♪バッハ・カンタータ日記 〜カンタータのある生活〜

アクセスカウンタ

zoom RSS 金閣から大徳寺等、利休や等伯の戦国ワールドへ。大人の修学旅行は続く〜’18新春京都旅行旅のしおり2

<<   作成日時 : 2018/02/16 12:40   >>

トラックバック 0 / コメント 0

画像



画像




 新春京都旅行の旅のしおり、続き。
 初日に一番の目的だった京都高島屋の「美しき氷上の妖精 浅田真央展」を観て、
 2日目は丸々一日かけて、ゆっくりと京都観光。



 第2日目

 1月7日(日)



 ここ数年京都に行く度に、大人の修学旅行シリーズということで、初心に帰って、銀閣寺、それから仁和寺、龍安寺などの大観光地を訪れてきたが、今回の旅ではついに金閣寺へ。
 仁和寺から衣笠山の麓をたどる「きぬかけの路」、その終点にあるのが金閣寺でもある。



 総門の中に入ると、厳かな鐘の音が響くのが聴こえる。

 鐘楼

 誰でも鐘を撞くことができる。一撞き200円ですが、お札がもらえます。
 特に外国人の方には好評のようです。

画像



 庫裏の前で拝観受付をすませ、塀を回り込むと・・・・、

 突然風景が開け、TVの映像や写真等で見慣れた建物が現れる。


 金閣

 鹿苑寺(相国寺門外塔頭)・舎利殿



 日本で最も有名な楼閣建築。

画像



 朝の気配が清々しい。

 折しも雲間から朝日が差し込み、堂が鮮やかに輝く。
 あまりのまぶしさに驚く。

 目の前の風景にほとんど現実感が無い。CGみたい。しかし、自分たちも含め、競い合うように写真を撮る観光客(外国人が半分くらい)のいる池の対岸は、妙に現実的。


 初層は寝殿造りの「法水院」
 よく見ると、中央に宝冠釈迦如来観音像が見える。
 その横には、教科書等で見慣れた義満の姿も。

画像


 第二層、和様仏堂の「潮音洞」の内部。(パネルより)
 文字通り洞窟を模った台座に座する岩屋観音を劇画風四天王が守っている。
 何と壁や天井は黒漆塗り。金箔が押された天井に飛天たちの絵。

画像


 第三層「究竟頂

 仏舎利を安置する最も重要な空間で、天井と壁は総金箔、床のみ黒漆塗り。

画像


 つまり、金閣は、様式のまったく異なる3つの建築を縦に積み重ねた、極めて特異な建築でもある。
 それにしては、全体が見事に調和しているところがすごい。
 このように、あらゆる様式を取り入れ、高い次元で融合する点こそが、日本文化の真髄とも言えるのだ。


 昭和再建ということもあり、ハデで金ぴかな建物だと勝手に思い込んでいたが、近くで観ると、まるで最上級の障壁画を思わせるような、深みのある、渋く壮麗な金色だった。

 狩野派の障壁画??

画像


画像


 金色の庇に水の反射が揺らぐ。

画像



 水面に映る金色と松の枯葉の赤色のコントラストが美しい。
 それにしても、鏡湖池(きょうこち)とはよく言ったものだ。

画像



 金閣の美しさは、周りを取り囲む庭園があって、はじめて100パーセント揺るぎない完成の域に到達しているのだと思う。
 四季折々の色彩が豊かなのはもちろんのこと、真冬の最中だというのに庭園や山々の鮮やかな緑は決して絶えることなく、その中で金閣の金色がごれだけ映えることか。
 さらに、広大な庭園のありとあらゆる岩や植物は、計算されつくされた設計に基づいてそれぞれがその場所以外には考えられない絶妙の位置に配置され、どこからどの方句を見ても文字通り絵のように美しい風景となって、金閣と見事に調和をかもし出すのだ。
 

画像




 拝観コースは金閣の裏をぬけて、裏山へ。
 義満が金閣を建てる以前の、古くからの霊場を訪ねる。

 金閣の美を堪能した後で、金閣寺第2部。初詣モード。


 言うまでも無く金閣寺(鹿苑寺)は、足利義満の別業(貴族等の別荘のこと)「北山殿」を、その息子の義持が禅刹に改めたものだが、それ以前は、頼朝はじめ鎌倉幕府とも深い結び付きのあった貴族、藤原北家閑院流・西園寺家の「北山第」という山荘だった。

 この北山第だった時代から、すでに「生身の不動」と呼ばれる霊験あらたかな不動尊が存在していたという記録があり、この不動尊こそが、金閣寺における最も古い信仰の対象だということになる。

 金閣の裏山を巡る参拝路は、これら金閣以前の北山を訪ねる道なのだ。


 裏山の散策路には、やたら泉が多く、由来があって凝った名前が付けられているものも多い。
 これらの豊かな水が鏡湖池に注ぎ込み、あの風景を形づくっている。

 登りきったところには、豊な池が横たわっている。
 幽玄な佇まい。

 安民沢

 このあたりこそが、西園寺家の「北山第」の旧跡。

画像



 時折振り返って、次第に遠ざかってゆく金閣を、また違う角度から見るのも楽しみの一つ。

画像



 やがて、さらに山の上に、不思議な形状の建物が見えてきた。

 茶室 夕佳亭

画像



 最後に、たどり着く霊場。

 石不動

 宇喜多秀家が天正年間に建立した不動堂。
 この付近の崖に石窟があり、そこに秘仏本尊の石像不動が祀られている。

 多くの参拝者によって多くのロウソクの灯りが灯され、常に線香の香りが漂っている。
 正に霊場らしい雰囲気。
 
画像




 念願の金閣寺を観た後は、バス(市バス・京都バス一日乗車カードを購入)で京都市街地中心部に戻りつつ、紫野の大徳寺、そして西陣の本法寺等をたずねる。
 利休や長谷川等伯、その他さまざまな戦国大名ゆかりの大徳寺とその塔頭、そして、こちらもやはり等伯ゆかりの本法寺と、等伯の足跡と京都の戦国ゾーンを巡る旅となった。



