これは夢?ヘンゲルブロック&N響ライブ放送!まさかのバッハ・マニフィカト!【マリアの潔めの祝日】

* 重要な訂正

先ほど公式HPを確認したところ、
NHK・Eテレ「クラシック音楽館」ーマス・ヘンゲルブロック指揮NHK交響楽団+バルタザール・ノイマン合唱団の演奏による、オールバッハプログラム、
(昨年の12月8日行われたN響1901回定期のライブ)

2月10日(日)午後9時

から放送となっていました。

申し訳ありません。くれごれもご注意ください。



 ☆    ☆    ☆




久しぶりの音楽記事です。しかも、バッハ。

特別なお知らせ!



来る2月10日(日)放送のNHK・Eテレ「クラシック音楽館」で、
トーマス・ヘンゲルブロック指揮NHK交響楽団+バルタザール・ノイマン合唱団の演奏による、オールバッハプログラムが放送されます。
(昨年の12月8日行われたN響1901回定期のライブ)


この演奏会は、以下の点で、クラシック音楽界における平成最後の大事件と言っても過言ではない出来事でした。

1、20世紀の終わりに突然飛び出したロ短調ミサの超名演以来、日本中のカンタータファン、いやバッハファン、いや音楽ファンが待ち望んできた、ヘンゲルブロックのバッハ声楽曲が、日本で初めて響き渡った。

2、しかもバルタザール・ノイマン合唱団にいたっては、初来日!この演奏会のマニフィカト1曲のために来日した模様。

3、日本を代表するモダン・オケであるN響が、実に20年ぶりに、いわゆる「古楽」であるバッハの本格的声楽曲をそのプログラムに取り上げた。

4、そしてこれは個人的なことですが、現在わたしが最も愛してやまない演奏家による、わたしが最も愛してやまない作曲家(の一人)の夢のような組み合わせのコンサート、ということになります。
しかも、行われたのは12月8日、ジョンの命日という特別な日。


と、いいつつ、実はわたし、やむにやまれぬ事情で、この演奏会に行くことができませんでした。一大痛恨事、まったく一生の不覚としか言いようがありませんが、だからこそ、この放送には全身全霊で対峙したいと思っています。


ヘンゲルブロックという人は、アーノンクール亡きあと、バッハとブルックナーをその筋金入りのスペシャリストとして演奏することができる唯一人の指揮者です。
モダンオケのバッハ声楽曲なんて、と思ってらっしゃる古楽ファンの方も多いと思いますが、そういう方にこそぜひ聴いていただきたいです。
平成のはじめごろは、古楽のスターがキラ星のように出現して、わたしもモダン楽器によるバッハはもう古いのかな、と思ったものでした。ところが、ヘンゲルブロックのような音楽の固定観念の垣根をすべて取っ払ってくれる天才の活躍によって、正に平成が終わろうとしている今、バッハ等は古楽器でなければ、という考えが、逆に古くなり出しているのです。
今回のN響がバッハをとりあげたのも、その大きな流れの一環です。


プログラムはヘンゲルブロックならではの凝りに凝ったもの。
まず冒頭は、序曲=管弦楽組曲で幕を開けますが、これも有名な第3番でなく、カンタータ BWV110と深く関連する第4番BWV1069。
それにバッハの対位法作品の最高峰の一つであるBWV552(オルガン曲の超大作)が続く。もちろん管弦楽編曲版で、これまたシェーベルクによる精緻極まりない版による。
そしてメインのマニフィカト!
クリスマスシーズンということもあって、クリスマス曲が4曲も挿入されたクリスマスバージョンのBWV243a。マニフィカトはもともと明るく楽しい曲ですが、さらに牧歌的に、心に染みる内容になっています。



▽ マニフィカトBWV243aの超名演盤。ヘンゲルブロック、昔からこのバージョンが得意だった。
何と、12年前の同じ12月8日に、ヘンゲルブロックのBWV234aのこのCDの記事を書いている!

