三都の旅・7~花と団子の京都をゆく(東山ライトアップと嵐電の旅)

画像




 旅行2日目、この日のメインは奈良・鹿を訪ねる旅でしたが、
 京都のホテルに帰ってちょっとくつろいだ後、
 東山地区全体の街路や寺社をいっせいにライトアップし、さまざまなイベントが行なわれる、

 京都・東山 花灯路 2008

 が、この日ちょうど最終日ということだったので、出かけることにしました。
(わたしにしてはめずらしくフットワークが軽い。駅がホテルだと、こういう時にいいなあ)



 花灯路


 夕方から、しとしと雨が降り出したが、それほど寒くはなかった。
 ただでさえ風情がある小路に、さまざまな形の路地行灯が点々と灯り、それがぼんやりと小雨に煙って雰囲気満天。

画像
画像



 東山の各寺社、公園なども、それぞれ個性的な趣向のライトアップ、イベントを、競い合っています。

 迷いましたが、結局、これまで行った事が無く、イベントもおもしろそうな、高台寺にしました。


 高台寺の、文字通りの高台から、ライトアップされた東山の夜景をのぞむ。 

画像



 美しい白壁の庫裏。
 高台寺は、ねねが秀吉の菩提をとむらうために建てた「女性の寺」。
 いかにもそれらしい清楚さ。

画像



 有名なしだれ桜のある枯山水。残念ながら、花はまだで、文字通りの枯山水。
 さまざまな光が明滅したり、移動したりする。
 ちょっとやりすぎ? 

画像
画像



 幻想的な竹林。境内は以外と広く、この山の上に、秀吉&ねねカップルを祀ったお堂や利休の茶室がある。

画像



 花灯路 2008は終わってしまいましたが、
 高台寺・しだれ桜の庭園等のライト・アップは、5月6日(月)まで。



 特別イベント・狐の嫁入り
 高台寺門前で。偶然、通りかかった。めずらしいものが見られた。
 高台寺にしてよかった。

画像




 華舞台

 高台寺公園のステージで、さまざまなグループがライブ・パフォーマンスを繰り広げていた。
 左は倭水心流による吟剣詩舞道。こちらは終わる直前にちらっと見ただけ。
 右は、和太鼓のバチホリック
 東山の夜空に、天にも届け、と響きわたるリズム。
 このグループがすばらしかった。これまで見た和太鼓のグループの中でも、最もストレートかつ迫力があり、印象に残った。
 ほんとに、高台寺にしてよかった。
(この記事の冒頭に、クライマックスの写真をのせてます)

画像
画像




 この後、深夜にかけて相当雨が降ったようだが、
 翌朝は、快晴!

 いよいよ本格的な京都観光開始。



 朝早いバスで、一番行きたかった太秦広隆寺へ。
 バスは、ずっと嵐電といっしょに走っていた。


 嵐電(京都イラストバージョン)と広隆寺三門。

画像
画像



 雨上がりの、人気の少ない境内は、凛として澄みきった空気が清々しい。
 静寂の中、数え切れないくらいの種類の鳥の声が響きわたり、
 まだしっとりと濡れた、鮮やかな新緑の中を、煙のようにはかなくたなびく桜のピンクが、この世のものとは思えぬほど美しい。

画像


画像



 講堂と宝物殿の間の、苔の庭園。

 過度に人工的でなく、自然な感じだが、精魂込めて手入れされている。
 この朝も、苔の間の、まるでミクロのような雑草を、ものすごく丁寧に取り除いている庭師の方がいた。
 このような庭師の方は、京都の庭のあちこちで見かける。
 
画像


 ここはさまざまな植物の宝庫でもある。
 ここまで来ると、鳥の声はさらに美しい合唱になる。

 紅葉みたいに美しい新芽。

画像


画像
画像


画像
画像



 なお、広隆寺のすばらしい仏像についての記事はこちら
 建物についての記事はこちら。 



 乗りたかった嵐電に乗り、北野へ。
 写真は、レトロ・バージョン。(乗ったのは普通の車両)
 有名な桜のトンネルをくぐるが、花はまだ。でも、楽しかった。 

画像




 天満宮への途中見かけた建物。
 左は、重厚なカンバンに注目。右は、木造3階建て。

画像
画像




 北野天満宮に到着。

画像



 境内のそこかしこに梅&牛が。

画像
画像



 天満宮内の梅園(お茶&お菓子付き)。
 盛りは一週間前だったらしく、川岸の梅は終わってしまっていたけれど、茶屋の前の梅はまだまだきれい。
 うららかな時間をすごす。

