初詣いろいろ。バッハのライブも聴けた~年末年始のアルバム・2

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 前回に続き、年末年始のアルバム。

 今回は、新年に行ったところ、食べたもの。



 1月6日(木)


 仕事始めのお参り。神田明神


 壮観!毎年のことながら、境内をびっしりと覆いつくす黒コート軍団&伸びゆくツリー。

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 たいていの人は、そのまま、新年会になだれ込む。

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 境内の片隅で、ついに発見!旧万世橋花崗岩高欄&擬宝珠(もと筋違御門石材)。

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 遠くに春の足音を聞く。(屋上庭園)

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 昨日(1月15日)行われたであろう、(わたしは行かなかった。これはその前日の1月14日撮影)

 だいこく祭、寒中禊の舞台。
 (ここに入ったのか・・・・。昨日は曇って特別寒かったぞ。

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 新年聖橋夕景

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 1月9日(日)


 ちょっと遅い初詣


 これまで、折にふれて書いてきた、バーチャル・シリーズ、

 バーチャル江戸城登城熙代勝覧によるバーチャル大江戸散歩、などなど、

 その関連で、初詣も、「幻の大寺院バーチャル参詣」として、

 3年前の寛永寺&上野公園、昨年の影向寺、と続けてきましたが、

 今年は、特に上記寛永寺とも密接な関係にあるもと大寺院ということで、
 谷中の天王寺に行ってまいりました。
 
 と、言っても、この天王寺というお寺、寛永寺ほど有名なお寺というわけではないので、何だ、そりゃ、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
 江戸時代は寛永寺のすぐ隣にあって、寛永寺と並ぶ江戸有数の大寺院のひとつでした。


 東叡山寛永寺は、江戸の昔、現在の広大な上野公園がすっぽりおさまってしまうとてつもない寺域を誇る江戸最大級の大寺院でした。
 それもそのはず、寛永寺は、家康公の片腕だった「黒衣の宰相」天海が、京都における比叡山にならって江戸の北西に置いた、江戸の霊的守護の要。「東叡山」という山号からも、それがうかがえます。

 それに対して、天王寺は、そのすぐとなり、こちらも、現在の谷中霊園がすっぽりおさまる寺域を誇っていた大寺院。
 かつては、日蓮宗不受不施派寺院でしたが、元禄時代に幕府によって天台宗寺院に改められました。
 江戸の北方の守護はなんと言っても日光の東照大権現ですが、この天王寺は、京都における比叡山の北方守護の鞍馬寺にならって、「東叡山」の北方の守護寺院としての役割を与えられ、大いに栄えました。

 上野公園(旧寛永寺)周辺には、清水、大仏、琵琶湖(=不忍池)と、風水的に京都を見立てたものがやたら多いわけですが、中でも天王寺は、「鞍馬寺」という極めて重要な役割を担い、従って寛永寺(京都における比叡山)とも密接な関係にある、というわけです。


 その証拠に、天王寺本尊は、比叡山より迎えた藤原期の毘沙門天立像。当然、毘沙門天は、仏法の北方の守護神、鞍馬寺の本尊でもあります。

 この像の素朴な美しさについては、話に聞いていましたが、秘仏でなかなか拝観する機会が無い。
 元旦から1月10日までの谷中七福神巡りの期間だけ特別開帳されるということで、1月9日の日曜日に参拝してまいりました。

 この毘沙門天、谷中七福神の一つで、初詣には持ってこい。
 特別開帳ということもあり、大勢の参詣者でにぎわい、お正月気分満点でした。


 天王寺


 境内には、大仏(中仏?)も。

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 かんじんの毘沙門天は、遠い上に暗くて、あまりよく見えず。がくっ。

 ただ、写真で見る限り、東北の毘沙門天の名品の数々に通じるような素朴で荒削りとも言える力強い顔立ちながら、全体的には均整のとれた美しい造型で、実に見事。
 まだまだ、こんな名品が東京にはあるのだ。

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 その後、ゆっくりと谷中散策、これも谷中七福神の一つ、護国院の大黒天に参詣。


 * 天王寺の初詣、および谷中散策に関する詳しい記事は、こちら



 それから、上野公園へ。



 旧奏楽堂


 * 修正

   奏楽堂、と書いてしまいましたが、こちらは、旧奏楽堂です。修正いたしました。
   東京藝大には、これとは別に新しい奏楽堂があります。お気をつけください。



 ちょうど始まっていた、東京藝大生(木下啓香さん)のオルガン・ライブ聴く。

 バッハのパストラーレやブクステフーデの明けの明星のコラールを聴くことができた。
 実にていねいな演奏。曲目も新年らしくてよかった。

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 東京国立博物館。

 「博物館に初詣」


 寛永寺の壮大な本堂、根本中堂は、現在の東博本館のちょうど少し前くらい(噴水のあたり)にあった。

 広大だった寛永寺の境内も、今やそのほとんどが上野公園となったけれど、公園を見渡せば、五重塔も清水も、そして大仏も(頭だけだけど)残っている。
 その他、建ちならんでいた大伽藍は、動物園や博物館、美術館に変わったとは言え、浅草寺の例を出すまでもなく、もともと大寺院は江戸庶民のアミューズメントスポットでした。

 時代は移ろい、寛永寺そのものの規模は縮小し、姿形と名前は変わったけれど、実質的・本質的には何ひとつ変わってないような気が・・・・。
 あいかわらず花見のメッカだし。

 そもそも、かつての寛永寺の本堂があったのとほぼ同じ位置に、かの大仏殿にもみまがう巨大な和風建築が建っていて、しかもそこには、仏像が山ほど安置されている・・・・。
 考えてみれば、トーハクは、現在も「大寛永寺」の本堂と言えるかもしれません。
 天海がもしトーハクを見たら、りっぱな本堂を建てたもんだ、と感心するのでは。

 まあ、東京で初詣するのに、こんなにふさわしい場所は無いと言える?


