適当深海生物図鑑 Vol.1

 【リュウグウノツカイ】


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 体長は一般的に2~3メートルと言われてますが、大きなものは5~6メートルに達し、実際に、サンシャイン国際水族館にある剥製は、5メートル近くあります。(下の写真)
 でも、深海で元気なものは、決して人目に触れることが無いため、
 大きなものになると、実は、そんなものではないのでは、などと思ってしまいます。

 体は巨大ですが、前から見るとペラペラで、一反もめんみたい。

 下の剥製は色が落ちてしまって真っ白ですが、
 体は青みがかった銀色。
 巨大なたてがみ、背びれ、胸から出た2本の触手、すべて鮮やかな朱色で、
 まるで真紅の着物をはためかすように泳ぐとのこと。

 ほとんど生態はわかってませんが、
 スティレフォルスという同類のよく似た魚の生態から、
 ふだんは立った状態で深海を漂っていて、移動の際に体を横にして、悠然と泳ぐのではないか、という推測もあるそうです。

  
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 【トリノアシ】


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 一見海草みたいですが、ウミユリの仲間。
 ウニやヒトデの最も原始的な先祖。生きた化石のひとつです。
 
 ユリの花にあたる部分がそのままウニやヒトデだと考えていただけると、わかりやすいかも。
 内臓など、体の主要なものは、すべてこの上の部分にあり、体や手足のような部分は、単なるささえです。

 とにかく、食べ物(有機物なら何でも)が流れてくるのを、ただひたすら待っていて、
 食べ物がひっかかっると、細かい毛を使い、ベルトコンベアみたいに中央の口に移動させます。
 だから食べ物がひっかかりやすいように、わざわざ体を高く掲げてるわけです。

 恐竜時代の始め頃まで、ウニやヒトデはこのような形でした。
 でもこのままだと、増えてきた天敵に、ガジガジ食べられ放題の状態になってしまいます。

 これに対抗して、体の一部でも残っていれば、すぐに再生する能力を身につけましたが、 さすがにいやになったのでしょう。
 あるものは地上を歩き出してウニやヒトデになり、
 あるものは天敵の来られない海底深く降りていって、トリノアシなどのウミユリ類として、今も生き延びています。

 海底深く、じっと立ち尽くして、ただ食べ物が漂ってくるのを待っている。
 典型的な深海生物ですね。


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  深海に関する歌

 一応音楽ブログ?なので、
 すぐに思いついた、深海に関する歌を、いくつかご紹介します。
 海の歌、は、それこそ星の数ほどありますが、
 深海、となると、さすがにあまりないのでは。(笑)

 もしお気づきのものがあったら、ぜひ教えてください。


1、パール・デコレーションの庭 あがた森男
  (アルバム 「バンドネオンの豹(ジャガー)」より)

 あがたさんは、「永遠の遠国」や「日本少年」など、代表的な大作や、
 伝説のポップ・ユニット、ヴァージンVSでも、
 ネモ船長がらみの歌などを歌っていますが、
 アルバム「バンドネオンの豹(ジャガー)」の後半(つまり昔のB面)は、
 ズバリ、(海底篇)と名づけられています。

 第1曲、タンゴの名曲のカバーから、
 コンバースの賛美歌「星の界」、ビゼーの真珠採り、と続き、
 ラスト、月光に照らされて、タンゴの巨匠たち(バンドネオンのジャガー)が次々とよみがえる、「月光のバンドネオン」の涙の絶唱まで、
 正に海底の波間から立ち現れたかのような、濃厚なロマンの世界がくりひろげられます。

 ラストから2曲目、「パール・デコレーションの庭」は、もう、そのまんま、海底の歌。
 海底にもぐってしまったお父さんからの絵葉書。
 海の底は、大博覧会の最中で、意外に楽しいようです。

 矢野顕子さんとの共演で、あがたさんはお父さんのせりふその他を歌ってます。
 いつものように、当然ムーンライダースのメンバーも参加。
 隠れた名作です。


2、竜宮の使い 元ちとせ
  (アルバム 「コトノハ」より)
 
 メジャーデビュー以前のインディーズ・アルバムから。
 いきなり、タイトルからして、これ。さすが、南の歌姫。

 子どもの頃、学校の先生に言われ、みんなで、願い事を書いた紙を海に流しました。
 「魚になりたい」と書いた主人公。

 月日が流れ、もうすっかり忘れたころ、
 はるか彼方の知らない国から、便りが届きます。
 「メッセージ確かに受け取りました。」

 怖っ!


 * ちなみに、ちとせさんは、
   ヴァージンVS時代のあがたさんの名曲中の名曲、
   「百合コレクション」をカヴァーしています。
   ライブで聴いて、泣いてしまいました。


3、オクトパス・ガーデン ザ・ビートルズ
  (アルバム 「アビー・ロード」より)

 最後の最後になって、突然、リンゴが、奇跡のような名曲をかいてしまいました。
 やはり、この4人は、全員が特別なのです。

 「オクトパス・ガーデン」、もしかすると、ビートルズの歌の中で、一番好きかもしれない!

