♪バッハ・カンタータ日記 〜カンタータのある生活〜

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zoom RSS 雪のトーハク。夜の底に響く様々な無伴奏と立ち現れた観音堂(東京新春音楽祭&仁和寺展)【復活節前7】

<<   作成日時 : 2018/02/10 15:47   >>

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 今度の日曜日(2月11日、復活節前第7日曜日)のカンタータは、

 バッハのライプツィヒ・トマスカントルの就活作品、BWV22、23
 2年目、第2年巻(コラールカンタータ年巻)の到達点、BWV127
 「美しすぎるアリア」が燦然と輝く、後期の雄大な名作、BWV159


 先週の2月2日のマリアの潔めの祝日に続き、バッハのカンタータの代表作がずらりと並ぶ祭日です。

 バッハ渾身の就活作品BWV22、23からして既にたいへんなレベルの作品ですが、

 第2年巻・コラールカンタータの到達点にして最高峰 BWV127と、
 バッハが書いた最も美しいアリアの一つをその中核に抱き、マタイ受難曲を予言する後期の雄大な名作 BWV159は、
 作曲時期もタイプもまったく異なる作品ながら、バッハの夥しい数の全カンタータの最高峰として双璧をなす2曲です。


 わたしも気合を入れてたくさんの過去記事を書いています。
 ご参照のうえ、ぜひ、バッハのカンタータの神髄に耳を傾けてみてください。


 過去記事↓


 <五旬節>

    お気に入りのアリアその3(BWV159)〜夕映えのR.シュトラウス
    最後の旅・真の人にして・・・・ 〜五旬節(BWV127、159)その1
    大いなる壁画・コラールカンタータの神髄〜五旬節(BWV127、159)その2
    ガーディナーの挑戦・再び〜五旬節(BWV127、159)その3
    カンタータの祭典!!マリアの潔めの祝日&五旬節
    雪のエストミヒ
    第3の男、ライプティヒに赴任する〜たまには曲目解説(BWV22、23)
    カンタータの名演を視聴してみましょう2 今回は曲目解説付!〜BWV159
    ミニミニ受難曲を聴いてみましょう〜カンタータ名曲名盤聴き比べ・BWV127
    BWV159・「極北」のアリアを聴く。今週も新旧名盤いろいろ


 なお、この後はレントの華美音曲禁止期間に入るため、しばらくの間バッハの(ライプツィヒの)カンタータはありません。従ってわたしのカンタータのお知らせもお休みになります。

 次のお知らせは、3月25日。BWV1のマリアのお告げの祝日ですが、今年は棕櫚の日曜日が重なります。
 バッハがBWV182やBWV1等の名作を書いた年と同じ暦の巡りになるわけですね。
 その翌週が聖金曜日、そして復活節ですから、今年は、ちょっと早め、ちょうど桜の花の頃の復活節ということになります。
 今から春が待ち遠しいですね。



 とは言え、現在はまだ冬のまっただ中。
 北陸等では大雪が続きたいへんな被害も出ています。心からお見舞い申し上げます。

 東京でも1月にはかなりの大雪が降りました。
 今日はその頃の話題。



 またまた、プレミアムフライデーがらみのイベント。



 1月26日(金)



 この週の月曜日に降った(東京にしてはかなりの)大雪が、その後も数日間は記録的に寒い日が続いたこともあり、金曜日になってもまだかなり残っていた。
 トーハクの雪景色はめずらしいので、各館の写真を撮っておく。


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 注意看板もでていた。

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 さて、日も暮れて・・・・。


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 夜の音めぐり−東京・初春・音楽祭


 東京・春・音楽祭は、文字通り東京の春の音楽の祭典として今やすっかり定着した感があるが、
 今回はそのプレリュード?とも言うべき、東京・初春・音楽祭。

 タイトルは、「夜の音めぐり」。

 博物館や美術館等「上野の文化施設が舞台となり、初春を祝う音楽夜会」
 


 東京国立博物館法隆寺宝物館ロビー会場


 林はるかさん(チェロ・ソロ)


 バッハ:     無伴奏チェロ組曲 第一番〜プレリュード、第3番〜ジーク

 ソッリマ:    ラメンタチオ

 マーク・サマー:ジュリー・オー 


 おなじみのバッハの無伴奏だが、夜の博物館、しかも白い雪の残る夜の底に響くその調べはどこか幻想的で、しんしんと心に染み入ってくる。
 殊更技術的な側面を強調することなく、バッハの書いた音だけを誠実に奏でた林さんのまっすぐな演奏も、その場にふさわしい。

