春の音楽と言えば?ハルサイ、「春」が題名につく音楽~一日多かった2月のアルバム+いくつかのお知らせ

 マラソンやサッカー、スキージャンプなど、連日さまざまなスポーツが盛り上がりを見せ、野球も、日米とも待ちに待ったオープン戦が始まり、TVの前からなかなか離れられない日々が続いていますが、

 それにしても、寒い。
 3月にはいったというのに、東京は今日も冷たい雨。
 ほんとうに春の訪れが待ち遠しい、

 と、いうことで、春らしい話題です。 



 ストラヴィンスキーのバレエの名曲「春の祭典」は、「ハルサイ」などと略されて呼ばれることが多いようですが、
 ここで言うハルサイは、「春祭」 (東京・春・音楽祭)。


 そう、クラシックの殿堂・東京文化会館をはじめとする、上野公園に立ち並ぶ名建築の数々を舞台にして、連日、バラエティに富んだクラシックの演奏会が行われる音楽祭です。


 本格的な音楽ホールである東京文化会館以外の、本来ホールではない博物館等で、一流音楽家の演奏が聴ける、というのがなかなかおもしろく、魅力でもあるのですが、
 ホールでのコンサートはともかく、その他の場所でのコンサートでも、例え一流演奏家が出演するとはいえ、やや値段が高いため、(中にはお手頃価格のものもありますが)
 ラ・フォル・ジュルネなどに比べると、ちょっと敷居が高く、「音楽祭」としての盛り上がりにかけるのが玉にきず。



▽ 「ハルサイ」特集のぶらあぼ別冊

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 とは言え、今上野公園全体が、ピンクを基調にした「春祭」のポスターや装飾に飾られ、一足早く春を迎えたような華やいだ雰囲気。


 メインの会場である東京文化会館の外部列柱にも、ちょっとおもしろい飾りが施されているので、ご紹介します。


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 「春」をテーマにしたさまざまなクラシック名曲の楽譜で、「春祭」の各会場となる、上野公園の歴史的建築物が描かれています。


 * 小さい写真では見にくいとは思いますが、大きな写真が貼ってありますので、
   クリックの上、拡大してご覧ください。



 まずは、メイン会場、クラシックの殿堂、数々の伝説的名演奏を生み出し続けている、

 東京文化会館には、

 やはりこの曲、ストラヴンスキー バレエ「春の祭典」

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 くじら&汽車でおなじみ、こちらは恐竜の殿堂、国立科学博物館

 ヨハン・シュトラウス ワルツ「春の声」

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 おなじみ、トーハク(東京国立博物館)は、

 グリーグの「春に寄す」 (抒情小曲集第3集より)

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 * トーハクでの会場は、平成館ラウンジと、法隆寺宝物館エントランスホール。
   平成館では、3月20日(火)より、
   等伯、蕭白、快慶の幻の作品そろい踏み+超貴重絵巻&観たこともない仏像大集合、
   のちょっとすごい展覧会が始まりますし、
   (こちら(トーハク公式HP)参照)
   法隆寺宝物館は、あまり知られていませんが、飛鳥の金銅仏の宝庫。
   お出かけの際は、合わせてぜひ!



 国立西洋美術館、メンデルスゾーンの「春の歌」 (無言歌集第3集より)

 グリーグの抒情小曲集、メンデルスゾーンの無言歌集など、最高のピアノ小品集が続く。
 このほか、フォーレの夜想曲集、そしてセブラックやヤナーチェク、モンポウの小品集などがあれば、あとは何もいらないようにも思えてくる。

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 もう一つの音楽堂の殿堂、こちらは堂々たる明治生まれの現役ホール、旧東京音楽学校奏楽堂

 春と言えば、やはりこの曲、ヴィヴァルディの「四季」から「春」

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 上野学院 石橋メモリアルホール

 出ました!まさかと思っていたら、ありました!
 R.シュトラウス 「4つの最後の歌」より「春」

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 上野の森美術館、ヴォルフの歌曲、「春に」 (メーリケ歌曲集より)

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 シューマン 「春の夜」 (リーダークライス)

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 ほんとうは、実際の建物の写真も貼り付けようと思ったのですが、めんどうなのでやめました。
 過去記事の中にけっこうあると思いますので、探してみてください。



