このクリスマス・カンタータです。
                 伝承は不完全ですが、
                 現BWV197の後半部分がBWV197aにあたり、
                 つまり、あの幸福なワルツ風アリアは、
                 クリスマスの音楽でもある、ということです。
                 (ただし、このときはバスのアリアでした)


  晩年(1745)    BWV191 「いと高きところには神に栄光あれ」

               * ロ短調ミサのグロリアのダイジェスト・バージョン。



 【待降節第2日(12月26日)】 (=ステパノ旬教の記念日)


  第1年巻(1723)  BWV40 「そのとき神の御子は現れたり」

               * 冒頭合唱は、小ミサ曲BWV233に転用。
                 通常のレチタティーボの他に、
                 美しい4声体コラール編曲が、アリアをつなぐ、珍しい構成。


  CK(1724)     BWV121 「われら、いままさにキリストを賛美すべし」

               * 古風なコラールに基づく、これも厳格なコラール・カンタータ。


後期(1925)    BWV57 「試練に耐える人は幸いなり」

               * 美しいダイアログ・カンタータ。
                 真摯な愛を歌う第3曲短調のソプラノアリア、
                 ブランデンブルク・コンチェルトみたいな第5曲バスアリア等、
                 どのアリアも印象的。



 【待降節第3日(12月27日)】


  第1年巻(1723)  BWV64 「見よ、父なる神の愛を」

               * この曲も、4声体コラール編曲が多用されている。
                 ただし、歌詞も含め、あまりクリスマスらしくはない。
                 クリスマスも3日目くらいになると、キリスト降誕の、
                 本来の意味を追求するようになる?


  CK(1724)     BWV133 「われ、汝のうちにありて喜ばん」

               * コンチェルト風冒頭合唱等、美しいが、小規模な編成で、
                 歌詞もやはり内省的。


後期(1925)    BWV151 「甘き慰め、わがイエスは来ませり」

               * タイトルどおり、全曲甘美な美しさにあふれる。
                 クリスマス・カンタータの最高峰。(と、わたしは思う)
                 特に、第1曲アリアが絶美!



 【待降節後第1日曜(12月31日)】

 ※ クリスマス後、年内に日曜がある時のみ、この祭日があります。
   今年は12月31日が該当します。
   1年を振りかえり、感謝する内容のものもあるため、大晦日にはピッタリ。


初期(1714)    BWV152 「信仰の道を進みなさい」

               * リコーダー、ヴィオラ・ダ・ガンバ、さらにヴィオラ・ダ・モーレ等、
                 雅な器楽群が活躍する美しいカンタータ。
                 ヴィオラ・ダ・モーレが聴けるのは、
                 教会カンタータではこの曲だけ。
                 古色蒼然としたシンフォニア、(プレリュードとフーガ)
                 さらに、夢のように美しいソプラノ・アリア等、聴きどころが多い。


  CK(1724)     BWV122 「新たに生まれしみどり児」

               * 全曲に、まるで宝石のように、コラールがちりばめられた、
                 コラール・カンタータ。
                 背後で3本のリコーダーがコラールを奏するレチタティーボ、
                 デュエットに重ねて、さらにアルトがコラールを歌う、
                 めずらしいトリオのアリアなど。


  後期(1725)    BWV28 「神に賛美あれ!今、年は終わりぬ」

               * 1年を締めくくる内容のカンタータ。
                 舞曲風のデュエット・アリアが美しい。 



 一応つくってはみました。何かの役に立てばいいのですが・・・・。
 全体的に、後期(1725年以降)の作品が、どれもみな、たいへんな名曲です。
 特におススメな曲には、印なんかつけてみました。(独断)
 ただ、さすがに、どの曲も味わい深く、捨てがたい。

 だけど、まちがっても、全部聴いてみよう、などとは考えずに、
 一言コメント等を見て、興味を持った曲を、数曲に絞り込んで、それだけ聴いた方がいいです。
 1シーズン数曲にして、くりかえし聴いた方が、印象に残ります。


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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
BWV36 歌いました(501曲目)。バッハのアリアはとても難しいです。
Papalin
2007/11/02 07:48
 お。こんなところにコメントが。
 すでにリンクしてしまいました。
(こちらのページ。→右URL欄→ 
 トップページからも行けます)

 カンタータを歌っていただいて、ほんとうにありがとうございます。
Nora
URL
2007/11/02 11:17

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