♪バッハ・カンタータ日記 〜カンタータのある生活〜

アクセスカウンタ

zoom RSS ノーベル賞記念・ディランがいた春のアルバム蔵出し(14&16日本ツアーまとめ)【三位一体節後22】

<<   作成日時 : 2016/10/25 20:51   >>

トラックバック 0 / コメント 0

 今年のノーベル文学賞がボブ・ディランに決定し、ほんとうはお祝いの意味もこめてまとめ始めた記事。ぐずぐずしている内に何やら怪しい雲行きになってきてしまったが、記念は記念として、とりあえずアップしておくことにする。


 我々音楽ファンにとって、ディランはすでにビートルズなどと同じく、バッハやベートーヴェンと並ぶような、ノーベル賞さえもはるかに超越した存在になってしまっているので、ノーベル賞受賞と言っても特に驚くようなことではないというのが正直なところ。
 しかも、その詩や社会的影響などはディランという巨人のほんの一側面に過ぎず、そればかりが強調されることはそもそもディラン自身の意図するところでも無いだろう。ディランの真価はパフォーマンス、特に歌声そのものにあり、後世に残るであろう彼の名曲の数々も、それらを切り取ったものに過ぎないのだ。
 とは言え、世界的な権威がきちんとした評価をしてくれたわけだから、やはり光栄なことだとは思う。

 マスコミ等では、受賞決定後のライブで一言も言及が無かったと大騒ぎになっているが、   ディランのライブを実際に観た限りでは、ライブにはまったくMCが無かった、というか、その完成度はMCを差し挟む余地が無い次元の達しているものだったので、逆にディランがライブで何かコメントしたら、その方が驚きだっただろう。
 ただディランももう75歳、いい大人?なんだからそれなりのきちんとした対応をとれないものかとも思うが、ディランにそういう面を期待すること自体がムリな気もするし、わたしたちがディランに期待するのもそのようなことではない。

 と、いうわけで、ディランの本心は、我々常人には伺うべくも無いのだが、いずれにしても、
 (一応)おめでとうございます。
 

 今回のことで、TV等では、ディランの過去の作品の映像や、昔を懐かしむ「街の人」の声ばかりがさかんにとりあげられている。
 確かにディランの以前の作品は、音楽の範疇を超え、半世紀以上に渡って世界中に大きな影響を与え続けてきて、ディランは今や生きる伝説とも言えるわけだが、
 当のディラン自身は、現役バリバリ、いまだネバーエンディングツアーの真っ最中。
 レジェンド・アーティストによく見られるような、懐かしのヒットパレード的なコンサートではなく、現在のディランの心から湧き出る歌を、現在のディランのさらに凄味を増した声で歌い続けており、ついこの春にも日本に来て、圧倒的な「音楽」を聴かせてくれたばかり。
 これこそが、ディランの真の姿なのだ。この点だけは、とにもかくにも声を大にして、くりかえし言っておきたい。

 ノーベル賞の受賞がどうなろうと、今後はより注目されて、ライブにもより多くの人が集まるようになるだろう。
 そんなファンの期待に応えるため、もしかしたら過去の作品をもっと歌うようになるかもしれない。ディランに限ってそんなことはないとも思うが、何をし出すかわからないのがディランでもある。

 もしまた日本に来てくれるとして、そうなったら困るな。
 チケットも取りにくくなるだろうし。

 いずれにしても、これを糧にして、いつまでも元気に歌い続けてください。
 待っています。



 わたしは幸運にも、2年前のライブハウスツアー、そして今年のホールツアーと、2度生ディランに接する機会を得た。


 2年前、2014年のライブハウス・ツアーの記事、こちらこちら


 今春、2016年のホール・ツアーの記事、こちら


 どちらもかけがえの無い体験だったので、記録のためにきちっと全曲に関する感想を残しておこうと思いつつも、いまだに完成できないでいる。書きたいことが多すぎて収拾がつかなくなっているうちに、かんじんの細かい記憶が・・・・。


