青春の鎌倉再訪記‘07夏 Vol.3 花の寺々を訪ね、夏の終わりの海でタイ気分を満喫

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 さて、後はゆっくりと、鎌倉随一の観光スポット、長谷付近の古寺のいくつかを、たずねることにします。

 このあたりは、外国人も多く、道には人力車が走り、土産物屋や新しいさまざまなショップが立ち並んで、いかにも、大観光地、という感じ。

 そんなにぎやかな中、長谷観音と大仏様にはさまれて、谷戸の奥深くにひっそりと佇む、花のお寺、光則寺に、まず足を向けます。



 光則寺は、ほとんど門とお堂だけの、いかにも鎌倉らしい小さなお寺ですが、
 三方を山に囲まれて、小さな池もある境内には、さまざまな草木、花々がびっしりと植えられ、大切に育てられていて、四季を通じて花が絶えることがありません。
 また、本堂裏手の山紫陽花の植えられた山道を登ると、昔、土牢だったやぐら(鎌倉独特の石窟)等の史跡もあり、ちょっとした山登り気分も味わえます。


▽ 緑に覆いつくされた光則寺境内

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 入り口で拝観料100円を払うと、「山野草と茶花マップ」という、境内図に、百種類以上もの植物名をびっしりと書き込んだ手書きのマップをもらえるので、それをもとに、いろいろな植物を見て回ります。
 中には、かなりめずらしいものもあるようだ。


 本堂周辺には、水をたたえた甕が置かれ、さまざまな種類のはハスが。
 ハスの花の散ったあとは、シャワー口みたい。
 右のピンクのハスは、有名な、大賀博士の古代ハス。+大きなクマンバチ。

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 ほんもののハスに取り囲まれた本堂。木彫りのハスはよくありますが。
 右は、裏山の自然林にそのままつながっている、池の庭園。 

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 芙蓉とゆり。

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 そんな不安定なところで、脱皮したんだ。
 右はみかん?とにかく緑の密度が濃い。

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 この光則寺、秋の草花の咲くこれからの季節、梅や海棠、ミツマタの名木が次々と花を咲かす春など、ほんとうにすばらしいと思います。
 それから、先ほどちらっと書いたように、山紫陽花の隠れた名所でもあります。
 一度ぜひ、訪れてみてください。
 ただ、冬は、門とお堂だけの、ただの小さなお寺、のような気が・・・・。
 でも、それはそれで、しん・・・・、としていいかも。



 次は有名な、長谷観音、長谷寺へ。

 長谷寺は、
 奈良長谷寺の本尊と対をなす、巨大な十一面観音立像、
 境内からの海の展望、
 そして、やはり、四季折々の花々、
 などで有名な、鎌倉有数の大寺院です。


▽ 門前には、人力車のお兄さんが待機。
  右は、ごつごつした巨木とゆり。

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▽ 庭園の芙蓉。ちょうど満開。右、しおからとんぼ。ちょっとわかりにくいな。

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▽ 観音堂と経蔵。
  金色に輝く巨大な十一面観音立像(何と、9メートルを越える巨像!)が安置されている、
  これまた巨大なコンクリート造の観音堂。
  右の経蔵は、めずらしい輪堂形式のもの。ぐるぐる回転する輪堂を、鞘堂が囲んでいます。
  これは、回すとお経を唱えたことになるのと、(チベットなどのお寺によくありますね)
  あと、風通しのため。一石二鳥。
 
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 ここの本尊は、前記のように巨大で、しかも、後年何度も手直しされている割には、
 造形的にたいへんすぐれているような気がします。
 実は、制作年代も特定できないので、文化財的価値は、まあ、ほどほどのようですが、そんなことはあまり関係ありません。

 また、
 観音堂横阿弥陀堂の阿弥陀如来像、
 観音堂裏手の宝物館に安置されている、懸仏、板碑、観音三十三応現身立像など、
 どれも見事。

 三十三応現身というのは、観音様が三十三の形に姿を変えて現れ、人々を救済する、というもので、その中には、仏教以外のさまざまなおなじみのキャラクターも含まれます。
 それがぜんぶそろっているのは、わたしが知っている限りではめずらしく、
 一つ一つの像の装飾等も見事で、立ち並ぶ様子は、実に壮観。

