幻のレンゲショウマを求めて~熱波渦巻く昭和記念公園をゆく+三位一体節後第11日曜(BWV199他)

 お盆休み、どこも記録的な猛暑で、深刻な被害まで出たようです。
 今日の東京(関東)は、猛暑も一段落で、とてもすごしやすかったけれど。
 千葉の地震も心配です。みなさん、お体など、十分気をつけてくださいね。
 


 日本ハムファイターズ、残念ながら、連勝は止まってしまいましたが、早くも独走体制?
 こうなると、去年とは逆に、プレイ・オフ(正確にはクライマックスシリーズ、だったか)がじゃまくさいです。勝手なこと、言ってますが。
 でも、今年から、リーグ優勝はリーグ優勝のようなので、いいか。(気が早すぎ?)

 ダルビッシュ君も、まあ、おめでとう。
 サエコちゃんは、のだめで大きなコントラバスかかえていた女の子ですね。



 さて、明日は、三位一体節後第11日曜日。

 カンタータは、初期作、
 BWV199 「我が心は血の海に漂う」
 が、たいへんな名曲です。

 おどろおどろしいタイトルに似合わず、いじらしいくらいに真摯で美しい、ソプラノ独唱のための名カンタータ。
 BWV51とのカップリングでリリースされていることが多いですね。
 この曲はバッハの大のお気に入り、再演のたびに楽器が変更され、実に興味深いのですが、
 マニアックなことが知りたい方、こちらをどうぞ。
 どうやらわたしが書いたようですが、今読むと、難しくて何言ってるのかさっぱりわかりません。

 また、この曲は、20世紀になってから発見されたカンタータです。
 相当数の失われたカンタータがある、と言われ続けて、それらが、いつの日か、ごそっと出てくるのを夢見ていますが、(ホントに夢にも見ました・笑)
 実際にはなかなか出てきません。


 他は、
 第1年巻、BWV179
 第2年巻(コラール・カンタータ)、BWV113
 です。

 BWV179は、これまたたくさんのミサ原曲を含んでいます。
 つまりは、名曲ぞろい、ということ。

 BWV113は、大作にもかかわらず、引き締まった印象の名品。この時期のバッハは、ほんとうに、すごい。
 2曲の長調アリア、ホ短調のデュエット、どれもみな、夢のように美しい。
 このうち、イ長調バスアリアは、またまたシチリアーノ。やすらぎに満ちた調べ。



  *    *    *



 さて、これから何回か、わたし自身のお盆休みのことを。

 まず、今日は、レンゲショウマという花を追い求めたお話。



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 いつも拝見させていただいているtonaさんのブログで、レンゲショウマという花の写真を見せていただいてからというもの、その美しさ、可憐さのとりこに・・・・。

 御岳山にレンゲショウマが群生している場所があり、8月いっぱいは花が見ごろ、との情報もいただいたので、このお盆休みに絶対に行こうと決めていました。

 ところが、お盆休み中は、自分でもあきれるくらいヒマだったのですが、この猛暑のため、一歩も外に出られず。(結局、根性が無いだけ)

 このままでは今年は見られなくなってしまう、と、
 8月14日、少しは暑さもやわらいだような気もしたので、(まったくの気のせいでしたが)
 意を決して、ヒマな事務所を抜け出し、中央線に飛び乗りました。

 でも、なぜか、立川を一つ過ぎた西立川で下車。
 すさまじいまでの暑さに、とうに御岳山登山は断念。
 ちらっとどこかで見かけた、昭和記念公園にもレンゲショウマがある、という情報をたよりに、そちらにかけることにしたのでした。(ほんとうに、もう、何という根性無し!)


 昭和記念公園に来てみると、太陽がぎらぎらと容赦なく照りつけ、熱風が渦巻いています。
それほど人の姿も見られません。(プールをのぞき)
 しかも、この公園、恐ろしいほどの広大さ!
 花火やプールなど、何度か来たことがあるはずなのですが、こんなに広かったっけ?

