桜の花咲くまで。ブルックナーと国芳、ほか~3月のアルバム【復活節】

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 今日(4月4日)から3日間、待ちに待った復活節。いよいよ春本番。
 桜が満開のイースターとなりました。


 復活節のカンタータは、そのすべてが、春のよろこびいっぱいの、とびぬけた名曲ぞろい。

 中でも、それほど知名度は高くありませんが、
 BWV66BWV134は、ともにケーテンの世俗カンタータが由来の双子のようなカンタータで、わたしが最も愛するカンタータです。(また?)

 それ以外にも、さまざまな魅力にあふれたたくさんのカンタータがありますので、下記をご参照の上、
 「バッハの春」を、
 けっして深刻で小難しい顔ばかりしていたわけではない、底抜けに明るいバッハを、
 お楽しみください。


 <復活節カンタータ一覧表・一言コメント付>

    春のよろこび~復活節 【復活節(イースター)・カンタータ一覧】


 <復活節カンタータに関する記事 目次>

  復活節

    お気に入りアリアその2(BWV134)
    春のよろこび~復活節 【復活節(イースター)・カンタータ一覧】
    お気に入りのアリア・復活節編 踊る双子の兄弟(姉妹?)~BWV134、66
    お気に入りのアリア・復活節編 春はたそがれ~BWV6、42ほか
    聖金曜日+復活節+マリアのお告げの祝日+「チュウリップの幻術」



  ☆    ☆    ☆



 3月の東京は、突然暖かくなったかと思うと、すぐにまた冷え込む、の繰り返し。
 三寒四温と言いますが、今年はその差がちょっと極端で、さらに全体的には、五寒二温くらいで妙に寒い3月でした。
 桜も例年より早く開花したものの、すぐに止まってしまい、3月末になってから、ようやく本格的に咲きはじめました。

 そんなちょっと寒々しい3月でしたが、
 この3月はまた、「ディランが日本にいる3月」でもありました。
 ライブには行けませんでしたが、ディランが今この瞬間この日本にいて、どこかの街で歌っているかと思うと、それだけで何だか暖かい気持ちになりました。
 あまり関係ないけど、ありがとう、ディラン。

 それと、3月末には、待ちに待ったプロ野球開幕。
 この件については、しばらくはノーコメント。まだまだ、これから。



 以下、そんな3月のアルバム。



 3月12日(金)



 新日本フィルハーモニーSO 2009-2010 SEASON Monsters of Classics

 第459回定期(トリフォニーシリーズ)

  アイネム ブルックナー・ディアローグ

  ブルックナー 交響曲第9番

        ヴォルフ=ディーター・ハウシルト指揮、新日本フィルハーモニーSO


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 ブルックナーだけど、ティーレマンじゃありません。

 すごいタイトルのシリーズ。
 3人のおじいさんが、稲光に浮かび上がっている、ちょっとすさまじいポスターに誘われて、思わずふらふらと行ってしまいました。

 アイネムの「ブルックナー・ディアローグ」は、ブルックナーの第9フィナーレの素材を使ったブルックナーへのオマージュ。
 混沌とした何とも捉えどころのない楽想と、第9フィナーレのあの揺ぎ無い力強さを持ったコラール主題が、幾度と無くくりかえされる。なるほど、確かに「ブルックナーとの対話」。
 かつて、現在ほど第9の音楽を聴くことができなかった頃には、このような形でコラール主題を耳にできるだけでもうれしかったものだ。
 ・・・・という書き方をしたのは、どうもこの曲、以前に聴いたことがあるような気がするのだ。
 プログラム等では、「日本初演」となっていたが。CDか?あるいは同種の曲で、ちがう曲があったか。

 メインのハウシルクさんの第9は、聴き応え十分。予想以上の収穫だった。
 この人、初めて聴いたが、とんでもない豪快さん。細かいことにとらわれず、とにかくオケを力いっぱい鳴らしまくる。
 朝比奈さんのブルックナーで育ってきたわたしなどからすると、妙になつかしい香りがした。
 最晩年の朝比奈さんの代役のブルックナーが評判になり、それからブルックナーをよくやるようになった、というのも何かの縁か。
 ただ、この人の芸風からすると、9番などより、8番や5番などの方がぴったりかも。
 いずれにしても、ブルックナーで、今後楽しみな人がまた増えた。


 すみだトリフォニー・ホール

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 ホール周辺のアート

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 コンサートに行った時、ついに間近でスカイ・ツリーを見た!