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 ここでも、うさぎがたくさん。

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 舞楽展示も。

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 * 「博物館に初詣」に関する詳しい記事は、こちら


 仏像も、思いがけないもの、見事なものがそろっていた。

 昨年訪れた醍醐寺の、あまりにも有名な、すべてカヤによる一本彫りの代用檀像、聖観音菩薩立像が、思いがけずお出迎え。

 彫刻室に足を踏み入れたとたん、一目見たら忘れられないあのお姿が目に飛び込んできた。
 精緻きわまりない風にたなびく天衣の表現など、大迫力だが、実物は驚くほど小さい
 子どもみたいな顔や体のバランスは、小さいながらも、強烈なインパクトを表出しようとしたためか。

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 その他、あの多武峰(現談山神社)に伝わっていた、鎌足の長男・定恵ゆかりの、こちらは正真正銘白檀の一本彫の檀像(唐伝来)、十一面観音菩薩立像も。
 

 * 仏像に関しての、くわしい記事は、こちら
   またまた、写真満載です。

 


 以上、たいへん充実した初詣になりました。



 新年早々の物産展と言えば、これ。


 寿司・弁当とうまいもの会 @ 西武池袋店


 いつも楽しみにしていた中村家が来なくなって久しく、さびしい思いをしていましたが、ついに、その憂いを吹き飛ばす、まさかの行列店が登場。

 松戸 中華蕎麦 とみ田 つけそば

 一見茶色っぽく、ごっつい激太麺ながら、かむともっちりとしてのどごしのよい麺もすばらしいが、
 スープがこれまたすごい。
 色、香りはよくある魚介系のスープ。でも、ポタージュみたいにクリーミーで麺によくからみ、濃厚と言えば濃厚だが、きめ細かくて味は意外とあっさりでさわやか。ゆずらしきものをはじめとして、何だか隠し味がたくさんはいっている。

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 ついつい、また買うてしもた。お茶をかけるとほんとにおいしい。(かけないとそうでもない)

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 前回は、鬼太郎のおやじの絵だったが。
 へえ、何種類もあるんだ。また、買わねば。

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 そう言えば、最近お気に入りのそば屋、宮城野のキャラが、うさぎ。
 ここは、本確的な手打ちそばながら、工夫をこらしたバラエティに富んだメニューが魅力。

 店内には、見事な、うさぎと富士山の見事なレリーフも。

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 宮城野に上がる階段下には、なぜかラクダも。(これは別のお店のキャラ)

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そのほかの「記事目次」

「全体記事目次」

カンタータ日記・奥の院

浅田真央さん情報・最新版

宮沢賢治記事目次

カンタータ日記・大阪モダン建築図鑑

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この記事へのコメント

2011年01月17日 21:43
Noraさま

旧奏楽堂でオルガンとは、新年早々、素敵なお年玉ですね。
私も一昨年より藝大のオルガン科の皆さまの演奏を機会ある毎に
拝聴させていただいております。
直近では、明日(1/18)学部生の、また、28日に院生の皆さまの
卒業・修了演奏会が催されます。
平日につき、私は残念ながら伺うことができませんが、
いつも演奏内容だけでなく、学生から教員、更にはOB・OGの
方々までが、一丸となって取り組まれている誠実で真摯な
音楽創りへの姿勢にも大きな感動をいただいております。
学生の皆さまが運営されるブログに詳細がアップされています
ので、よろしければ、是非、お運び下さい。
2月~3月の霊南坂教会の演奏会もお勧めです。
     ▽
念のためこちらにも。。。。 http://geidaiorg.exblog.jp/

2011年01月21日 11:27
 Nackyさん、おはようございます。
 演奏会の情報、ありがとうございます。
 谷中・上野散策の途中、奏楽堂の前を通りがかったので、もしやと思ってのぞいてみたら、ちょうどこのコンサートが始まるところでほんとにラッキーでした。
 わたしが聴いたのは、「奏楽堂日曜コンサート」ですが、毎週日曜に、藝大の生徒の方の演奏が聴けるようですね。
(毎週交互にオルガンとチェンバロの演奏会を実施。奏楽堂入場料だけで聴けます)
 ここのオルガンは日本で最も古い演奏会用パイプオルガンで、上の写真のように舞台上にちょこんと鍵盤部分があるのがおもしろく、あまり金属的でない、素朴で温かみのある音色が、とても気に入りました。
 1年生の方の演奏でしたが、心のこもったしっかりとした演奏、曲も新年らしく、お正月らしいさわやかな一時を過ごすことができました。
 卒業・修了演奏会となると、やはり見事なのでしょうね。
 わたしも伺えないと思いますが、興味のある方はぜひお出かけください。
(18日は過ぎてしまいましたね。失礼いたしました。
 NackyさんがURLを貼ってくださってますが、念のため、わたしも右→に貼っておきます)

 霊南坂教会もそうですが、この頃、教会やコンサートホールにおける無料や安価のオルガン演奏会が、ますます盛んなようです。
 昔はかたっぱしから行ったものですが、最近はすっかりさぼりぎみなので、わたしも機会があれば、なるべく足を運びたいと思ってはいます。
2011年01月23日 19:06
 訂正です。
 本文および上のわたしのコメントで奏楽堂と書いているのは、正確には「旧奏楽堂」です。(本文は修正しておきました)
 東京藝大には、この他に新しい奏楽堂があり、ここには新しいオルガンもあります。おまちがいになりませんよう、お気をつけください。

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