 ・・・・と、思わず興奮して書いたものの、冷静になって考えてみると、さすがにそれは、言いすぎでしたが、
 ビートルズで最も好きな歌のひとつ、であることは、まちがいありません。


☆ なお、直接海底ではないですが、
  バッハのカンタータやコラールに、
  「深き淵より、汝に呼ばわる」
  というものもありますね。



▽ はじめに想像だけで描いたリュウグウノツカイ。
  ちょっとオーバーでした。(笑)
  写真を参考に描いた上の絵の方が、実物に近いです。

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 何だか書いていて楽しいので、今後もできたら更新していこうと思います。
 ただ、記事の内容については、どうしても参考図書にたよるウェイトが大きくなってしまうので、ご了承ください。


  参考図書 : 「深海生物ファイル」 北村雄一 ネコ・パブリッシング
          「へんないきもの」 早川いくを basilico







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この記事へのコメント

2007年06月12日 21:14
Noraさん、こんばんは。
 >何だか書いていて楽しいので、今後もできたら更新していこうと思います

リュウグウノツカイ、とても素敵ですね。
アカグツはどちらかと言えばユーモラス。
どちらの絵も好きです。
PCでこんなこともできるんですね!

私自身、2年前にはパソコンのパの字も知りませんでした。
キーインの仕方もわからないままHPやブログを読ませていただくことから始まった私のPCライフ。
ブログを立てたのも写真をアップできるようになったのも見よう見まね。
絵も描いてみたくなりました!
2007年06月13日 09:42
 aostaさん、おはようございます。
 やさしいお言葉、ありがとうございます。
 きっと調子に乗って、これからも、描き続けることでしょう。(笑)

 でも、実際にお描きになったら、あんまりかんたんで、なーんだ、と思われると思いますよ。
 aostaさんの絵、ぜひ見せてください!
 わたしはよく知らないのですが、もしマウスが難しかったら、パソコン用のペンで入力する方法もあるみたいです。
2007年06月13日 10:05
> 私自身、2年前にはパソコンのパの字も知りませんでした。

 たぶんわたしの方が、後輩だと思います。
 まったくの手探り。
 そう言えば、aostaさんのブログで、ボンボンさんが動いてるのを見た時は、衝撃的でした。
 考えてみればそれほどめずらしいことではないのですが、aostaさんのブログに動画(?)が出るなんて、夢にも思ってなかったので。(失礼)
 深夜見ていたのですが、
 あ、ボンボンさんだ、かわいいなー、と、思った瞬間、突然ボンボンさんが動き出したので、何かの超常現象かと思って悲鳴をあげそうになってしまった。
(ボンボンさん、またまた、ごめんなさい。もちろん、ボンボンさん自身はかわいいですよ)
 くやしいのでわたしもやりたいのですが、何の技をお使いになったのか、いまだに、さっぱりわかりません。(笑)
2007年06月14日 07:57
おはようございます。
"深海に関する歌"・・・ですか。
整理好き、リスト作成が得意そうなNoraさんが、ちょっと見えました。(笑)
2007年06月14日 08:02
ボンボンちゃんの動画の話題が・・・。
実はあれ、aostaさんが、我が家にボンボンちゃんを連れてきたときに、デジカメで連写で撮りました。(だから動画ではありません)
それを、僕のホームページを作成しているツール:IBMホームページビルダーに付属している画像加工ソフト(ウェブアニメーター)で作ったものです。Noraさんが深夜に驚かれたほど上手くできたので、aostaさんにプレゼントしました。
 
2007年06月14日 08:10
Noraさん、そういうことだったんです。

ごめんなさい、私の作品ではなくて(汗)
でも驚いたのは、私も同じ。「ボンボンが動いてるぅ~!!」
昔、ノートの端っこに小さな絵を書いてぱらぱらとページを繰るとギクシャク動いて見えました。
退屈な授業のときのひそかな楽しみでした。
2007年06月14日 08:11
Papalinさん、ありがとうございました。
またお願いしますね(笑い)!
2007年06月14日 15:53
 aostaさん、Papalinさん。こんにちは。
 これは、無粋なことを聞いてしまいました。
 でも、一番驚いたのが当のaostaさん、というのが、またまたコントみたいな話ですね。(笑)

 そのソフトを使えば、絵なども動くのでしょうね。
 わたしも、わたしのリュウグウノツカイを動かしてくれる人を、探すことにします。
2007年06月14日 15:59
> 整理好き、リスト作成が得意そうな

 Papalinさん、
 御指摘のように、わたしは整理好きで、何でも整理したくて整理したくてたまらないのですが、実は、まったく得意ではありません。
 何でもそう。いつも、実体がともなわない。(涙)

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