 これだったら、もしかしたら、標高も高く、山で木陰も多い御岳山の方がまだよかった?
 と、愕然としましたが、すべては後の祭り。

 こうなったら、もうしかたありません。覚悟を決めて、出発です。

 レンゲショウマを求め、木陰から木陰へとたどりながら、ただひたすら亀のように進んでいきました。



▽ 西立川口から入ってすぐの水鳥の池。
  あまりの光と熱で、写真の色調も何だかおかしくなってます。
  人っ子一人写っていません。その分、風景は不自然なほど美しい。
  でも、やはり暑かった。

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 (よく見ると、ボートに乗っている猛者がいますね)


▽ サギソウまつり開催中。(~8月いっぱい)
  サギソウは見事に満開。

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 まるで、サギの大群。

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▽ 池の畔のミソハギも満開。

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 あいかわらず人影の写ってない風景。やはり、どこか、不思議な異空間のよう。

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▽ 池を回りこんで、奥に行くにつれ、
  せみの鳴き声が恐ろしいくらいに大きく響きわたるようになってきた。
  はじめは、思わず、うるさーい、と叫びたいくらいだったが、
  そのうち、場所によって種類や響き方が異なることに気づき、楽しくなった。

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 せみの抜け殻を見つけ、写真をとろうとしたが、
 よく見るとそこら中の樹の幹全部、抜け殻でびっしりで、怖くなってやめた。


▽ パークトレインがやってきた。人の姿を見て、ちょっとほっとする。
  どこに連れて行かれるかわからなかったので、乗らなかった。今度、絶対に乗ろう。

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 のろのろとさまようこと、小一時間。
 池のちょうど反対側、花木園展示棟入口にて、
 ついに、レンゲショウマの鉢を発見!


▽ 思ったよりずっと小さな花で、ほんの数鉢しかない。
  しかも、ほとんどの花は終わってしまっていて、見つけるのがたいへんだった。

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 でも、ちょっとだけ、花が残っていてくれた!
 近くで見ると、ほんとうに夢の世界の花のような美しさ。
 自然のつくった芸術品。
 感激!

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 目的は果たしたので、早々と切り上げることにする。
 池の周囲を、ハーブ園の方へ。


▽ ハナイカダ。
  葉の真ん中に、黒い実がなります。
  ちょっと遅くて鳥のフンみたくなっていた。でもまだ黒くなっていないのもあった。(右)

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▽ ハーブ園にあったアーティチョーク。
  たまに食べますが、こんな花だったとは。

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 ハーブ園の蓮池のカエルくん。
 となりに並んで入りたい。

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▽ サルスベリの花もちょうど満開。

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▽ 最後に、にぎやかなプールにたどりついた。

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 そのまま飛び込みたいところだが、今日は、プールは素通り。
 入口前の、池に面したレストランで遅いランチ。
 野菜カレー。なかなかおいしい。

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▽ 今日見た、そのほかの花々。

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 まあ、何はともあれ、夢にまで見たレンゲショウマ、この目で確かに見ることができました。
 感動!


 ところで、冒頭ご紹介したtonaさんは、わたしとほとんど同時期に、何と御岳山まで行かれたそうです。
 ほんとうに尊敬してしまいますが、こちらのtonaさんの記事で、レンゲショウマのすばらしい群生の写真を見ることができます。
 ぜひ、お口直し?にご覧になってください。
 来年は、できたら、行きたいな。



