三都の旅・3~奈良・TVドラマ「鹿男 あをによし」の舞台を訪ねて

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 わたしはTVドラマが大好きで、毎クール、1、2作、気に入ったものを選んで必ず見てますが、
 前クールで、一番はまったのが、(アニメ「墓場の鬼太郎」は別格として)フジテレビ系の「鹿男 あをによし」でした。


 伝奇青春ミステリーの王道を行く原作の奇抜な設定を、最大限活かしきった演出、
 音楽、役者さん、すべてが魅力的でしたが、
 このドラマ、なんと言っても、実質的な主人公とも言える、鹿がステキ。

 さらに、現地ロケが主体となっているため、
 毎回登場する奈良の風景、
 鹿が群れ遊ぶおおらかな野原や街、その中に点在する古い建物群、などに、ものすごーく郷愁を誘われて、
 ああ、行きたい、鹿が見たい、と思っていたところに、降ってわいた甲子園の話。


 昨年は、やはりTVドラマ、「前略父上様」の影響で、お花見に神楽坂に行きましたが、
 今回の奈良の旅も、「鹿男 あをによし」の舞台を訪ねる旅でもあったわけです。


 というわけで、まずは、鹿、鹿、鹿、あくまでも鹿中心の奈良の旅行記。

 ドラマを見なかった方、鹿マニア(?)でない方にとっては、まったくわけがわからないと思いますが、お許しを。



 原作の「鹿男 あをによし」 万城目学(まきめ まなぶ)著。
 結末がわかってしまうので、放送中は読みませんでした。
 やっと読み始めたところ。

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 平城京跡の朱雀門。
 行きの電車から、一瞬見えた。
 上の原作本表紙のイラストにも出てますね。

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 朱雀門は、重要な舞台として、何度も登場。
 クライマックスで、マイシカに乗ったイトちゃん(多部未華子さん)が、電車に投げ込まれた「目」をジャンピング・キャッチ、感動的でした。
 この風景は、東京に帰る小川先生(玉木宏さん)もながめた。門のところで、鹿が見送っていました。

 かつてのまほろばの都の大門も、今は何も無い野原(公園)の中にぽつん立ち尽くしています。これは撮影しやすかったでしょう。 


 すてきなレトロバス、バンビーナ号に乗って、奈良公園へ。
 バンビーナ号は、奈良駅周辺の観光地を巡回していて、便利。(ドラマには出てきません。)

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 走っているのを見ると、鹿の模様がはねているみたい。

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 ついにやってきました。
 麗しの鹿の里。

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 さっそく鹿がお出迎え。
 誰かが鹿せんべいを買うと、たちまち寄ってくる、人なつっこい鹿たち。
 でも、絶対に、売られる前の、お店につんである鹿せんべいには、近づかない。

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 清らかな小川と鹿は、よく似合う。
 オケゲムのレクイエム(こちらこちら参照)を思い出します。この詩篇は、バッハのカンタータにも登場しますね。(こちら

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 鹿グッズ。「かわいいぼうし」・・・・。

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 ドラマの鹿(実はドラマ用に作られたロボ鹿)にそっくりな、凛々しい佇まい。
 今にも話しかけてきそう。

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 さて、ドラマでは、小川先生が藤原先生(綾瀬はるかさん)に奈良中ひっぱりまわされ、歴史解説をきかされていました。


 東大寺南大門。

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 東大寺大仏殿。

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 大仏殿近くの茶屋からのながめ。

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 二月堂からの奈良のながめ。
 奈良の街は、ほんとうに美しい。

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 二月堂に掛かっていた額。マイ鹿に乗ったイトちゃん?
 よく見たら、馬でした。

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 春日大社。鹿ゆかりの神社。

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 参道の山の奥に、鹿苑というのがあったが、入れなかった。

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 若草山では、ちょうどこの日、楽しそうな?イベントが開催されていました。
 鹿せんべい飛ばし大会。なんだ、そりゃ。

 若草山の、奈良市街を一望にする山頂も、大事な舞台でした。
 最後は、ここで、藤原先生が小川先生に告白します。
 ほんとは登りたかったけれど、とてもムリでした。

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 街に下りてくると、鹿飛び出し注意の標識。この直後、実際に、道路に飛び出す鹿を目撃してしまいました!
 手前、懐かしいリヤカーの焼き芋屋さん。

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 バスで、奈良町へ。
 奈良町かいわいは、しっとりとしていて、実に古都らしい雰囲気。
 元興寺の門前町として発展し、江戸時代には奈良の中心地として栄えたそうです。
 元興寺は、この後の記事にも登場。


 町家づくりの建物。小川先生&藤原先生が下宿していた建物に似ている?

