My Favorite CD 2006 <バッハ・カンタータ編> + 四旬節第4日曜(BWV54)

 一応、最後に、立場上、バッハも。

 バッハのCDは、毎週の記事の中でもご紹介してますので、ここでは、カンタータのCDを3組だけしかご紹介しませんが、
 この3組は、これからわたしが、一生涯聴き続けていくことになるにちがいない、たいへんな名盤ばかりです。
 昨年は、そんなCDが立て続けに3組もリリースされてしまったわけです。
 なんて、しあわせ。(単純)


 ♪ なお、今回、ちょっとくふうして、(徹夜で勉強して)
   CDの写真をクリックすると、曲目等の詳細を見ることができるようにしました。
   どうぞ、ご参照ください。
 


▽ ガーディナーのSDG巡礼シリーズ
  エストミヒ(五旬節)~棕櫚の日曜日までのカンタータ集

画像


 * レント前に、わたしが必要以上に気合を入れて記事を書いた、
   エストミヒ(五旬節)のカンタータ
   それから、今現在、必要以上に気合を入れて記事を準備をしている、
   マリアのお告げの祝日&棕櫚の日曜日用のカンタータ、
   これらは、受難前の、カンタータの最高峰とも言える名品ばかりですが、
   その全曲を、ガーディナーのこれまた最高の演奏で聴くことができます。

   ガーディナーのSDG巡礼シリーズ、不可能に挑戦した、感動のドキュメントでもあります。
   このCDがリリースされたのは、ちょうど去年の今頃ですが、
   今年は、復活節のカンタータ集がリリースされました。それもスゴイというウワサ。


 ↓ ガーディナーのSDG巡礼シリーズ、ダイジェストの名曲集もあります。
  (名曲ぞろい。しかも少し安い。新発見アリア BWV1127とのカップリング)

画像




▽ コープマン・カンタータ全集 第21巻

画像


 * コープマンは、昨秋、この第21巻と22巻をリリースして、
   カンタータ全集完成の偉業をなしとげました。
   この第21巻では、以前、「バッハの最後のカンタータは?」でご紹介した、
   カンタータの奥の院、とでも言うべき、晩年の傑作カンタータのほとんどを、
   聴くことができます。
   (BWV80と30の2曲は、第22巻)
   しかも、いつものように、通奏低音のリュートの響きも雅やかな、とびっきりの美演。
   わたしの大好きなピオーさんも、もちろん参加。



▽ マリナー・カンタータ名曲集

画像
、 

 * 収録曲のすばらしさ(BWV82、159、170)
   と、演奏のすばらしさ(往年の名歌手の最高の歌唱、マリナーの誠実な伴奏)
   で、筋金入りカンタータファンのみなさんの間では、たいへんな名盤とされていたCD。
   (曲目については、「お気に入りのアリア・3」他、参照)

   ただ、ずっと入手が困難で、なかば「伝説の名盤」となっていましたが、
   昨年末、なぜか突然、メイド・イン・オーストラリアの廉価盤がリリースされ、
   わたしもようやく手にすることができました。

   実際に聴いてみると、ウワサ以上のすばらしさ。もう言葉になりません。
   カンタータのCDを、1枚だけ選べ、と言われたら、
   曲目、演奏の両方を考えると、やはり、このCD、ということになるでしょう。
   ただ、オーストラリア盤、ということもあって、早くも入手しづらくなっている模様。



  *    *    *



 ところで、忘れるところでしたが、
 今度の日曜日は、復活節前第3日曜日(四旬節第4日曜日)。
 まだ四旬節の最中、ライプツィヒのバッハのカンタータは、華美な音曲禁止中でお休みですが、ヴェイマール時代のカンタータがあります。
 初期カンタータの最高峰、BWV54、アルトのソロ・カンタータです。

* なお、一部の最新の資料、サイトでは、
  BWV54を復活節前第4日曜日用としているものがあるようです。
  復活節前第3日曜日用、というのは、レームスのカンタータ詩集が根拠だったと思うので、
  ここでは、そのままにしておきますが、現在詳細を確認中です。


 BWV54は、名作だけに、ほんとは、ちょっとこの曲についても書きたいところですが、もう気力もスペースもありません。
 以前書いた、「ソロ・カンタータのすすめ」をご参照ください。(ひどい)



 その時、ご紹介した名盤中の名盤、ヘレヴェッヘのボックスセットを、あらためてご紹介しておきます。
 カンタータの華、ソロ・カンタータのほとんどと、よりすぐりの名曲を、格調高い美しい演奏で 聴くことができます。

