バレンタインSP、カンタータ名演を視聴しましょう2 今回は曲目解説付!~BWV159【復活節前第7】

 注:五旬節というと、プロテスタント教会の場合聖霊降臨節を言うことが多いようなので、タイトルを修正しました。



 雪のエストミヒ、再び。



 明日のバレンタインデーは、復活節前第7日曜日。
 いよいよ今年も五旬節(エストミヒ)がめぐってきました。


 東京地方、今日は朝から、みぞれまじりの雪。積もることはありませんでしたが、もちろん極寒。

 以前、エストミヒの記事を書いた時も、雪だった記憶があります。
 エストミヒは、長いレントをはさんで、春(受難週と復活節)と向き合う、春への序章というべき祭日ですが、
 ここ数日極寒の日が続いており、実際にはまだまだ冬まっただ中、という感じです。
 雪をはじめ、冬にも美しいものはたくさんありますが、寒いのは苦手。
 やはり、早く春になってほしい。

 
 雪と言えば、アメリカでは、先週記録的な大雪が降り、ワシントン、ニューヨークなどの大都会が雪で閉ざされ、さまざまな被害もでているとのこと。
 ハイチでは想像を絶するような恐ろしい大地震がありましたし、今年もいきなり前途多難なようですが、
 その一方で、今年は冬季五輪&サッカー・ワールドカップの年でもあります。
 歴史に残るような熱戦がたくさんくりひろげられて、少しでも、世の中を明るく楽しくしてくれれば、と思います。


 いよいよ、待ちに待ったバンクーバー冬季五輪開幕!
 日本人選手の活躍を期待しましょう。



▽ 幻の浪花の天才絵師、葛蛇玉の「雪中松に兎・梅に鴉図屏風」(右隻右側)
  雪と木登り兎。ウサギ、木に登れるのか?

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 五旬節は、カンタータ・ファンにとって、マリアの潔めの祝日と並ぶ、特別な祝日。
 (特に誰が言ってるわけでもないけど)

 バッハが書いた、最大にして最高の作品、コラール・カンタータ年巻(第2年巻)
 すべてが傑作とも言えるその作品群の中でも、最高峰とも言える1曲、
 コラール・カンタータが行き着いた究極の姿、
 BWV127

 そして、

 星の数ほどあるバッハのアリアの中でも、まさに王冠ともいうべき名アリア、
 「美しすぎて悲しい」という言葉がこれほどふさわしい音楽は他に無い名アリアを、そのクライマックスに抱く、後期の大傑作、
 BWV159

 わたしが、バッハのカンタータを代表すると信じて疑わないこの2曲が、この祭日のためのカンタータなのです。

 この祭日のためには、他に、バッハのトマスカントル就任の際の「受験作品」、

 BWV2223の両曲があります。

 当然、バッハは気合い十分、バッハのあらゆる経験と技術がおしみなく投入された作品で、ふつうだったらたいへんな傑作なのですが、

 それさえもが、BWV127BWV159、この前では、あえなくかすんでしまうほど。


 当然わたしも、珍しく気合いを入れて、これまで記事を書きまくってきました。

 以下の過去記事をご参照の上、少しでも多くの方に、作品そのものに接していただけたら、と思います。


  <五旬節>

    お気に入りのアリアその3(BWV159)~夕映えのR.シュトラウス
    最後の旅・真の人にして・・・・ ~五旬節(BWV127、159)その1
    大いなる壁画・コラールカンタータの神髄~五旬節(BWV127、159)その2
    ガーディナーの挑戦・再び~五旬節(BWV127、159)その3
    カンタータの祭典!!マリアの潔めの祝日&五旬節
    雪のエストミヒ
    第3の男、ライプティヒに赴任する~たまには曲目解説(BWV22、23)