画像


画像
画像


画像


画像



 北野天満宮の建物については、こちら



 昼食は、天満宮の近くの老舗豆腐料理店で。湯豆腐+湯葉。

画像
画像




 徒歩で千本釈迦堂へ向かう。
 途中の上七軒という一帯は、京都でもっとも古い花街だそうです。このあたりから東側、堀川通までを西陣と呼ぶようです。(はっきりとはわかりません。)

 古い御茶屋が並ぶ上七軒。
 右、上七軒では、郵便局もこんな感じ。

画像
画像




 千本釈迦堂(大報恩寺)。

 狭い路地の正面に、立ちふさがるかのように、千本釈迦堂の巨大な屋根が見えてきた。

画像


 これがおかめ像!

画像


 本堂の窓から、いかにも庶民的な境内をながめる。
 ここのしだれ桜も見事だが、やはり少し早かった。

画像



 千本釈迦堂のすばらしい仏像についてはこちら
 建物についてはこちら



 千本通。
 家の屋根や軒先に、鐘馗様が飾られています。
 関東では見かけたことがなかったのですが、京都などでは、魔除けとしてよく使われているそうです。沖縄のシーサーみたいですね。

画像
画像


 左に立っている石像は誰?

画像



 上立売通を途中で北に入った通り。機織の音がパタンパタンと聞こえていました。

画像
画像


 途中で見た、かわいいカンバン。

画像




 この後は、バスを乗り継いで二条城へ。

 二条城は、大手門、天守跡、お堀など、江戸城そっくり。
 江戸城バーチャル登城を思い出す。
 ただ、ここには、御殿がちゃんと存在する!
 二条城御殿については、こちら

画像
画像


画像












そのほかの「記事目次」

「全体記事目次」

カンタータ日記・奥の院

浅田真央さん情報・最新版

宮沢賢治記事目次

カンタータ日記・大阪モダン建築図鑑

画像





この記事へのコメント

koh
2008年04月13日 15:02
また、おじゃまします。
北野天満宮のあたりはわたしも好きなところです。
たしかに豆腐屋さんがあって、この豆腐屋さん経営の旅館や喫茶店がありました。それから天満宮の真向かいにおいしい粟餅屋さんも。

西陣織の機屋さんも、最近はずいぶん減ったと思います。普段和服を着るひとがほとんどないので、産業としては成り立っていかないのでしょうね。この先は伝統工芸品として生きていくほかはないみたいです。
2008年04月13日 21:05
> この豆腐屋さん経営の旅館や喫茶店がありました

 わたしが行った豆腐屋さんは、老舗で古い感じなのですが、小さなお店で、ちょっとちがうかもしれません。行ったのが平日の昼前、というせいもあるとは思いますが、お客もわたしたちだけでした。
 でも、おいしかったです。座敷の窓から、ちょうど天満宮の境内が見えて、雰囲気もよかったです。

 上七軒は、祇園よりも歴史のある花街だそうですね。
 西陣のあたりでは、普通の民家のような建物からも、パタパタとさかんに機織の音が聞こえていました。いろいろな施設も作って、町おこしをしようとしている途中のようでもありました。
 これまで聞いたことがないような、街中に響く機織の音が聞けて、とても貴重な体験でした。
2008年04月14日 15:40
東山ライトアップとは今の時期だからあるのでしょうか。
素敵ですね。
きつねの嫁入りが楽しいですね。
高台寺は夜雰囲気が随分違いますね。
美しい新芽や鳥の声も心が洗われたことでしょう。
こうして拝見すると行きたい所ばかりです。
奈良女子大は個人的に関心があって私も是非見たかったです。残念でした。
2008年04月14日 19:46
 tonaさん、こんばんは。

 このライトアップ・イベント(花灯路)は、花灯路推進協議会という団体が中心になり、京都の街をあげて行なってるもので、去年の冬の嵐山に続き、今春東山で実施されたものです。今後の予定は未定のようですが、HPがあるので、決まればアップされると思います。(→右URL欄→)
 また、メインの東山花灯路2008は終了してしまいましたが、連動してライトアップをしていた寺社等の中には、継続しているものもあり、例えば、わたしが見た高台寺などは、連休まで続けるようです。

 京都・奈良は、ほんとにいいですね。
 tonaさんのおかげで、いろいろな植物等にも目が行くようになり、より散策の楽しみが増えました。
 駅の近くだけでもこんなに書くことがあるのだから、ちょっと足をのばしたらたいへんなことになりそうです。

この記事へのトラックバック

過去ログ

テーマ別記事