ツールの夏、フィナーレへ+最近聴いたCD・全部聴けるのか?ちょっと無茶な買い物編【三位一体節後7】

 ツール・ド・フランス 2012


 ピレネーの戦いも終わり、マイヨジョーヌを始めとする各賞等、勝負の趨勢も大方定まりつつあります。
 今日、ただひたすら真北を目指す第18ステージがあった後、いよいよ今週末は、最後のタイムトライアル、そしてパリ・シャンゼリゼ。

 エヴァンスの不調、スカイ軍団のあまりのスキの無さゆえに、総合の勝負としてはやや盛り上がりに欠け、
 また、それに加えて、心無い何者かによる悪質なレースへの妨害行動によって、一時は陰鬱な影がたれこめた今年のツールですが、
 それを一気に吹き飛ばすかのような、
 第16ステージ、ピレネーのクライマックスでの、ステージ優勝、山岳賞、敢闘賞をまとめてもぎとった、ヴォクレール選手の走り!
 しびれました。


 そして、その爆走の発射台となったのが、他ならぬ我らが新城幸也選手。
 難関の有名峠オンパレードの本ステージ、本来それほど山岳を得意としていないにもかかわらず、はじめの超級オービスク山頂まで先頭集団を果敢に引っ張り、主な後続を引きちぎった上で、燃え盛るヴォクレールを解き放つ、好アシスト。

 従って序盤はテレビに映りっぱなし、(しかも国際映像!)かっこよかった!
 同じくヴォクレールが優勝したこの前の第10ステージに続く見事なアシストは、ユーロップカーに新城幸也あり、ということを、世界に力強く印象付けたのではないかと思います。
 ヴォクレール選手の栄光のステージ優勝インタビューで、その口から「ユキヤ」の名が語られたその瞬間は、わたしたち日本人にとって、この前書いた新城選手敢闘賞表彰台に並ぶ、今回のツールでの最大の喜びの一瞬でした。

 新城選手、昨年のツールでは、残念ながら選手に選ばれず、スタジオに解説にいらっしゃったのですが、その時チームリーダーのヴォクレールの思いがけない?「粘り」の激走に大喜びなさっていたのが印象的でした。
 今年はそのヴォクレール&チームの偉業に、自分自身が大きな役割を果たすことができて、ご本人もほんとうにうれしいのではないでしょうか。


 今日の第18ステージは、峠が多いとはいえ、スプリント系の選手にもチャンスがあるステージ。
 今日も、新城選手に、力の限り声援を送りたいと思います。  



 さて、

 今度の日曜日(7月22日)は、三位一体節後第7日曜日。


 カンタータは、

 第1年巻のBWV186
 第2年巻のコラールカンタータですが、なぜかコラール全詩節テキスト・カンタータのBWV107
 後期のBWV187

 の3曲です。

 BWV187は、小ミサ曲の原曲として有名ですね。
 これから夏、秋に向けて、小ミサ曲の原曲となったカンタータが多数登場します。


 過去記事は、こちら。↓


 <三位一体節後第7日曜>

    「小」ミサ聴き比べ&テキスト・カンタータのミステリー(BWV187、107他)



 今日も、最近聴いたCDをご紹介。

 今回は、あまりの安さに目がくらんで、思わず買ってしまった、ちょっとすごいBOXセットを中心に。



 メンデルスゾーン 宗教合唱曲集 (10CD)

  ベルニウス&シュトゥットガルト室内合唱団合唱曲


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  HMVのページ


 たこすけさんやrbhhさんのブログ記事等を読んで、以前からとても気になっていたメンデルスゾーン。
 オルガン曲などとともに、バッハとのかかわりが最も色濃いのは、やはり声楽曲、合唱曲なのではないでしょうか。
 ずっと聴いてみたいと思っていたところ、ちょうどこのセットがリリースされたので、飛びつきました。

 CD1枚目の1曲目をかけたとたん、愛と慈しみが滴り落ちるようなオブリガート旋律?が流れ出し、それに導かれるようにアルトがせつせつと、息を飲むほど美しい旋律を歌い始めます。
 何て言う曲か、どんな曲かはよくわからないけど。

 まさに、バッハのカンタータそのもの、だけど、よく聴いてみると、バッハよりもずっと清楚で上品。
 その上、さわやかなロマンにあふれている。

 2曲目は、一転して、アカペラのポリフォニー。これも、音の綾が実に美しい。

 そして、どちらの演奏も、真摯で、滋味深い響きが曲にもぴったり。音楽がじんわりと心に沁みこんでくる。

 と、いうわけで、CD1枚1枚、どんな音楽が飛び出してくるのか、楽しみでしかたない。

 しばらく聴きこんで、曲の内容も多少把握した上で、詳細の感想を書いてゆきたいと思います。

 メンデルスゾーンの合唱曲としては、満を持してリリースされる?こちらも要注目!(HMVのページ)



 アル・アイレ・エスパニョール・エディション (8CD)


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  HMVのページ


 スペイン・バロックの声楽曲を中心にしたBOXセット。

 来年のラ・フォル・ジュルネの予習?

