いよいよ今月はTHE ICE!浅田真央選手関連ほか~今年前半をおさらいするディスク&TV放送・特別編

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 サッカーW杯ブラジル大会、いよいよ決勝、一方ツール・ド・フランスもますます盛り上がりを見せてますが、(ただ、フルームのリタイヤは、昨年さいたまクリテリウムでその雄姿を間近に観ただけに、やはりショッキング・・・・)

 今年前半のスポーツ界最大のビッグイベントは、何と言ってもソチ五輪でした。
 多くのメダリストたちの活躍が日本中をわかせてくれましたが、わたしにとっては、やはり、浅田真央さん。あの奇跡の復活ラフマニノフ、一生忘れることはないでしょう。

 でも、残念ながら、これはTVでの観戦。

 実際に生の演技に接することができて、最もわたしの心に焼き付いたのは、その直後の世界選手権における、「究極のノクターン」でした。  



 マリア・ジョアン・ピリス コンプリート・ソロ・レコーディングス 


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 あの浅田真央選手の昨シーズンのSP、「ノクターン」の使用音源が収録されたBOX。

 すでにCDを持っているが、ピリスのソロの集成ということで、聴きたかった録音がすべて入っているので、購入。

 ノクターン以外も、美しく、表現力豊かな演奏ばかりで、モーツァルトを聴いても、シューベルトを聴いても、そしてベートーベンやバッハを聴いても、浅田真央選手の演技が目に浮かんでくる。
 これは、たまらない。
 もはや、頭の中で、浅田選手の演技≒ピリスの音楽になっている。
 浅田選手がどれだけピリスの音楽に肉薄していたかがよくわかる。
 


 おまけで、そんな浅田真央選手のDVD。


 浅田真央 「Smile」 ~ 氷上の妖精 10年の軌跡~


 All History 浅田真央 ~ 花は咲き星は輝く・浅田舞・真央姉妹 11年間密着~


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 どちらも、制作者の意気込みや良心がひしひしと伝わってくる、渾身の出来ばえ。
 どちらも、永久保存版。


 残念ながら、世界選手権の「究極のノクターン」はまだ収録されていないけれど。



 そのかわりに・・・・、


 オリジナル、手づくりブルーレイ


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 ジャケットは、新聞、雑誌などの切抜き写真を勝手に借用。

 長い方は、2枚組で、昨年のTHE ICE以降、世界選手権までの、TVで放送された浅田真央選手出場のすべての試合、EX、アイスショーを収録。
 この1年間の戦いの軌跡のすべて。演技が生き物のように成長し、進化(=深化)してゆく様子が克明に記録されている。
 通して観ると、最後の世界選手権の「スマイル」の感動は、格別。
 「スマイル」も、実はこの時のものが一番すばらしい。

 短い方は、NHK杯のノクターン、ソチのラフマニノフ、そして世界選手権のノクターンとラフマニノフ、さらにそれぞれの大会のスマイルを、最高画質(=副音声の実況・解説無しヴァージョン含む)で収録。
 浅田選手が長い戦いの果てについに成し遂げた、ノクターン、ラフマニノフ、それぞれ2種類づつの「究極の演技」を収録。

 どちらも、かけがえのない宝物。もちろん永久保存版。



 ところで、先週のTBS系「世界ふしぎ発見!」に、ミステリーハンターとして浅田真央さんが登場しました。

 フィギュアスケートのルーツ、そして自身が使用した音楽のルーツを訪ね、ウィーンから、スロヴァキア、ハンガリーを訪ねる旅で、非常に感銘を受けたので、ちょっと感想を。


 日立 世界ふしぎ発見!

