♪バッハ・カンタータ日記 〜カンタータのある生活〜

アクセスカウンタ

zoom RSS 適当深海生物図鑑 Vol.3 付録:心に残る海洋小説、まんが

<<   作成日時 : 2007/11/05 15:05   >>

トラックバック 0 / コメント 15

 先週末の土曜日は、文化の日。
 芸術の秋、読書の秋、ということで、こりずにまた書いてしまいました。


 今日は、

 深海の発光生物

 極めつけ2種類!



 このごろ、深海生物や変わった生物がちょっとしたブームのようで、
 TVで貴重な映像を目にすることが多くなってきました。

 深海生物の中には、一度でいいから実際に動いてるのを見てみたい、というのが山ほどいるわけですが、
 今日は、9月に放送されて話題になったバラエティ番組、ネプ理科ヘンな生き物SP(TBS)で、
 その動いている(光っている)様子を目にすることができた、とってもめずらしい発光生物を、
 2種類ご紹介します。



 【メンダコ(の仲間?)】


 普段、泳ぐ時は、このように丸まって海中を漂うようにしています。
 なんと、大きな耳をひらひらさせて、泳ぐ。
(これは実は、耳でなくてヒレ)

画像



 敵に遭遇すると、足をいっぱいにのばして逃げます。
 その際、足全体が、ネオンのように、赤く発光します。

画像



 足の間にはマクがあり、追い詰められると、風船(or傘)のようにまあるくパンパンにふくらんで、敵を威嚇します。
 確かにこれは驚くな。
 
画像



 ピンチを脱して、海底で一休み。
 これが、基本ポーズ。
 座布団に目と耳があるような感じなので、「メンダコ」。

画像



 同じような姿形で似たような動きをする深海魚に、コウモリダコというのもいますが、こちらは大型で色もムラサキっぽいようです。
 どうちがうかはよくわからない。



 【ハナデンシャ】


 ウミウシの仲間。
 ウミウシは、それこそびっくりするようなのがうようよいるわけですが、
 その中でも、特に変わったのがこれ。
 こちらは、特に深海、というわけではないのですが、まあ、いいでしょう。
 奇妙な体型+鮮やかな色で、ふだんから目立つヤツですが、

画像



 刺激を受けると、なんと、体のぎざぎざの節が、稲光のように発光します。
 あまり他では見られないような発光の仕方で、どのような原理で発光するのか、よくわからないそうです。

画像




  参考図書 : 「深海生物ファイル」 北村雄一 ネコ・パブリッシング
          「深海生物の謎」 北村雄一 ソフトバンク・クリエイティブ
          「へんないきもの」 早川いくを basilico
          「しんかいの奇妙ないきもの」 太田秀 G.B.

          ↑ どんどん増えてきたな。           



  *    *    *



  心に残る海洋小説、まんが



 今回は、まんが、少年少女小説など。



1、VERSION 全3巻 坂口尚


 手塚治虫の数少ない直弟子の一人、坂口尚さんの本領は、詩のように美しい短編にあると思いますが、
 一休さんの全生涯を描ききった、「あっかんべえ、一休」、
 第2次大戦下のユーゴを舞台に、戦争と平和を描ききった、「石の花」、
 そしてこのSFファンタジー、「VERSION」、
 これら、大長編3作を、亡くなる前にたてつづけに書いて、わたしたちに残してくださったのは、正に、神様のおくりものだったのかもしれません。

 インターネットの海と、ほんものの海、そして宇宙の海が重なり合う、
 坂口さんならではの詩を、そのまま大長編に拡大したかのような、
 夢のように美しい一大叙事詩。 



2、海神紀 第1部? 諸星大二郎


 諸星大二郎さんの神話世界にも、海を舞台とするものがたくさんあります。
 特に、妖怪ハンターシリーズなどの短編に、印象深いものがあります。
 安徳様(「海竜祭の夜」)など、いまだに夢に見てうなされます。
 ここでは、とりあえず、代表して長編をあげておきます。
 まあ、どれでもいいのですが。 



3、イルカの島 アーサー・C・クラーク


 マジメで難解、というイメージのあるクラーク博士も、(実際はそんなことないのですが、)
 こんな、夢と冒険にあふれたジュブナイルをたくさん書いてます。

 ハインラインもそうですが、このあたりの大作家のジュブナイルものは、どれもこれも、ほんとうにすばらしい!

 クラークでは、
 地球の海ではなく、宇宙の海の話、太陽光でヨットレースをする短編、「太陽からの風」も、忘れられません。 

 

4、長鼻くんといううなぎの話
        コンスタンチン・イホーオフ 福地研介ほか訳


 うなぎはおいしくて身近な生物ですが、謎の生物でもあります。
 それでも、たくさんの科学者の努力によって、かなりのことがわかってきたようですが、
 この科学が発達した21世紀においてもなお、100%謎はときあかされていません。
 
 これは、30年以上前、うなぎがもっともっと謎だったころに書かれた、一匹のうなぎの生涯を描く海洋冒険物語。

 主人公の長鼻くんは擬人化されてますが、その内容には、当時の最先端の研究成果が投入され、科学物語としても、第1級の作品です。

 長鼻くんの、あまりにも壮大な旅と、旅の果ての結末に、
 もう最後は、涙、涙。
 子どもの頃に読んだ本の中で、最も印象に残る作品のひとつ。
 まだ、どこかにあるかな?







