♪バッハ・カンタータ日記 〜カンタータのある生活〜

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zoom RSS 浅田真央選手今季SP黒い「リチュアルダンス」と夕映えの女神「新世界より」〜THE ICE名古屋公演

<<   作成日時 : 2016/09/02 20:40   >>

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 毎年恒例、夏のお楽しみ!(Part 2)

 真夏の氷上祭典、THE ICE。

 今年は10回目のアニヴァーサリー。特別な年。
 わたしは名古屋公演3日目(8月7日(日))、北九州公演2日目(8月11日(木・祝)夕方公演の2公演に行きました。
 すでに北九州公演で観たバッハのチェロスイートのことは書きましたので、
 順序が逆になってしまいますが、今回は名古屋公演を中心にショー全体のことを。


 8月7日(日)


 10th anniversary party!

 真夏の氷上祭典2016

 LOTTE presents THE ICE ザ・アイス

  名古屋公演 最終公演

  @ 愛知県体育館


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 THE ICE、いつもアット・ホームな名古屋公演。

 会場は恒例のモリコロではないものの、今年もめちゃくちゃ楽しかった。
 至福の時間を過ごすことができた。



 まずは、何よりも、浅田真央選手の今季ショートプログラム、

 リチュアルダンス・黒ヴァージョン(ピアノ独奏編曲版)
 (ファリャ バレエ音楽「恋は魔術師」より〜真夜中(魔法)、火祭りの踊り)

 のことから。

 一応バッハ・ブログを書いているわたしとしては、何よりもまず「チェロスイート」を観たいという気持ちもあったのですが、真央さん、名古屋公演では、ソロ・ナンバーはすべて今季ショートのリチュアルダンスを滑るという気合の入りよう。
 チェロスイートを観るのは北九州公演までお預けにはなってしまったものの、この時、リチュアルダンスをこの目で観ることができて、ほんとうによかった!
 今季は日本国内で浅田真央選手の競技の演技を観る機会がほとんど無く、これを逃していたら、悔やんでも悔やみきれなかったでしょう。(全日本のチケット争奪戦を勝ち抜く自信はまったく無し!)
 この演技を観ている間はチェロスイートのことすらどこかにいってしまっていた。
 それほどすごい演技でした。

 これまでファリャの「火祭りの踊り」というと、元気の良いオーケストラ・ピースという印象しかなかったが、ピアノ編曲版を聴いてみると、セブラックやモンポウ等、わたしが普段から愛聴している南欧・ラテン作曲家の情緒あふれるピアノ曲そのもの、テンポも多少ゆったりして雰囲気満点。
 その音楽は、闇の中の異世界に誘われていくような妖しい美しさを湛えている。
 それにのせて繰り広げられる真央さんの濃密な演技! 
 黒い羽根をモチーフにした衣装を身にまとった真央さんの、ぞくっとするような表情。浅田選手の舞踏に合わせて、その指先から、つま先から、体中から、一粒一粒のきらめくピアノの音があふれ出し、それが浅田選手の美しい動きの通りに青白く輝く波動をリンクいっぱいに描いてゆく。
 最近ではフィギュアスケートの解説等で、「よく音を捉えた演技」というようなことが常套句のようにくりかえされるが、それどころではない、正に、体中から音楽が迸るかのような演技。

 浅田真央選手は、常に妖しい笑顔を浮かべて滑っている。
 どんなに激しいステップの時も、それは変わらない。
 妖しい衣装、笑顔。妖しい。妖しすぎる。
 これが、オーケストラ・ヴァージョンのフリー、赤いリチュアル・ダンスでどのような展開が待っているのか?
 ショートとフリー、二つで一つ、二つ 揃って初めて完成するプログラム。
 フリーを固唾を飲んで待ちたい。

 しかし、浅田選手、今年はジャパンオープンには不出場。
 初戦はフィンランドか・・・・。あまりにも遠いな。


 その他の真央さんがらみのナンバーについて。


 オープニング・ナンバー、

 レギュラー・メンバー全員による、ラプソディ・イン・ブルー

 あの魅惑的な旋律が会場に流れ出すのとほとんど同時に、白いドレスの真央さん、いきなり一人で登場、スパイラルやジャンプなどがっつり演技、一瞬で会場中のファンの心を鷲掴みに。
 開始数秒で場内のボルテージは最高潮に。
 その後は、ジャズやロック、様々なアレンジのラプソディ・イン・ブルーにのせて、次々とメンバーが登場、もちろん衣裳や振付も曲調に合わせていて楽しい。
 もうほとんどレギュラーメンバーと言っていいコストナーやチャンの滑りは相変わらず美しく、音楽と完全に一つになった演技に早くも陶然となる。
 初めて観るブラウンの滑りの軽快さに驚かされる。しかも観客の心を掴むのがほんとうにうまい。スターとしてのオーラがあふれているだけでなく、本人のサービス精神も突出している。
 最後は、あのニューヨークの夜明けを思わせるフル・オーケストラバージョンが戻ってきて、真央さんを中心としたスターたちの心のこもった群舞。
 クライマックスは、ペアのオシェイさんとアイスダンスのダナヒューさん(二人とも初めて観る)が真央さんを高々とリフト、高速滑走&ターン。
 抜群の音楽の良さもあって、早くも涙ぐんでしまった。


