「No.2オペラ」にあえなく玉砕~~年末から今年前半にかけて聴いたCD・ヘンデル編2

 今年は後期のBWV39を聴いてみました。

 この時期の作品にしてはめずらしい、力のこもった2部構成の長大な作品で、熟練の極みの筆致の大合唱に、たくさんの魅力的なアリアが連なります。
 雄大な外観の中に、後期ならではの豊かな音楽が、ぎっしりとつまった、真の大作です。

 リリング全集盤。



  *    *    *    *    *    *



 さて、前回のつづきです。

 

 これまで、前回あげたようなアリア集を中心に、だらだらとヘンデルを聴いてきたわけですが、
 今回はまず、その果てにたどりついた、超おすすめ盤を2点。

 わりと最近のものから。


 6、リアル&ザッゾ デュエット集


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 声が好き、ということでは、なんと言ってもヌリア・リアルさん。
 彼女の明るくまっすぐな声を聴いていると、何だかこちらまで元気になってきます。
 この人も、上記モントリオール・バロックと並ぶOVPPの雄、リチェルカールコンソートのカンタータのCDなどで、おなじみ。

 彼女には別にアリア集などもあるようですが、比較的最近リリースされたということと、「デュエット集」というのに魅かれて、こちらを聴いてみました。

 ここで聴くリアルの歌声が、あいかわらずまぶしいほど美しいのは当然として、
 わたしは基本的には根っからのバッハや中世の対位法マニア、声は多い方がいい、とうことで、
 これまで、旋律自体の美しさ、のびやかさの影に隠れていた、ヘンデルの対位法的な底力を存分に堪能することができ、
 わたしにとって、これまで聴いた中では、最高のアリア集となりました。

 曲は、聴いたことないものばかりでしたが、有名ソロ・アリア以上に魅力的なアリアばかり。
 いくつかのオペラから、レチタティーヴォを含めて数曲づつ歌われていて、オペラの雰囲気が大切にされているところもよい。

 「ムジオ・スケボラ」(??イタリア語はローマ字読みでOKと聞いたが、なんだが変だ??)の、バッハを彷彿とさせる見事な対位法的アリア、
 ”Ma come amar?”

 *  「ムツィオ・シェーヴォラ」と読むようです。失礼いたしました。

 「ロダリンダ」からの、それぞれ夢のように美しい長調のアリアと短調のデュエット、
 ”Ritorna” ”lo t’abbraccio”
 などなど、あまりの美しさにため息が出てしまう。

 それにしても、リアルの伸びやかな歌声は、ヘンデルにぴったり。
 カウンターテナーのザッゾとの相性もよく、とても聴きやすい。

 一応、男女のデュエットなので、「愛の」デュエット集ということでも自然。
 でも、ヘンデルの場合、リアルが男で、ザッゾが女、というよけい倒錯した場合もあるのかな?
 もとの曲も内容もよくわかりませんので、何とも言えませんが。


 7、HANDEL Arias&Duets

    The Anniversary Edition 1759-2009


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 最後に、
 今年、次々とリリースされている、(安価な)編集ものアニヴァーサリーCDから。
 何点か、わたしも聴きましたが、もっとも気に入って愛聴しているのが、このヴァージン・クラシックス・レーベルの2枚組みCD。

 このセットは、以下の点ですぐれていると思います。

 ・ 現在古楽シーンの第一線で活躍している、同系統のスター・アーティストの演奏を中心にしているため、
   この種のCDにつきものの、バラバラなものを適当に集めたごった煮感がなく、
   アルバムとしての雰囲気が統一されている。

 ・ 実に多くのオペラ、(カンタータまで含む!)から、
   有名・無名とりまぜて、驚くほどバランスのよい、バラエティに富んだ選曲がなされていて、
   しかも、そのほとんどすべてが、極上の名曲ばかり。(と、わたしは思う)

 ・ ここでも、レチタティーヴォ~アリアの流れが大切にされていて、オペラの雰囲気が保たれている。

 ・ (個人的な理由だけど)デュエットが多い。
   喜びに満ちあふれた、「リナルド」の”Scherzano sul tuo volto”(A-7)
   器楽と声部がひらひらと舞い踊るかのような、カンタータからのA-10、
   (これは、ピオーさんも参加)
   オブリガート旋律がたまらなくやさしい、オラトリオ「快活の人・・」からのA-17、
   そして、極めて対位法的な、「ロデリンダ」の”Se’l mio duol”(B-11)
   などなど、
   どれも最高!

