鎮守の森で、バリ・ダンス!

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 8月2日(土)は、花火大会のピークだったようです。

 毎年必ず行く近所の花火大会もこの日でしたが、実は毎年気になってしかたないイベントがあったので、今年はそちらに行ってみました。


 第7回 阿佐ヶ谷バリ舞踊祭 「環ル森」(めぐるもり) at 阿佐ヶ谷神明宮



 一見、ごくごくふつうの鎮守様の夏祭り。

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 でもなぜか・・・・。

 境内のあちこちは、バリの飾りで彩られ、
 踊られるのは、盆踊りではなく、バリ・ダンス

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 参道の特設舞台でバリ・ダンスが踊られる。
 客は、その回りにしかれたゴザに座ってそれを見る。
 活花や張り巡らされた布が美しい。

 
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 会場のいたるところには、、バリでよく見かける花と線香のお供えが。

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 さて、実際に踊ってくれるのは、バリの舞踊団ではなく、
 なんと、日本人のダンサーばかり。

 日本人ながら、なぜそこまで、と思ってしまうほど、本格的にバリ舞踊を追及している方が多く、
 この前見た、ジャカルタの舞踊団の、「バリ風」ダンスなどよりも、ずっと本格的で、見応えがある。



 夕方、明るいうちに行なわれた第一部は、団体独自の創作や、わりと近年作られた新しい演目主体のようでした。

 番号のあとのタイトルは演目名(同時に、ガムラン音楽の曲名でもあるようです)。団体名ではありません。


 1、プスパンジャリ

 プスパ=花、アンジャリ=敬意の意で、歓迎の踊り。創作のようです。

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 2、バリス・バンダナ・マンガラ・ユダ

 バリス=戦士。戦いの訓練の様子を表現した踊り。
 通常は、男性が踊るが、女性の踊り手さんでした。

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 3、チャンドラワシ

 極楽鳥の求愛を描いた踊り。
 伝統的なバリ舞踊のもつストイックな雰囲気はなく、タイ舞踊やジャワ舞踊に近い、にこやかで華やかな感じの演目。
 10年くらい前、バリの舞踊団が来日した時、「最近つくられた新作です」との説明で、同じ演目を観た気がする。
 (けど、記憶があいまい。)

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 4、クンバン・ギラン

 「桃澤尻左衛門一座」の4人衆が、尻振りで招福、それを扇で観客に届ける…というコンセプトらしい。
 福を浴びまくってしまったが・・・・。

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 40分の休憩。



 屋台も、たこ焼きやヨーヨーなどでなく、バリの飲み物など。

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 係の方が、会場内のお供えに、順番に、水をかけて祈りを捧げ、線香に火を灯して回ります。
 それとともに、会場内に、懐かしい香りが漂い出す。

 この日は特別暑かったですが、木々に囲まれた境内を、すずしい風が吹きぬける。

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 さて、いよいよ、後半、第二部。今度は伝統的な演目主体のようです。

 ちょうどこの頃、暗くなってきて、否が応にも雰囲気が盛り上がってきました。

 踊りの方も、後半になると、正に息を飲むほど見事なものになりました。
 席がちょっと遠くて、写真がきれいでないのが残念。



 5、ペンデット

 歓迎の踊り。バリ舞踊を見たことがある人なら、たいてい目にしたことがある、有名な踊り。
 踊り手が手にしている小さなかごから花をまきます。
 指先の動き、目線、足の運びなど、第一部に比べてぐっと本格的で、夜の雰囲気とあいまって、なんだかわくわくしてくる。

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 6、バリス・トゥンガル

 勇敢な戦士を表した踊り。
 ゆっくりとしたテンポの深遠なガムラン音楽の調べにのせて、戦士の怖れと誇り高さを力強く表現。
 思わず引き込まれるすばらしい熱演でした。

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 7、ユダパティ

 女性によって踊られる男型の踊り。勇敢な剣士を表現。
 20年ほど前に振付けがつくられた、比較的新しい踊りのようですが、迫力に満ちた力強い動きが胸に迫ります。

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 8、レゴン・ブライヨン

 バリで目にすることができなくなった、めずらしいレゴンのひとつだそうです。
 椅子にすわった静の状態から、ゆっくりと動き始め、徐々に動きが大きくなっていきます。
 わたしも初めて見ましたが、始めずっと座っているので、どうしたのかと思った。
 とても優雅で美しい踊り。


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 初日のこの日は、ここまで、音楽は録音だったのですが、
 ここで、エンディングに向け、生楽団が登場。

 竹でできた楽器、ティンクリック(リンディック)&笛の楽団。

 バリで竹の楽器といったら、まず、巨大な竹のガムラン、ジェゴグを思い出しますが、
 ティンクリックは、もっと日常的で、身近に演奏を楽しむ楽器、という感じでしょうか。

 この前書いた、タイのラナートに少し似ていて、感動!

 青銅楽器のガムランもいいですが、竹の涼しげな音色は、夏の夜の祭りにぴったり。


 ティンクリック

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 側面には、ラナートのように装飾もある。

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 9、ジョゲ・ブンブン

 ティンクリックの生演奏にのせて、踊り手たちが即興で踊りながら、観客たちを踊りの輪に導いていきます。
 始めは、すずしげに、2人のダンサーが登場。

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 今日登場したダンサーや、かえるちゃん(中央)などが総出演、観客をどんどん引き込む。

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 ほとんど夏祭りの盆踊り状態ですが、バリ風なのがなんと言っても不思議。

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 いやー。行ってよかった。



 阿佐ヶ谷は、来週、有名な七夕まつり。
 街中に、はやくも飾りがちらほらと。
 ちょっと歩いただけでしたが、阿佐ヶ谷はおもしろい街だ。魅力的なお店も多い。

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この記事へのコメント

2008年08月13日 21:23
Noraさん、こんばんは。
阿佐ヶ谷にバリダンスがあったのですか。知りませんでした。
七夕は、高円寺の阿波踊り同様ますます有名になっていきますが。
Noraさんのブログでいろいろな国の民族音楽や舞踊を見ることが出来て、行ったような気分になっています。
ガムランや竹の楽器素晴らしいなあと思っていました。現在練習している人が多いとか聞きました。
衣装も凝っていますね。
現地に出かけていかなくても雰囲気まで味わえるのですね。
またこれからもこの関連の記事楽しみにしています。
それにしてもNoraさんは趣味が多才ですね!!!
100分の1も追いつけません。

2008年08月14日 10:38
 tonaさん、おはようございます。
 七夕や阿波踊りにはまだまだかないませんが、このイベントも夏の風物詩として、すっかり定着してるようです。ちょっと変わった夏祭り、という雰囲気でよかったですよ。
 何よりも驚くのが、出演するのがすべて日本の方で、しかもなかなか本格的だということです。インドネシアの来賓らしき方々も、ご覧になってました。
 ほんとうに真剣に取り組んでる方が多いんですね。

 それにしても、七夕、阿波踊り、バリダンス、と国内ばかりか、世界のイベントが楽しめるのだから、東京は、わたしのようなものぐさにはピッタリの街です。やはり本家本元にはかなわないんでしょうけど、なかなかどうして、だと思います。

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    Excerpt: 今週末なんですね! [[attached(1)]] 第7回阿佐ヶ谷バリ舞踊祭[環(メグ)ル森] http://www.t3.rim.or.jp/~panorama/info2.htm.. Weblog: バリ舞踊練習中♪ racked: 2008-08-05 15:47

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