その他のGW前後の記録~「山水に遊ぶ」展、くらやみ祭、天下祭の山車【復活節後第6日曜日】

画像




 祭日が続き、カンタータを聴くのに大忙しですが、
 明日(5月24日)は、復活節後第6日曜日。

 カンタータは、
 1年目、昇天節のBWV37に続く最後の定型カンタータ、BWV44
 2年目、ツィーグラー・シリーズ、BWV183
 の2曲です。



  ☆    ☆    ☆



 今日は、GW前後の、音楽以外のことを一気に記録しておきます。
 「和」なことばかり。



 5月1日(金)



 神田神社と遠藤家住宅


 江戸時代の店舗併用住宅の特色を色濃く残している貴重な建築物、遠藤家住宅が、これまで移築保存されていた府中市から、もとお江戸のど真ん中、神田神社のとなりの公園に再移築された、というニュースを聞き、お参りがてら見てきました。


 さわやかで力強い、神田明神、5月の節句。

画像


画像
画像



 遠藤家住宅

 基本的には堅固な蔵造りで、側面や背後から見ると、どう見ても蔵以外の何物でもないのだが、正面から見ると、軽やかな装飾が美しい木造店舗に見えるのが、特徴的でおもしろい。

画像
画像


画像


画像
画像




 5月6日(水)



 山水に遊ぶ 江戸絵画の風景250年 展 at 府中の森公園、府中市立美術館


 4月の始め、お花見を兼ねて観にいったことは以前書きましたが、(前期展示)、
 その時にあまりの内容のすごさにぶっとび、後期展示もぜひ観なければと、(かなり展示替えあり)
 今度は、この5月の連休中に、大国魂神社くらやみ祭見物も兼ね、再度行ってまいりました。


画像



 前回は、一面の桜吹雪の中でしたが、
 今回、美術館は、しっとりと雨に濡れる新緑に包まれて、静かに佇んでいました。

画像



 * 山水に遊ぶ 江戸絵画の風景250年 展の内容の詳細につきましては、
   若冲VS蕭白をテーマに、別ブログ「奥の院」の方に、ちょっと気合いを入れて記事を書きました。
   おもしろい絵の画像もたくさん載せましたので、興味のある方はぜひご覧ください。



 ☆ お知らせ掲示板に貼られていた展覧会ポスターのうち、気になったものをピックアップ。


画像画像
画像


画像
画像



 おー。デュフィ、やってますね。kohさん、ご存知かな。

 デュフィの絵のとなりの大仏さん、よく見ると、何人か侍がよじ登っています。おもしろいな。
 それにしても、大仏の顔が今とちょっと変わっているような気が・・・・。
 風雪にさらされて、かなりシャープになった。



 この展覧会の後、この日ちょうどクライマックスの例大祭が行われた、くらやみ祭の見物に行きました。


 くらやみ祭り at 大国魂神社


 神田明神が江戸総鎮守なのに対して、大国魂神社は武蔵総社。
 また大国魂神社がまつる大国魂大神は、神田明神のまつる3神のうち、一之宮の祭神、大国主命(=大己貴命、または大黒様)と御同神。

 どちらも、江戸幕府はもちろん、それ以前の武家政権からも手厚い保護を受けてきた古社。
 先日見学した遠藤家住宅も、府中市で保存されていた、ということもあるし、
 両社には、いろいろとつながりがあって、とても興味深く思っていました。

 そんな中、地元のケーブルTVで、江戸時代のくらやみ祭り見物記を紹介していて、それがとてもおもしろく、ぜひ本物を見てみたくなった、というわけです。

 また、前回は枯れ枝だけの状態だった、参道の巨樹たちが、初夏を迎えてどのようになっているのか、楽しみでした。

 あいにくの雨天でしたが、決行。


 まずは、けやき。
 おー、元気に葉が茂って、うれしそうに全身で雨を受けている。

画像


画像



 メインの参道は、大太鼓や神輿が通るため、立ち入り禁止。
 両側の巨樹の杜の中に、出店が続いています。

画像



 本殿エリアも立ち入り禁止。

画像



 祭りのクライマックスは、「神輿渡御」(おいで)。
 8基の巨大な神輿は、すでに、拝殿前に送り込まれている。

 時間が近づいてくると、神輿をお旅所まで担ぐため、(渡御)
 各町の氏子たちが本殿に向かって走り出す。すでに、かなりテンションが高い。

画像



 神輿の渡御を導く大太鼓の大行列。

 ドーーン、ドーーンと、地の底から響きわたるような太鼓の音が聞こえてくると、
 やがて、たくさんの提灯が現われる。

画像


画像


 行列は延々と続くが、巨大な音が響くばかりで、大太鼓はなかなか姿を現さない。
 「ロード・オブ・ザ・リング」、モリアのバルログ登場の時の太鼓みたい?
 なるほど、これが「暗闇」祭のハイライト。
 まだちょっと明るいけど。
 いったいどんなすさまじい太鼓が姿を見せるのか?

