♪バッハ・カンタータ日記 〜カンタータのある生活〜

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zoom RSS 海と花の国の1000年の祭り。すごすぎ!安房国司祭「やわたんまち」・前編

<<   作成日時 : 2008/09/17 22:58   >>

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 春のセンバツ高校野球大会で、安房高校の応援に行ったことは書きましたが、
 安房高校の地元、千葉県館山市で、毎年9月に、ちょっとすごいお祭りがあるというのを聞き、行ってまいりました。

 マスコミ等でもあまり紹介されたことがなく、ほんとうにそんなにすごいお祭りが?とちょっと半信半疑だったのですが、行ってみたら、あまりにもすごくて腰をぬかしました。



 安房国司祭 鶴谷八幡宮大祭 やわたんまち
 (千葉県指定無形民俗文化財)

          9月13日、14日 at 鶴谷八幡宮、館山駅周辺



 「やわたんまち」とは、「八幡の祭り」(やわたのまつり)のこと。
 館山市内、海の方向に向いて鎮座する鶴谷八幡宮(つるがやはちまんぐう)、通称・八幡神社(やわたじんじゃ)の例大祭であると同時に、平安時代に始まった国司の重要神事・「六所祭」を起源とする、安房国のお祭りでもあるため、「安房国司祭」とも言われるそうです。

 したがって、現在も八幡神社だけでなく、館山市、南房総市内の10基もの神輿が集結。
 館山市民のみならず、地元安房地方の人々に愛され続けて千余年(一説によれば)、
 平成16年に「安房やわたんまち」として千葉県指定無形民俗文化財となりました。
 お祭りは、敬老の日の前の土・日に、2日間にわたって行なわれるので、今年は、9月13日、14日。
 わたしは2日目、14日の午後に八幡神社に向かいました。



▽ 晴れわたった南国の青空にも、そろそろ秋の気配が。
  やわたんまちは、南房総に秋の始まりを告げるお祭りです。

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▽ 八幡神社境内

 
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 参道には、たくさんの出店が出て、おおにぎわい。
 中にはこんなお店も。何十年も前から必ず出ているらしい。
 もっとも、以前は決して「お笑い」ではなく、もっとおどろおどろしかったそうだが・・・・。

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 本殿拝殿、右手奥が御仮所、さらにその右に、安房国一ノ宮・安房神社(伝説によれば、紀元前660年!創建)の遥拝所。

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 拝殿向拝の天井には見事な龍の彫刻が。

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 境内には、すでに前日のうちに、近隣10社の御神輿が入祭、一夜を過ごしています。

 御仮所には洲宮神社、下立松原神社、手力雄神社、山宮神社、山荻神社、莫越神社、木幡神社、高皇産霊神社、子安神社の御神輿9基(写真左)、
 その右手にある安房神社遥拝所に安房神社の御神輿1基(写真右)。

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 そして、本殿にはもちろん、八幡神社のお神輿。
 計11基のお神輿。



 午後2時半。
 そこへ、昨日、今日と、市内を巡行してきた、各町の4台の山車と1台のお船(船型の山車)が、続々とお宮入り。
 祭りのクライマックスの始まりです。



 山車・宮入、祭典



 一番手、年番の南町・蛭子(ひるこ)神社の山車が、悠然と登場。

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 定位置につくと、巨大な人形をせり上げます。

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 南町山車の人形は、安房神社ゆかりの神武天皇。
 神武天皇の命を受けて、肥沃な土地を求め、黒潮に乗ってはるかな航海を続けてきた天富命(アメノトミノミコト)が、ついに安房に上陸、いよいよ開拓を始めるにあたって、先祖神の天太玉命(アメノフトダマノミコト)を祭ったのが、安房神社の始まりだと言われています。

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 それにしても、驚いたのは、お囃子の見事さ。
 これはどこの山車にも言えることで、
 東京のお祭りのお囃子は、どこか雅でのんびりした感じが漂ってますが、
 ここのお囃子は、とにかく激しい。ビートが早く、リズムも複雑。疾走感満点。
 笛の旋律もメロディアスで、しかも広い音階を駆け抜けてかっこいい。
 もうこれは、完全に、民族音楽と言っていいのでは。