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▽ 今や伝説となっている、ロ短調ミサの超名演盤。2度目の来日時にいただいたサイン付。

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▽ その時の写真。
超熱血演奏の直後、全身汗びっしょりの状態にもかかわらず、満面の笑顔で走ってきてサインに応じてくださった。従って、頭がとんすら状態になってしまっている。

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折しも先週の日曜日深夜のEテレ「プレミアムシアター」で、ヘンゲルブロックが急遽代役で指揮したロイヤルコンセルトヘボウOの’18~’19シーズン開幕コンサートのライブが放送されました。
ヘンゲルブロックファンにとっては、正に盆と正月が一緒にきたようなミラクルな数週間になりますが、あいかわらずの熱さ、そしてやさしくさと大きさ、その唯一無二の音楽は健在で、否が応にも今週のバッハへの期待高まります。



 <コンサートの思い出>


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 おしまいになってしまいましたが、カンタータのお知らせです。


 まず、過ぎてしまいましたが、先週の日曜(1月27日)は、顕現節後第3日曜日でした。

 カンタータは、

 第1年巻のBW73、
 第2年巻(コラール・カンタータ)のBWV111、
 その翌年のBWV72、
 後期のBWV156、

 の4曲です。

 ゾロ目番号に隠れた名曲あり、と言われる?カンタータの中でも、究極のゾロ目カンタータ、コラールカンタータの名品、BWV111。
 「冬のラルゴ」のBWV156。
 冬を代表する名作ぞろい。


 そして、今週末のお知らせもしておきます。


 今度の日曜日(2月3日)は、顕現節後第4日曜日。

 カンタータは、
 第1年巻のBWV81、
 最後期のBWV14、
 の2曲。

 ミニ・オペラのような劇的なBWV81。
 超絶対位技法を駆使した最後期の年巻補完コラール・カンタータ、BWV14。
 これが同じ「カンタータ」なのか??という、バッハのカンタータの多様性をお楽しみいただけます。


 さらに、2月2日(木)は、マリアの潔めの祝日。

 この祝日は、バッハのカンタータにとっては特別な意味を持つ祝日。
 各年代を代表するバッハの究極のカンタータがずらりと並んでいます。

 バッハのカンタータに興味が無い方、興味があるが何を聴いていいやらさっぱり、という方、

 シメオンの涙~マリアの潔めの祝日 【潔めの祝日・カンタータ一覧】

 を参照していただき、この祝日のカンタータだけには、ぜひ耳を傾けてほしいと思います。

 冬まっただ中、まだ遠い春を静かに待ちわびるこの季節。そんな中、やわらかに心に染み入ってくるような音楽。バッハの真髄!  


 過去記事は、こちら↓ 


<顕現節後第3日曜>

    冬のラルゴ・その1(BWV156他)
    顕現節後第3日曜(BWV72、111)
    顕現節後第3日曜(BWV72、111)
    ゾロ目CK、BWV111


 <顕現節後第4日曜>

    我らがトマスカントルの暴走・対位法の彼方にあるもの(BWV14他)
    顕現節後第4日曜(BWV81他)


 <マリアの潔めの祝日>

    マリアとバッハ~はじめて聴くカンタータ
    お気に入りのアリアその3(BWV82)~夕映えのR.シュトラウス
    シメオンの涙~マリアの潔めの祝日 【潔めの祝日・カンタータ一覧】
    お気に入りのアリア・潔めの祝日編 とっておきの1曲(BWV157他)
    カンタータの名演を試聴してみましょう!(BWV82他)
    カンタータの祭典!!マリアの潔めの祝日&五旬節
    雪のエストミヒ
    バッハ入魂!BWV125





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「全体記事目次」

カンタータ日記・奥の院

浅田真央さん情報・最新版

宮沢賢治記事目次

カンタータ日記・大阪モダン建築図鑑

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この記事へのコメント

2019年02月08日 10:48
ご無沙汰しております。
貴重な情報ありがとうございます。うっかり見損ねるところでした。
しかし…「ジョンの命日」にどういう関係が?(笑)
2019年02月10日 23:03
 たこすけさん、こんにちは。
 気が付いてくださってよかったです!書いた甲斐がありました。先々週のプレミアムシアターのメンデルスゾーン・イタリアもすごかったですよ!
 ジョンの命日とからめてるのはわたしの頭の中だけで、一般的には特に何の関係も無い12月のクリスマスらしい雰囲気の演奏会だったようです。しかも、収録されたのは、12月7日の演奏会でした・笑
 だけどどうしても、この時期になるといまだにジョンのことが頭にうかんでしまいますよね。

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