 ・ (これまた個人的な理由だけど)コンチェルト風アリアが多い。
   Aー7、B-1、5など。
 
 ・・・・と、いうように、どの曲も皆、たまらなくよいのですが、

 また、他にも、
 ヘンデルの大きさ、やさしさがあふれ出るかのような、「ロデリンダ」の”Dove sei amato bene?”(A-4)
 カンタータからのめずらしいバス・アリア、A-9、
(まるでモンゴルのホーミーみたいな重低音で歌われ、高音ソプラノとは逆の意味での超絶技巧アリアですが、よく聴いてみると、実に美しいメロディだったりする)、

 * これは、「アチ、ガラテアとポリフェーモ」からのアリアで、
   この作品、前回ちらっと触れた「アチスとガラテア」と同じ題材に基づくものですが、まったくの別作品とのこと。
   このアリアは、海の怪物ポリフェーモのアリアです。


 「アルチーナ」からの子守歌みたな、”Verdi prati”(B-3)
 などなど、印象深いアリアばかり。

 これ1枚あれば、とりあえずは何もいらないのでは、と思えてしまうほど。
 これからヘンデルのオペラ・アリア集を聴いてみよう、という方は、真っ先にこれを選ぶべきでしょう。


 * そのほか、番外参考CD

 HANDEL:GOLD(アリア集)


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 DECCA制作、天下御免のオールスター・ごった煮ベスト。
 曲も、ハレルヤまで入ってます。 
 録音時代もさまざま。ここまでくると、ヘンデル録音史としての価値もあるんでは。



 さて、わたしが、このようにアリア集をたくさん聴いてきたのは、
 「ジュリオ・チェザーレ」の次に、果たして何を聴くべきか、自分なりに、No.2オペラを決めるためでもありました。
 できれば、今年前半のうちに、もう1曲くらいは聴きたかったのです。


 実は、いろいろなアリアを聴いてみて、直感的に、一番気になったのは、
 
 「ロデリンダ」 Rodelinda

 でした。


 上にあげた、リアル盤、アンソロジー盤の2組のアリア集は、最高のアリア集だと思いますが、これらを聴いていて、心に響くアリアは、「ロデリンダ」からのものが圧倒的に多いのです。
 上の2組についての記事の中にあげた4曲は、いずれも息を飲むほど美しく、ヘンデルの最上のアリアと言ってもいいのでは。
 
 また、他にも、「ロデリンダ」には、前の記事に書いた、ピオー盤やルブラン盤にも収録されている、短調オブリガートがすごぶる美しい有名なアリア、”Ombre,piante”もあります。

 これらはすべて、わたしにとって超ストライクゾーンのアリアばかり。

 さらに、何よりも、作曲されたのが、「シーザー」とだいたい同じ、ヘンデルの最も油が乗り切っている時期(のひとつ)、というのも、見逃せません。
(前にも書いたように、これは、バッハの全盛期、「コラール・カンタータの年」とも重なります)


 そこで、善は急げ、で、CDショップに走り、CDをゲット。

 ・・・・したはずだったのですが、
 しかし、帰宅して、CDを見て、茫然・・・・。


 その時、わたしが手にしていたのは、これ、


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 「アリオダンテ」 Ariodante


 ・・・・しまった。まちがえた!

 だけど、構成しているアルファベットがほぼ同じじゃないか。
 文字並び替えクイズか、まったく。

 だいたい、ヘンデルのオペラのタイトルときたら、同じような人名ばかり。
 リナルド、やら、アルミダ、やら、アルチーナ、やら・・・・。だいたい、誰なんだ?この人ら。
 こんなタイトルだから、いつまでたっても日本ではメジャーにならないんだ。

 タイトルが、「いかにむなしき」とか、「統べしらすままに」とか、「血の海」が何たら、とか、一般の人からすると、ちょっと引いてしまうような言葉の羅列に他ならないバッハのカンタータと同じ。


 ・・・・などと怒っていても、しかたありません。


 「アリオダンテ」だって、これまであげてきた上記のアリア集に、実に多くのアリアが収録されているヘンデルを代表するオペラ。
 何となくバッハっぽくて、わたしなどはめちゃくちゃ親近感を感じてしまう、”Scherza infida”など、印象的なアリアも多い。

 と、いうことで、気を取り直して、急遽予定変更、「アリオダンテ」にチャレンジしました。


 その結果・・・・、

 ・・・・あえなく、玉砕。


 長い・・・・、長すぎる。

 有名アリアを始め、魅力的なアリアはたくさんあるのですが、そこにいたるまでが長すぎて耐えられない。
 そもそもどのような場面なのか、誰が何を歌っているのか、も、定かでないのです。
 それに、その何だかわからない間に、実は、「シーザー」みたいにめちゃくちゃ楽しい、ぶっとびおバカ場面が繰り広げられているのでは、と思うと、とてもがまんできない。


