古代に思いを馳せる~トーハク出雲展他+リニューアルした芸劇・10月のアルバム【三位一体節後24】

 今度の日曜日(11月18日)は、三位一体節第24日曜日。


 カンタータは、

 第1年巻のBWW60

 第2年巻(コラールカンタータ)のBWV26

 の2曲です。


 いよいよカンタータの暦も押し迫ってきたことを感じさせる、晩秋にふさわしいカンタータがそろいました。


 過去記事は、以下のとおり。↓


 <三位一体節後第24日曜>

    世紀末バッハ・暦の終わりに(BWV60、26)
     「いちょうの実」+三位一体節後第24日曜



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 秋のトーハクでは、特別展2本立て。(一つのチケットで、同日に限り両方観られます)

 はじめ二ついっぺんに観るつもりでしたが、とても時間が足りず、とりあえず出雲展の方だけを観てきました。
 もう一つの「中国 王朝の至宝」展については、また後日。(こちらは、12月24日(月)までで、まだかなり余裕あり) 



 東京国立博物館140周年 古事記1300年・出雲大社大遷宮 特別展

  「出雲 ―聖地の至宝―」

    @ 本館 特別5・4室 ~11月25日(日)まで


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 ちょっとありえないような「伝説」が現実だったことを雄弁の物語る、「日本のトロイの木馬」とも言うべき巨大宇豆柱、
 その「伝説」の巨大神殿の10分の1の模型、
 近年出雲の山中から出土して古代史の勢力図を書き換えた膨大な銅鐸や銅剣、銅矛、

 島根県立古代出雲歴史博物館の貴重な文化財がまるっとやってきていて、
 これじゃ、もう現地の博物館には行かなくてもいいな、というようなことを言う方もいらっしゃるくらいの充実ぶりでしたが、逆に日本という国における出雲という「国」の重要性がひしひしと伝わってきて、ますます出雲にいってみたくなるような展示でした。
 出雲の素朴な神像や仏像も、時間をかけて現地を回らなければ拝観できないものばかりで、よかった。


 ただ一点だけ。

 巨大神殿模型、ここまで作るのなら、なぜ、柱を3本組にしなかったのかがちょっと解せない。
 だいぶイメージが変わるはずなのに。


 巨大神殿が風景の中に写りこむアプリ。
 スマホ限定。

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 しまねっこちゃんがご案内。

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 古代人にチャレンジ。

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 10月のトーハクで観た超絶屏風!


 重要文化財・歌舞伎図屏風(部分) 菱川師宣筆


 圧巻!ここにはすでに、その後の浮世絵のすべてが、ぎっしりとつまっている。

 屏風の特性を最大限に生かして、すさまじい踊りの躍動感を演出している。
 真の天才の仕事。

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 手前に、何と!見返りちゃん、発見。
 左右対称だが、見返ってる姿勢がまったくいっしょ!
 (参考:右側、トーハクの垂れ幕)

 あれは、踊っていたのだ!?

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 * 房総が生んだ巨人、菱川師宣の生まれ故郷、保田の菱川師宣記念館を訪れた時の記事は、こちら
 

 流水四季草花図屏風 酒井抱一筆


 右から左へと流れゆく水の流れにそって、春夏秋冬の植物の移り変わりが、精緻で美しい筆致で描かれている。

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 たゆまぬ水の流れの中、屏風を突き破らんばかりに垂直に伸びる生命力の夏、画面を覆いつくさんばかりにに横に広がる、豊かな、しかしどこかさびしげな秋。
 上品で静謐な佇まいとともに、大きなリズムのドラマさえもが感じられる。


 * これらの作品を含め、トーハクで観た超絶屏風に関して、詳しい記事を書きました。

   屏風の全体や細かいところをご覧いただけます。

   こちら。  



  同じく、10月のトーハクで見つけた、超癒し系


 今村紫紅、再び

 東海道五十三次絵巻 巻3 横山大観、下村観山らとの連作の一部。

 夏に、「熱国之巻(朝之巻)」をご紹介した今村紫紅の作品をまた見つけた。
 錚々たる大家たちが火花を散らすさまざまな風景の中に、突如異次元空間が出現したかの趣がある。

