かわさきアジアン・フェスタ~島唄の季節到来に心躍らせ、ベトナム月琴の妙なる響きに酔う

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 4月19日、お昼前に雨があがったので、

 かわさきアジアンフェスタ(+アジア交流音楽祭) (4月19日(土)、20日(日)開催)

 に行ってきました。



 川崎は、2年くらい前の「はいさいフェスタ」以来です。

 川崎駅周辺には巨大複合施設が林立し、それが古くからの商店街などとも混ざり合って、たいへんなにぎわい。
 この日は、国内外のアジア音楽のアーティストたち(ふつうのJポップなども含む)が、川崎駅周辺に集結し、各複合施設のイベントスペースや、商店街の特設ステージで、(何と、全部で6箇所)それぞれ個性的なライブを繰り広げました。

 また、ラ・チッタデッラといさご通り商店街付近のかわしんふれあい広場には、アジア料理の屋台が出て、さらに、川崎名物とも言える星の数ほどあるアジア料理店では、いっせいに特典サービスを行なう、という、なんとも魅力的なイべントでした。



 川崎駅では、なぜか武士たちがお出迎え。小田原城の観光キャンペーンらしい。
 甲冑姿も勇ましく、ほら貝を吹きまくってましたが、この人たち、小声での連絡事項なんかも、
 〇〇でござる、とか、〇〇いたそう、とか、言ってたぞ。

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 次々と誕生する巨大複合施設。さらに新しい建物も作られている。

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 古い昔ながらのお店に、アジア各国のお店がごちゃごちゃと入り混じった、商店街も魅力的。
 〇〇堂、〇〇レコード、など、古いレコード?ショップも健闘している。

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 タイム・スケジュール片手に、順番にこれらの複合施設や商店街を駆け回り、いろいろなライブを見られるだけ見てきました。


 このような各会場で、次々とライブが行なわれる。

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 ミナクマリ。(いやし系ポップス?)
 右の人、一人が「ミナクマリ」。Charaのサポート演奏をしていたこともあるそうです。シタールもちょっと弾いてました。
 左の人は写真のタブラ(打楽器)のほか、小さなおもちゃのピアノで伴奏していましたが、これが意外と澄んだ音で、この人、大活躍だった。

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 シタール。
 ご存知の通り、本来、メロディーも、対旋律も、通奏低音やリズムも、すべて一度にこなせるすさまじい楽器なので、楽しみにしていたのですが、今日のライブでは、効果音の伴奏くらいにしか使っていませんでした。

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 韓梅(ハンメイ)さん。(中国琵琶)
 会場に着いたらもう終盤で、1曲+ちょっとしか聴けなくて残念。
 でも、ずっと日本の歌中心にやってくれていて、ラストだけが中国民謡だったらしく、それが聴けてよかった。
 バチではなく、ピックのようなつけ爪をつけた指を何本も使い、まるで掻き鳴らすように爪弾く。弦を押さえる指も含め、すべての指が、常に見えないくらいのスピードで動いている。
 華やかだけれど、凛として、澄んだ響きが美しい。

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 橋本秀馬さん。(馬頭琴、二胡)
 元々はクラシックギターがご専門だった、とのこと。
 馬頭琴は、チェロの音色にさらに陰影を加えたような、深々とした音がする。
 二胡は、おなじみ、郷愁をさそう音ですね。
 モンゴルや中国の曲のほか、日本の歌曲、奄美民謡などの演奏もあり。
 演奏の合間に、楽器の説明、奏法の説明をていねいにしてくれて、とてもおもしろかった。
 馬頭琴は二弦だけれど、それぞれの弦がたくさんの馬のしっぽの毛を束ねたもので、太い方(低音)の弦は、煩悩の数、108本なのが正式だとか。
 もともと、宗教的な儀式に使用していた名残りらしい。
 また、音によっては、弦の下に指を置き、裏側から爪で弦を押さえる。

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 WADAさん。(ベトナム月琴)

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 一見して、あからさまにあやしいですが、
 この人を見られた(聴けた)ことは、
 文句なしに、この日一番の収穫でした。