 そこで、結論、

 ヘンデルのオペラは、実際の舞台を観なければダメです。(わたしは)
 あるいは、どうしてもCDを聴きたいなら、「シーザー」の場合のように、舞台や映画を実際に観て内容をよく把握した上で、CDを聴かなければ。
 

 
 と、いうわけで、
 ヘンデルのオペラ、わたしは、CDについては、当面アリア集などを中心に楽しむことにして、
 何とか今年中にもう何本か、DVDや舞台などにチャレンジしよう、と、思います。
 ちゃんと下調べして。

 「ロダリンデ」、でも、「アリオダンデ」、でも、もうい何でもいい。
 「アルチーナ」というのも、いいアリアが多いみたい。

 いずれにしろ、よいチャンスがあればいいんですが。


 また、今年は、これから、ヘンデルのもう一つの大きなジャンル、オラトリオも聴いてみたいと思っているのですが、果たしてこのような状況で、もとから映像の無いオラトリオを楽しむことができるかどうか。ちょっと不安。



 ここにあげた「アリオダンテ」のCDの名誉のために、少しだけ補足。

 このCD、わたしが心から愛するフライブルグ・バロック・オーケストラのもので、生粋のドイツ生まれの気鋭オケが、ヘンデルのオペラにチャレンジした鮮烈な演奏の、すばらしいCDだと思います。
 わたしは、オケだけでこのCDを選択したのですが、亡くなったリーバーソンはじめ、錚々たる歌手が勢ぞろいした定評ある名盤みたい。
 通して聴けないのは、すべて、わたしのせいなのです。
 もともと、きちんと下調べもしないで、勢いでいきなり聴き始めたわたしが悪いのだ。

 もちろん、「アリオダンテ」については、ストーリー等をきちっと把握した上で、再度、このCDにチャレンジするつもりです。



 結局、今回の記事は、アリア集特集みたいになってしまいましたが、
 それにしても、これだけたくさんアリア集を聴いても、収録されている曲がけっこうばらけているヘンデル、おそるべし、
(もちろん、必ず入っているような曲もありますが) 
 バッハのカンタータのアリア集となると、最近は同じような曲ばかりなのに・・・・。



 さて、長くなってしまったので、もうひとつの重要なヘンデル体験、「イタリアン・カンタータ」については、また、あらためて書きます。

 ここでは、ちょっと、予告編だけ。


 上記のように、わたしはこれまで、単独のアリアだけはやたら聴いてきたわけですが、
 その中でも、特別愛着を持っているのは、最後にご紹介した、アンソロジーCDの、A-7に収録されている、デュエット・アリアです。

 上のアンソロジーのところであげた、2つの魅力の両方を兼ね備えている、
 「コンチェルト風」で、なおかつ「対位法的なデュエット」。
 これでよくないわけがありません。

 童謡「春が来た」によく似た、明るいフレーズが炸裂する、正にうららかな春の光が降りそそいでくるかのようなすばらしいアリアですが、
 実は、このアリア、わたしにとっては、聴きなれたものでした。

 わたしは、この2、3年、オペラ・アリア集を聴く一方で、ヘンデル青春の傑作群、イタリアン・カンタータの魅力にとりつかれ、さまざまなイタリアン・カンタータのCDを聴き続けてきましたが、
 ついに、今年になって、アンサンブル・リゾナンサのカンタータ・シリーズ(Glosaレーベル)の最新盤(第5巻)に収録された、大作、

 「クローリ、ティルシとフィレーノ」 ”Clori,Tirsi e Fileno” (HWV96)

 にたどりつついました。

 これは、何と、ソプラノ×2、アルトのためのトリプル・カンタータ、75分を超える超大作、

 こんな作品が存在することなどまったく知りませんでしたし、解説書などを探してもどこにものっていないのですが、あの「シーザー」にくらべても、決して遜色ないような大傑作だと思います。

 そして、傑作アリアがずらーーっと並ぶその中でも、最高にご機嫌なナンバーが、この「コンチェルト風かつ対位法的」デュエットなのでした。


 しかし、上記アンソロジー盤のライナークレジットを見て、びっくり。

 「リナルド」のまったくちがうタイトルの曲になっている。


 「リナルド」から、デュエット ”Scherzano sul tuo volto”


