孤独な旅人~「かぐや」のハイビジョン大型映像と、実物大試験機を見た! at iexpo 2007

 この記事に掲載した画像は、すべてわたしが、iexpo 2007会場に展示されていた展示物、写真、図版のパネル等を、デジカメで撮影したものです。
 「かぐや」展示ブースについては、撮影自由とのことだったので、撮影しまくって、のせることにしましたが、もし支障があれば、削除しますのでご了解ください。



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 この前の記事に予告編を書いたとおり、

  iexpo 2007 (at 東京ビックサイト 12月5、6、7の3日間開催 NEC主催) に行って、

 月周回衛星 かぐや (SELENE) の、

 大型画面のハイビジョン映像、と、

 実際に使われた試験機(もちろん実物大)、を、見てきました。

 「かぐや」が愛称で、正式名が、SELENE(セレーネ=月の女神)だということは、初めて知りました。
 完全に女の子なのですね。

 さらに、
 「かぐや」には、「おきな」と「おうな」という小衛星が絶えずついてまわっています。
 これらは、「かぐや」が月の裏側にいるときに、地球と通信するための中継衛星だそうです。



▽ 「かぐや」の実物大試験機と、完全図解。(ハイゲインアンテナ側)
  帽子みたいに上部におりたたんでるのが、ハイゲインアンテナ。
  「かぐや」と地球をつなぐ、最も大切なアンテナ。
  これを傘のように伸ばします。

  (左の小窓の図解は、クリックして、さらに拡大してごらんください。) 

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▽ こちらは裏側。太陽電池側。
  この実験機には太陽電池はとりつけられていません。
  上に載った二つの筒が、「おきな」と「おうな」。

  (左の小窓の図解は、クリックして、さらに拡大してごらんください。)

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▽ 「かぐや」を搭載した、H-ⅡA 13号ロケット打ち上げ風景。
  (2007年9月14日、種子島宇宙センターより、打ち上げ)

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 当日は、ニュースを見逃してしまいました。
 気象衛星等、失敗が続いていたのに、何と、月探査衛星で大成功していたとは!


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▽ 月周回軌道に乗るまでの、非常に複雑な「かぐや」のミッション。

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 ロケットから切り離された後、
 「かぐや」は、ハイゲインアンテナおよび太陽電池を広げ、自分の体勢と軌道の調整を絶えず行いながら航行を続け、やがて月軌道に突入。
 「おきな」と「おうな」を切り離し、さまざまな調査用アンテナをいっぱいにのばして、アメンボのような姿になり、月の周回軌道に乗ります。

 「かぐや」が、送ってきた、月の映像、地球の出、地球の入りの映像をわたしたちがみることができる、ということは、「かぐや」が、このたくさんのミッションを、たった一人で、(いつも、「おきな」と「おうな」はいっしょですが)すべて、完璧に実行した、ということ。

 「かぐや」、がんばったね。

 「かぐや」は、この後、ほぼ1年間にわたって月の観測を続け、その後はもう、2度と地球に帰ってくることはありません。



▽ 切り離し後、まだ地球のすぐそばにいる「かぐや」。
  まだ、ハイゲインアンテナと太陽電池のみを広げた状態。  

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▽ 最終形態となり、月軌道をまわる「かぐや」。
  たくさんのアンテナをいっぱいにのばしています。
  すぐ側には、「おきな」と「おうな」の姿も。

  (左の小窓の図解は、クリックして、さらに拡大してごらんください。)

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▽ 「かぐや」が送ってくれた、地球の出、地球の入りの映像、
  絶対に見ることなどない、と、思っていた夢の映像を、
  大画面のハイビジョン映像で、見ることができました。

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 背後の宇宙には、画面に見入る大勢の人の影が(もちろん、わたしも含む)映ってます。
 みなさん、バリバリのビジネスマン&ウーマン風の人ばかりですが、一様に静かに、まるで子どものように、自分たちの星、地球の映像に見入っていました。



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▽ 陸域観測技術衛星「だいち」が送ってきた地球の映像。もちろん、富士山。

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▽ おまけ。開発中の受付ロボ。
  だじゃれなど、おやじギャグを連発する。
  ギャグのセンスから判断すると、実用化はまだまだ?

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▽ 会場のクリスマス・ツリー

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 この後、お台場のイルミネーションをいろいろ見てまわった。
 次回以降、記事にします。



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カンタータ日記・大阪モダン建築図鑑

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この記事へのコメント

tona
2007年12月11日 20:49
あの感動の「地球の入り」の月の表面がよりくっきりと写っていて、そして地球が素晴らしかったでしょうね。
「かぐや」の展示ブースがあったのですか。それはよかったですね。

かぐやの正式名があったとか、かぐやの勇姿、「おきな」「おうな」がくっ付いて一緒に行ったことなど初めて知ったことです。
種子島での打ち上げの写真もきれいですね。
この展示会に行かなかったけれども、Noraさんのお蔭でいろいろわかりました。ありがとうございました。
2007年12月11日 23:49
 こんばんは、tonaさん。
 会場では、ドキュメンタリービデオも上映されていました。
 一つ一つのミッションをきちっとこなしていく「かぐや」もすごいですが、その計画をたて、部品や計器をつくって、組み立て、プログラミングした人たちがいるわけで、世の中にはすごい人たちがいるもんだ、と、感嘆してしまいました。
 打ち上げや切り離し等が成功するたびに、そうした人たちが、子どものように喜ぶ姿が感動的でした。

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