♪バッハ・カンタータ日記 〜カンタータのある生活〜

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zoom RSS 三人の博士〜顕現節(BWV65、123)〜マクリーシュ + 顕現節後第1日曜(BWV32他)

<<   作成日時 : 2007/01/06 18:29   >>

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 すっかりおそくなってしまいましたが、(新年早々、完全に忘れてました)
 今日、1月6日は、顕現節。
 日本ではクリスマスなど、もう去年の話ですが、
 キリスト教の暦では、今日がクリスマスのお祝いの締めくくりの日になります。

 ですから、バッハの有名なクリスマス・オラトリオ全6部も、それぞれ、
 クリスマス三ヶ日、新年、新年後第1日曜、(今年はこの日は無し)
 そして顕現節用のものになってるわけです。

 キリストが洗礼者ヨハネから洗礼を受けた日とされ、顕現節(公現節)の名称もそこからきたわけですが、
 それよりも今では、
 星をたよりにはるばるとやってきた東方の博士たちが、赤ちゃんキリストに贈り物を捧げた日として知られています。
 クリスマスの劇にはかならず登場し、実際に見たり、演じたりした方も多いと思いますが、実はこの日の出来事なのですね。


 もちろん、クリスマス・オラトリオの第6部もすばらしいですが、
(この第6部はそのまま、東方の博士たちの物語になっています)
 バッハはこの日のために、一点の曇りも無いような、晴れやかで美しいカンタータを残してくれました。
(今日の東京は、まったく逆に、一日中冷たい雨で、残念でしたが)

 ライプツィヒ1年目のBWV65
 空に突き抜けるような冒頭合唱、底抜けに明るい舞曲アリアなど、
 クリスマスのお祝いの最後を飾るにふさわしい名曲です。


 CDは、そんなこの曲にぴったりな、スカッとさわやかな(古!)なマクリーシュの名演を。

 マクリーシュは、マタイ受難曲やイースター・オラトリオの、OVPP(1パート1人方式)の名演で知られますが、
 このBWV65も透明感のある美演で、
 冒頭合唱のホルンなど、こんなに明るく澄んだホルンの音を、わたしは聴いたことがないほどです。(なぜかオクターブ高く吹いてるようです)

 また、このCDは、バッハの時代の礼拝をすべて再現して収録している企画盤で、その意味でも貴重。
 礼拝の始まりを告げる鐘の音から、牧師さんの話まで入っています。
 さらに、BWV180(これも美しい!)や、小ミサ曲BWV233も聴けるお徳盤で、おススメ。


▽ マクリーシュ盤のジャケットの絵がちょっとすごいので、のせておきます。


画像



 半裸でのぞいてる王様?らしき人物、黒人の博士、背筋をまっすぐにして異様に堂々とした赤ちゃんキリスト。
 それぞれ理由があるのでしょうけれど・・・・。
 ダ・ヴィンチと同時代のオランダの画家、ヒエロニムス・ボッシュの1510年の作品。
 あまりよく知りませんが、この人の絵は他のも「すごい」です。


 さて、BWV65は、意外とよく知られた名曲ですが、この日のためのもう1曲、
 コラール・カンタータ(第2年巻)のBWV123も、たいへんな名曲です。

 救い主としてのキリストを見つめなおす内容。
 明るく楽しいクリスマスの、もう一つの側面を象徴する真摯なカンタータです。

 心に染みわたるような冒頭の短調パストラーレ、フルートの超絶技巧が鮮烈なバスアリアなど、もし機会があったら、ぜひこちらも聴いてみてください。


  *    *    *


 ずいぶん長くなってしまったので、かんたんに終わらせますが、
 明日(1月7日)は明日で、通常通りの、顕現節後第1日曜日という祭日です。

 少年イエス・キリストがいよいよ活躍を始めます。
 旅の途中、エルサレムで行方不明になってしまったイエス。
 必死にさがすヨセフとマリア。
 3日後、ようやくイエスを見つけた二人は、安心するとともに、心から驚きます。
 イエスは、神殿で、学者たちに囲まれて話をしていたのです。

 BWV32の、「さまようアリア」や、イエスを発見したことを表すワルツのようなアリア、
 BWV154の、バセットヒェン(通奏低音無し)の、漂う雲のアリアなど、
 聴きどころは多いですが、詳細は、またいつか。



 ところで、今日の記事の中に、
 洗礼者ヨハネやイエスの成長を驚くヨセフなどがでてきましたが、
 そうなると、思い出すのは、やはり、ラ・トゥールです。

 しつこいようですが、またのせてしまいましょう。


▽ 荒野の洗礼者聖ヨハネ(これは伝ラ・トゥール)

画像



▽ 大工の聖ヨセフ

画像


 イエスを見つめるヨセフの瞳の、なんと驚きに満ちていることか!
 はたしてイエスは何を言ったのか。



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