 その記事にのせようとしてまだアップしていない写真があるので、良い機会なので、ここに当日のセットリストとともに載せておきます。

 2つのセットリストを改めて比べてみると、基本的にほとんど同じなのに驚かされる。
 それもそのはず、わたしたちにとっては2年という月日で隔たれたライブだけど、ディランにとっては、果てしなく続く同じライブの続き、連続するアーティストとしての日常なのだ。
 しかし、どちらも最新オリジナルアルバム「テンペスト」中心でありながら、ライブハウスの2014年は「血の轍」のナンバー等をふんだんに盛り込んだロック色の強烈なノリノリのライブ、コンサートホールの2016年は最新スタンダードカバー集の楽曲をちりばめた大人のエンターティンメント・ステージという雰囲気。(曲数がちがうのも、2014年がロック調の長編オリジナル、2016年が短いスタンダードが多いため)
 もちろんディランのこと、同じナンバーでも演奏・ヴォーカルともにまるで異なるし、どちらもまったくちがうかけがえのないコンサートとして心に焼き付いている。



 2016年

 4月6日(水)
 
 Bob Dylan Japan Tour 2016 ボブ・ディラン ホール・ツアー 東京公演3日目
 
  @ 東急文化村 オーチャードホール


画像


  
 セットリスト


 <第1部>

 01 Things Have Changed

  〜 「ワンダーボーイズ」主題歌(シングル) 2000

 02 She Belongs to me

  〜 5th「ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム」 ’65 

 03 Beyond Here Lies Nothin'

  〜 「トゥゲザー・スルー・ライフ」 ’09

 04 What'll I Do (グレース・ムーア&ジョン・スティール、アーヴィング・バーリン)

  〜 「シャドウズ・イン・ザ・ナイト」 ’15

 05 Duquesne Whistle

  〜 「テンペスト」 ’12 冒頭ナンバー

 06 Melancholy Mood (フランク・シナトラ)

  〜 5月リリース予定のニューアルバム「Fallen Angels」より、来日記念先行シングル

 07 Pay in Blood

  〜 「テンペスト」 ’12 

 08 I'm a Fool to Want You (フランク・シナトラ)

  〜 「シャドウズ・イン・ザ・ナイト」 ’15

 09 That Old Black Magic (スキップ・ネルソン&ザ・モダネアーズ、グレン・ミラー)

  〜 5月リリース予定のニューアルバム「Fallen Angels」より、来日記念先行シングル

 10 Tangled Up in Blue

  〜 「血の轍」 ’75


 <第2部>

 11 High Water (For Charley Patton)

  〜 「ラヴ・アンド・セフト」 ’01

 12 Why Try to Change Me Now (フランク・シナトラ)

  〜 「シャドウズ・イン・ザ・ナイト」 ’15

 13 Early Roman Kings

  〜 「テンペスト」 ’12  

 14 The Night We Called It a Day (フランク・シナトラ、トミー・ドーシー・バンド)

  〜 「シャドウズ・イン・ザ・ナイト」 ’15

 15 Spirit on the Water

  〜 「モダン・タイムス」 ’06

 16 Scarlet Town

  〜 「テンペスト」 ’12  

 17 All or Nothing at All (Frank Sinatra)

  〜 5月リリース予定のニューアルバム「Fallen Angels」より、来日記念先行シングル

 18 Long and Wasted Years

  〜 「テンペスト」 ’12  

 19 Autumn Leaves

  〜 「シャドウズ・イン・ザ・ナイト」 ’15


 <アンコール>

 20 Blowin' in the Wind

 21 Love Sick

  〜 「タイム・アウト・オブ・マインド」 ’97


 関連CD


 シャドウズ・イン・ザ・ナイト

画像


 アルバム「シャドウズ・イン・ザ・ナイト」に関する記事は、こちら


 メランコリームード

画像



 会場

画像
画像



 50年をはるかに超える偉大なる足跡

画像



 ギター。ディランは今回弾かなかったけど。

画像
画像



画像



 パンフ

 向かって右が2016年のパンフ。(左は2014年のもの)