 第1322回

 浅田真央の華麗なるウィーン>>>ブダペスト

  スケートが音楽に恋した! フィギュアスケート誕生と真夏のリンクの謎 


 本放送前の前振り番組からして、BGMのマーラー4番の甘い旋律に乗って、浅田さん、歴史の香りあふれるウィーンの街を歩き回り、ベートーヴェン、モーツァルト、ブラームス、シューベルトの銅像を巡りつつ、ベートーヴェンが好きだったアイスクリームやオープンサンド、カフェのケーキを食べまくり、さらにカフェではノクターンの生演奏に酔いしれる、という、
 音楽ファンからしたら感涙もののシーン続出。
 シェーンブルン宮殿にて、「真央の家、もうちょっと大きいです!」とボケつつ、本放送へ。


 本放送が始まると、いきなりソチの「ラフマニノフ」の演技がたっぷり流れ、否が応にも気分が盛り上がる中、「新人ミステリーハンター」、大登場。

 その後はもう怒涛の展開、縦横無尽に音楽とアートの都、ウィーンを徹底レポート。

 「フィガロ」のアリアが流れる中、シュテファン大聖堂の前をゆく浅田さん。
 音楽ファン&フィギュアスケートファン(そして建築ファン)にとっては、もうたまらない、夢のような映像。

 ウィーン国立劇場でのバレエ鑑賞は、モダン・バレエのプログラム 「巨匠たちの署名 Meistersignaturen)」。
 使われている音楽は、何と、バッハのG線上のアリアやいくつかのクラヴィーア曲(ル・スフル・ドゥ・レスプリ Le Souffle de l’esprit ~魂のため息~&ヴァスラフ Vaslaw)、そしてR.シュトラウスの「4つの最後の歌」!など。
 一般的に、バッハなんかは聴く機会が多いかもしれないが、4つの最後の歌についてはそんなに聴くチャンスが無いような気がするので、浅田さんが4つの最後の歌を聴いてくれた、というだけでもうれしくなってしまう。
 しかも、ウィーン国立歌劇場のオケは実質≒ウィーン・フィルだろうから(番組のクレジットはウィーン・フィルとなっていた)、おそらくはこの世のものならぬ美しさだったはず。
 何か心に留めてくれただろうか。

 クリムトの「接吻」の感想は、さすがは超一流の表現者、実際に目の前に鮮やかな絵が浮かぶかのような明快さで感心してしまったが、
 それよりも圧巻だった?のが、全編を通して何度も何度も炸裂したグルメリポーターぶり。
 どれもこれも食べたくなった。

 さまざまな芸術に接して、ウィーンこそが、フィギュアの故郷のひとつであることを心から実感して、満ち足りた表情の浅田さん。

 ウィーンのリンクでは、浅田さんの滑りもちょっと観ることができた。
 軽々とジャンプ、スピン、コンパルソリーなどを繰り広げながら、フィギュアスケートの説明をする浅田さん。
 それだけなのに、息を飲む美しさ!

 スロヴァキアの世界遺産、ドプシンスカ洞窟では、何と、氷の上でよろよろ、ふらふらする真央さんを観ることができた。(洞窟内の氷が斜めに傾いているため)ひやひやしてしまったが、これはある意味、あり得ないような超レア映像。

 続くハンガリーでは、リストにメロメロに。
 ラカトシュ・ミクローシュ楽団の超絶ツィンバロンを観ることができたのも、うれしかった。公式HPのオフショット映像を観ると、このバンドの音楽に乗って浅田さんが踊りまくっているシーンも。


 とにかく、始めから終わりまで、無駄なシーンが一つも無いつくり。

 始めにふれた前振り番組、そして、上記公式HPのオフショット映像等を観ると、もっともっとたくさんの映像があり、真央さんも真剣にレポートしまくって、他にもたくさんのクエスチョンを用意したようなので、1時間で終わってしまったことだけが、残念。

 せめて前篇、後篇、の2部構成で観たかった。と、いうか、これだけの内容をきっちりと一本の番組にまとめあげたスタッフがすごいと言うべきか。


 休養発表後には、この他、3度のラジオ出演もあり、録音やライブでみんな聴くことができた。

 数は少ないが、これらのTV、ラジオ出演、観たり聴いたりしているだけで、何だかしあわせな気持ちになってくる。

 TVにしても、ラジオにしても、常に何事にもいっしょうけんめいで、全力投球、真摯な態度、
 感受性豊かで、発想や目の付けどころがユニークなところはさすが。

 TOKYO FMの「スクール・オブ・ロック」の真央先生には、ほんとに何か相談しようかと思ってしまった。(10代の学生さん向け番組だけど)

 そして、何よりも魅力的なのが、日頃TVで見ている芸能人の方たちとは根本的にちがっていて、まったく飾るところの無い、泰然自若と言っていいくらいに普段のままの自然な態度。
 さらに、その普段着の姿というのが、ほんわかとあたたかくて上品、やさしさにあふれているところが何とも言えない。
 これが、朝青龍や白鳳の心を動かした筋金入りの勝負師の素顔なのだから、そのギャップには驚かされる。

 例えば旅行のレポートなどを観ていると、気の置けない知人と一緒に旅行しているような、何とも言えないやすらぎさえ感じてしまうほど。

 さわやかで聴きやすく落ち着いた声も含めて、この種の番組にとても合っていると思う。
 もっと、TV等に出ないかな。





 おしまいに、今年前半の総決算、ということで、浅田選手とは直接関係無いですが、その頃よく聴いていて、わたしの中では浅田さんの記憶と結びついているCD。


 すぴかたいず

  あがた森魚


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 またまた、新譜をわたしたちに届けてくださった。
 さらに、現在、また新しいアルバムを制作中とのこと。

 上のCD写真に、イベント対象商品とあるのは、発売記念ライブ&握手サイン会参加券つきなのだった。

 ・・・・が、世界選手権エキシビションと重なり、参加できず。残念。


 あがたさんと言えば、ボブ・ディラン。

 あがたさんの最も重要なルーツの一人は、ボブ・ディランなのだろうが、この春にボブ・ディランのライブを聴いて感じたのは、最近は、ボブ・ディランがますますあがたさんに似てきた?ということ。


 そう言えば、わたしの今年前半における最大最高の音楽体験は、何よりもボブ・ディランのライブでした。

 記事、こちら





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「全体記事目次」

カンタータ日記・奥の院

浅田真央さん情報・最新版

宮沢賢治記事目次

カンタータ日記・大阪モダン建築図鑑

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この記事へのコメント

ANNA
2014年07月13日 23:49
Noraさん、こんばんは。

真央ちゃん、初挑戦のミステリーハンター、大活躍でしたね!
音楽、美術に建築、フィギュアの歴史からグルメまで見どころ満載、充実の内容でした。何より真央ちゃんのチャーミングなお人柄が伝わってきて、ますます真央ちゃんが好きになりました。2時間スペシャルとか、二週連続企画で見たかったなあ。

私が真央ちゃん、浅田選手を知ったのは、トリノオリンピックの前のこと。
本当に嬉しそうに、楽しそうに氷上を舞う、あどけなさの残る可憐な少女でした。
時が経ち、繊細で豊かな表現力、エレガントな魅力を持った選手になりましたね。
真央ちゃんの「ノクターン」大好きです。ウットリしてしまいます。
Noraさんお手製のDVDジャケット、素敵です!
2014年07月15日 10:45
 ANNAさん、おはようございます。

> 真央ちゃん、初挑戦のミステリーハンター、大活躍でしたね!

 ミステリーハンター、想像以上にぴったりで、びっくりしてしまいました。、
 しかも、ウィーンだけでも盛りだくさんなのに、他にも2か国に足をのばす大活躍!
 ほんとうに、1回で終わってしまったことだけが、残念でした。
 こうなったら、他の時間帯にでも、メイキング的な番組をやってくれれば、と思うのですが。

> 浅田選手を知ったのは、トリノオリンピックの前のこと。

 もちろん浅田選手のことは以前から応援していましたが、これほどまでに引き込まれてしまったのはここ数年のことで、やはり生の演技を観てからです。
 目の前で起こっていることが、とても信じられないくらいでした。
 ご存知の通り、現在は一部のアイスショーにしか出演していませんが、もしまだご覧になっていなかったら、ぜひ一度はご覧になっていただきたいと思います。

> お手製のDVDジャケット、

 それぞれ表裏の写真で、表はノクターン、裏はラフマニノフを使いました。
 表情がまったく異なるところがすごいですよね。
 ラフマニノフの短い方の斜めになっている写真は、サイズの関係で下を切ってしまっていますが、実はこの体勢で、相当上空に飛んでいます。  

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