 バロック音楽は、基本的にガチャガチャしていて苦手なのですが、ラテン系は例外、遠く大航海時代の香りが漂い、民族音楽的なテイストも多く、どこか郷愁をを感じさせるものがあり、大好きです。
 器楽曲などはよく聴いていますが、声楽曲はあまり聴いたことなかったので、楽しみ。
 よほど人気があったのか、あの「アシスとガラテア」も何曲か含まれています。



 何といっても、一番の無茶な買い物は、こちら。


 トスカニーニ・コンプリートRCAコレクション (84CD+1DVD)


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  HMVのページ


 思わず買ってしまったものの、こりゃ、どうすりゃいいんだろう。置くところも含めて。

 とりあえず名盤と言われるローマ三部作や、ベートーヴェンやブラームスのシンフォニーなどを聴いてみました。
 まず、驚くほど音がいい。そしてきびきびした迫力あるテンポの中で、情感が滴り落ちるかのような「歌」を、常に歌いきっている。すごい。
 こんなのが、全部で84枚。
 これでマルチバイ価格で、8,000円ちょっとなのだから、おどろき。
 昔よく「レコード店」で、同じRCA全集の分売の超廉価盤を良く見かけ、安い安い、と喜んで買ったものだが、その時も、1,000円くらいだったぞ。
 一生かけて聴いていきたい。
 
 先週観た「テルマエ・ロマエ」の影響で、頭の中でイタリア・オペラの名曲が鳴り続けている状態なので、十八番中の十八番であるイタリア・オペラなども、どんどん聴いてみたい。楽しみ。



 おまけ、


 クラシックソムリエ検定公式テキスト


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 garjyuさんの記事を見て、こちらもついつい買ってしまいました。
 表紙の帯にのっている例題、(拡大してごらんください)
 一問しか正解しなかった。
 ある意味最も「無茶な」チャレンジになるか・・・・?



そのほかの「記事目次」

「全体記事目次」

カンタータ日記・奥の院

浅田真央さん情報・最新版

宮沢賢治記事目次

カンタータ日記・大阪モダン建築図鑑

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この記事へのコメント

2012年07月23日 09:30
こんにちわ。

メンデルスゾーン。僕も同じような問題意識(?)でこんなCDを買って聴きだしたところです。

http://www.hmv.co.jp/artist_%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%82%BE%E3%83%BC%E3%83%B3%EF%BC%881809-1847%EF%BC%89_000000000020551/item_Psalms-Corboz-Gulbenkian-o-Cho_1779690

本当はバッハのモテットのようなものを探していたのですが。
まだ聴きだしたばかりなので漠然とした感想でしかないのですが、バッハのBWV118のようだと思いました。かなりの褒め言葉のつもりです^^;
2012年07月24日 11:40
 たこすけさん、こんにちは。
 わたしの持っているセットにも、詩篇はたくさん入っていました。
 コメントをいただき、早速、バッハのカンタータともかかわりのある詩篇42番というのを聴いてみました。
 ほんとうに、「いい意味で」、BWV118みたいですね。
 平明で、まったく何でもないようでいながら、聴いているうちにじわじわと心にしみてくるような、そんな、バッハのカンタータの中でも最高のパターンの一つに通じるものがあります。
 この42番などはほとんどカンタータみたいですが、詩篇の中にもモテット風の作品もあり、詩篇以外には、もちろんア・カペラや簡単な伴奏だけの曲がたくさんあるようですよ。
 今後聴き進めてゆくのが楽しみです。

 それにしても、わたしもほとんど初めて聴く曲ばかりなのですが、これらの曲、一般にはほとんど知られていないのではないでしょうか。
 作品の完成度や瑞々しさ、美しさ等を考えると、これらの声楽作品がメンデルスゾーンの核心と言ってもいいくらいなのでは。
2012年07月24日 11:43
* BWV118なんて、あったっけ?という方のためのメモ。

 BWV118は、使用目的や単一楽章であること等から現在モテットに分類されてるようですが、流れるような独立オブリガートを持ち、また、コラールが歌詞であることからも、作品自体は、コラールカンタータの第1楽章と何ら変わらない作品です。
 上のコメントでも少し触れましたが、決してインパクトのある曲想ではないものの、静けさ、安らかさに満ちていて、カンタータ楽章というくくりに入れるのであれば、残されている稿からして、最後期の作品の一つ、と言ってもいいと思います。また、最晩年にも再演されているようです。

 教会歴からはずれている、特殊な機会作品と思われるので、例によってこのブログでは、一度も取り上げていないようです。
 実に味わい深い、魅力あふれる典型的な「奥の院」」作品で、作品年代、内容からしても、見逃すわけにはいかないと思いますので、今度、メンデルゾーンの作品と絡めて何か書いてみたいと思います。

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