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 映画「3丁目の夕日」や古い写真などで見た、建設途中の東京タワーみたいな、ロマンチックな感じはあまりしない。

 外観のフォルムも造りも、近くで見ると意外と凝ってるんだが、遠くからだと、巨大な溶鉱炉か煙突にしか見えない。
 あるいは、モルドールの塔?

 写真でまだ半分ほど。
 先日、ついに333メートルを超えて、東京タワーは、完成以来、半世紀以上にわたって守り続けてきた、
 「日本一の高さの建物」という称号を譲り渡した。



 正面にスカイ・ツリーの見えるレストラン発見。(石焼ごはんのお店)


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 3月20日(土)



 日比谷・銀座散策(歌舞伎一幕見帰り)


 旧公園管理事務所

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 明治の水飲み場。
 馬車の馬も水が飲めるように、
 水飲み口の下に、水がたまるようになっている。















 桜開花
 
 
 日比谷公園の寒桜は、すでに満開。

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 東京では、今年は例年よりかなり早く、3月22日に、桜開花宣言。
 靖国神社の基準となる桜(ソメイヨシノ)が、5~6輪ほど花を咲かせたら、「開花」だそうだが、
 日比谷公園のソメイヨシノは、この日(20日)の時点で、一足早く、5つどころではなく開花していた。

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 わしたショップで買い物。

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 3月22日(月・休)



 板橋区立美術館開館30周年記念特別展

 イタリア・ボローニャ秘蔵浮世絵名品展 浮世絵の死角 (3月28日で終了)


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 おなじみ「素通りしないで!!」の板橋区立美術館。

 ボローニャは板橋区の姉妹都市なのだが、ボローニャが、何か浮世絵と結びつきがあるのかと思ったら、
 たまたま、ボローニャ在住の浮世絵コレクターの方がいて、その方のコレクションを借りた、ということらしい。

 また、「浮世絵の死角」というのは一体どういう意味だろう、と思っていたら、
 作品のほとんどが、歌舞伎関係の絵と、戯絵、おもちゃ絵で、確かに、それらの絵がこれだけ一堂に会しているのを見たのは初めてで、そういう意味でこのタイトルもわからなくはないが、
 それなら、「歌舞伎絵、戯絵の世界」、みたいなタイトルの方が、わかりやすく、親しみやすかったのでは。

 いずれにしても、歌舞伎絵のコレクションは圧巻だった。
 ちょうど歌舞伎を見始めた、ということもあり、おもしろくてしかたない。
 中には、わたしでも知っている作品や登場人物の絵も。
 始めの頃は、単なる役者絵がほとんど。
 全身像が首絵になったりして、どんどん進化してゆくうちに、だんだんと背景などが描きこまれるようになってゆき、
 やがて、国芳のコーナーにいたっては、歌舞伎の舞台そのもの、というか、さらに想像力を働かせて、より色彩豊かに、鮮烈に、そして幻想的にしたような名場面の絵がずらっと並んでいて、見ていてまったくあきない。


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 戯絵は、広重や国芳など、、ものすごいうまさ。
 広重のは、どれもしゃれていておもしろいが、とにかく上品。
 国芳のは、とてもここに載せたり書いたりできないものばかりで、残念。
 左、広重の戯絵。右、今も昔も変わらぬ人気、おもちゃ絵の代表、着せ替え。
 
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 このような普通の浮世絵も、多数展示されていた。
 春信はやはりいいな。その名の通り、春にぴったり。これなんか、背景もめずらしく雄大で気持ちがよい。

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 この日、ついに、東京で、開花宣言

 その時、植物園では?


 ウメ、モモとアンズ

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 そして・・・・、サクラ。
 開花宣言のあったこの日、植物園でも、ソメイヨシノがちょうど5つだけ花を咲かせていた。

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 * 3月の植物園とグルメの記事は、こちら



そのほかの「記事目次」

「全体記事目次」

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カンタータ日記・大阪モダン建築図鑑

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