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zoom RSS トーハクの夏。驚愕の仁和寺展情報+夏休み自由研究特集「びょうぶとあそぶ」&新収品展【三位一体節後9】

<<   作成日時 : 2017/08/12 22:08   >>

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 7月のアルバム、おしまいは、トーハク関連。トーハクの夏。



 7月にトーハクに行き、まず何よりも驚かされたのが、来年(平成30年)の新春に開催される予定の特別展、

 仁和寺と御室派のみほとけ −天平と真言密教の名宝−

 のそのあまりにもすさまじい内容。


 インフォメーションコーナー前にちらしが並んでいたが、一目見たとたん、気を失いそうになった。

 いかにもほんわかして親しみやすい仁和寺の御本尊の下に、葛井寺の秘仏本尊・千手観音様の姿が・・・・!!!!
 あの方が、東京にいらっしゃると言うのか!?

 恐る恐るちらしを手に取り、二つ折りになっているのを開いて、中を見てみると、そこには、若狭・中山寺の秘仏本尊・馬頭観音坐像の姿も・・・・!!!!
 もう33年間はお会いできない覚悟で参拝したのに!
 その他にも、道明寺の観音様、明通寺の降三世明王、深沙大将、
 これまで何年にもわたって、コツコツと参拝してきた超A級の仏像界のスターの皆様が、トーハクに集結!

 これだけのメンバーがよく揃うな、と感嘆すると同時に、これまであまり意識しなかったが、御室派の寺院が有している仏像のあまりのレヴェルの高さを改めて思い知る。

 これはもう、運慶展どころではない??←ちょっと言い過ぎ。


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 東京国立博物館の夏休み恒例企画、親と子のギャラリー。

 毎年、自由研究に役立ちそうな企画を用意してくれていますが、

 今年は、自由研究というより、日本美術に全身で親しむ体験型企画。これで、日本美術への興味が高まり、自由研究等につながっていけばうれしいのですが。(トーハクの展示室で山のようにたくさんの題材が待っています)

 実際は、親子連れの姿は少なく、りっぱな大人たちが思いっきり癒されていました。



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 親と子のギャラリー Family Gallery

 びょうぶとあそぶ

 高精細複製によるあたらしい日本美術体験


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 第1会場 松林で遊ぶ

  東京国立博物館・本館 特別5室


 日本一有名な「屏風」、等伯の松林図をモチーフにした体験コーナー。
 これはもう、りっぱなアトラクション。


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 光と音、そして風と香りとがたゆたう導入。

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 あの櫟野寺大観音を安置した特別5室の大空間をフルに使った特設スクリーン。

 中央に松林図(精巧なレプリカ)が置かれた広い座敷。その周りを半円状の巨大スクリーンが取り囲む。
 スクリーンの左右には、風(&香り?)の出る送風装置。

 座敷の背後にもソファがあり、そこに座って少し離れた位置から映像全体を俯瞰することもできる。

 最初はソファのあたりから観て全体を把握してから、次に座敷の好きな位置に座り、文字通り絵の中に入って作品世界を楽しむのが良い。(座敷に座ると相当左右に顔を向けないと映像全体は見えない) 


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 絵の中に入る、というより、絵の世界が外に限りなく広がってゆく、という感じ。
 映像だけではなく、様々な音が聞こえ、実際に風が吹き、香りが漂ってくる。
 それは結局は屏風の世界に入ってゆく、ということなんだけど。
 座敷に座っていると、ほんとうに気持ちが良くて、いつまでもいつまでもその世界に浸っていたくなってしまった。こんな中で昼寝できたらどんなにか心地いいだろう。
 博物館の外は真夏の猛暑。前回に続いての、つかのまの納涼体験。



 スクリーンに水墨世界が描かれてゆき、スタート。


 鳥が飛来し、わたしたちを作品世界に誘う。

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 モノトーンだった世界に季節が巡ってきて、次第に色付いてゆく。

 春から秋へ。

 写真ではわからないが、スクリーン上には花びらや枯葉も舞い踊っている。

 また、スクリーンだけではなく、屏風上にもさまざまなものが現れる。 

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 そして、再び、静寂の冬が訪れる。

 光の雪がふりしきり、いよいよクライマックス、

 疾走する鳥の視線で、広大な大空から「松林図」の見慣れた風景へのクローズアップ。

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 なかなか、よくできていたと思う。

 ただ、どんなに最新技術や想像力を駆使して大きく広がるバーチャル世界を構築しても、実物の作品を前にした時に感じる、作品そのものが内包する世界の途方も無い巨大さには及ばない。
 その巨大さは、戦国を生き抜いた人間たちの精神世界にさえも通じているのだ。
 


 見事な複製。

 さすがに不思議な森羅万象感(わしゃわしゃ感)はあまり感じられないけれど。

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 第2会場 つると遊ぶ

  特別4室


 こちらは光琳の群鶴図屏風(実物はアメリカ・フリーア美術館蔵)に基づくインスタレーション。
 空から舞い降りた鶴がゆるやかにダンスしながら、屏風の中に入ってゆく。


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 関連・総合文化展の屏風展示


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 前田青邨の見事な屏風

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 屏風ではないが、青邨は見事な絵巻も出ていた。
 錚々たる国宝絵巻にも負けない迫力!

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 平成28年度新収品展


 今年は仏像(彫刻)は無かったが、仏画にいいものがあった。
 その他国際色豊かで、バラエティに富んでいて、なかなか楽しかった。


 第1会場


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 第2会場


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 その他の総合文化展の内容については、前回のトーハクの記事で触れたので、ここでは割愛。

 現在は、仏像ルームを始め、大きく展示替えがなされている。


 ちなみに、仏像ルーム
では、
 この7月23日をもって、トーハク仏像ルームのスター、

 典型的な鎌倉様の十二神将像


 が、ついに横須賀の曹源寺にお戻りになる。

 戦隊風のかっこいい展示は仏像ルームの名物で、外国人観光客にも大人気だった。
 これまでで一番多く撮影した仏像の一つかもしれない。毎年年始には、この十二神将のうちその年の干支の像の写真をのせたものだ。
 いつもいらっしゃったので(もちろん展示替えはあったが)、トーハクのツイートを見た時はけっこうショックだった。さびしいけれど、長い出張のお役目を終えて元の場所に還るわけだからしかたない。

 これまでありがとうございました。無事お帰りください。
 いつの日か、会いにいきます。


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 現在、トーハクでは、

 日タイ修好130周年記念特別展 タイ 〜仏の国の輝き〜

 を開催中。

  @ 平成館 〜8月27日(日)まで


 詳細は、また改めて。



 一歩外に出れば、輝く夏模様。


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 法隆寺宝物館に映る夏。

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 なつかしい百葉箱。

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 ユリノキで使用しているコースターと、ものすごい対象期間が長いスタンプラリー。

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  ☆    ☆    ☆



 おしまいに、カンタータのお知らせ。


 明日の日曜日(8月13日)は、三位一体節後第9日曜日。


 カンタータは、

 第1年巻のBWV105、
 第2年巻のBWV94、
 後期のBWV168、

 の3曲です。


 お盆休みの方、多いと思いますが、折しも真夏を代表する大名曲、BWV105が登場。


 過去記事をご参照の上、↓ぜひお聴きになってみてください。

 歴史的名演奏を聴くページへのリンクもあります。


 <三位一体節後第9日曜>

    夏空の彼方へ続くプレリュードとフーガ・きちんと曲目解説(BWV105、94他)
    真夏の幻影、あるいは「夏の夜のオペラ」(BWV45、168)



 8月12日。ペルセウスの夜に。



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