 大徳寺


 大徳寺も小学校だか中学校の修学旅行で行った気がするが、まったくと言っていいほど覚えていない。
 枯山水や障壁画は子供の心には響かなかったようだ。


 この大徳寺、大徳寺本体には意外と拝観できる場所が少なく、戦国大名が競い合うように創建した塔頭めぐりが拝観の中心となる。
 

画像



 名高い金毛閣。

画像

 

 塔頭めぐり


 大徳寺の20を超える塔頭の内、常時拝観可なのは、大仙院、龍源院、瑞峰院、高桐院の4つ。
 このうち高桐院は本堂改修工事中のため拝観中止で残念だったが(平成21年3月末日までとあったが、カッコ書きで「あくまで予定」と書き足してあった)、かわりに興臨院が冬の特別拝観中だった。
 また、大仙院は有名だが、撮影禁止。


 黄梅院。(拝観不可)

画像



 個性的な建築。

 左のとんがり屋根は、縦横比のまちがいではありません。

画像
画像



 各塔頭は、禅宗文化を代表するさまざまな文化財の宝庫。

画像



 さながら枯山水図鑑。枯山水庭園の諸相。

 庭園と建築のコラボもおもしろい

 左、龍源院、右、興臨院の庭園。

画像
画像


 小さな枯山水

画像


 コケや草が茂っていても枯山水。

画像



 基本的に禅寺は通常お参りするような仏様が少ないが、お地蔵様&大黒天を祀っているお堂はけっこうあちこちにあり、初詣にもなった。 

画像



画像



 高桐院が最も美しい佇まいだったので、拝観中止で残念。

画像
画像



画像




 ランチ。大徳寺の門前蕎麦。

 京都らしいメニュー。冷えた体があたたまり、ありがたかった。

画像


画像
画像



 名物の大徳寺納豆を購入。
 いろいろなお店で手造りしているらしい。

画像




 さらにバスで南下。西陣付近で降りる。


 本法寺


 等伯先生にご挨拶。

画像



 本阿弥光悦作庭の巴の庭など(手前の庭)、見どころ多し。

画像



 しかし、何と言っても圧巻だったのが、等伯畢生の超大作、仏涅槃図
 レプリカだったが、やはり圧倒された。以前、トーハクで実物を観たことがあったが、こんなに大きかったか??と心の底から驚いた。
 上の写真の庭園の向こうに見える背の高い巨大な建造物が、この破格の作品専用に造られた展示堂。
 吹き抜けの2階建てになっていて、2階回廊からも作品の上部を目の前で鑑賞することができる。

 ここでは、おみやげの絵葉書からほんの一部、戌年なので犬のところを。
 日本美術史上最大のビックネーム、等伯の犬。

画像



 境内の摩利支尊天堂では、ちょうど初亥大祭というのをやっていた。
 ここでも、初詣ができた。

画像



 付近の西陣では、お茶関連の様々な新年の行事が行われていた。
 許可をいただいて、建物外観だけ撮らせていただく。

画像


画像




 多少時間があったので、最後にすぐ近くの、

 百々御所宝鏡寺(人形寺)

 に立ち寄る。


 ちょうど「京の冬の旅」・非公開文化財特別公開の期間中で、どれかに行くことができたら、と思っていたのだ。

画像



 拝観エリアは基本的に写真撮影禁止だが、なかなか見どころが多かった。

 「人形寺」の別名の理由にもなっている由緒正しい人形の数々、慎ましやかで清潔感あふれる庭等、尼門跡寺院ならではの見どころの多い、魅力的な寺院だった。

 6月になると庭に咲き乱れると言う伊勢撫子という珍しい花を描いた杉戸絵が印象に残った。


 以下、撮影可能なところだけ。


画像



画像



 応挙の犬も観た。せっかくなのでここでも絵葉書から。
 この人は、杉戸があれば、犬を描いていた??

画像




画像
画像




画像




画像






そのほかの「記事目次」



♪本ブログ関連リンク♪


  • カンタータ日記・奥の院

  • カンタータ日記・大阪モダン建築図鑑

  • カンタータ日記・別院 観仏の日々

  • 感動をありがとう!
  • 浅田真央さん情報・最新版
  • *常時更新しています!

    宮沢賢治生誕120年
  • 宮沢賢治記事目次



  • ♪全体記事目次♪




    テーマ

    関連テーマ 一覧


    月別リンク

    トラックバック(0件)

    タイトル (本文) ブログ名/日時

    トラックバック用URL help


    自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

    タイトル
    本 文

    コメント(0件)

    内 容 ニックネーム/日時

    コメントする help

    ニックネーム
    URL(任意)
    本 文
    金閣から大徳寺等、利休や等伯の戦国ワールドへ。大人の修学旅行は続く〜’18新春京都旅行旅のしおり2 ♪バッハ・カンタータ日記 〜カンタータのある生活〜/BIGLOBEウェブリブログ
    文字サイズ:       閉じる