▽ Les plus belles cantates (ヘレヴェッヘ・カンタータ名曲集)
  直訳すると、そのものズバリ! 「最高に美しいカンタータ集」

画像



 
 今日ご紹介した、
 このヘレヴェッヘ盤も含む4組のCDは、
(ヘレヴェッヘ盤とマリナー盤は昨年のCDではないですが)
 あらゆるカンタータのCDを代表するような名盤ばかりです。
 これらをそろえていただければ、カンタータの必要最低限の名曲を、モダンから古楽の最先端にいたる、バラエティに富んだ様々な名演で楽しんでいただけます。
 この機会にぜひ。
(なんだか、ほとんどTVショッピングみたいになってきましたので、
 とりあえずこれで、このシリーズはおしまい。)



 参考 : ヘレヴェッヘのカンタータ録音ディスコグラフィー
 (↑クリックすると見られます)


そのほかの「記事目次」

「全体記事目次」

カンタータ日記・奥の院

浅田真央さん情報・最新版

宮沢賢治記事目次

カンタータ日記・大阪モダン建築図鑑

画像





この記事へのコメント

2007年03月18日 09:34
これから教会に向かいます。
今日はBWV161の有名な「血潮したたる・・・」を歌います。
というか、ちょっと指導もしないといけません。

Noraさんのブログで、BWV番号でカンタータの記事を引けると
嬉しいな・・・と思ったのは、私の勝手なお願いです。

(o^<^)o クスッ
2007年03月18日 10:07
 ほとんど同じ時間に、投稿が重なってしまったみたい。
 まったく、何してんだか。(笑)

 歌、がんばってください。この曲はほんとうに特別なので、きっと、聴いた方の心に残ることでしょう。
 なお、この曲に関しては、ちょっと前に書いた五旬節のところを、ぜひ見てくださいね。(ほんとに、しつこい)

 索引は、いずれ作りたいですが、まだありません。
 一応、目次はありますので、トップページの左の方からお入りになり、
 「さらにこちらへどうぞ」
 におすすみください。
(まるで、奥の院だ・・・・)
2007年03月18日 10:25
 BWV161は、まだ記事にしていません。
 初期作品は、マジメな曲が多いので、どうしても後回しになってしまうのです。 

 BWV161も、全曲にわたって、「血潮したたる」がかくされてますが、
 第1曲アリアで、リコーダーの「甘き時」に合わせて、オルガンで奏されるのが、やはり印象的です。
 Papalinさんが、記事の中で途中で終わってしまう、と、おっしゃってるのは、おそらくこの第1曲のことだと思いますが、
 各行ごとに分けて奏されますので、途中で切れてるようですが、よく聴くと全体の間に、一節まるごと、ぜんぶ演奏してます。

 後期の稿では、ソプラノで実際に歌わせているようなので、
 もしかすると、そのようなCDもあるかもしれません。
2007年03月20日 22:55
ハルモニア・ムンディから出ているヘレヴェッヘ、受難曲やレクイエムのCDはもっているのですが、バッハのカンタータもあったのですね。

実はここ数ヶ月来、ヘレヴェッヘにはまっておりました。
マタイ受難曲を手始めにヨハネを、またフォーレやモーツァルトのレクイエムをとヘレヴェッヘ三昧でしたが、バッハのカンタータについては知りませんでした。う~ん、聴いてみたい!欲しい!

ヘレヴェッヘではありませんが、最近聞いたクープランの「ルソン・ド・テネブル」エレミアの哀歌です。
どこかカンタータを思わせる作り方が興味ぶかい曲ですね。
2007年03月21日 12:14
 おはようございます。
 ルソン・ド・テネブレ、どれも美しいですね。お聴きになったのは、クープランのでしょうか。
 ルソン・ド・テネブレは聖週間の音楽なので、もしかしたら、そのころに書くかもしれません。受難曲のことを書くのは、たいへんだから。