 後半の現代曲では、打って変わって超絶技巧炸裂。
 ソッリマのラメンタチオはある意味究極の超絶技巧?民族音楽的なヴォカリーズ付。つまり林さん自身がいきなり歌い出す。チェロと重なってまるでホーミーみたいに聞こえた。
 マーク・サマーのジュリー・オーという曲は、ギターのように指で弦をかき鳴らしたり、弓でびしびし弦をはじいたりしながらも(さらには手でチェロ本体もばきばき叩いていたような気も)、それでいて最終的にはとても聴きやすいポップスになっているところがおもしろかった。

 と、いうわけで、わずか15分ほどの間に、チェロのさまざまな魅力を堪能させてくれたプログラムでした。


 右は、あ〜〜〜〜と歌いながらチェロを弾く林さん。

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 東洋館1室会場


 加藤えりなさん(ヴァイオリン・ソロ)


 オネゲル:   無伴奏ヴァイオリン・ソナタ〜ラルゴ

 パガニーニ:  24の奇想曲〜13番

 イザイ:     無伴奏ヴァイオリン・ソナタ


 同じ無伴奏曲でも、リラックスしたロマン性にあふれるオネゲルがよかった。
 その他のおなじみの名曲も聴き応え満点。


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 すでに始まっている。


 特別展 「仁和寺と御室派のみほとけ」
 

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 葛井寺の千手観音様はまだおいでになっていないが(2月14日〜)、
 前期展示でしか観られないものもあったので、一度観てきた。

 ここに、このお姿が掲げられることになるとは・・・・!

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 きちんとした感想は、後期を観た後でもちろん改めて書くつもりだが、

 ここでは、予告編代わりに。(というにはあまりにもぜいたくだけど)


 江戸仏&江戸絵画の濃密な花園!


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 三十三間堂や清水寺(上野の清水観音堂もそうだ)等でおなじみの千手観音&眷属の二十八部衆。
 ジオラマ仏像群としては、最も華やかで見応えのある群像だが、その極致の一つとも言える仁和寺観音堂(通常非公開)の仏像群が、何と堂内の夥しい仏画も含め、お堂ごとまるっと上野にやってきた!

 現在修理中の仁和寺観音堂を、東京国立博物館で開催中の

 特別展 「仁和寺と御室派のみほとけ」

 の会場内に完全再現!

 しかもこの観音堂、重要な法会等が行われる修行の場であることから、仁和寺においては一般公開していない。

 普通ではありえないような貴重仏や秘仏が大集合し、ただでさえちょっとすごいことになっている仁和寺展だが、この観音堂もまたインパクト大の超見どころ。
 しかも大判ふるまいの撮影可!

 と、いうわけで、記録の意味でも、心を込めて撮影いたしました。


 男らしい天の楽団。

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 ちょっとかわいい風神・雷神

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 各々の仏像をようく見てみると、降三世明王は東寺の有名な立体曼荼羅像、その他二十八部衆等は三十三間堂像の像容にほぼ正確に則りながらも(不動明王は立像につき東寺像とは異なる)、江戸仏ならではの、ゆるく親しみやすいオリジナルな雰囲気が見事に醸し出されている。


 驚いたことに、仏像だけではなく、堂内の壁画もすべて再現されている。(精密コピー)

 この夥しい仏画こそ、江戸文化の極致を示すものと言っていいかもしれない。


 上の写真を見てもわかるように、そもそも仏像が並ぶ須弥壇の背後等にも、華麗な三十三観音応現身の絵が描かれている。
 
 ここにも琵琶を掻き鳴らす方。

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 さらに須弥壇をぐるりと囲むように、仏画を見ながら堂内を巡る通路が設けられている。
 正に、江戸仏&江戸絵画による仏教テーマパーク。

 須弥壇の裏側。

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 さまざまなテーマの壁画を見ながら、須弥壇の裏側を巡ることができる。
 江戸時代の人は、薄暗い中をドキドキしながら進んだことだろう。
 ある意味楽しみながら、仏教のさまざまな教えを学習できる。これぞ、地獄絵を始めとする江戸仏画の精髄。

 六観音それぞれが救済する六道世界、いわゆる地獄絵も。
 かの水木大先生等にも大きな影響を与えた「地獄絵ワンダーランド」の精神が100パーセント行かされた、生き生きとして見事なものだ。

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 三十三観音。わたしの大好きなゆるい観音様もずらり。

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 表慶館では、この特別展


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 アラビア遊牧民テントも

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 日が暮れた後、寒くてえらいことに。

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 トーハクの戌、追加。

 古代の犬も発見。

 右写真、中央が犬。左のはイノシシみたい。
 イヌ、サル、キジ?勢揃い。

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