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zoom RSS トーハクでまたまた鹿とたわむる〜春日大社展

<<   作成日時 : 2017/03/30 19:51   >>

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 以下、まだまとめていなかった3月までに行った展覧会等の記事を、続けてアップしてゆきます。

 まずは、だいぶ時間がたってしまいましたが、トーハクの春日大社展から。


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 春日大社は、わたしにとってけっこう馴染み深い神社の一つだ。
 奈良公園にはやたら行くが、そもそもあそこの鹿たちは春日大社ゆかりの鹿だし、このブログを始めてからも何度か本殿まで参拝して、くわしい記事も書いている。

 今回の60回目の式年造替後も昨年晩秋に訪れて参拝したが、新装なった国宝殿はその時には入らなかった。時間があまり無かったこともあるが、同じ内容を含む大規模な特別展がトーハクで開催されることを聞いていたからだ。
 そういう意味でも、今回の特別展はとても楽しみにしていた。

 後期展示が始まった最初の4日間は、前期の目玉だった金地螺細毛抜形太刀も延長展示され、国宝鎧も4点すべてが揃っているとのことだった。
 言わば前期と後期といいとこどりの期間だったわけで、照準を合わせ、「参拝」。
 この時はさすがに混んでいたけど、ちょうどこの時期に合わせていらっしゃった天皇陛下のお姿を見ることもでき、これは意外な「サプライズ」だった。 
 トーハクで天皇陛下を御見かけするのは、これで2度目。

 この時はあまりの混みように全体を詳細にわたって観ることができなかったので、翌週になってから再度訪れ、落ち着いた中で後期展示をゆっくりと観た。



 特別展 春日大社 千年の至宝

  @ 東京国立博物館 平成館 〜3月12日(日)まで、現在後期展示


 * 展示物の中には、トーハク所蔵の物を中心に、トーハクや現地春日大社等で撮影し、
   過去に本ブログにもアップしている物もかなりありましたが、
   特別展会場はもちろん撮影禁止、誤解を招くといけないので、
   今回このページにのせる写真は、
   ポスター等を撮影したもの、総合文化展等を撮影したものだけに限定し、
   一部過去記事にリンクするにとどめました。



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 「平安の正倉院」とは良く言ったものだと思う。
 武具や楽器から装飾品、日常品(神々が使うもの)、さまざまな種類の工芸品をはじめとして、仏像、仏画、絵画、書、面や装束、ありとあらゆるジャンルに及ぶ日本美術の最高峰とも言える品々が勢ぞろい。
 以前の国宝展と同じく、トーハクの総合文化展をぎゅぎゅっと凝縮したような圧巻の展覧会。
 しかも、そのバラエティに富んだ至宝のすべてが、春日の神に由来しているところがすごい。
 しかも、展覧会の要所要所にはあの春日権現験記絵の絵巻(原本を含むさまざまなヴァージョン)が置かれ、その中に登場するさまざまな文物が実際に観られるようになっていて、「春日の神々」をものすごく身近に感じられるような展示方法がおもしろい。



 展示について細かく書いていきたいがキリがないので、インパクトが強烈だったベスト3を。


 まずは、やはり展示会場内に精密に再現された本殿。(全四棟のうち一棟の全面ファサードのみではあるが)
 実際の参拝では写真撮影はおろかあまりじろじろ見ることさえ憚られるので、これは貴重な機会。
 壮麗さはもちろんのこと、思っていたよりずっと大きいので驚く。
 間近でよく観察すると、ほとんどはしごみたいな急な階段など、驚くべき発見多し。

 そして社殿の華麗さに負けずに美しく、社殿の神秘さをさらに際立たせていたのが、中央に下げられた瑠璃灯籠。
 鎌倉時代の実物もすぐ横に展示されていたが、それが実際に奇しき光を発しているのを観る衝撃。

 
 復原された璃燈籠(絵ハガキ)

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 続いては、頼朝寄進の大太鼓。(昭和復元)
 これも展示会場内にほんとうに持ってきてしまったもの。
 真横から見ると、霊獣が舞い踊る炎に包まれた、文字通りの太鼓そのもの。
 いつの日か、これが鳴り響く若宮おん祭りを観てみたい。

