ツール・ド・フランス 2015~激動の前半戦総括【三位一体節後第7日曜日】

 今度の日曜日(7月19日、三位一体節後第7日曜日)のカンタータは、

 第1年巻のBWV186
 第2年巻のコラールカンタータなのになぜか自由詩の無い、コラール全詩節テキスト・カンタータ(のBWV107
 後期のBWV187

 の3曲です。

 BWV187は、小ミサ曲の原曲として知られていますが、これから夏、秋に向けて、小ミサ曲の原曲となったカンタータが多数登場します。


 過去記事は、こちら。↓


 <三位一体節後第7日曜>

    「小」ミサ聴き比べ&テキスト・カンタータのミステリー(BWV187、107他)



 今年も、ツールの夏、たけなわ。



 ツール・ド・フランス 2015 (第102回大会)
 
 

 * 以下、ピレネー最終日の第12ステージ終了時点で前半戦を振り返った、自分自身のためのメモです。


 * 写真はすべて、昨年の「ツール・ド・フランス さいたまクリテリウム」で撮影したもの。

   JスポHPのレースレポートによると、第5ステージで、
   さいたま市の清水市長が表彰式の壇上にあがっていたとのこと。
   やる気満々、今年も楽しみだ。



 フルーム

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 ツール・ド・フランス、

 昨年は、NHKBSの「まいにちツール・ド・フランス!」で楽しみましたが、今年はこれまでの実績・調子ともに絶好調の4強激突で盛り上がるだろう、という前評判だったので、Jスポーツを申し込み。
 まとめの意味で「まいにち」も観てますが、やはりLIVEは臨場感がちがう。大きくうねるようなレースの流れ、レースの細かいニュアンス、そして選手一人一人の息づかいは、ダイジェストでは絶対に伝わらない。
 帰宅後、ちょうど夕食を食べ終わってくつろいでいる頃に番組がスタートし(基本的にLIVEはレースの中盤から)、日が変わってちょうど就寝する頃にゴール。
 ずっとTVを流しっぱなしにしていると、そこでさまざまなドラマが次々と展開してゆくのがたまらない。フランス、そして今年はオランダ、ベルギーの美しい風景も、次々と通り過ぎてゆき、それを見ているだけでも楽しい。
 しかしわたしがそんな風にのんきにTVを観ている間、選手たちは極限状況で必死に戦い続けているのだからすごい。しかもほとんど毎日。


 例年はオープニングの腕慣らし、といった感じでスプリントレースが続く序盤戦だが、今年はそこからすでにいつもとちょっと違った。いきなりヘビーで劇的なレースの連続。これを観られただけでもJスポを契約してよかった。
 そんな激しい序盤戦のハイライトは、第4ステージだったと思う。
 初戦のTTから3戦連続でわずか数秒の差でマイヨジョーヌを逃しつづけてきたトニー・マルティンが、第4ステージのパヴェの果てに、ついに自力でマイヨジョーヌをもぎ取ったのは、実に感動的だった。ややこしい要素も多いこの競技のスポーツとしての根源を見た気がして、清々しかった。
 一方で、カンチェラーラは気の毒だった。マイヨジョーヌをまとっていた第3ステージで、大落車に巻き込まれた。傷だらけになりながらも(レース後の精密検査で2カ所の腰椎骨折が認められた)、マイヨジョーヌの誇りをかけてリタイヤはせずに、ユイの壁を最後まで登りきった姿からは、これまでの彼の華麗な姿とはちがったすさまじいプロ選手としての執念みたいなものが感じられた。(もちろん、このレース後リタイヤ)
 そしてまた、その後で念願のマイヨジョーヌをゲットしたトニー・マルティンも、マイヨ・ジョーヌを着て2日目、第6ステージの最後の最後で、自らが落車して骨折、アシストに支えられてやっとのことでゴールはしたもの、そこでリタイヤ。あまりのことに、「マイヨ・ジョーヌの呪い」みたいなことまでがささやかれだした。しかもこの落車には、ニバリ、ヴァンガーデレン、キンタナら総合のトップ選手が巻き込まれ、あわや大惨事となるところだった。(フルームも危ないところだった)

 その後、マイヨジョーヌを引き継いだのはフルーム。
 フルームはすでに第3ステージでも一度マイヨジョーヌを着ているが、ここに来て、まるで水を得た魚のように、早くもエンジン全開!
 トニー・マルティンがリタイヤした次の日の第7ステージで、マルティンに敬意を表してマイヨジョーヌを着ないで走ったことが功を奏したか、マイヨジョーヌの呪いなど吹き飛ばして、残りの平坦ステージ、チームTTを通してじわじわとライバルたちと差を広げ、
 そして、休息日明けの最初の山岳ステージ、ピレネーのラ・ピエール・サン・マルタンの山道で、リッチー・ポートとともにいきなり鬼神の激走、早くもライバルたちと決定的な差をつけてしまった。

 フルーム、そしてチーム・スカイ、恐るべし!
 そのあまりの強さにぞくぞくしてしまった。
 レースを観ていた人、そして何よりもレースに出ている選手、すべての人が震撼したのではないか。
 
 ただ、レースはまだ折り返し。
 ピレネーが終わっても連日山のあるコースは続くし、何しろ厳しいアルプスの山岳ステージがまだまるっと残っている。
 キンタナ、コンタドール、ニバリ、さらにそれに加えてヴァンガーデレンらのライバルたちも、それぞれ好不調はあり、大かれ少なかれ時間差はついてしまっているものの、みんな無事レースに参加していて、各々のチームとともに起死回生の「一瞬のスキ」を虎視耽々とねらっているので、まだまだこれから。
 実際、ピレネー最終日の第12ステージでは、終盤の激しい雨の山道で、有力選手のほぼ全員が次々とアタックしては、他の有力選手によるプロトンに吸収される、ということがくりかえされ、ほんとうにしびれる展開だった。
 これから毎日このようなことが続くかと思うと、たまらない。
 フルームが圧倒的に有利なことには変わりないが、ピレネー第2戦でのマイカの大逃げみたいなこともあるので、すべては決まってしまったわけではない。ほんとうに何が起きるかわからないのがツール。
 後半戦も、ほんとうに楽しみだ。

 

 マイカ&ニバリ

 ニバリは、トニー・マルティンの落車に巻き込まれた影響か?4強の中では精彩を欠いている。
 昨年のあの圧倒的な強さを見せてほしい。

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 さて、以上のように、総合争いという意味では役者がそろっている今年のツールだが、われらが新城選手と、それからさいたまクリテリウムでもなじみの深いキッテル選手が出場していないのが残念。
 TV観戦していても、ここで新城選手がいたら、キッテル選手がいたら、という場面が多い。
 そもそも集団の中での「新城さがし」の楽しみが無いし、キッテル選手のいないスプリントレースもちょっと「鬼の居ぬ間に-」感がぬぐえない。

 スプリントレースと言えば、やはりさいたまクリテリウムでおなじみ、もはやなんだか他人とは思えない?のがサガン選手。
 わたしは当然サガンを応援しているのだが、キッテル選手がいない今年は絶好のチャンスなのに、前半のスプリントレースで圧倒的な強さを見せたのは、残念ながらサガンではなく、グライペル選手だった。
 カヴェンディッシュ、クリストフ、キッテルと並ぶジャイアントの双頭エースのゲデンコルブ、そしてサガン、第7レースではカベンディッシュが劇的勝利をおさめたものの、みんなグライペルの勢いには圧倒されてしまっていた。 
 サガン、ずば抜けた実力を持っていて何でもできるので、コンタドールのアシストを見事につとめながら、自らのスプリントレースもそつなくこなしているのだが、その疲れもあってか?昨年に続いて今年もまた、今一歩のところで一度もステージ優勝できずにいる。
 前半平坦ステージ終盤では、一時何とフルームと数秒差の2位となり、あとわずかでマイヨジョーヌに手がとどくところまでいったが、結局これも果たせなかった。
 チーム的には期待通りの活躍を見せながら、ほんとうにいつも詰めが甘い。
 サガン、いったいどこを目指しているのか。
 今はもういつの間にか「いつもの」緑ジャージをグライペルから奪い去り、当然のようにそれを着て山を登っている。
 それはそれですごいのだが、できれば何とか一勝だけでもしてほしい。
 それに今年はポイント賞レースもグライペルとけっこう接戦になっているので、それも含めて今後も見守ってゆきたい。



 サガン

 いつも飄々としている。

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 おまけ、


 折り返しと言えば、プロ野球も今週末はオールスター、正に折り返し地点。

 わがファイターズ、おなじみの選手たちが次々とチームを去っていき、昨シーズンなどは、試合を見ている最中にも、ちょっと知らないチームを見ているみたいなよそよそしさを感じてしまうこともあったが、
 今年は田中賢介選手が帰ってきてくれて、若い選手たちもみんなファイターズらしいたくましい選手によく育ってくれて、ほんとうに見事な戦いを繰り広げている。
 しかし、ホークスが強い。強すぎる。厳しい戦いを、勝って、勝って、勝ち続けても、いつも先にいる。追いつけない。
 折り返し前の対ホークス2連戦、少しでも近づくチャンスだったが、結局一勝一敗のタイ。
 差は縮まらなかった。

 オールスターでは大谷選手等も華やかな活躍を見せてくれるだろうから、それで心機一転、後半戦、がんばっていきましょう。





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