♪バッハ・カンタータ日記 〜カンタータのある生活〜

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zoom RSS 春のよろこび〜復活節 【復活節(イースター)・カンタータ一覧】

<<   作成日時 : 2007/04/08 00:45   >>

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 春です!
 復活祭、イースター!
 カンタータの季節です!

 春のうららかな日に、
 復活節のカンタータを聴くのは、
 何物にもかえがたいよろこびです。

 さあ、いっしょに、
 カンタータを聴きましょう!


  ← わたしが最も愛する春の絵
    北斎 「行楽帰り図」

    小さな小さなただ一本の桜の木。
    そこで、仲のよい二人が、お酒を飲みながら、
    歌い、踊っていたのでしょうか。

    ふらふらした足跡が、なんと、花びらになってます。




 それでは、恒例になってしまいましたが、カンタータの一覧表から。
(自分でも必要ですし、とても楽なので・・・・。少し手抜きですが、お許しください)


(注) これまで、2年目の作品(第2年巻)は、すべてコラール・カンタータでしたが、
    復活節以降、コラール・カンタータでなく、より自由な形のカンタータへと変化します。
    今後、コラール・カンタータが登場しても、
    それは後期の補作(コラール・カンタータ年巻の補完作)ということになります。


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 【復活節第1日(4月8日)】


  初期(〜1714)   BWV4 「キリストは死の縄目につかれた」

               * 「受難の結果としての復活」の意義を追求した、
                 ルターの名高いコラール全節を、そのまま歌詞とする、
                 元祖テキスト・カンタータ。
                 シンンフォニア+コラール各節のたんねんな変奏、
                 という、コラール変奏曲形式の応用。
                 最初期の作品ながら、最高傑作の呼び声高し?
                 (わたしはちょっと苦手)   


  初期(1715)    BWV31 「天が笑い、大地が歓声をあげ」

               * 初期の超大作。
                 コンチェルトを思わせる、大規模な器楽シンフィニア付。
                 第2曲の喜ばしい合唱は、
                 ロ短調ミサのクレド、復活の音楽のモデルとも言われるが、
                 共通のモチーフはあるものの、パロディではない。  


 (2年目(1725)    BWV249 復活節オラトリオ



 【復活節第2日(4月9日)】


  第1年巻(1724)  BWV66 「喜びなさい、あらゆる人の心よ」

               * ケーテン起源の舞曲風カンタータ。
                 わたしが最も愛するカンタータの一つ。
                 あらためて書きます。 


  2年目(1725)   BWV6 「我らとともにいてください、もう夕べも近いので」

               * 2年目作品ながら、この曲から、コラールカンタータでなくなった。
                 受難曲の雰囲気をそのまま引き継ぎながら、
                 復活の情景を描きつくした、復活節カンタータの最高傑作。
                 第3曲、ヴィオロンチェロ・ピッコロのオブリガート付コラールは、
                 シュープラー・コラール集に編纂された名品。 



 【復活節第3日(4月10日)】


  第1年巻(1724)  BWV134 「イエスが生きていると知る心は」

               * ケーテン起源の舞曲風カンタータ。
                 BWV66の「双子の兄弟」。
                 もちろんこちらも、わたしが最も愛するカンタータの一つ。
                 あらためて書きます。


  後期(1729)    BWV145 「我が心よ、我は生きる」

               * 後期の名作ピカンダー・カンタータ。
                 第1曲、コンチェルト風ソロVnのオブリガート付デュエット、
                 第3曲、tp、fl、2obの豪華な器楽伴奏付パスピエ、等、
                 聴きどころが多い。


  後期(〜1735)   BWV158 「平安、汝にあれ」

               * 名高いバスのソロ・カンタータ。
                 第3曲コラール付アリアの美しさは、正に対位法の奇跡。  



 【復活節後第1日曜日(4月15日)】

 ※ 正確には復活節ではありませんが、内容が深く関わっているため、
   ついでにのせておきます。


  第1年巻(1724)  BWV67 「イエス・キリストを心に留めよ」

               * 第1年巻唯一の書き下ろし、力作。
                 のびやかで美しい冒頭の大合唱、
                 騒がしく不安な感じから絶対的な平安にいたる、
                 ドラマティックな合唱付バスアリア。

               
  2年目(1725)   BWV42 「この安息日の夕べに」

               * 春のよろこびあふれる、
                 まばゆいばかりのコンチェルト楽章(シンフォニア)を冒頭に置く、
                 傑作カンタータ。
                 第3曲アルトアリアも、春の情感にあふれている。


▽ 「四季山水図」より、春
  春、と言えば、やはり蕪村

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは。

信州の桜もようやくほころび始めました。
爛漫の春と言えば桜、なのでしょうが桜の花にはどこかしら、儚さというかどこか危ういまでの美しさを感じてしまいます。
天真爛漫、春の美しさ喜びに全身を預けるとしたらむしろ桃の花かしら。
大伴家持の歌のこんなイメージです。
『春の苑 紅にほふ 桃の花
   下照る道に 出で立つをとめ 』 

 BWV31 「天が笑い、大地が歓声をあげ」
このタイトルだけで心がワクワクしてきますね。
生きとし生きるもの全てが喜びの声を上げているかのようです。

>BWV134 「イエスが生きていると知る心は」
Noraさんがどのように書いてくださるか楽しみにしています。
aosta
2007/04/14 14:32
 復活節の記事に、春の便りをいただいて、とても、うれしいです。さらに、美しい歌までのせていただき、ほんとうにありがとうございます。
 ちょうど同時に、papalinさんからも、桜の記事のところに春の便りをいただきました。
 八ヶ岳の、さわやかな春が目に浮かぶようです。
(ほとんど行ったことないのですが)

 こちらも、昨日、今日と、すばらしい陽気で、街は瞬く間に緑色に輝いてきました。
 「天が笑い、大地が歓声をあげ」
 これはもちろん、コラールのタイトル(歌詞)ですが、
 まさに、そんな感じですね!
Nora
2007/04/15 11:58

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