そのほかの「記事目次」

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(15件)

内 容 ニックネーム/日時
Noraさん、こんばんは。
今日も楽しい深海生物を楽しく拝見しました。
メンダコには笑ってしまいました。
特にパンパンになった風船のような姿はユーモラスです。
どうしてこんな生物が誕生したのか?いつもへんな生き物の映像を見るたびに不思議に思うのであります。
Noraさんは面白そうな海洋小説や漫画をご幼少の頃随分読まれたのですね。
今日のNoraさんの養分になったのですね。
いろいろなことに興味を持たれる才女の源泉でもあるのですね。
凄いです!

tona
URL
2007/11/05 21:38
おもしろいですね。Noraさんに、こんな特技があったとは。かつて音楽を志す前、海洋生物学を勉強していた頃を思い出しました。深海の生き物って不思議ロマンですね。

風邪で体調悪いです。もう寝ましょう。
Skunjp
2007/11/05 21:40
 tonaさん、こんばんは。
 いつも、コメント、ありがとうございます。

> いろいろなことに興味を持たれる才女の源泉

 わたしは、一応、性別、年齢不詳の、「なぞのバッハ広報係」ということになっています。(笑)

 メンダコ、映像を見たら、もっとおかしかったですよ。
 何とか、そのおかしさをお伝えしようと描いてみたので、喜んでいただいてうれしいです。
 それにしても、タコ、自分の姿がわかってやってるのでしょうか。
 タコはすごく頭が良くて、いろいろ物まねをするのもいるようですから、ちゃんとわかっているのかもしれませんね。
Nora
2007/11/05 23:16
 Skunjpさん。こんばんは。

> こんな特技があったとは

 絵のことを、おっしゃってくださったのだとしたら、とてもうれしいです。
 一応、このシリーズは、ペイントの「イラスト作品」を発表することを第1の目的としてますので。(笑)

> 海洋生物学を勉強していた

 これまた、びっくり!
 そういえば、コメントをくださる方の中には、土壌生物などの研究をなさっていた方もいらっしゃいました。
 バッハを愛する方には、そういう方が多いのかもしれませんね。(笑)

 かぜ、無理しないで、くれぐれも、お大事に。
Nora
2007/11/05 23:30
 またまたおわびです。

 ハナデンシャ、ナマコと書いてしまいましたが、正しくは、ウミウシの一種です。修正しておきました。ごめんなさい。
 また、その後調べたところ、一般的なメンダコと、TVでメンダコとして放映していたものは、多少異なるようにも思えるので、一応、「メンダコの仲間」という表記にしておきました。
Nora
2007/11/06 01:05
こんばんは。
実はこの記事、アップされたときからず〜っと気になっていました。
メンダコの七変化、最高ですね。
最後のリラックスしたメンダコはタコというより私には蝙蝠のように見えてしまいます。
「ハナデンシャ」って、もしかしたら「花電車」?
ウミウシと聞いて、私記憶の中でアメフラシという言葉が点滅しております。
ウミウシとアメフラシ、関係あったのでしょうか。
アメフラシは光りませんよね。
Noraさんのお書きになる絵は、表情だけでなく動きまで連想できるようで、大好きです。
aosta
2007/11/12 22:25
アーサー・C・クラーク、映画「2001年宇宙の旅」の原作しか読んでいませんがアシモフは一通り読みました。(といっても「銀河帝国の興亡」のシリーズくらいですが・笑)
ル・グィンもあの独特の世界が好きでした。
でもこれらの小説はみな海とは関係ありませんね。
海洋小説の思いでは前回のブログのコメントで出尽くしてしまったかも知れません。
おっと、「マラコット深海」というのがありましたね。
それから、深海ではありませんが、バミューダ・トライアングルやサルガッソ海の話など、とても興味がありました。
最近こういった本をあまり読んでいませんので、また思い出してきたら何かコメントさせてくださいね。
aosta
2007/11/12 22:40
> アメフラシは光りませんよね。

 光ったら、ちょっと恐いです。(大笑い)
 わたしもよくわかりませんが、アメフラシは、ウミウシの一種、というふうに認識しております。
 
 ウミウシというのは、アメフラシを含む、グニョグニョした貝殻の無い貝の仲間の総称で、いろいろな面白い形や色のもの、それこそ光るやつなども含みます。
 アメフラシは、その辺の海でよく見る茶色っぽいやつ。目にすることが多いので、アメフラシのことを一般的にウミウシと呼ぶこともあるようですよ。