 春のクラシック音楽、代表的なところは登場しているようですが、
 モーツァルトの「春への憧れ」ベートーヴェンのVnソナタ「春」など、かなりメジャーなところで使われていないものもあるようです。

 「春のクラシック曲」、他に何があるでしょう。

 ドビュッシーの「春のロンド」ディーリアスの「春初めてのカッコウを聞いて」シベリウスの「春の歌」・・・・、
 ああ、それから、時の狭間に見え隠れする幻の桃源郷、中世音楽の世界にも、春はあふれている、
 マショーのトルヴェールやランディーニのトレチェントブルゴーニュシャンソンなどの中にも、やたら「春」のつく曲があります。
 もちろん、ルネッサンスにも、
 ル・ジュヌの「春」などは、ルネッサンスを代表するシャンソン集です。
 


 あと、タイトルに「春」がついてるわけではないですが、わたしにとって、春と言えば、

 やはり、復活節のカンタータ群

 あのまぶしい光にあふれる季節の、まぶしい音楽たち。

 長い長い冬の間、春をじっと待ち続け、ようやく春が訪れた喜びをしみじみとかみしめる音楽たち。


 今はまだレントですが、復活節までは、あと一月。

 春を待ち焦がれる気持ちがつのります。

 今年は、明るく、希望にあふれた春が来ることを、心から祈りながら。



 さて、春の祭典も一段落して、5月になると、いよいよ、ヘンゲルブロックが日本にやってきます。

 ヘンゲルブロック率いるハンブルク北ドイツ放送交響楽団

 東京のサントリーホールや大阪のザ・シンフォニーホールで演奏会を行うほか、
 今日ご紹介した東京文化会館の

 都民劇場・音楽サークル

 の2012年度シリーズ開幕を飾ります。

 ハンブルク北放送響常任就任コンサートにおいて、ハンブルクの人たちへのあいさつがわりにとびっきり颯爽とした演奏を聴かせた、ベートーヴェンの「英雄」は、こちらでしか聴くことができません。


 チケット一般発売は、3月22日(木)。こちらはこれから。まだ間に合います。


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 おー、隣の子どもヤルヴィのブルックナーというのも気になる。
 


 以下、春を待つ2月のアルバムです。

 今年はオリンピック・イヤーのうるう年、2月は一日多いですが、それだけ春も遠い?



 節分前日の神田神社


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 2月は、物産展等も大充実。


 伝統工芸品展 WAZA2012 @ 池袋東武 

 では、ひこにゃんほか、ゆるきゃらも登場。

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 ひこにゃんほか大登場の詳しい記事はこちら



 シクラメン


 一昨年のクリスマスに買ったもの。花が終わってからも枯れなかったので、たまに水をやってたら、今年の2月になってわさわさ咲きだした。

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 今年は厳冬だったが、2月末、梅の花もようやくほころび始めた。(国立劇場庭)

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 せっかく梅もほころび始めたというのに、一日多い2月の最後の日になって、東京でもかなりまとまった雪が降った。


 雪の植物園。初めて撮ったか??

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 前に雪が降った翌日、トーハクに出かけたら、庭園の雪景色がとても美しかったので、(写真は撮り損ねた)
 今回も翌日に行ってみたが、翌日は日中すごくあたたかくなって、すっかり溶けてしまっていた。

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そのほかの「記事目次」

「全体記事目次」

カンタータ日記・奥の院

浅田真央さん情報・最新版

宮沢賢治記事目次

カンタータ日記・大阪モダン建築図鑑

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この記事へのコメント

2012年03月06日 11:16
こんにちわ。
「春祭」初めて知りました。楽譜でかいた建物なんてシャレていますね。

>やはり、復活節のカンタータ群!

やはり(^^)
待ちきれずに聴いています。ガーディナーで。

一番近いほど一番遠い、そんな気分。
今日は少し暖かくてちょっとホッとしていますが。
2012年03月06日 17:09
 こんにちは。
 楽譜、はじめは気づきませんでした。
 これ、建物のところも、ちゃんと続いているみたいですね。

 今日は午後かなり暖かくなりましたね。これなら春のカンタータを聴くのにもぴったりだな、と思ってたら、夕方、また寒くなってきました。
 このページも、春の記事をメインにしてるのに、写真がみんな、えらく寒々しいですね。困ったものだ。
 

 

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