 こうして見てみると、BWV127に関しては、必要以上に書きまくってますが、BWV159については、ほとんど何も書いていません。

 せっかくの機会なので、曲の概要だけ書いておきましょう。



 カンタータ第159番 「見よ、われらエルサレムにのぼる」 BWV159


 1929年の五旬節(復活節前第7日曜日)のためのカンタータと思われます。

 すべてが隠れた名作として知られるピカンダー・カンタータの中でも、比較的後期の作品。

 この頃バッハはすでに、マタイの作曲・上演を終えており、市当局との対立が表面化したこともあって、
 コラール・カンタータ年巻の補作をのぞいては、カンタータ新作作曲への情熱は、すっかり失っていたようですが、
 作曲技法上は、何物にもとらわれない自由闊達の境地にあり、ひとたび筆をとれば、驚嘆すべき傑作を書くようになっていました。
 中でも、この作品は、その最高峰とも言える作品。

 五旬節の当該聖句が、イエスの受難に向けてのエルサレム入城についての物語であることから、
 上にも書いたように、五旬節は、長いレントをはさんで受難週と直接向き合い、受難を予告するような祭日です。
 五旬節のカンタータが、バッハ渾身の名作ばかりなのは、そのせいでもあるわけです。

 後期傑作の森、ピカンダー・カンタータ、しかも五旬節のカンタータ。

 これだけ条件がそろって、傑作でないわけがない、ということ。


 第1曲 アリオーソとレチタティーヴォ


 BWV127と同じく、イエスと弟子たちのエルサレム入城の場面を描いています。
 BWV127においては、イエスがエルサレム入城の意味を話しても、弟子たちは、誰一人それを理解することができませんでしたが、(こちらの記事等参照)
 このBWV159は、その続編のような位置づけでしょうか。

 何も知らずにエルサレムについてきた弟子=「わたし」(アルト・レチタティーボ)に対して、自らの受難を告げるイエス(バス・アリオーソ)。
 驚き、ひっしに引き止めようとする「わたし」とイエスのやりとり。


 第2曲 アリアとコラール

 イエスの意志に従い、これから起こることを受けいれる決意する「わたし」(アルト)。
 よどみなく流れるアルトとbcのカノン。
 その上に、あのマタイの受難コラール「血潮したたる」(ソプラノ+オーボエ)が、静かに降りそそぐ。

 バッハのなしとげた対位法的奇跡のひとつ。
 ううん。これも、シュープラー・コラール集に入れたい。

 上にあげた記事にくわしく書きましたが、BWV127においては、明るくまばゆい風景の中の影のように、巧妙に隠されていた受難コラールが、今や、はっきりと姿をあらわしています。
 

 第3曲 レチタティーヴォ

 それでも、不安はぬぐいされない。悲しみと希望が交錯するが・・・・。


 第4曲 バス・アリア

 ここで、満を持して、ついに、件のアリアが登場。
 「事は成し遂げられた」・・・・。
 イエス自身の言葉を歌詞とする、超絶アリア。
 力強く、しかもやさしい歌を、まるでオーロラの微光のようなオブリガートが包み込む。
 絶対的な平安。
 このような作品を前にすると、もう、語るべき言葉は見つかりません。
 とにかく、聴いてみてください。


 第5曲 コラール

 アリアで歌われたことに対する感謝と喜びをかみしめるかのように、「ヨハネ受難曲」でおなじみのコラールが力強く歌われ、全曲が結ばれます。



 わたしはクリスチャンではありませんし、信仰上の内容や解釈等については、よく知りません。
 そもそも信仰に関することなどは、極めて個人的なことなので、このようなブログなどで、かんたんに触れられるようなものではない、また触れる必要も無い、と、今は考えています。
 上記の曲の説明も、歌詞に歌われている内容そのものを、かんたんにまとめただけのものなので、キリスト教的な解釈からすると、見当違いな点も多々あるかもしれませんが、

 どうです?
 これだけでも、十分ドラマチックでしょう。
 
 この短い曲の中に、長大な大作オペラやオラトリオにもけっして負けないくらいのドラマや感動がつまっているのがおわかりいただけるのではないでしょうか。

 これこそが、バッハのカンタータの神髄、です。



 以上、かんたんに音楽のガイドラインを書きましたが、
 この曲、特に、その最大の聴きどころと言える第5曲バス・アリアに関しては、何よりも、とにかく実際にその音楽に接し、その響きに全身をまかせていただきたいと思います。