画像


 ついに、太鼓登場。で、でかい。 

画像


 太鼓に乗った人が提灯を下に下げ、それを上に上げた瞬間、叩き手が渾身の力で太鼓をたたく。

画像


画像


 この太鼓が、全部で6張、さらに、各町の神輿が続く。

 ・・・・のですが、雨が土砂降りになってきたため、根性無しのわたしは、今回も、途中でリタイヤ。
 また、今度。


 激しい雨にもかかわらず、各山車では、祭囃子が耐えることない。(府中囃子)

 この山車は、お囃子も、踊りも少年少女だった。

画像




 5月11日(金)



 神田神社・神田祭り(薪能)


 CDをさがしにお茶の水に行った時、再度お参り。

 神田神社は、神田祭の真っ最中、メインの神幸祭、神輿宮入などはすでに終わってましたが、この日は、薪能が行われていました。
 当日券は無く、能を観ることはできませんでしたが、境内に、巨大な天下祭りの山車が展示されているのを見ることができました。


画像



 山車。「加賀能人形山車(龍神山車)」(魚河岸会)
 これが、正真正銘の、天下祭の山車だ。
 
 現在、関東一円に残る壮麗な山車のお祭(こちらやこちら)は、どれもみな、かつての神田祭=天下祭の影響で始められたものです。
 かつて天下一の威容を誇こり、全盛期には百台を数えたというすべての山車は、震災や戦争等で失われてしまい、
 神田祭自体、お江戸東京ならではのお神輿中心の祭に変容していますが、
 この山車は、奇跡的に残されていた明治時代の十分の一の精密模型から、忠実に復元されたもの。
 豪華絢爛な山車の中でも特にその豪壮さが愛され、浮世絵にも登場している名高い山車です。
 水神祭ほか、特別な時には、この山車が、実際に繰り出されることもあります。

画像


画像
画像



 境内には、たくさんの蝋燭が灯されている。

 だいこく様(=一之宮の祭神、大国主命)の巨大石像の周囲も美しく飾られている。

画像



 こちらは、二之宮の祭神、えびす様だが、少彦名命の姿のめずらしい像。
 イルカや、亀、ヒラメなどに囲まれ、波間から姿を現したところ。
 少彦名命は、先日行った大阪でも、厚く信仰されていた。

画像



 残る三之宮の祭神は、もちろん、平将門公。

 将門公ゆかりの繋ぎ馬。

画像




そのほかの「記事目次」

「全体記事目次」

カンタータ日記・奥の院

浅田真央さん情報・最新版

宮沢賢治記事目次

カンタータ日記・大阪モダン建築図鑑

画像





この記事へのコメント

2009年05月29日 08:18
有名なくらやみ祭に、ここに越してきてから12年経ったのにまだでしたから、今年こそと意気込んでいたのに、雨でした。
それでやめたのですが、Noraさんはいらっしゃったのですね。
夜やるのかと思っていましたが、夕方?、まだ明るいのですね。この後夜まで続くのでしょうか。
写真で様子がわかりました。
展覧会ポスターのはどれも面白そうで、興味が湧きます。
Noraさんはその後いらっしゃっているのですか?
2009年05月30日 23:19
 tonaさん、こんばんは。
 この日は雨の上、ひどく寒かったのですが、美術展を見に、せっかく府中まで行ったので、ちょっと寄ってみました。
 根性なしのわたしは、まだ明るいうちに帰ってしまいましたが、この後、何台もの太鼓、さらにはメインの神輿が続きますので、もちろん暗くなるまでやるものと思われます。
 今は街頭や店舗があって暗闇ではありませんが、記事にちょっと書いた江戸時代の日記によると、江戸時代には、真っ暗で何も見えない中を、得体の知れないすごいものが通り過ぎていくのが感じられて、たいへんな迫力だったようです。
 太鼓の音などは、けっこうこわかったのでは。
 くらやみ祭りの最後の行事は、翌朝4時からの神輿還御ですから、(誰か見物するのでしょうか)江戸時代は、夜中もずっと続いたのかもしれませんね。

 展覧会ですが、ここにポスターをのせたものは、まだどれにも行ってませんが、みんな行きたいものばかりです。ただ会場が遠いものもありますし、やはりお金がかかります。
 でも、最近は、ほんとによい企画が多いですね。うれしい悲鳴です。

この記事へのトラックバック

過去ログ

テーマ別記事