 でも、何度聴いても同じ曲。

 ということは、この曲、パロディなわけです。

 わたしは、何を隠そう、筋金入りのパロディマニアです。
 わたしがバッハやブルックナーが好きなのも、パロディや版の問題があるからです。
 作曲家によっては、パロディや版の問題が、そのままその作曲家の本質や生きざまに係わっていることがある。
 バッハやブルックナーの場合がそうです。

 わたしとしては、思いもかけない展開に、
 思わず喜びの声をあげたのでした。


 「ヘンデル、お前もか・・・・!」


 「イタリアン・カンタータ」は、単なる初期作品ではない、ヘンデルの原点、源泉というべき作品群だった・・・・!



 つづく。



 * わたしは、まったくのヘンデル初心者につき、本文中、たくさんの思いちがいやまちがいがあることと思います。
   なにとぞご容赦の上、あまりひどい場合はご指摘くださるとうれしいです。

   また、この半年、ヘンデルに関しては、下記HP(ブログ)をどれだけ参考にさせていただいたかわかりません。
   従って、記事中には下記HPからのたくさんの受け売り(しかも中途半端な受け売り)が、
   多々見られる点もお許しください。

   ↓ヘンデル(特にオペラ等の声楽作品)について、何か知りたい場合は、まず下記をごらんください。↓



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そのほかの「記事目次」

「全体記事目次」

カンタータ日記・奥の院

浅田真央さん情報・最新版

宮沢賢治記事目次

カンタータ日記・大阪モダン建築図鑑

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この記事へのコメント

2009年06月15日 00:54
おお~!なかなかイイところを突いてらっしゃる・・・とずっと読んでいたんですが、間違えてAriodanteを買ってきたところで、吹きました!(爆・・・失礼!)
私はAriodanteあまり好きじゃありませんが、一般的には名作とされファンも多いヘンデル・オペラです。
でもせめて、ミンコフスキ指揮のアルヒーフ盤を買ったのなら良かったのですが、マギーガン盤っていうのがちょっと惜しかったですね。
これは聴いてませんが、たぶん彼の他のヘンデル録音からすると、演奏が散漫ななのでは?と思います。(歌手はそれほど悪くない・・・と思いますが)
なので「長く」感じるのは、Noraさんのせいじゃないですよ。

確かにヘンデルの声楽作品って、タイトルが似ていて紛らわしいものが多いですね。
これについては今度、ブログで記事にしようと思います。
私自身「トロメーオ」と「タメルラーノ」なんか、いつもゴッチャになってますし・・・(^ ^;)
かげっち
2009年06月15日 12:10
Noraさん、こんにちは。
ヘンデルのアリア、美しいです。しかしイタリアオペラなんかとちがって、舞台で見る機会は少ないように感じます。単に人気の差なんでしょうか、それとも上演に伴う困難が何かあるのかしら?
koh
2009年06月15日 20:23
Noraさん、こんばんは。ごぶさたしていました。

 >「ムジオ・スケボラ」(??
カタカナでは「ムツィオ・シェーヴォラ」と書くようです。このオペラ、全3幕のうちヘンデルが作曲したのは第3幕のみ(第1幕はアマデーイというひとが、第2幕はボノンチーニというひとがそれぞれ作曲)の競作オペラというものだそうです。CDを聴くと、優劣は明らかで、ヘンデルの技量が抜群であることがわかります。

マギガンの「アリオダンテ」、わたしもCD持っていますが、悪くないと思っています。
故ロレイン・ハント(・リーバーソン)びいきだったせいかも知れませんが。

ヘンデルのパロディはバッハどころではないようです。
「どこかで聴いたことが・・・」というメロディがいっぱいあります。
その全容を把握しているひとはだれもいないのではないでしょうか。もしいらっしゃれば、パロディのリストを作成してほしいもの、とつねづね思っています。
2009年06月17日 11:43
> おお~!なかなかイイところを突いてらっしゃる

 ほとんどがREIKOさんの受け売りなんですけど・・・・。(笑)
 おかげさまで、やっとここまできました。ありがとうございます。

 「アリオダンテ」について、Kohさんもおっしゃってますが、FBOのこのCDは歌手や個々のソリストがすばらしく、アリア等を拾い聴きする分にはなかなかいいと思います。
 「アリオダンテ」には、バッハ・ファンにはたまらないようなアリアがけっこう含まれていて、この場合、ドイツのオケというのも決してマイナスになってない気がします。
(このあたりが、REIKOさんと好みの分かれるところなのかもしれませんね)
 オペラならではの全体のテンションの配分みたいなことについては、問題があるのかもしれませんが、通して聴いてないので何も言えません。(笑)
2009年06月17日 11:44
 ところで、昨日は、今度は「フロイダンテ」というのを買いそうになってしまいました。
 こんなんで、昔の人は、自分がどのオペラを観たか、わかってたのでしょうか。
 もしかして、わざと、ヒットしたオペラと似た名前をつけて、おびきよせた?
 以前「ロード・オブ・ザ・リング」がヒットしてるとき、「ロード・オブ・ザ・〇〇」というDVDをやたら見かけましたが・・・・。
2009年06月17日 11:50
 ↑フロイダンテじゃないですね。↑
 フロリダンテ、だね。
2009年06月17日 12:21
 かげっちさん、
 あまり知られていないアリアでも、有名アリア以上に魅力的なアリアが、たくさんあります。その点、バッハのカンタータと双璧です。

 日本で実演が少ないのは、主に、以下の理由によるようです。

1、何よりも、長い
2、カストラートのために書かれたため、
  主人公の男性役はたいていソプラノ、という、倒錯の世界
3、現在の価値観からすると、
  内容自体がポッカーンとしてしまうようなものが多い。
  (例えば、宗教的な問題を含む、など)
  あくまでも、ストーリーは、歌を聴かせるための副次的な位置づけだった場合が多いようです。

 例えば、わたしが通して観たのは、ヘンデルの最高傑作とされる「シーザー」だけなのですが、この「シーザー」でさえ、話そのものは、凝りに凝った演出や踊り、シニカルなテーマ付けが無ければ、なんじゃこりゃ、というようなものだと思います。

 なーんて、ネタ元のご本人がいらしゃるすぐ下で、まったくの受け売りを、よくこれだけもっともらしく書けるものだ、と我ながら呆れてしまいますが。
2009年06月17日 12:46
 kohさん、こんにちは。

 いやー、ヘンデルのアリア、すばらしいです。すっかりはまってしまいました。
 バッハのカンタータに比べて決して遜色の無い豊潤な世界を教えていただき、心から感謝しています。

> 「ムツィオ・シェーヴォラ」

 これは変だな、と思いながらも、夜中に書き飛ばしていたため、確認もせずそのままにしてしまいました。ありがとうございます。
 それにしても、これも人名でしょうか。
 ヘンデルのオペラが日本で人気の無い理由、そう言えば、大事なのを忘れてました。
 「タイトルがほとんど似たような人名ばかりでわかりにくい」(笑)

> ヘンデルのパロディはバッハどころではないようです。

 「バッハ事典」みたいのがあればいいのですが。ネット上では(もちろん日本語ですが)そういうのをまとめたのはなかなか無いようですね。
 バッハみたいに自分でも調べられればいいですが、これは、長大なオペラやオラトリオを、全部聴かないことには始まりませんから、たいへんなことですね。
2009年06月17日 12:48
 以下、独りごと。
 今、そのようなことを含めて、豊かな後期のオペラの世界と同様に、初期作品にものすごくひかれています。
 記事に書いた「クローリ、ティルシとフィレーノ」という作品もそうですが、
 この前の記事のルブラン盤に収められている「アチスとガラテア」という牧歌劇?仮面劇?も、抜粋を聴いたかぎりではたいへんな作品だと思います。
 どちらも、CDや解説など、ほとんど無いのですが。
かげっち
2009年06月18日 12:55
>Noraさん

ありがとうございました、納得です。そもそもヘンデルはそういうオペラを誰のために書いたのか、ということもよく知らないことに気がつきました。
2009年06月20日 18:30
 かげっちさん、
 バッハとヘンデル、知れば知るほど、まったく異なる世界に生きていたことがわかって、びっくりしてしまいます。
 バッハにも、一応、カストラートのための作品と思われるBWV51などもありますけど。
2009年06月30日 17:30
ヘンデルで、タイトルが似ていて間違いやすい作品について記事を書き、こちらへリンクさせていただきました。
ネタの提供、ありがとうございました!
ひとまずご報告まで。(^-^)
2009年07月02日 01:10
 REIKOさん、こんばんは。
 まぬけな記事で、実に情けないですが、リンクしてくださって、ありがとうございます。

 ヘンデル、さらに聴き進めてますが、やっぱりこの人、すごいですね。
 楽しくてしかたありません。
 ただ、ちょっと、??なことだらけで、困っています。
 そのうちに、そちらの掲示板なども利用させていただきたいと思いますので、よろしく。

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