ダラダラした日常の記録・5月~横浜の休日と2つの大きな展覧会+ゴーヤ栽培の新チャレンジ【三位一体節】

▽ 興福寺阿修羅像(勝手な復元イメージ)

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 全身が燃えるような赤で、
 空いている手に日輪および月輪を掲げ、弓矢などの武器を持っていたことはまちがいないようですが、
 こんなんだったかどうかは、知りません。


 * 「奥の院」に、国宝 阿修羅展の記事を書く過程で描いたので、新たにのせておくことにしました。



5月17日(日)


 知人が出品している陶芸展を見に、横浜へ。


 会場近くの山下公園付近を散策。


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 ホテル・ニューグランド

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 他にもいくつか、洋館でも見て行こう、と思っていたが、
 この日は、体調不良につき、早々に帰宅。



 5月24日(日)


 国宝 阿修羅展 at 東京国立博物館・平成館

        ~6月7日(日)


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 一応行ってまいりました。


 まず、法隆寺の伝橘夫人厨子の阿弥陀三尊像に、感激。
 この展覧会に足を運んだのは、tonaさんのブログでこの仏像も来ている事を教えていただいたからでもある。

 それから、いよいよ、愛しの五部浄と涙の再開。
 しかも、東京国立博物館に保存されている「五部浄の右腕」と伝えられる残欠部分が、同時に展示されていた!

 この腕を見ただけでも、わたしのイメージの中だけの五部浄像は、ぐーんと完全に近くなった。

 現在再建中の中金堂の具体的なCG映像を始め、完成後中金堂に安置する予定の慶派による巨像の数々(現仮金堂安置の諸仏)、発掘された創建当時の鎮檀具、などを同時に見て、
 あの、どこかのどかな奈良公園の真ん中に、近い将来復原される大伽藍の、具体的なイメージをつかむことができたのも、大きな収穫でした。

 と、いうわけで、この展覧会、阿修羅だけではないのだ。



 以下は、本館常設展・彫刻室に、このとき展示されていた仏像から、(一部撮影可)

<ベスト・セレクション>


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 5月26日(火)


 特別展 尼門跡寺院の世界 -皇女たちの信仰と御所文化 at 東京藝術大学 大学美術館

        ~6月14日(日)まで こちらは、今週いっぱい!

       
 すっごい展覧会だった。

 尼門跡寺院のすべて、とでもいうべき展覧会。

 現存する全13寺院、それぞれの寺歴から始まり、
 各開祖の尼さんの肖像(これがふつうの僧の肖像と異なりどれもみな個性的)、ゆかりの品々、
 国宝級の寺宝から、さまざまな美術作品、皇女たちの華麗な衣装や生活用具、果ては遊んだすごろく、カルタや人形、実際に皇女が作ったさまざまな細工ものなどにいたるまで、
 とにかく尼門跡にかかわるありとあらゆるものを一同に終結させ、その、ほとんど一般にはなじみが無いが、ミニ宮中とも言うべき壮麗かつ細やかな文化と伝統をのすべてを、立体的に展示しよう、というもの。

 ふだんはなかなか見られないものばかり。

 膨大な展示のため、細かく見るには、一日がかりの覚悟が必要です。


 全体的に、源氏物語などに関する展示が多かった。


 特に、これには、感動。

 美しい蒔絵の重箱ですが・・・・。


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 当時の教養のある皇女たちは、このデザインを見ただけで、光源氏その人を思い起こしたことでしょう。

 下の絵は、この展覧会で展示されていたものではないですが、
 参考にのせておきます。 


▽ 伝土佐光則 屏風貼付源氏物語図色紙 紅葉賀(もみじのが・7巻)

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 この春、四天王寺ですばらしい雅楽を見た時のことが、脳裏に浮かびました。


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 * 四天王寺の雅楽については、「奥の院」に新しい記事を書きました。
   興味のある方は、ぜひご覧になってください。 → こちら



 また、仏像ファンのわたしとしては、
 尼門跡の頂点に位置する中宮寺法華寺、それぞれの、あまりにも有名な本尊が安置されている状態を再現した展示に大興奮。


 法華寺の光明皇后ゆかりの十一面観音に関しては、秘仏本尊はさすがにムリとしても、実際のお前立て本尊がいらしていて、まわりに置かれた淀君寄進の釣り灯篭や夥しい数の財善童子など、すべて本物。
 法華寺、先日の旅行で奈良の佐保路まで足を延ばした折には、時間が遅くて門の中にも入れなかったので、感激。


 また、何と、中宮寺の菩薩半跏像に関しては、現在では絶対に見ることができない旧本堂におけるようすを再現!
 皇女の形見の着物地などでつくられた幡、華鬘、灯篭、法具など、すべて実物が、当時のままの状態で配置されています。
 かんじんの仏像こそ実物大写真ですが、色鮮やかな幕に半身を隠され、灯篭のあかりにぼんやりと照らされている状態なので、それほど違和感が無くて、
 その全体のかもし出す厳かさ、美しさ、そしてやさしさは、例えようも無い!
 これぞ、門跡文化の極致・・・・!


