トーハクでトーハク&小川さん映画を観る。博物館で野外シネマ~秋のトーハクその2【三位一体節後18】

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 まずは、パ・リーグ、クライマックスシリーズ・ファーストステージのことから。

 オリックスVS日本ハム

 連日、両チームとも持てる力のすべてを出し切った、緊迫した試合展開だった。
 我がファイターズが第1戦を勝利し、ファイナルステージ進出に王手をかけた後の、第2戦、3戦。
 どちらも稲葉さんがここぞという時に劇的タイムリーを打ちながらも、それを一気に勝利に結びつけることができないもどかしく、苦しい戦いでもあった。
 第2戦はまさかの再逆転負け。ふつうあのタイムリーがあったら、勝つぞ。
 続いて昨日の第3戦、泣いても笑ってもこれで決まり。稲葉さんの痛烈な一撃で同点に追いついたものの、その後どうしても追加点がとれない。そのまま延長にもつれこむ。レギュラーシーズン3位の日ハムは、引き分けだともうそこまでなのだ。
 稲葉さんがここまでやって勝てないのなら、しかたない、まだまだ頂点を争うだけの力を持っていないということだ、とあきらめかけていたところ、稲葉さんから直々に後継者として指名された中田が、土壇場でやってくれた。晴天の霹靂のようなソロ・ホームラン。
 その裏の大ピンチ、オリックスからすればサヨナラの大チャンスで、増井が糸井さんをきっちりと抑えてゲームセット、見事ファイナルステージ進出となった。
 今度ばかりはオリックスの無念さをひしひしと感じる、ちょっとほろ苦い勝利ではあったが、こればかりはしかたない。
 半ばあきらめていたので、夢のようだ。稲葉さんのいる試合を、さらに観ることができるとは・・・・!まだまだいっしょに戦うことができるとは・・・・!
 ファーストステージだけでも楽しかったのに、これがまた何試合も続くのだ。
 中田、ほんとうにありがとう。
 そして、こうなったら、北海道に、ではなくて、わたしからすると、東京ドームに帰ってきてほしい。
 そのためには巨人に勝ってもらわないと困るんだけど。

 とか言ってるうちに、もう今夜からファイナルステージ、福岡では、秋山監督のラストを飾ろうと、火の玉のように燃えさかる鷹軍団が待っている。たいへんなこっちゃ。



 さて、その他にも、体操の世界選手権などなど、文字通りスポーツの秋ですが、

 カンタータの世界も、秋たけなわ。

 今度の日曜日(10月19日・三位一体節後第18日曜日)のカンタータは、

 第2年巻(コラール・カンタータ)、BWV96。2年目、この時期のコラール・カンタータは、フルートを使用した曲が続きますが、その清々しい響きが秋の気配にぴったり!
 後期4年目、こちらも秋らしい豊かなコンチェルト付、アルトのためのソロ・カンタータ、BWV169
 以上の2曲です。


 過去記事は、こちら。↓


 <三位一体節後第18日曜>

    三位一体節後第18日曜(BWV96他)
    わたしの漢詩入門・その4~秋色の空。第1印象・杜牧から李白へ(BWV96他)
    豊穣の秋~バッハとヘンデル、とっておきの新譜2枚





 毎年、夏には、バッハの音楽が使われる映画(小川さん映画)、サントラ・バッハの記事を書いてきたが、この頃は、それほど映画自体観ていないし、従ってバッハの登場する良い映画にもなかなかめぐりあう機会が無い。

 それで、今回は、かなり前に観てすでに記事も書いた作品に関してではあるが、ちょっと特別な状況で再鑑賞し、以前とは多少異なる感銘も受けたので、少し遅くなってしまったけれど、小川さん映画収集を決してやめてしまったわけではないことを示すためにも、以下の記録を残しておく。 



 10月10日(金)


 博物館で野外シネマ(第2日目)

 「時をかける少女」 (アニメ 2006年 細田守監督作品)


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▽ 上部に覆いかぶさっている葉は、映画にも登場するユリの木。
  東洋館の上にちょこんと飛び出ている光は、スカイツリー。

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 時間旅行のシーン等、大切な場面でバッハの音楽(ゴルトベルク・バリエーション)がふんだんに使われる、ど真ん中の「小川さん映画」。
 しかも、トーハクが物語上大きな意味を持ち、重要な舞台として、とても大切に、とびっきり美しく描かれている。
 そして、何よりも、これは、「時をかける少女」なのだ!
 わたしにとっては、もうそれだけで感涙もの、無条件で大絶賛のはずだが、主人公の女の子の、あまりにも濃厚な「大人がつくりあげた」感、それゆえの天真爛漫さと紙一重の無神経さ、媚びるような元気さ等にどうしてもついてゆけず、何とも残念だった記憶のある映画。(感想、こちら


 今回久しぶりに観ても、基本的に同じ印象はぬぐえなかったが、
 本物のユリの木の巨木の下、壮大なトーハク本館の大玄関いっぱいに張られたスクリーンに次々と映し出される、ていねいに心を込めて描かれた、夢のように美しい動く絵画ともいうべき映像は、やはり圧巻。
 ある種の郷愁を伴う夏の日の風景、幻想的な時間旅行シーン、そして他ならぬトーハクそのものを描きつくしたカット。どれもこれもすばらしい。
 そして、独特な雰囲気の夜の博物館に流れるバッハ、ゴルトベルク。
 いろいろな思いを抱いてこの日トーハクに集った、広大な前庭を埋め尽くす数えきれないほどの人々、野外のお祭り的な雰囲気にもかかわらず、一言も発することなく熱心に画面に見入る人たちとともに、これらの映像や音楽を体験するのは特別なことで、今回の上映によって、他の「時をかける少女」と同じく、この作品もまたわたしに心の中で特別な作品となった。


 改めて大画面で観てみると、主人公の「大げささ」も、舞台と同じでそれほど気にはならず、 ラストの、「未来」をまっすぐに見据えて新しい一歩を踏み出す、生まれ変わった主人公との対比において、物語序盤始めの主人公の「ひどさ」は必要だった、と言えなくもない?



 この作品を含む、「時をかける少女」に関する記事。

 こちらこちら


 サントラ・バッハ(小川の流れる映画)の記事、こちら



▽ 実験室のシーンからタイムリープのシーンにかけて、ゴルトベルクがかかりまくる。 

 
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▽ トーハクが背景に描かれているシーン。
  美しい絵は撮りそこなったが、どこだかすぐにわかるでしょう。

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▽ 結晶化したかのように美しい、時間が止まった世界で、
  未来から来た少年が少女にすべてを話すクライマックス、その舞台だった場所。
  映画でも、窓から見える庭園の緑が美しかった。
  最近、扉から庭園のテラスに出られるようになった。

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▽ このように、玄関正面にスクリーンが貼られていた。
  音や映像等、若干心配だったが、かなり遠くからでも十分鑑賞できた。 

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 上映前に行われた関係者のトーク・ショー

 「時をかける少女」 制作秘話スペシャルトークショー

 プロデューサー・齋藤優一郎氏、
 映像プロデューサー・渡邊隆史氏、
 東京国立博物館特別展室長・松嶋雅人氏
 女性は、司会。ミュージアムシアター・ナビゲーターのお姉さん。

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 トーハクにこんなに人が集まっているのは、初めて見た。
 阿修羅の時もこんなにはいなかった。
 
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 貴重な記録だと思うので、たくさん写真をのせておきます。

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 左奥の光は、アジアン屋台の光。
 ここも、長蛇の列。普段はそれほどにぎわってなかったので、よかった、よかった。 

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 この日は、特別夜間開館のさらに特別版で、夜10時まで。
 映画を観た後、映画に描かれていたトーハクや、重要なテーマである美術作品のかけがえの無さをぜひ肌で感じてほしい、という趣旨。
 上演終了後、多くの人が建物内へと向かっていた。



 10月初旬、夕暮れに光る萩


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 この夜、トーハクに向かう途中の駅で。


 夕べの祈り


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 日本国宝展、いよいよ、始まった。

 童子君、しっかりやってらっしゃるだろうか。





そのほかの「記事目次」

「全体記事目次」

カンタータ日記・奥の院

浅田真央さん情報・最新版

宮沢賢治記事目次

カンタータ日記・大阪モダン建築図鑑

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