 そもそも、ベトナム月琴という楽器自体、
 見るのも聴くのも初めて。
 普通の月琴とのちがいは、
 結局はっきりとはわかりませんでしたが、
 少なくともわたしは、こんなに柄の長い月琴は、
 見たことがない。

 これは普通の月琴も同じですが、
 そもそも満月を模った楽器の形が美しい。
 側面の螺鈿細工も見事。
 (冒頭にのせた、楽器のアップをごらんください)


 そして、何と言っても、その音色。
 月琴自体、聴いただけで、
 漢詩の世界に誘われるるような、
 実に郷愁にあふれる音色をしていますが、
 その音色を、さらに透き通らせたような、悲しいくらいに澄んだ音色。

 この音色が、この楽器特有のものなのか、WADAさんのワザによるものなのかはよくわかりませんが。

 WADAさんは、もともとロックギターをひいていたとのこと。
 ベトナムで、この楽器に出会い、その魅力にとりつかれ、練習したそうです。

 この日は、ベトナム民謡などはまったくやらず、WADAさんがお好きな歌を、カラオケをバックに、多少の装飾を加えて淡々と弾いただけでしたが、それだけでも、この楽器の魅力の片鱗は伝わってきました。

 おそらくベトナム月琴については、ほとんど演奏している方もなく、先生もいないのでしょう。
 WADAさんがこの楽器の正式な奏法等をどこまでマスターされているのか、この日の演奏だけではよくわかりませんでしたが、
 この人、ロックギタリストとしては、なかなかの腕前なのでは。

 ですから、楽器から立ち上がる音そのものがすばらしいし、演奏する佇まいなど、(このかっこなのに・笑)惚れ惚れしてしまうほど。

 その証拠に、お客さんには、地元商店街の年輩の方などもかなりいたのですが、全員その演奏に釘付け。最後には夢中で手拍子してました。
 途中、おばあちゃんが駆け寄って、パンを差し入れしていた。

 と、いうわけで、この人、ただものではないのですが、
 ただ、ベトナム月琴の演奏として、すぐれているのかどうか、という一番かんじんなことだけが、不明。

 一曲目、ノリノリで、楽器をかきならし始めたWADAさん。
 妙なる月琴の響きが「ゲゲゲの鬼太郎」のメロディーを奏し始めた時は、耳を疑いましたが、鬼太郎ファンのわたしのハートは、その瞬間、鷲づかみに・・・・。
(結局それか?)

 その後、「まんが日本昔話」のテーマ、エヴァンゲリオンの主題歌、カントリー・ロード、とバラバラなようでいて、実はみんなアニメがらみの歌。
 きっと、この人、これらの歌がみんな好きなんだろうな。

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 この人、がっちりした体つきの割には、指が細くて、すごく美しい。
 その指で、とても愛しそうに、月琴を弾く。
 あと、あまり関係無いですが、足も小さい。
 
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 イチャリバーズ。(沖縄民謡)
 沖縄民謡をポップな味付けで元気に楽しく演奏してました。
 女性ボーカルの「シーサーちゃん」、(注:正式にそういう名前なんだよ)
 動きがちょっとサンバ風味。
 写真右の方の三線が見事。途中ニ胡に持ち替えたが、(2枚目の写真)これもまた見事。

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 ミュートン君、乱入。「音楽のまち・かわさき」のキャラクター。
 いっしょに、ちょんちょんキジムナーやカチャーシー・メドレーを踊りまくる。

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 琉碧。(沖縄民謡&エイサー)
 少人数ながら、大迫力の演奏&エイサーでしたが、メンバーに沖縄出身者は、ひとりもいないとか。
 やまとんちゅもけっこう真剣に練習に取り組んでるのです。
 その成果が、あのエイサー祭りなどなど。
 しぶい八重山民謡あり、エイサーあり、カチャーシーあり、で、楽しかった。

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 綾羽&ぷりむん。(沖縄民謡)
 誰が綾羽?どこまでがぷりむん?
 途中からですが、古謝美佐子さんの「童神」など、しっとりとした歌が聴けました。
 それぞれ特徴ある琉装も、いい感じです。

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 川崎は、中野などと並ぶオキナワン・タウンなので、さすがにこの音楽祭も、沖縄関連のグループが多く、充実していたようです。

 今年も、そろそろ、沖縄民謡のよく似合う季節になってきた!