 とうことで、感動のあまり、描いてしまいました。


▽ 中宮寺旧本堂の再現。(イメージ)

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 * 中宮寺菩薩半跏像はけっこう大きな仏像で、
   実際は、上半身が幕の背後に隠れ、のぞきこまないと見なかったようです。
   せっかく仏像の全身を描いたので、上の絵では全身が見えるようにしています。(いいかげん)
   なお、その仏像の原画もついでにのせておきます。下の絵。
 


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 こちらの方は、終了までまだ1週間あるので、これは、ぜひ、実際の展覧会に足を運んでください。   



 大学構内に、こんなガチャガチャがあった。


 立体カプセル百科 「大作曲家名鑑」

 ベートーヴェン、ワーグナー、ブラームス、シューベルト、モーツァルト、ショパン、バッハ、チャイコフスキーの8人。

 ヘンデルやハイドンは無いみたい。

 もちろん、やりましたが、出てきたのはベートーヴェン。
 バッハが出るまでやろうかとも思いましたが、おとな気ないのでやめた。


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 説明によると、もう1種類、「シークレット」があるらしいが、いったい・・・・?
 ぜったいデュファイやブルックナーじゃないな。



 帰りは、「めぐりん」で。

 谷中などの観光ポイントをぐるぐる回ってくれて、おもしろい。
 「愛玉子」(オーギョーチー)の前も通った。以前とまったく変わらず、タイムスリップしたみたい。

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 その他、これまで、こちらにダラダラとつづってきた、
 植物園だより巨樹探訪
 それから、
 物産展を始めとするグルメネタについては、今後、「奥の院」の方に記事を書くことにします。


 今月は、名づけて、ご近所の緑と緑の麺特集



 また、上記の展覧会、
 国宝 阿修羅展、尼門跡寺院の世界展についても、「奥の院」に、詳しい記事を書く予定ですので、あわせてご覧いただければうれしいです。



 最後に、毎度毎度の、ゴーヤ近況。


 ゴールデンウィーク後に、昨年欲張りすぎて失敗した経験を踏まえ、今年は一株だけ植えましたが、
 順調に育っています。


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 5月17日、夜、台風並みの強風に必死に耐えるゴーヤ。

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 NHKの園芸番組で、
 「上手な緑のカーテンの作り方」というのをやっていて、
 始めは、上へ、上へ伸びようとするのを、とにかく水平方向に、つまり横に誘導するとよい、と言っていたので、
 素直にそのとおりにしてみた。

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 5月末日、とりあえず、だいたい1往復。

 すると、横に引いた線のそこらじゅうから枝が分かれだし、まるで競いあうかのように、上へ、上へ、と伸びだした。
 昨年は、摘心を決意するまで、なかなか枝は出なかったのだが、これでは摘心の必要も無い?

 こんなに枝が出て、一株だけです。今のところ、元気いっぱい。
 
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 早くも蕾が。

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 やはり、せまいところに、複数植えない、というのが、大原則のようだ。

 それから、追肥は、だいたい月1ペース。
 つぼみができた、花が咲いた、などの区切りのときだけでOK、だそうです。 



  *    *    *    *    *    * 



 おしまいになりましたが、
 あした(6月7日・日曜)は、三位一体節。

 カンタータは、
 初期(1715年)の、BWV165、
 2年目、ツィーグラー・シリーズ最終曲、BWV176、
 後期(1726 or 27?)のコラール・カンタータ年巻補完作、BWV129、
 の3曲です。

 なお、BWV194はじめ、他にも何曲か、三位一体節に上演されたカンタータがあります。


 過去記事は、こちら


 これで、バッハの年巻は一区切り。
 また、来週から、新しい年巻がはじまります。

 これからも、よろしく。



そのほかの「記事目次」

「全体記事目次」

カンタータ日記・奥の院

浅田真央さん情報・最新版

宮沢賢治記事目次

カンタータ日記・大阪モダン建築図鑑

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この記事へのコメント

2009年06月12日 08:22
おはようございます。
芸大美術館の特別展を友人と行こうとしていましたが、それほどでもないと2つのルーヴル展に切り替えたのでした。でもこの記事を拝見できてちょっと内容がわかってよかったです。14日までもう行かれないので。
門跡文化ですか。

ゴーヤは先週友人から苗を3本いただいたので今年は地植えにしました。
友人から胸の高さを越えたときと身長を越えたときに摘心せよと教えてもらいましたが、NOraさん方式もいいですね。
それに肥料のやり方もめちゃめちゃでしたので参考にさせていただきます。
いつもですが、絵がお上手。油絵や水彩画もなさるのですか?
本当に多才ですね。
2009年06月14日 00:33
 tonaさん、こんばんは。

 お寺というと、何となく男性の文化というイメージがありましたが、考えてみれば、源氏物語に代表されるように、日本文化における女性の役割というのも、計り知れないほど大きいわけです。
 今回の展覧会で、あの有名な中宮寺や法華寺が、そんな女性を中心とする日本文化の一側面の頂点に位置するのだ、というのがよくわかり、まさに目からウロコでした。

 また、tonaさんのおかげで、今回思いがけず、法隆寺の橘夫人厨子(阿弥陀三尊)を見ることができました。ありがとうございます。

 この絵は、マウスで誰でもかんたんに描けるのですが、上手と言っていただけるととてもうれしいです。
 学生の頃、油絵を描いていましたが、それとはあまり関係ないと思います。今はもう描き方も忘れてしまいました。
 でも、色で塗りつぶすことによって、線を何度でも自由に変えられるところは、近いかもしれませんね。

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