そのほかの「記事目次」

「全体記事目次」

カンタータ日記・奥の院

浅田真央さん情報・最新版

宮沢賢治記事目次

カンタータ日記・大阪モダン建築図鑑

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この記事へのコメント

2007年08月19日 09:24
おお、おお!昭和記念公園だったのですか!!!
ここにレンゲショウマがあったとは知らなかったです。
見られて良かったですね。

そう、この時期サギソウ祭りが開かれていて綺麗なんですよね。
昨年行ったときはこんなに暑くなかったのに。
確かに木陰を歩いているといいですが、御岳のほうが標高が高い分、涼しかったかも。
でも得たものが大きいので、それなりに良かったですね。
昭和記念公園徘徊記(亀のように進んだとありましたので)、とてもリアルで楽しかったですよ。
それにしてもお疲れ様でした。
Noraさんがこんな思いをしても花を求めたことを、私も心に刻んで、万難を排していろいろ見ていきたいなあと思ったことでした。
ありがとうございました。
Nacky
2007年08月19日 12:25
Noraさま
いつもタイミングを外しててのコメントで申し訳
ございません。
先般もミサ曲ロ短調に触れておたれたので、
私も、8月11日に横浜・みなとみらいホールで
横浜合唱協会の演奏を聴いたことをご報告させて
いただきます。
「Dona nobis pacem」
このような名曲を残して下さったバッハに改めて
感謝致します。
ところで、カンタータのご紹介も、1年、一巡り
されたのですね。
私はこの春から拝見させていただいておりますが、
先ずは大変、お疲れさまでした。
そして、これからの記事も楽しみにしております。
また、いろいろとご教示下さい。

koh
2007年08月19日 18:31
ひさしぶりにおじゃまします。この夏は本当に暑かったですね。計画があり、10月に休暇を取る予定なので、夏休み(お盆休み)も無しでがんばっています。
レンゲショウマという花ははじめてみましたが、幻想的な感じのものですね。それから、アーティチョークはアザミ科ということですが、本当にアザミの兄貴みたいな花です。食べるのは花が咲く前のやつでしょうか。高級食品スーパーなどで、にぎりこぶし大のが500円くらいもしますので、なかなか手がでません。たまに瓶詰めのオイル漬けをサラダに入れてたべるくらいですかね。

BWV199のリンクで、わたしのしょうもない投稿までご紹介いただき、ありがとうございます。ちょっとはずかしいですが・・・。
2007年08月19日 21:36
 tonaさん、こんばんは。
 記事にリンクさせていただき、ありがとうございました。
 あらためて拝見すると、やはり、自然の中で群生しているレンゲショウマは、格段に美しいですね。
 来年こそ、絶対にがんばるぞ、と、決意を新たにしました。

 昭和記念公園は、ひさしぶりに行きましたが、広くてすばらしい公園だと、改めて思いました。
 今回は、半分も見られませんでしたので、涼しくなったら、ぜひゆっくり行ってみたいです。
2007年08月19日 21:54
 nackyさん、こんばんは。
 真夏のロ短調ですか!すばらしい!
 ロ短調ミサ曲を、全曲通して聴くのは、何物にも代えられないような、ほんとうに、特別な体験だと思います。
 nackyさんもよくおっしゃってますが、演奏される方々が心から感動されると、それが伝わってくるのでしょうね。

> ところで、カンタータのご紹介も、1年、一巡りされたのですね。

 いつも読んでいただいて、ほんとうにありがとうございます。
 まだみなさんのお役に立てるようなことはあまり書いていないような気がするので、少しずつ続けていきたいです。これからも、よろしくおつきあいください。
2007年08月19日 22:43
 kohさん。どうも。こんばんは。
 お仕事、いつも、たいへんそうですね。がんばって、ぜひ、休暇をとってください。でも、お体には、くれぐれも、気をつけて。

 レンゲショウマはわたしも初めて知って、びっくりしました。
 ぜひ、リンクさせていただいた記事もご覧になってください。野生のものは、こんなものじゃありません!
 アーティチョーク、わたしもスパゲティにちょこっと入ってるのくらいしか食べたことないですが、確かにこんなに花が咲いたら、もうダメなんでしょうね。

 リンク、たいへん失礼しました。
 過去に書いたことをチェックして、記事にまとめようとしたのですが、あまりの暑さのせいか、なんだか難しくて・・・・。(笑)それに、みなさんの方が興味深いことをおっしゃってるので、つい。
 これからもあるかもしれませんが、お許しください。

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