 春日大社を訪れた際の大太鼓の写真、こちら


 おしまいに、わたし的にはやはり仏像が見応えがあった。
 神社展なのに、仏像が大充実。さすがは神仏習合の中心地の一つ。
 さまざまな仏像があったが、中でも善円の端正な作風の仏像が多く、印象的だった。
 また善円のからみで、おなじみトーハクのあの多部ちゃん似の童子形文殊菩薩立像(五髻文殊像)も出ていた。
 トーハクからは、康円の渡海文殊五尊像も出ていて、トーハクのスター文殊仏が競演していたわけだが、言わばいつもと異なる晴れ舞台で、ライティング等もまったく異なり、いつもとちがう表情でどきりとした。
 膨大な曼荼羅等の神像類や仏画類もどれも美しい上に興味深かった。厨子等の立体曼荼羅も壮麗で工夫を凝らしたものばかりで、思わず見入ってしまった。
 本地仏との対象図など、作っていて楽しいだろうな、などと思ってしまった。

 目立たない作品だが、ただならぬオーラを放射していたのが、牛頭天王曼荼羅・獅子牡丹図衝立
 何と水宮社の御正体!だったと伝わるものとのこと。
 水宮社は現在はスサノオ、オオナムチ、クシナダヒメを祀っているが、古くは牛頭天王を祀り、その本地仏は薬師如来とのこと。

 厳密には仏像とはちがうが、彫刻としては、これまで実際に本殿で睨みをきかせていた鎌倉時代の獅子狛が圧巻だった。
 第一殿から第四殿へと観ていくと、神様の位置づけが下がってゆくためか簡素化してゆくのだが、その反面、時代は後になっていき、造形は見事に?

 康円の渡海文殊像の記事、写真 こちらこちら(少し変わったものを)

 善円(推測)童子形文殊像の記事、写真 こちらこちら



 灯籠


 灯籠コーナーは、撮影可なスポット。

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 春日大社で気に入って撮影したのと似ている?

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 左はJAL?

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 しかし、何と言ってもすごかったのは、上に書いた瑠璃燈籠。



 以下、看板を撮影したもの。


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 おなじみ春日権現験記絵

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 武具関連がすごかった。

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 刀剣や鎧類はこれまでさんざん観てきたが、心の底からすごいっと感動して、見入ってしまったのは初めてだと思う。

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 舞楽関連の展示も充実

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 というわけで、鹿、鹿、鹿だらけの展覧会でした。

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 第60次式年造替以前の参拝記事 その1 その2 その3 ほか


 第60次式年造替後の参拝記事 こちら



 関連特集陳列 春日権現験記絵模本V


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 恒例の特集陳列第3弾。

 今回は、特別展の関連企画として平成館の展示室での開催だったこともあり、撮影禁止だったが、様々な摸本の同じ場面を比較できる展示となっていた。(時代も製作者も大きく異なると言うのにあまりにも似ていて同じように美しいことに驚く)

 その秘密とも言える制作材料も展示されていて、興味深かった。


 以前の春日権現験記絵模本の特集展示で絵巻写しを撮影した写真と、実際に春日大社を参拝した時の写真を対比させた記事、こちら

 なお、この記事には、春日権現験記絵模本の他にも、今回の展覧会で展示されていた作品等がたくさん写っています。



 総合文化展での関連展示、いろいろ。


 鹿、鹿、鹿、

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 神影図

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 神社の縁起絵巻

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 見事な灯籠

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 猫とすずめ

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 金春家関連特集展示


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 その他、直接は関係ないが、工芸品、兜や刀剣なども、魅力的な展示多し。


 これなんかは国宝。

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 総合文化展はかように充実しているのだ。

 特別展の内容を補い、大きく膨らませるしかけがいっぱい。

 特別展だけ観て帰るは、あまりにももったいない!



 おみやげ


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 昨年実際に春日大社にお詣りした際には、こちらをいただいたが、
 今回また、こちら↓をいただいた。

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 ランチ。ユリノキが混んでいたので。

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 夕食

 宇和島鯛めし。これは上野駅のお店。

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 おまけ


 全燈籠撮影


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