画像
画像



画像




 2014年

 4月22日(火)


 ボブ・ディラン Zepp ジャパン・ツアー 大阪公演2日目

  @ Zepp Namba


 セットリスト


 <第1部>

 01 Things Have Changed

  〜 「ワンダーボーイズ」主題歌(シングル) 2000

 02 She Belongs to me

  〜 5th「ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム」 ’65 

 03 Beyond Here Lies Nothin'

  〜 「トゥゲザー・スルー・ライフ」 ’09

 04 What Good Am I? (グレース・ムーア&ジョン・スティール、アーヴィング・バーリン)

  〜 「オー・マーシー」 ’89

 05 Waiting For You

  〜 「ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密」サントラ ’02

 06 Duquesne Whistle

  〜 「テンペスト」 ’12

 07 Pay in Blood

  〜 「テンペスト」 ’12 

 08 Tangled Up In Blue

  〜 「血の轍」 ’75

 09 Love Sick

  〜 「タイム・ アウト・オブ・マインド」 ’97


 <第2部>

 10 High Water (For Charley Patton)

  〜 「ラヴ・アンド・セフト」 ’01

 11 Simple Twist Of Fate

  〜 「血の轍」 ’75

 12 Early Roman Kings

  〜 「テンペスト」 ’12  

 13 Forgetful Heart

  〜 「トゥゲザー・スルー・ライフ」 ’09

 14 Spirit on the Water

  〜 「モダン・タイムス」 ’06

 15 Scarlet Town

  〜 「テンペスト」 ’12  

 16 Soon After Midnight

  〜 「テンペスト」 ’12  

 17 Long and Wasted Years

  〜 「テンペスト」 ’12  


 <アンコール>

 18 All Along The Watchtower

 19 Blowin' in the Wind


 関連CD


 テンペスト

画像


 アルバム「テンペスト」に関する記事はこちら


 血の轍(一番手前のCD)

画像



 会場

画像


 Zepp Namba OSAKA ビル

画像


画像
画像



 パンフ

画像
画像




 (おまけ) 大阪公演前後の記録、なんば周辺


 ライブ会場近くの木津卸売市場。ここで食事をとってもよかったな。

画像
画像


画像
画像


 市場付近の神社

画像


画像



 ホテルまで、徒歩で帰る。

 帰り道のガード下で夜食を調達。

画像


 前に夜なんばを訪れた時、入ったうどん屋が、ホテルのすぐそばだった。

画像



画像
画像



画像



画像
画像




 桜の頃に、ディランはいつもやってくる。

 (今春のライブの日、電車の車窓から)

画像




 最後になってしまいましたが、カンタータのお知らせ。


 少し過ぎてしまいましたが、この前の日曜日(10月23日、三位一体節後第22日曜日)のカンタータは、

 第1年巻のBWV89、
 第2年巻(コラール・カンタータ)のBWV115、
 後期、テノールのためのソロ・カンタータ、BWV55、

 以上、3曲です。

 ヴィオロンチェロ・ピッコロが活躍する憂愁の名品BWV115、バッハにしては珍しいテノール・ソロにためのBWV55等、秋の名作カンタータが並んでいます。

 すっかり秋めいてきた今日この頃、バッハからの秋の贈り物に耳を傾けてみませんか。


 過去記事は、こちら↓


 <三位一体節後第22日曜>
      
    晩秋の思い(BWV115、55他)
    秋深し、憂愁の名作カンタータ・たまにはきちんと曲目解説(BWV115)




 
そのほかの「記事目次」

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
ノーベル賞記念・ディランがいた春のアルバム蔵出し(14&16日本ツアーまとめ)【三位一体節後22】 ♪バッハ・カンタータ日記 〜カンタータのある生活〜/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる