バンクーバー五輪とのいる・こいる師匠~2月のアルバム・1

 レントの期間中ですが、前回お知らせしたとおり、初期ヴァイマール時代に、今度の日曜日(3月7日)用の名作カンタータがあります。

 BWV54、それから、BWV80a、の2曲。



 早いもので、3月に入り、プロ野球オープン戦も始まって、いよいよ春の足音が大きく近づいてきた今日この頃。

 昨日(3月3日)、早速TVで、プロ野球オープン戦・日本ハムVS阪神を見ていたら、見知らぬ少年が始球式をつとめていました。
 しかも、梨田監督が受け、バッターは真弓監督、さらにB☆Bが審判、という、見たこともないような超豪華布陣。

 一体何事か?と思ったら、この1月に惜しまれながら急逝した小林繁日本ハムコーチの追悼セレモニー。
 少年は、小林さんがかかわっていた少年チームの選手でした。

 今年から、一軍のピッチングコーチとして、日ハムの2連覇に向けていっしょに戦ってゆくはずだった小林さん。
 理不尽な理由から阪神、日本ハムと渡り歩きながら、常に独特のアンダースロー?の全力投球でファンを魅了し、
 近鉄で、梨田監督のもと、真弓さんといっしょにコーチをしていたこともあります。
 そういう意味では、いっしょに戦ってきた関係者が一堂に会したこの日は、まさに追悼するのにふさわしい機会だったわけですね。

 ちょうどこの日の試合は、今年の投の要になってくれるはずの新しい外国人投手、カーライルとケッベルの継投で勝利。(この二人、妙に似ていて、わたしは途中で変わっったのに気がつかなかった?)

 小林繁コーチのご冥福をお祈りします。
 悲しみを乗り越えて、がんばれ、ファイターズ!



  *    *    *    *    *    *
 
 

 さて、今日は、恒例の2月のアルバム。(ほんとに早いな) 



 2月、一番のイベントは、何と言っても、バンクーバー冬季オリンピック、
 月の後半は、ほとんどTVに釘付けでした。


 フィギュア、カーリングなど、見所の連続でしたが、
 やはり興奮したのは、スピードスケート・女子パシュート(追い抜き)。
 日本チームは僅差で惜しくも銀メダルでしたが、最後の最後に魅せてくれました。

 だけど、このパシュートで、最も心に焼き付いて離れないシーンは、決勝の相手となったドイツチームの、準決勝アメリカ戦、チームの精神的柱であるベテラン、フリージンガー選手のゴール・シーン。


 よろめき、じたばたしながら必至の追走。

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 ゴール前、やむなく、頭からダイブ。

        ↓↓↓

 目測をあやまったか、距離がまったく足りず、必死に氷上を平泳ぎして、ゴール。
 (足を通過させないとゴールにならないので、足をいっしょうけんめい前に出すため、足まで平泳ぎみたいだった)

        ↓↓↓

 当然負けたと思い込み、そのまま氷上に、腹ばいにべたっと倒れたまま、号泣。(冷たいだろ・・・・)

        ↓↓↓

 ずいぶんたってから、恐る恐る結果を見て、勝った事を知り、飛び上がって、今度は歓喜の号泣。

 そして、その間ずっと、あきれ果てて他人を装うチームメートたち。
 (実際には、レースの疲れで振り返る余裕がなかったのかもしれませんが)



 本人は必死だったのでしょうけど、涙が出るほど笑かしてもらいました。
 でも、このベテランのなりふり構わぬ気迫が、決勝の僅差勝利、金メダルにつながったのかもしれません。
 (フリージンガー選手は、この「平泳ぎゴール」のダメージからか、決勝では応援にまわりました)



 なお、バンクーバー冬季五輪については、奥の院の方にも、フィギュアスケート関連(?)の記事を書きました。

 Vol.1 Vol.2



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  ☆    ☆    ☆

 

 以下、その他の日常の記録。



 2月18日(木)



 第74回 南大塚ホール落語会


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 地元大塚在住の落語家、柳家さん枝師匠が中心となり、豊島区(としま未来文化財団)の主催で行われている、歴史あるホール落語会の第74回。

 前から気にはなっていたのですが、大好きな昭和のいる・こいる師匠が出演、ということで行ってみました。


 のいる・こいる師匠を生で見るのは、これで3回目。
 前回、どちらがどちらか見分けることができるようになったはずなのに、またすっかり忘れてしまっていた。
 まずはそれを再確認。

 それにしても、何度聞いてもおもしろい。姿を見ただけでおもしろい。

 今日はホール・バージョンなのか、いつもより長丁場。
 登場するやいなや、たたみかけるようなギャグで会場を爆笑させて、そのまま風のように去っていき、残されたわたしたちはいったい何の話があったのかさえほとんどおぼえていない、というのがのいる・こいる師匠の芸風。
 今回は長い分、普段の恐るべき疾走感は無かったものの、

 のいるさんの、いつになくするどいつっこみ攻撃+逆「両手しゃかしゃかあやまり」。
 こいるさんのエンドレス歌謡曲など、
 初めて見る芸をたっぷりと堪能することができて、しあわせ。

 両手しゃかしゃかあやまりさえマスターすれば、どんな問題が生じても、たいてい解決?


 <今日の名言>


 のいるさん 「うう、寒い、寒い、寒い、寒い」

 こいるさん 「2月だからしょうがないやね」
 
 
 のいるさん 「この頃は、人の痛みがわからないやつが増えたよね」

 こいるさん、驚いたようにのいるさんを見つめた後、

 「人の痛みなんかわかるもんかい。
 おれなんか、酔っぱらったら、自分が痛いのもわからねえや」
 
 
 
 落語は、江戸の日常がテーマの、何度か聞いたことのある軽い話ばかりだったが、
 ホール落語の場合はいつもそうなのかどうか知らないが、寄席でよくあるように、枕だけでお茶を濁すことなく、みなさんきちんと噺をやってくれて、なかなかの充実。
 
 中では、やっぱり地元出身で、いつも前座をつとめているという入船亭辰じんさんの「たらちね」(八つぁんがやたら言葉使いが丁寧、というか、雅な娘とお見合いする噺)が、張りのある声と堂々とした話しっぷりでよかった。
 あの落語界の長老、入船亭扇橋師匠の一門だろうか、扇橋師匠のお弟子さんは、みんな、けっこう聴き応えがあるのだ。

 トリは、さん枝師匠の「寝床」。
 だんな様の義太夫が引き起こした過去の惨劇?にスポットを当てるなど、工夫していておもしろかったが、
 何だか、わたしが落語に行くと、必ず誰かが「寝床」をやるので、何だ、またか、と思ってしまった。


 入船亭辰じん 「たらちね」

 桂才紫 「看板のピン」

 橘家圓十郎 「干物箱」

 柳家さん枝 「寝床」


▽ いかにも昭和の迷宮への入り口のような、南大塚ホール。
  ふつうだったら、かなり入りにくい。というか、絶対に近寄らない。

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 内部は、まごうことなき昭和。けっこう溶け込んでしまった。
 左のとしまくんパンを買うのがお決まりみたい。

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▽ 次回お知らせ

  トリの入船亭扇辰さんも、扇橋師匠のお弟子さんだと思う。
  以前、上野で堂々たる「松戸の狐」を聞いて、すっかり感銘を受けた人。

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 長くなったので、つづく。



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この記事へのコメント

かげっち
2010年03月09日 12:50
漫才の芸名は突っ込み役を先に呼ぶことが多いんじゃないでしょうか。平成になっても昭和を名乗っているあたり、良き時代を感じさせるコンビでございます。獅子てんや瀬戸わんや師匠のお弟子さんなのですな。
わたくし、この十年くらいにデビューした「お笑いコンビ」のほとんどが、見ても笑えない、面白くないのでございます。持ちネタは少ないし、ぎゃあぎゃあ騒ぐし。たとえ「いつものパターン」とわかっていても、そこへ強引に引きずり込み笑わせてくれるような芸風のコンビは、インターネットと地デジの時代には現れないのでございましょうか。
2010年03月12日 02:07
 かげっちさん、
 持ちネタの少なさ、では、のいる・こいる師匠も、けっして若い芸人に負けないんじゃないか、という気が・・・・。(笑)
 中身がほとんど無いのに、勢いとテンポ、絶妙の間だけの力技で笑いをとるところなど、けっこう現代風なのでは、とも思います。

 だけど、登場しただけで、なぜか大爆笑が起きる、あのお笑いオーラのよいうなものは、おっしゃるように、TVやネットではなかなか通じないかもしれませんね。

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