 つまり、ここは、観音様だけでなく、隠れた仏教美術の宝庫でもあるのです。

 
▽ 展望茶屋からのすばらしい展望(パノラマ)
  このお寺のもう一つのお楽しみがこれ。

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 材木座方面を見ると、光明寺の、堂々たる山門、本堂が。
 光明寺は、材木座の海に向き合って立つ巨大寺院。明るく広々とした、正に海の寺。
 広大な庭園のハスは、先ほど、光則寺で見た古代ハスの元祖です。
 わたしの好きなお寺の一つ。また、今度ゆっくり訪れたい。

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 それにしても、門の上方の、白い巨大なものは、何だろ。以前はあんなのなかったな。



 長谷寺を見学した後は、にぎやかな門前町を歩きます。


▽ 山門前の、簡素で美しいお堂。長谷寺の堂塔の一つ?
  長谷寺の山号「海光山」の額がかけてあるので、もしかすると、本堂?
  豪壮な観音堂に比べて、とてもりりしい。

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▽ 門前町の土産物屋の間にある古い旅館。
  対僊閣。これも、都市景観重要建築物。

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 さて、この後は、大仏様や、境内を江ノ電が横切っている権五郎神社(御霊社)などを見学し、江ノ電で鎌倉に帰る、というのが一般的なコースです。

 ただ、わたしは、どうしても夏の終わりの海が見たかったので、
 大仏様などはまたの機会ということにして、江ノ電で和田塚に行き、海に向かいました。


▽ 江ノ電。江ノ電の車両は、だいぶ変わりました。
  ただ、昔ながらの古い車両や、特別限定車両も走っているようです。
  ここには写ってませんが、線路を見ていると、
  サーフボードをかかえたサーファーたちが、次々と線路を渡ってゆく。

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 暗くなる前に、海に到着。


▽ リトル・タイランド。ここに行きたかったのだ。
  滑川の西岸。由比ガ浜の最も材木座よりにあります。
  毎年夏にオープンしますが、今年はもう閉鎖してしまいました。

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 たくさんの本格タイ料理の屋台が並んでいる。
 好きなものを買って、まんなかのテーブル席で飲んだり食べたりできる。
 タイマッサージのコーナーなども。
 砂浜の上だし、まるで、プーケットかどこかにいるみたい?

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 左は、カレー風サテと、ライチのかき氷。
 右は、クィッティオ・パッシーユー(センヤイ(極太ビーフン)のしょうゆ焼きそば風)

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 すぐとなりは、ライブステージ。音楽を聴きながら、食事ができる。

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 ビーチ・バーと、特設クラブ。海の家も変わったなあ。
 何と、仮設コンビニもあった。 

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▽ 滑川付近。
  夏の終わりのさびしい海。
  もう暗いのに、サーファーたちはまだ波間に漂っています。
  海の中は、もう、おそらくクラゲでいっぱいでしょう。
  こうして、今年の夏も、終わってゆくのだ。

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<鎌倉大谷記念美術館およびこの日のコースの参考地図>

(地図の真ん中に、ハタが立ってますが、特に何の関係もないので、気にしないでください。)


















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この記事へのコメント

2007年09月06日 20:58
光則寺と長谷寺、Noraさんのようによく見学しておりませんでした。
改めて勉強になりました。
5月とまた様子がすっかり変わって目を疑いました。
光則寺にはまた行ってみたいです。

海岸にリトル・タイランドがあったとは!
勿論知りませんでした。
若者で溢れていますね。
タイ料理も吉祥寺で食べるよりもこんな所で食べた方が美味しそうです。
違った鎌倉をありがとう!!
2007年09月07日 20:46
 こんばんは、tanaさん。
 リトル・タイランドは、毎年7、8月くらいにやっているようです。
 TVで見て、前から一度行ってみたかったのです。
 ビーチで雰囲気がいいのはもちろん、ちゃんとしたレストランの出店ばかりなので、本格的な料理が、リーズナブルな値段で味わえたのがよかったです。
 若者だけでなく、家族連れや、熟年カップルも意外と多くて、すごい賑わいでしたよ。

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