「ルソーの見た夢、ルソーに見る夢」展 in 世田谷美術館

 「ルソーの見た夢、ルソーに見る夢」展 in 世田谷美術館 (~12月10日)

 前回記事にした東京理科大オケ定期の日の昼間、たまたま同じ方面だったので、行ってきました。
 この展覧会は、アンリ・ルソー本人、というより、ルソーに影響を受けた作家たちがメインのものなのですが、これまで何度かルソーの絵をご紹介してきたこともあり、一応、ということで。


 用賀駅から世田谷美術館まではかなり歩きますが、お屋敷街の間を、ずっと遊歩道が整備されています。


▽ 道中、ずっと、ルソーの猿がご案内

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▽ わかりやすいガイドパンフレット

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 パンフには、アポリネールの有名な碑銘詩も、ちゃんと出ています。
 読むたびに、涙がこぼれそうになる、美しい詩です。
(クリックし、さらに右下に出るタグで拡大すると、読めます)

 パンフの左の絵は、ルソーのともだちの(ルソーが以前好きだった)マリーのだんなさんで、
 警官でしたが、若くして殉職してしまいました。
 悲嘆に暮れるマリーを元気づけようとして描いたようですが・・・・。
 ローランサンといっしょの肖像画を贈られたアポリネールは、大笑いして喜んだそうですが、
 マリーははたしてどうだったか・・・・。


 始めの部屋にルソーの絵が何枚かあり、あとはずっと、それに続く画家たちの絵が続きます。
 よくこれだけ集めたものだ、と思いました。

 
 ルソーに影響を受けた画家たちでは、日本人の方が、圧倒的に優れているように思えました。
 説明を読むと、みんな、ルッソオ、ルッソオ、と言って感激し、
 必死に自身の芸術の中に、吸収しようとしたようです。

 中でも、岡鹿之助が、はじめはほとんど模倣から出発しながらも、最後には、独自の画風を確立していて見事。


 わたしは、次の2つの作品が気に入ってしまいました。


▽ ルソー・キット「フットボールをする人々」 青木世一

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 次は、「夢」のキットも、作ってほしい。


▽ 「バイオリン弾きのルソー」 矢吹甲彦

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 ルソー風ルソーの肖像。天井に注目! 
 ルソーはヴァイオリン教師をしながら、絵を描き続けました。
 いったい何を弾いたのやら。


 最後に、
 ひととおり全体を見た後、もう一度、始めの部屋に戻ると、
 「ルッソオ」のすさまじさを思い知らされます。
 小さい絵ばかりですが、その画面の透明感、ひろがり、迫力。
 やはり別格。少しですが、必見です。


▽ こどもたちがつくったルソーの森

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この記事へのコメント

AOKIT制作所
2006年11月27日 23:42
ご高覧有り難うございます。
あんなことをここ数年やっております。
「夢」はちょっと難しいかなー?
「田舎の結婚式」を作ろうかと思っております。
今後ともよろしくです。
突然コメント失礼いたしました。
2006年11月28日 09:20
 楽しく拝見させていただき、こちらこそ、ありがとうございます。
 いつも、ルソーの絵を見ると、この2次元とも3次元ともつかない不思議な世界に入れたら、楽しい(?)だろうな、と思っていたので、
 記事ではさらっとふれただけでしたが、実は、「フットボール」はもちろん、こどもたちのつくったルソーの森には大感激しました。
 ぜひ、他の作品も見させていただきたいと思っています。
(作品目録の写真を勝手にスキャンしてしまい、申し訳ありません。
 ボロ機械のせいで、実物の面白さがまったくわかりませんね。残念。)

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