 そして、第一部前半をしめくくった、10回記念、舞さんとの姉妹共演
 新旧プログラム3連続の豪華版。衣装替えだけでも大変なんじゃ・・・・。

 リクエスト上位の2プログラムを当時の衣裳&振付に近いもので再現。舞さんのブランクを感じさせない演技、何よりも堂々とした佇まいがさすが。
 そして真央さん、自身も優美かつ元気いっぱいに演技しながら、舞さんを常にやさしく見守り続ける瞳が心に焼き付いた。

 そして、舞さんとの新作スペシャルプログラム、「新世界より」。(英語歌詞、女性ヴォーカルの「GOING HOME」)
 このラルゴのメロディを聴くと、誰もが深い郷愁にとらわれ、特に日本では大切な故郷の夕焼けを思い出す方がほとんどだと思うが、わたしにとってもご多分に漏れず、「銀河鉄道の夜」に登場する音楽として、また賢治さんが歌詞をつけた歌として、心の中の大切な「夕映えの風景」と深く結びついている。
 長くしなやかに揺らぐ赤い布を使った二人の演技は、そんなラルゴの美しい郷愁あふれる本質を余すところなく描きつくした名プログラム、名演技だったと思う。

 鮮やかなオレンジと深いブルーのライトに照らし出されたリンク。そうでなくちゃ。夕焼けには澄んだ蒼色も必用なのだ。
 そんなリンクの上を、ゆるやかに、そして息もぴったりに滑る二人の後を追うようにして、夕暮れの透き通った風のような薄布が柔らかに漂ってゆく。
 夢のような光景だった。
 ふと、映画「ファンタジア」に出てきた二人の女神を思い出す。
 曲はちがうが、「田園」の場面。
 あの激しい嵐の後、虹のベールをまとって空を駆け、オリンポスの神々の国に荘厳な虹を架けて豊かに満ち足りた黄昏の時間をもたらす女神、
 そして、夜のベールをまとって空を覆いつくし、神々たちに安らかな眠りをもたらす女神。
 あの全盛期のディズニーのアニメーションでしか描きえなかった印象的なシーンが、目の前で現実に展開しているかのようだった。
 

 おしまいは、フィナーレ・コラボ

 メンバーが様々な組み合わせで趣向を凝らしたフィナーレ・コラボはどれも見どころ満点でしたが、
 やはりすごかったのが、ラスト、真央さんとバトルの「ボレロ」。(これもリクエスト一位とのこと)
 二人の「ボレロ」は、2年前に観て、今も鮮明に心に焼き付いている。
 トービル&ディーンの伝説のプログラムを参考にした、これまた今や伝説となっている真央さん&バトルの「ボレロ」。
 今回二人が演じたのは、それをさらにほとんど一つの完成したプログラムレヴェルにグレードアップしたヴァージョン。
 「ボレロ」と言えば、コストナーも忘れるわけにはいかないが、コストナー、これを目の当たりにして、自分も思わず参加したくなったのでは??
 そんな、圧巻の一言、のコラボでした。


 以上、ショー全般を通じて、座長・浅田真央さん、八面六臂の大活躍。
 真央さん個人の存在がより前面に出た内容になっていました。
 これに、北九州公演では、限定のプログラムとして、熊本・大分大震災への祈り、今年はじめ盛岡のショーで観た「ジュピター」の再演が加わったのだから、とんでもない。

 真央さんの事だから、すべてトレーニングという点でもプラスにしてはいるのだろうけれど。



 もちろん、ショー全体としても、とても楽しかった。

 
 個人のソロ・ナンバーは、どれも皆すばらしく、
 その中でも圧巻は、第2部の終盤。ラストに向けての

    コストナー → チャン → 真央さん

 の流れが、神がかった演技ですさまじかった。

 コストナーは、「サマータイム」
 音楽自体が、天下のスタンダードにしては何だか妙なアレンジ、そしてそれに輪をかけた妙な振付なのだが、結果的に、錚々たるジャズジャイアントたちが表現してきた「サマータイム」の神髄を、なぜかこれ以上ないくらい見事についている。
 会場全体が「サマータイム」の気だるくもやるせない雰囲気に染め抜かれた中、スタオベ。
 真央さんに(舞さん以外に)ライバルというものがいるとしたら、この人しかいないと思う。
 