 ところで、ブログ、いつも拝見させていただいてますが、今回の武満さんのお話、とても興味深かったです。 
 わたしは、今週からカンタータの記事を再開させないとなりません。
 記事はすでに準備してありますが、わたしの方にも、なんといきなり武満さんが登場します。
 宣伝みたいになってしまうので、そちらにはコメントしませんでしたが、不思議な偶然にちょっと感動しています。 
 武満さんとカンタータの関係は、まだ秘密。
2007年03月21日 13:13
 ヘレヴェッヘがお好きなら、絶対にカンタータを聴かなくてはなりません!(命令)
 この人は、全集を作る気は無いようなのですが、ヴァージン・クラシックス時代から、話題作の合間に、地味にコツコツとカンタータをリリースし続けていて、(今も)
 現在で、カンタータ録音は、なんとCD約20枚、全50曲近くにおよんでいるはずです。
 しかも、どれもとびきり美しい名演ばかり。さすが、レオンハルト全集で合唱を任されて、修行?しただけのことはあります。
 さらにいいのは、この人は人気があるので、ほとんどが現役盤で入手しやすいということ。(HMFの輸入盤)
 上記のボックス・セットが廃盤でも、同じ内容のバラのCDは現役のはずです。
 バスのためのカンタータ集(BWV82他)、
 アルトのためのカンタータ集(BWV170他)、
 哀悼頌歌(BWV198)など、このセットに含まれるものならまちがいないので、まずそのあたりから、どうぞ。
 念のため、上の記事の一番下に、ディスコグラフィーを貼り付けておきましたので、参考になさってください。
2007年03月21日 13:30
 この後、イースターの時に、くわしく書こうと思っていますが、
 わたしは、ヘレヴェッヘのCDの中では、
 イースターのCD(復活祭オラトリオ BWV249、BWV66のカップリング)が最高だと思っています。(上のディスコグラフィーのC-8)

 喜ばしいと同時にしっとりとした春を感じさせる選曲、(オラトリオはもちろん、66番の美しさ!)
 ルネッサンス音楽に通じるような、壮麗かつ透明なヘレヴェッヘの指揮、
 どちらも、息をのむほどすばらしく、名曲の名演奏、とは、このことを言うのでは。
 ちょうどこれからの季節にピッタリですし、上にあげたCDで基本を押さえた後で、いかがでしょう。
(完全にCDショップの店員化してます)
2007年03月22日 07:05
おはようございます。

「ルソン・ド・テネブル」、W.クリスティ、レザール・フロリサンのクープランです。
わずか一分もない「預言者エレミアの哀歌ここに始まる」の冒頭から、一気にひきつけられます。本当に美しい!
この「ルソン・ド・テネブル」は不思議な約束事に満ちていますね。
聖週間まで待つべきだったかもしれません。
Noraさんが聖週間の記事として取り上げてくださることを楽しみにしています。


2007年03月22日 07:15
お勧めのヘレヴェッヘ、ぜひにも入手いたします。
最近「特別会計」ばかりで悩むところですが、ヘレヴェッヘのカンタータとあっては早急に「特別会計の特別会計」を組む心づもりでおります。
なんと言ってもNoraさんからの『至上命令』ですから!
それにしてもCD20枚、50曲にも及ぶカンタータの録音があったとは、ついぞ知りませんでした。
 深く内省的であると同時に、豊かで高貴なヘレヴェッヘの音楽が、カンタータへのもう一つ扉を開けてくれるような気がしています。
ありがとうございました。
2007年03月22日 07:22
それにしても・・・
 ここ最近の「不思議な偶然」には驚くばかりです。
武満さんでNoraさんに繋がっていくなんて、思いもよらないことでした。

>武満さんとカンタータの関係は、まだ秘密・・・

なんだかドキドキしています。
もしかしたら、この「不思議」はまだ終わっていないのかもしれません。
実は昨日も、もう一つの「不思議な偶然」に驚かされたばかりです。
まさに「神のみぞ知る」ところですね。(笑顔)
2007年03月22日 07:27
質問です。
ガーディナーのSDG巡礼シリーズのCDを抱えている「お弟子さん」は、もしかしたら『Mr.ビーン』のクマ君ですか?
2007年03月22日 09:49
 どちらでしょう?
 オレンジのCDを持ってる方が似てますが、これは最近ハンズで買ったホカロン入れで、ねこ、と書いてあったからちがいますね。

 黒いCDを持ってるのは、ご存知かもしれませんが、チェブラーシカ、正体不明の生き物です。
 オレンジの箱につめられ、ロシアに送られてきて、
 動物園で働く?孤独なワニのゲーニャのともだちになりました。
 もちろん、わたしの家にもオレンジの箱で送られてきました。
(古いロシア(当時ソヴィエト)の絵本・人形劇アニメの人気キャラです。 CDの著作権上問題ないように登場させましたが、よく考えると、こちらの方が問題?)

この記事へのトラックバック

過去ログ

テーマ別記事