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 ならまち格子の家。奈良の伝統的な町家を再現した建物で、無料で見学できます。

 ドラマに出てきた家も、ちょうどこんな感じ。
 ただもっと大きくて、吹き抜けをはさんだ部屋の障子を開けて、小川先生と藤原先生が会話したりするのが、いかにも青春でした。

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 左上の写真の、左側に写っているエレベーターみたいなもの、いったい何だろうと思いましたが、表に出て納得(↓)。つまり、上下開閉式雨戸。

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 坪庭とトイレ

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 再び、奈良公園に戻る。
 興福寺のすだれ(?)は、かわいい鹿の柄。
 奈良ホテルから興福寺に上る階段のあたりも、ドラマの主要舞台。

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 飛火野。小川先生が鹿に突き飛ばされて落ちたところ。
 なんて広々として気持ちのよいところでしょう。

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 片岡梅林。ちょうど梅が真っ盛り!
 上の建物は円窓亭(丸窓亭)。ただの公園のあずまやみたいですが、なんと重要文化財。
 さすが、奈良。

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 鷺池にある浮見堂。
 ドラマ終盤、藤原先生がイトちゃんを呼び出し、「大切なこと」を告げます。
 たくさんの人が楽しそうにボートをこいでました。うららかだなあ。

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 再び、バンビーナ号に乗って、近鉄奈良駅へ。
 柿の葉寿司の有名なお店と春日ホテル(左奥)。
 小川先生やイトちゃんがいつもこの前を通っていました。
 もちろん柿の葉寿司をおみやげ(夜食)に買って、京都に帰りました。

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 帰り、電車がまた朱雀門前を通過しましたが、鹿はいなかった。











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この記事へのコメント

2008年04月04日 22:07
 木曽のあばら屋さん、こんばんは。

 あはは。この人、妙に歌がうまいですねー。他にもいろいろなのがあって、楽しませていただきました。ありがとうございます。

 このドラマは、この曲をバックに鹿の群れが走ってくるシーンや、中井貴一の変に落ち着いたナレーションなど、スタッフの尋常でないこだわりが伝わってきて、いっぺんでとりこになってしまいました。
 徹底してロケをしまくったようで、奈良に行ったら、見覚えがあるところばっかりで、なんだか、なつかしくなってしまった。
 木曽のあばら屋さんも、記憶が鮮明なうちに、ぜひ!
2008年04月05日 21:33
鹿、可愛いですね。
このドラマは知りませんでしたが、Noraさん本当に楽しそうにドラマに沿って旅をされましたね。
奈良町はまだ静かな朝に散歩しましたが、いろいろな発見があった町でした。
志賀直哉の旧居なども印象的でした。

今回復活祭のパレードを見るツアーでしたので、やっと四旬節などのことを知りました。
2008年04月06日 01:17
 tonaさん、こんばんは。
 このドラマ、おもしろかったですよ。原作も評判いいようです。図書館で借りようとしたら予約がすごかったので、めずらしく買ってしまいました。

 ほんとうは、新薬師寺まで行くつもりで、志賀直哉邸のすぐ前まで行ったのですが、tonaさんのように健脚でないので、無理するのはやめてバスで奈良町のほうに行ってしまいました。今回の旅は、行くのをあきらめたところが実に多かったのですが、その分ゆっくりできてよかったような気もします。

 復活節のパレード、すてきだったでしょうね!
 記事、また楽しみにしています。
 長いレント(四旬節)が明けた後、パレードやカーニバルで喜びを爆発させるように、バッハの復活節のカンタータも、春の喜びにあふれています。
 機会があったら、ぜひお聴きになってみてくださいね。

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