 ああ、またいきたいなあ。



 アジア屋台村。すっかりおなじみ、きりたんぽも。

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 地下街では、沖縄物産展も。
 今日の収穫、左上は紅芋&黒糖ムーチー。

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 イベントとは別に、路上ライブも何組か
 見かけた。

 このジャズ・バンドは、力が抜けていて、
 めちゃっくちゃかっこよかった。
 昼過ぎに見かけて、
 思わずちょっと聴き入ってしまったが、
 夕方、まだやっていた。




△ カメラに向かって笑ってくださったので、のせてしまいました。
  もし、支障があれば、すぐに削除します。



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カンタータ日記・大阪モダン建築図鑑

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この記事へのコメント

2008年04月24日 10:17
沖縄とアジアの楽器や音楽、屋台とNoraさんがお好きなイベント満載ですね。
何故武士のお迎えなのでしょうね。
川崎って降りたことがないのですが、電車から眺めると随分様子が変わりました。48年前(これって骨董品みたい)の学生時代から眺めていましたから。
中国琵琶、馬頭琴、二胡、ベトナム月琴ってなかなか魅力的な楽器ですね。
普段あまり聴く事ができないので、よけいその音を想像したりします。
エイサーや民謡も楽しまれたのですね。
そしてちゃんと海ブドウまでお買いになって、本当に青春を満喫されたようで良かったですね。

2008年04月24日 10:35
全国の有名駅名ランキングをご覧になりましたか?
2008年04月25日 00:22
 tonaさん、こんばんは。
 これから夏に向けて、沖縄関係を中心にイベントの連続で、どれに行ったらいいか、悩んでしまうほどです。
 何だか毎年同じようなことしてますが。

 川崎は電車から見ると、大きな建物がたくさん並んでいて、だいぶイメージが変わりましたが、降りてみると、意外と古い商店街や、国際色豊かなお店などがまだまだ残っていて、おもしろいです。機会があったら、ぜひ一度、降りてみてください。大きな音楽ホールや有名な映画館もありますね。

 武士のみなさんは、アジアンフェスタとは関係なく、小田原城のPRではるばるやってきたようです。
 ほら貝を吹きまくってました。
2008年04月25日 00:35
 tonaさん、ありがとうございます。
 このランキングは、直接検索ができるので便利ですね。

 峠の釜めしやひっぱりだこ飯は、やはり上位にランクされていますね。
 先日記事に書いた「味の逸品会」に、26位のいちご弁当が出てました。
(売り切れで買えませんでした)
 これからは、物産展の季節でもあるので、早速参考にさせていただきます。

 物産展と言えば、有名な池袋東武の北海道展が今日から始まりました。
 一応、行ってみましたが、ものすごい人で、TVなんかも来ていて、ほとんど何も買えず、はじき出された感じでした。
 近々にリベンジします。(笑)
2008年04月25日 16:47
駅弁を駅名と書いて失礼しました。
Noraさんが買ったのがたくさんランクされていて嬉しくなりました。
いちご弁当は私が今年買ったものですから、もう懐かしくなっています。
北海道展も興味あります。そういえばこの間北海道には行ったばかりでした。
あさって夕方池袋に着くのですが、残念ながらもう行く元気がないでしょう。
2008年04月26日 00:51
 tonaさん、こんばんは。
 いちご弁当は、はじめ聞いたときは何かと思いました。
 このHPから検索すると、みなさん「あわびが驚くほどやわらかい」と口をそろえておっしゃっていてますます食べたくなりました。
 もしかしたら、出店していたの他の物産展だったかもしれません。
 物産展ばかり行っていて、こんがらがってしまった。(笑)

 北海道展はTVでよく紹介されるせいか、とにかくすごい人出なので、体力・気力ともに余裕のある時の方がよいですよ。
 会場への直通エレベーターがあるのですが、初日に様子を見に行った時、エレベーターの扉が開いた瞬間、もう見渡す限り人、人、人がうごめいているすさまじい光景が眼前に広がって、そのあまりの光景におじけづき、そのまま降りてきてしまいました。(笑)

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