♪バッハ・カンタータ日記 〜カンタータのある生活〜

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zoom RSS マリアとバッハ〜はじめて聴くカンタータ

<<   作成日時 : 2006/09/18 14:47   >>

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 もう過ぎてしまいましたが、このブログをはじめた9月15日は、カトリックでは、「悲しみの聖母の記念日」でした。
(有名な「7つの悲しみ」の日)

 一方、プロテスタントでは、マリア崇拝が否定されましたが、それでも3つの祝日が定められています。


 《2つのマリアの絵》


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 これはよく言われることですが、聖母マリアがからんでくると、なぜかバッハは異様にはりきって、わたしたちに、数々の名曲を残してくれました。

 ある掲示板で話し合ったのですが、
 これは、幼少時に母を亡くしたバッハの、母性、あるいは「永遠に女性的なもの」への憧憬によるのではないか、ということになりました。
 確かに、ある種の「官能性」みたいなものは、バッハの音楽の大きな魅力のひとつでもあるのです。

 さて、そもそもマニフィカトからしてそうですが、上記3つの祝日のためのカンタータは、どれもこれも名曲ぞろい。
 BWV147BWV82は、バッハの代表的カンタータですが、他の曲も、それに負けない傑作ばかりです。

 これらの曲は、さまざまな作曲年代や形式をカヴァーしていますし、何といってもバッハの気合が入りかたが尋常でないので、全部そろえると、自動的にカンタータ・ベスト集ができる、といってもよいくらいです。

 今年の3祝日はすでに終わってしまいましたので、曲目だけ書き出しておきます。
 くわしくは、また次の機会に。

 カンタータを聴きたいけれど、どこから聴いてよいのかわからない、と、途方にくれている方は、
まずこの中からどれかを選んで聴いてみてください。
 絶対にハズレはありません。(と思う)


★ マリアの3祝日のための(あるいは係わりがあると思われる)カンタータ

 1、マリアの潔めの祝日(2月2日)
        ・・・・・・・・BWV82、83、128、158、200

 2、受胎告知の祝日(3月25日)
        ・・・・・・・・BWV1、182

 3、マリアのエリサベト訪問の祝日(7月2日)
        ・・・・・・・・BWV10、147

  *    *    *

 上の二つの絵は、同じ題材を扱っていながら、あまりちがっていておもしろいので、のせました。

 1枚目は、すでにご紹介したラ・トゥール。
 2枚目は、ディスカントゥスというグループの、初期ポリフォニー集のCDジャケットです。
(もしかしたら、こちらは、マリアでないかも)

 このCDでは、グレゴリオ聖歌からポリフォニーが生み出された、まさにその瞬間の音楽を、美しい自然な歌唱で聴くことができます。
 西洋音楽で、わたしたちが聴くことのできる、最も古い多声音楽の一つ。

 バッハはポリフォニーの巨人ですが、
 バッハが海ならば、初期ポリフォニーは、その源流の泉のような音楽です。

 バッハを上の絵だとすると、初期ポリフォニーは、下の絵のようにどうしようもなく簡素ですが、他の音楽からはけっして聴くことのできない、清らかな力強さにあふれています。

 バッハといっしょに、これらの初期の音楽のことも書いていけたら、と思っています。


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    コメント(2件)

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    >聖母マリアがからんでくると、なぜかバッハは異様にはりきって
    「永遠に女性的なる者、引きて、我等を昇らしむ」
    ですか。

    ゲーテによるファウストの最後の一文だったと
    思いますが。
    Stella
    2006/12/11 09:38
     「永遠に女性的なる者、引きて、我等を昇らしむ」
     これは、マーラーの8番の最後にも使われてるそうですね。(笑)

     バッハは筋金入りのプロテスタントですから、マリア信仰ということは無かったと思いますが、
     幼くして母親を亡くしてしまっていることからも、無意識のうちの母性への憧憬は、生涯を通じてあったのではないか、と思います。
    Nora
    2006/12/11 11:59

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