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 望月玉泉

 岩藤熊萩野猪図屏風

 臥猪(ふすい)は「富寿亥」、「撫綏」に通じ、天下泰平を祈る吉祥画としての意味合いが強いとのこと。


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 * これらをはじめとする、さまざまな癒し系について、記事を書きました。

   こちら



 色づき始めたトーハク


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 秋の水面

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 大玄関から見る。

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 トーハクではないが、上野の森美術館でツタンカーメン展を開催していることと関連してか、
 上野駅公園口2Fのレストラン「ぶんか亭」に、なぜかこんなメニューが。


 「エジプトの国民食」、コシャリ

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 ごはん&パスタに、何種類かの豆、大量のフライドオニオンをのせて、その上にエスニックなトマトソースをかけたもの。
 左写真のようによ~く混ぜて食べる。

 ごはんとパスタを混ぜるというのが意表をついているが、食べてみたら、おもしろい食感で、けっこうおいしかった。



 全国都市緑化フェア TOKYO @ 上野公園 すでに終了。


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 上野公園で、稲の収穫。

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 上野公園のあちこちに、さまざまなオブジェが置かれ、光がきらめき、音が響く。

▽ 昼間光を吸収し、夜暗くなると輝くイルミが、森の木々の間にはりめくらされていた。

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 10月の初めには、

 豊島区制施行80周年記念式典&みんなの絆コンサート

 がありました。


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  昨年の震災後からの長い改修工事を終え、今年の秋、リニューアルオープンしたばかりの東京芸術劇場で、初めて音楽を聴きました。

 ホール内部は、壁面(特に客席奥の壁)や客席など、木目を多用したシックな空間に生まれ変わっていて、壁に細かに入れられたリブは、格調高い雰囲気を醸し出すのに成功したばかりでなく、音響的にも劇的な変化をもたらしたようで、わたしは2階席のほぼ中央に座っていたのですが、オケや合唱の音が、以前よりもずっと柔らかく、しかもふくよかに響いていたような気がします。

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 本格的なクラシックコンサートを聴くのが楽しみになった。


 ホール外もだいぶ変わった。

 地上階から、高所の大ホールのエントランスまでまっすぐにのびていた恐怖のエスカレーターを、、途中で折れ曲がるようにした。
 ただ、高さは変わらないので、上の方の恐怖は変わらない。

 (左写真、下の方では、さまざまなイベントが行われていた)

 ホール外のロビーの窓も、すりガラスになった。耐震化の一環か。

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 区制施行80周年を迎え、としまくんもえらいことになってた。
 グレードアップバージョンか?と、いうか、ちがう方か?

 右が本来のとしまくん。

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 かつての恐怖のエスカレーターの状況は、こちら

 記事の下の方に、写真がありますので、芸劇どのような変容をとげたか、その目でぜひお確かめ下さい。
 本来のとしまくんもいます。



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そのほかの「記事目次」

「全体記事目次」

カンタータ日記・奥の院

浅田真央さん情報・最新版

宮沢賢治記事目次

カンタータ日記・大阪モダン建築図鑑

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この記事へのコメント

2012年11月28日 20:32
エジプトの「コシャリ」ですが、知りませんでした。
エジプトには16年前に行ったのですが、これらしい食べ物があったかどうかも思い出せません。鳩を食べたことくらいしか。
兎に角お腹を壊さないようにと生ものを食べないようにとばかり心をくだいていたものですから。
どんな味か想像しています。エスニックなトマトソースは決め手ですね。
2012年12月01日 20:54
 tonaさん、
 上野駅公園口のぶんか亭は、まごうことなき和食のお店なのですが、ツタンカーメン展との連動で、なぜかコシャリを看板メニューにしていました。
 世界各国を旅しているtonaさんでも食べたことありませんでしたか。
 国民食と書いてありましたから、エジプトではごくふつうの家庭料理で、旅行者はあまり食べないようなものなのかもしれませんね。
 このコシャリは、和食のお店がやているだけあって、日本人向きにアレンジしていると思われますが、なかなかおいしかったです。味的には、沖縄のタコライスみたいな感じで、何種類もの豆が入っているところが、エスニック風と言えばエスニック風でした。
 健康にもよさそうでしたよ。

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