 そして、チャン。いつものように普段着みたいな衣装で出てきて、これといってどうと言うこともない、のどかなポップスを滑ったのだが、何がすごいのかはわからないが、とにかくすごい。
 自分でも何に対してそうしているのかよくわからずに、スタオベ。
 
 そして、真央さんの妖しい「リチュアルダンス」へと続くのだった。


 他のメンバーのソロナンバーも見ごたえあり。

 日本人スケーターはお馴染みの無良くん、佳菜子さん、知子さんに加えて、シニアスケーターとしては初めての出演となる昌磨くん。
 それぞれ、今季の新プログラムを観ることができて貴重な体験となった。
 ひとりひとり個性が違っていて、競技とはまたちがったショーの一部の演技としてとして楽しむことができた。

 外国人スケーターもみんな個性的。
 初参加はブラウン、タラ・ケイン&ダニエル・オシェイペア、マディソン・ハベル&ザカリー・ダナヒューカップルの3組。
 生で観るのは3組とも初めてだが、みんな極上の演技。これからも応援したくなった。
 ブラウンは初参加のうえ名古屋公演と北九州公演のみの出演ですが、名古屋で既にすごい馴染みようで、常連メンバーのような雰囲気を醸し出していました。

 お馴染みメンバーでは、リッポンは全米チャンピオンとして、アモディオは引退してプロスケーターとしての参加。
 ソロ演技も競技プログラムのリッポン、エンターテイメント性重視のアモディオ、と違いあり。オープニングは2人のコラボで楽しそうだったけど。
 長い間にスケーターたちの人生にも歴史ができているのだ。
 北米現役女子で今回ただ1人参加の未来さんも、演技にベテランっぽい余裕がでてきたみたい。
 みんな、ほんとうによく来てくれました。

 それから、昨年は真央さん、コストナーと三人ですばらしいコラボを見せてくれたロシェット、
 ソロ・ナンバーはよくある女性ヴォーカル曲で、正直それほど印象には残らなかったが、フィナーレのコラボ・ナンバー、タイスの瞑想曲では、オペラの主人公の心の内を全身で表現するかのような、思わずうっとりと酔いしれてしまった。
 ロシェットは、最近はポップス系ヴォーカル・ナンバーしか観ていないので、次はこのようなクラシックのナンバーを期待したい。 

 おしまいにバトルさん、真央さん以外の出演者では唯一、10回すべてに出演したスケーターとのこと。
 現役中心のショーの中でずっとメインで頑張ってくれていて、たのもしい。ほんとうにありがとう。


 ソロ演技以外にも、出演スケーターたちみんなが、コラボ、グループナンバー、いろいろなお楽しみコーナーで、大活躍、始めから終わりまでショーを盛り上げてくれました。

 思いがけず、普通のサラリーマン、小塚さんの元気な姿を見ることができたのも、10回記念らしくて良かった。(花束をもって客席から登場、ダンスレッスンのアシストまで!)


 そして最後はフワフワのカラフル衣裳を身に付けた参加者全員といっしょに、10回アニバーサリーのダンス!
 今年も、はじけまくり、楽しみつくさせていただきました。




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 10th アニバーサリーの巨大ケーキ。ここにたくさんのデコレーション(サイン付マカロン型ブランケット)が付いていたのだが、フィナーレダンスの時に、スケーターたちによって会場に投げ入れられた。
 北九州公演千秋楽の時は、このいちごやチョコまでもが客席に!

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 チュッキョさんも、ありがとう!

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 パンフ&デニムバックとクリアファイル

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 灼熱の状況。


 入口

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 わずかな木陰が猛暑からの避難所

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 愛知県体育館


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 大相撲名古屋場所がいつも行われている場所なのだ

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 空に龍が出現?

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 ショー当日の前後には、名古屋では、いくつもの熱い夏祭りが繰り広げられていて、久しぶりの名古屋滞在を思いっきり楽しんだ!


 猛暑にもかかわらず、名古屋一体は、重々しいコスプレのみなさんであふれていた。 

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 大須祭り。思いがけず今年初めてのサンバが楽しめた。

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 会場に隣接する名古屋城は、宵祭りの真っ最中!

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 名古屋の盆踊りはものすごく熱い!初めて「ガッツ」を踊りました!

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 普段入ることのできない夜の名古屋城に登り、現在復元工事中の本丸御殿の姿もついに目にすることができた。

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 帝冠兄弟とも再会!

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