 他の山車を待っている間、山車のリズム隊は、ずっとハイテンションでお囃子を演奏し続ける。



 二番手、新宿・神明神社のお船(神明丸)の宮入。 

 各山車は、二の鳥居でいったん停止する。

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 気合いを入れると、二の鳥居から本殿前まで一気に駆け抜ける。

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 すさまじい勢いでそのままカーブし、本殿わきのスペースに突入。

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 舳先を拝殿に突っ込むようにして、お参り。

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 続いて、六軒町・諏訪神社の山車が、飛び込んできた。

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 明治時代の鳳凰の彫刻が見事

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 お次は、神明町・神明神社の山車。

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 重厚な刺繍が見事。

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 山車どうしがあいさつ。
 お囃子の叩きあい。
 それぞれ異なるお囃子が、どんどん激しさを増して重なり合い、大興奮。

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 最後に、三軒町・神明神社の山車が宮入。

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 山車がすべて勢ぞろい。

 右から、
 南町・神武天皇、
 六軒町・楠木正成、
 神明町・神功皇后(八幡神社祭神・応任天皇の母)、
 三軒町・武内宿禰。
(一番左のお船は、神々をのせる船であるため、人形はなし)

 壮観。  

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 各山車とも、競い合うように、お囃子を打ち鳴らす。
 まったく異なるすべてのお囃子がひとつに溶け合って、極限までヒートアップした笛や太鼓が天に響きわたる。
 感動!
 

 なお、この間、本殿内では、ずっと神事がとりおこなわれています。



 午後4時。
 山車は、順番に神社を退出。
 再び市内に繰り出します。

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 後編に続く。
 後編もすごいぞ。



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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
神武天皇、楠木正成、神功皇后、武内宿禰のそうそうたるメンバーが山車の上に、凄いですね。
人形のせり上げというのも手が込んでいます。
山車の彫刻や刺繍の素晴らしいこと。
聴くことができませんが、お囃子もよかったのですね。
安房神社、懐かしいです。此処を尋ねた後すぐ海難事故が起こったのでした。
素敵なお祭り、次回をまた楽しみにしています。
tona
URL
2008/09/18 20:41
 tonaさん、こんばんは。
 今年、tonaさんも南房総に行かれたのでしたね。
 今回はわたしは安房神社には行きませんでしたが、このお祭りでも、安房神社は特別扱いでした。後半の記事では安房神社のお神輿が活躍します。

 ちょうど安房神社のある沖合いあたりで、珊瑚が発達しているようです。
 暖かい黒潮の影響と言われており、はじめ聞いたときは(10年位前)、うれしかったのですが、確かに温暖化のせいでもあるでしょうから、そうも言っていられないですね。
Nora
2008/09/18 22:00
!(^^)!ピンポーン
「やわたんまち」を検索して、ここにたどり着きました。
何を隠そう、神武天皇の南町で笛を吹いていたのはこの私です!
この山車は一般的に江戸型山車と言われ、2段3層型となっております。
お囃子は、ぴっとこ、やたい、しちょうめん、へぐり、さんぎり、かまくら、馬鹿囃子などが御座います。
もしよろしければ、今年も是非安房国司祭(通称:やわたんまち)へお越し下さい。
笛男
URL
2009/06/12 11:42
 笛男さん、こんばんは。コメントくださり、ありがとうございます。
 南町というと、わたしがこのお祭りに行って一番始めに聴いたお囃子を吹いてらっしゃった、ということですね!
 わたしにとってなじみのある江戸のお祭りは、威勢が良いイメージがありますけど、実はお囃子は、意外と雅でのどかなものが多いのです。
 ですから、初めてそちらのお囃子を聴いた時、あまりの迫力に感動しました。
 お囃子の種類も、ずいぶんあるのですね。
 また、すばらしいHPをご紹介してくださり、ありがとうございます。
 房総の他のお祭りのことなども、とても興味深いです。
 ゆっくり拝見した上で、またあらためてお祭りにでかけたいと思います。
Nora
2009/06/14 00:48

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