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zoom RSS 「水木しげるの大妖界」「大妖怪展」〜この夏観た二つの妖怪展

<<   作成日時 : 2016/09/06 22:28   >>

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 体感妖怪アドベンチャー

 GeGeGe 水木しげるの大妖界

  池袋 サンシャインシティ ワールドインポートマートビル4F 展示ホールA すでに終了 


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 いつもの展示ホールが、水木しげるワールドに!

 夏休みのお子様、家族向けイベントなので、大人が観るのはどうかな?と思っていたのだが、とんでもなかった。
 水木しげる先生のことだから何よりも芸術的だし、大人が観ても心の底から楽しめる、というか、後半の体感ゾーンはかなり迫真的で、小さなお子さんにはかなり厳しかったのでは。実際すさまじい絶叫状態で会場をでてくる子供もけっこういた。
 総じて家族連れよりもむしろ、若いカップルや、大人だけの客の方が目立っていたような気がする。

 ほんとうに楽しかった。
 大先生(おおせんせい)に導かれて、日本中の妖怪の世界から、先生が旅立たれていった「あの世」の世界まで、旅することができた。
 前半部分は、生原稿を含めた先生の超絶的画業を存分に堪能。さまざまな工夫をこらした展示で、先生が生涯をかけてビジュアル化した妖怪世界を味わいつくす。
 後半部分では、それが見事に立体化、さらにおしまいには(会期が終了しているのでネタばれを許していただくが)実体化!

 何よりも先生が遺してくれた妖怪世界というかけがえのない心の宝物が、現代社会にしっかりと息づいているのを実感できたのがうれしかった。 



 いきなり、大先生(おおせんせい)&鬼太郎がお出迎え!

 先生、亡くなったとはとても思えない。生きていらっしゃった時のエネルギーをそのまま感じる。

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 リアルな鬼太郎誕生シーン。

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 鬼太郎の鼻の中に蛇がいるのは初めて知った。
 かつて読んだかもしれないが、忘れていた。


 まずは、先生の画業&妖怪ワールドをを心ゆくまで堪能。


 鬼太郎が出会った妖怪のパネル展示

 鬼太郎の中でわたしが最も好きなシーンも展示されていた。

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 色彩の炸裂!

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 大顔面の巨大壁画から。

 壁面いっぱいに拡大しても、まだこんなにも細かい。

 というか、ここまで拡大しなくては、肉眼では見えないだろう。若冲か!?

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 生原稿コーナー。

 これはもう、極上の美術作品。

 江戸東京博物館の大妖怪展を観てきたばかりだったが、そこで展示されていた錚々たる歴史的妖怪画にしっかりと連なり、それをまとめあげるような画業。
 音楽史で言うと、正にバッハに相当する位置づけだと思う。

 日本妖怪地図のコーナーには、大妖怪展で観てやはり圧倒的に面白かった名作絵巻、「稲生物怪録」のボスキャラ、山本五郎左衛門もしっかりと登場。

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 大妖界の旅も、後半にさしかかる。

 いよいよ、水木先生の描いた超絶妖怪世界が、見事に立体化、3次元化してゆく。


 妖怪ブロンズ。

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 妖怪体験コーナー。正に立体妖怪図鑑!

 子供だましではない、大先生の絵そのもののリアルさで驚いた!

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 そして、これがすごかった。

 六角堂

 それほど大きくないスペース。
 大先生の妖怪画がびっしりと並んでいるが、

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 一歩足を踏み入れると、突如、自分が宙に浮かんでいるような錯覚にとらわれる。
 しかも、前後左右、上下、無限の妖怪世界。その果てしない空間を大きな妖怪もたくさん漂っている。

 自分が立っている足元が崩れてしまう感じ。思いっきり覗き込むと、角度によっては、周囲の空間がぐらぐらと揺れる。

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 いつまでもいつまでも、この妖怪夢幻世界の中に漂っていたかった。

 偉大なる再創造を発見。

 大妖怪展でも展示されていた、月岡芳年の「百器夜行」に出てくる「三味長老」(上の絵)を、美しく生々しい姿で再現(下の絵)。
 後で出てくる国芳風骸骨もそうだが、このあたりもバッハのパロディを思わせる。

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 最後は冥界ツアーコーナー。大先生、再び登場。

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 死後の世界の展示(一部)。

 暗すぎて撮れなかった。

 最後の超サプライズが待っていた。ついに妖怪が実体化!?絶叫チルドレン、多数。

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 向かい(写真左側)ではプリキュアのイベント、さらに文化会館の展示ホールBではウルトラフェスタが。
 それらに比べると、客が少ない気がしたが、プリキュアのショーが終わると、どどっと人が入ってきて安心した。
 その前にゆっくりと観ることができてラッキーだった。

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 ショップも大充実。

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 驚愕の大全集!知らなかった。思わず一冊購入。 

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 戦利品

 鬼太郎カレーが無くって残念。この頃は、北野エースでも売っていないのだ。

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 拝んでおきました。サンシャインシティ内に祀られた鬼太郎神社。

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 大妖怪展 

  @ 江戸東京博物館 すでに終了。


 直前に行った大妖怪展のことも。

 北斎と高井鴻山の妖怪画が仲良く並ぶ導入から始まる。
 期間終了間際に駆け込みで観覧したので、国宝展示は終わっていたが、伝土佐光信の百鬼夜行絵巻と是害房絵巻(いずれも重文)を観ることができた。

 その他、よく知られた物から初めて見聞きするような物まで、日本各地の夥しい妖怪絵図が大集合、よくこれだけの資料を集めたものだ、と心から感心した。

 古代から現代にいたるまで、日本のいたるところにおいて、妖怪文化がどれだけ幅広く、そして深く我々の生活に息づいてきたかを実感することができた。
 そして、その直後に「大妖界」を観て、水木ワールドがいかにそれらの妖怪文化の流れとしっかりと受け継いでいるかを、改めて思い知った。

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 九博で観たばかりの茨木元行「針聞書」(はりききがき)の原本が出ていたが、それとよく似た画風の「姫国山海録」を、初めて観ることができた。
 時代はまったく異なり、片やまじめ?な医学書、片や民俗的な妖怪の記録だが、イラストは同じ人物が画いたかのように似ている。ゆるさ加減が瓜二つ。
 両者は大人気で、ほとんど展覧会全体の目玉となっていた。

 下は、「姫国山海録」の全妖怪が、説明書きとともに出ているクリアファイル。

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 こちらはメモ。

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 ちなみに、こちらが「針聞書」の妖怪?(正確には体内に住みつく病の原因)
 (九博にて撮影したもの)

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 図録以上に展覧会の楽しさを伝えてくれる関連本。

 ゆるかわ

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 開催されていたその他の企画展。
 

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 伊藤晴雨の幽霊画は撮影禁止だったので、江戸風俗を描いた屏風を撮影。
 右の幽霊画は、スタジオジブリ鈴木敏夫さんのコーナーの複製画。

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 勝海舟。

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 山岡鉄舟と勝海舟が守った江戸の街。

 日本橋の向こうに江戸城天守と富士山が見える、屏風等でおなじみの江戸初期の風景。 

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 その他、妖怪がらみでは、町田(町田市民ことばらんど)でこのような展覧会も。

 名付けて、妖怪がいた!−ここにも、そこにも、町田にも−

 現代の作家の作品が中心のようなので(浮世絵等も出ているらしいけど)、とりあえず見合わせてはいるが、気にはなる。

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