> 私には蝙蝠のように見えてしまいます。

 ふふふ。もっと深いところには、コウモリダコという、ちょっとすごいのが
います。(英語では、吸血いか、だそうです・笑)
 とりあえずごらんください
 パート1。前に書いた光るクラゲも登場!
(→右URL欄→) 
Nora
URL
2007/11/13 12:43
 パート2。
 コウモリダコがついにその正体をあらわします。
 パート1、2とも、15秒の宣伝のあとに始まります。

 そうそう。ハナデンシャは、花電車、だと思います。
 まあ、光ってるところを実際に見ると、そういえなくもない?
Nora
URL
2007/11/13 12:49
> 「銀河帝国の興亡」

 ファウンデーション・シリーズ、長かったですね。
 昔、夢中になって読んだけど、すっかり忘れてしまいました。
 そう言えば、「海底牧場」って、ありました。あれはアシモフでなく、クラークだったかな。懐かしい。

 あまり関係ないですが、アシモフでは、黒後家蜘蛛シリーズが大好きです。

 バミューダトライアングル、宇宙人の基地がある、とか、四次元の入り口、とか、いろいろ言われてましたね。宇宙や四次元に行けるのなら、大きくなったら絶対行ってみよう、と、本気で思っていました。
 でも、この頃、あまり聞かない気が。
 宇宙人、帰ったのでしょうか。
Nora
2007/11/13 13:04
おはようございます。
コウモリダコ、見て来ました!
深海探査機のライトのように発光する青い目。ちょっと怖いです。
ちょっと見た目、可愛らしい豚サンみたいと思った顔も、アップで見ると相当不気味ですね。吸血イカという名前の由来が判ったような気がしました。
随分前の映画になりますが、ゲーリー・オールドマン主演の「ドラキュラ」という映画がありましたが、そのドラキュラの顔にそっくりです。説明を聞いた限り、小魚を捕食して生きているこの生物に、吸血イカという名前が付けられたのも、蝙蝠から連想されるドラキュラからなのかしらと思いました。
プレシオサウルスの化石の中から発見されたと言うコウモリダコのくちばし。
タコをまるごとお料理した経験がないのでわからないのですが、タコにもくちばしがあるのでしょうか。(イカには確かにくちばしがありますが)
aosta
2007/11/14 08:43
「黒後家蜘蛛の会」ですね?
高校時代、仲がよかった友達から、「これ絶対面白いから!」と勧められて読みました!!
小学生の頃、学校裏のイチイの垣根でせっせと女郎蜘蛛の採取に情熱を傾けていた私は「黒後家蜘蛛」というタイトルだけで、すっかりその気になりました。
この短編集を経て、「ファウンデーション・シリーズ」に突入し他と言うわけです。そういえば中学生の頃はもっとエンターテイメント性の高いバロウズの「火星のカーター」シリーズにはまっていました。
カーターとデジャー・ソリスの血わき肉踊る大冒険。こちらは長すぎて、そのうち飽きてしまいましたが(笑)
aosta
2007/11/14 08:56
> コウモリダコ、見て来ました!

 すごかったでしょう。こんなのが、ほんとにいるんですね。かわいいとかおっしゃったら、どうしようかと思ってました。あ、でも、ちょっとおっしゃってますね。(笑)
 コウモリダコ、記事の絵に描いたメンダコの仲間です。深海生物なので、なかなか区別も難しいようです。

 タコは何でも食べるので、もちろん、くちばし、あります。
(コウモリダコなんかはよくわかりませんが)
 いかだけでなく、たこのくちばしの珍味も、とんびと呼ぶようです。
 でも、イカ墨は食べますが、タコ墨は食べませんね。
Nora
2007/11/14 10:55
 採取したクモをどうなさっていたのかは、聞かないことにします。
 また、火星シリーズ、何巻まで読まれたのかも、あえて聞きません。ただ、「飽きるまで」は読まれたのですね。(笑)

 そう言えば、火星シリーズなどの表紙のセクシー美女を描いてらした、武部本一郎さんの展覧会を、この前までやってました。
 絶対行こうと思ってたのに、すっかり忘れてた。残念。

 今でも、「スペースオペラ」って、いうのかな。
Nora
2007/11/14 11:16
 バッハの音楽が登場するシーンがものすごく印象的なSF小説、「2001年」などで知られる、アーサー・C・クラーク博士が、18日、亡くなられたそうです。
 上の記事にも書きましたが、たくさんのすばらしい作品を、ありがとうございます。
 アシモフ、ハインライン、そしてクラーク、夢の21世紀を書き続けた3人が、これでみんないなくなってしまった。
Nora
2008/03/20 01:13

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
適当深海生物図鑑 Vol.3 付録:心に残る海洋小説、まんが ♪バッハ・カンタータ日記 〜カンタータのある生活〜/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる