広瀬川と大商店街~THE ICE&杜の都観光・旅のしおり(行程)その2【三位一体節後第12日曜日】

 今日(8月23日・三位一体節後第12日曜日)のカンタータは、

 第1年巻、BWV69a
 一般的に聴かれるBWV69は、だいぶ後になってから、バッハの最晩年に市参事会用の曲に編曲されたものですが、これは、バッハが作曲(=補作)し、演奏した、現存する最後のカンタータになりました。

 第2年巻のコラールカンタータは現存していませんが、そのかわり、翌年にコラールカンタータ年巻補完目的で作曲されたテキスト・カンタータ、BWV137があります。
 これは、賛美歌としても名高いルターのコラールによる、テキスト・カンタータの最高峰の一つ。
 オブリガートが美しい荘厳を加える第2曲のコラールは、これまた最晩年にシュープラー・コラール集に編纂されました。
 わたしは、この曲を聴いていると、いつかの夏の終わりに仰ぎ見た、雄大な入道雲が思い浮かんできます。

 以上、どちらの曲も、とんでもない境地に到達していた最晩年のバッハが「再創造」の元ネタとして白羽の矢を立てたということは、バッハ自身のお気に入りの名曲中の名曲だったということです。
 
 さらに、アルトのためのソロ・カンタータの名作、後期のBWV35も忘れてはいけません。
 この曲からも、コンチェルトBWV1059が編纂されていますが、これはシンフォニアとシチリアーノから復元されたもので、残念ながらバッハ自身の楽譜が残っているわけではありません。
 ただ、シシリアーノなど、その後に続くアルトの歌唱と相俟って、晩夏の情緒満点。やるせないほど美しい。


 これまで幾多の作品が盛夏のような輝きを放ってきた続けてきた「名作の夏」。

 今週は、それを総決算するような晩夏にふさわしい傑作がずらりとそろった祝日と言えます。
 「どこかで聞いたことのある」メロディもたくさん登場します。

 まだまだ暑い日が続きますが、季節は確実に移り変わっています。ダイナミックに去ってゆく夏を偲ぶような一日、ぜひこれらの傑作に耳を傾けてみてください。


 過去記事は、こちら。↓


 <三位一体節後第12日曜>

    三位一体節後第12日曜(BWV137、35、69a)



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 今回は、真夏恒例、THE ICEの旅第2弾。仙台編の続き。



 この後、はからずも、さらにブラタモリの後を追うことに。



 1日目 2015年8月1日(土) その2



 さて、仙台といって思い出す歌は、「広瀬川~~流れる岸辺~♪」。

 日も傾いてきたので、明るいうちに広瀬川を一目見ておこう、と、地図で見ると広瀬川に隣接しているらしい「西公園」へバスで向かう。


 西公園


 仙台城跡には行かなかったが、こんなのが見られた。交番。

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 公園に入ってすぐのところに、こんなに味わい深い茶屋が。

 大崎八幡宮のお茶屋さんでは、営業が終わっていて自販機の飲み物を飲んだだけだったし、夕方とは言えあまりにも暑かったので、いきなり入ってしまったのだが、これが大正解だった。


 源吾茶屋


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 何と100年以上この地で営業している老舗。

 ずんだ(この店では「づんだ」と書かれていた)もお餅も、昔ながらの丁寧な製法で手造りしている、ということで、絶品。


 づんだ餅&氷レモンミルク

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 店内は、雰囲気満点。
 旅番組などのロケで使われるのか、芸能人等のサインの数がすごい。

 源氏の家紋・笹竜胆と、北条家の家紋・三つ鱗が同時に見える。
 やたら歴史を感じさせるが、何かいわれがあるのだろうか。

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 すぐ隣の櫻岡大神宮には、国芳が描くような風貌の猫がたくさんいた。

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 公園のオブジェ。

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 どこかで見たことがある二人だなと思ったら、何と池袋のIWGP(池袋西口公園)でいつも見ている二人だった。(※下の写真は池袋の二人)

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 その他、石碑や巨樹などが多い。天文台なんかもあるようだ。

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 右は、臥龍梅。
 「ブラタモリ」で、伊達政宗が朝鮮半島から持ち帰った「臥龍梅」を紹介していたが、これはそれを分植した子孫の木。
 もとの木は、現在宮城刑務所の敷地内にあり、タモリさんも訪れていた。(もちろん一般には非公開)
 なぜそんなところにあるかというと、政宗の隠居所(実は第2の城)、「若林城」の跡が、現在ではそのまま宮城刑務所になっているのだ。

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 ところが、かんじんの広瀬川がまったく見えない。

 川の方には、わさわさとした原生林に遮られ、何も見えない。

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 仙台西道路を横切って、公園の北側へ。

 先ほどの二人をふりかえりつつ。

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 公園の北側に行き、しばらく行くと、鬱蒼とした木々の間に光るものが。

 ようやく川が見えた!

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 かろうじて広瀬川も見ることができたので、あとは、

 仙台名物アーケード商店街をゆっくりと散策。


 ぶらんどーむ一番街。

 かの支倉常長と時計をあしらったオブジェとゆるキャラがなかなか凝っている。

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 老舗デパートの藤崎。(もう営業時間が終わっていた)

 屋上には、えびす神社がある。

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 サンモール一番町

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 マーブルロードおおまち。

 パイプオルガンとステンドグラスがシンボル。
 
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 クリスロード

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 クリスロードの中ほどに、店舗と軒を並べている三瀧山不動院。

 こちらも「営業時間終了後」だった。

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 最も駅に近いハピナ名掛丁。

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 以上のアーケード商店街が、定禅寺通りのあたりから、仙台駅まで延々と連なっている。


 たぶん、これが、クリスロードの中にある四ツ谷用水の暗渠。ブラタモリでやっていた。

 江戸時代は、武家の街と町人の街の境目でもあったとのこと。
 (城側が町人街、駅側が武家街だったみたい)

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 ブラタモリでも紹介されていた昭和風横丁。

 これは、文化横丁。
 タモリさんが行っていた壱弐参(いろは)横丁はこの時は発見できなかったが、ここのすぐ近くだったみたい。

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 こうして振り返ってみると、いつの間にかブラタモリのロケ地を訪ねる旅みたいになってしまった。



 夕食は、最後にたどりついた商店街(一番駅のそば)、ハピナ名掛丁にあるべこ政宗で、牛タン。

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 2日目 2015年8月2日(日)



 翌日は、まるっと一日、THE ICE鑑賞。(昼公演&夜公演・千秋楽)



 THE ICEについては別記事で書いたので、ここでは、ショーの後の夕食のことだけ。


 ショー鑑賞後の夕食は、仙台駅に帰ってきてから。

 仙台駅東口シャトルバス乗降場から徒歩数分、ホテルのすぐ近くの利休で、また牛タンを食べたので、2日連続で牛タン写真になりました。
ひとつは牛タン入り野菜カレー。


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 こんな魅惑のメニューもあるようだ。

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 今回は、商店街に夢中になって、あまり歴史的建築を訪ねることができなかった。

 旅行前に、ブラタモリの仙台編を観て大いに参考になったことは書いたが、ちょうど同じ出発前に、NHKの各地の放送局が制作する地域ドラマシリーズの、

 仙台放送局制作・宮城発地域ドラマ「独眼竜 花嫁道中」

 というのも放送された。

 なかなかおもしろく、旅行の気分も盛り上がったが、
 このドラマの舞台になった大和町(たいわちょう)の

 「大和町武道館」

 というのが、外観、内部ともにほれぼれするほど魅力的な建物だった。(冒頭で栗山千明さんが剣道をしていた他、「花嫁」の募集や練習をしていた建物)
 もともとは昭和初期に小学校の体育館として建設されたものだという。(NHKのドラマのHPにも出ている)

 近くだったらぜひ訪れたいと思ったのだが、仙台市からかなり離れていて、しかも電車では行けないので、今回は断念。
 またの機会に。



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カンタータ日記・大阪モダン建築図鑑

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