 幸い、以前からご紹介している葛の葉さんのカンタータHP

 「古いカンタータ録音を聴く」コーナーに、

 最近、BWV159全曲のリステンパルトの名盤がアップされ、いつものとおり、すばらしい音質で、音楽を楽しむことができるようになりました。

 ここで聴くことができる録音は、貴重なLPレコードをていねいにおこしたものなので、パソコンで聴いているにもかかわらず、たいていわたしが持ってるCDよりも音が良い。

 BWV159については、何といってもマリナー盤と、ガーディナーのSDG巡礼ライブ盤が双璧で、記念碑的名演だと思いますが、
 ここのHPの録音で聴くと、
 この、ステンプフリのバス独唱、バロック名曲集などで知られるあのヴィンシャーマンのオーボエ独奏によるリステンパルト盤も、実に折り目の正しい、心のこもった誠実な演奏であることがわかり、聴き応え十分。


 こちら


 ぜひお聴きください。しつこいようですが、特に第5曲。



 BWV129といい、BWV159といい、それほど知名度の高い曲ではありませんが、
 この2曲に関しては、すべてのカンタータ演奏を代表するようなキラ星のごとき超名演がズラッとそろっているのは、何という幸せなことでしょう。
 これらのすぐれた演奏を通して、少しでも多くの方が、これらの奇跡のような音楽に親しんでくださることを、願ってやみません。



▽ 結晶化したように美しい若冲の雪(左・動植綵絵のうち、雪中鴛鴦図)と、
  ほんのりあたたかな酒井抱一の雪(右・12か月花鳥図のうち、十二月)

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 この五旬節の後、レントになりますので、聖金曜日、そして復活節まで、ライプツィヒのバッハは長いお休みに入ります。

 (ヴァイマール時代には、四旬節の名作カンタータ、BWV54がありますが)

 ですから、わたしのカンタータのお知らせもしばしお休み、
 その間、ゆっくりオリンピック観戦をしたり、
 また、この前のブルックナーの3番に引き続き、いつものように、たまってしまったまだご紹介していないCDなどについて、のんびりと書いてゆけたら、と、思っています。



 * 最も大切な祝祭日を書き忘れていました。
   受胎告知記念日+棕櫚の日曜日です。
   カンタータはBWV182BWV1です。
   どちらも大名曲。
   また、そのときにお知らせします。




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カンタータ日記・奥の院

浅田真央さん情報・最新版

宮沢賢治記事目次

カンタータ日記・大阪モダン建築図鑑

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この記事へのコメント

Nacky
2010年02月15日 22:58
Noraさま
昨日はバレンタインデー、神様から素敵なプレゼントをいただきました。
東京藝術大学カンタータクラブの定期演奏会!!
聴いて参りました。春節でもあった昨日、豪華なOverture(BWV110)で
新たな1年を迎えることができました。
美しく、透明度が高く、真摯な藝大の皆様の演奏に感動致しました。
前にもお話ししましたが、私自身、10曲ほど、カンタータを歌ったことが
ありますが、バッハの作品はあまりに膨大ですから、まだ、その半分も
聴けていないと思います。
ですから、初めて聴く、BWV39、ステージに登場した、オーケストラの
リコーダー2本、オーボエ2本に大変イヤな予感がしたのですが、冒頭
合唱の休符で刻まれた前奏の後、突然、流れる小節に入るや否や、
予感的中で4本が絡むは絡むはで、そのあまりのメロディーの美しさに
気を失いそうになりました。(笑
それぞれのアリアもオブリガートが絡み合い、本当に美しい。。。。
カンタータって本当に良いですね。
人類の宝です。
カンタータの間に、ブランデンブルク協奏曲の第3番も演奏され、
本当に楽しい演奏会でもありました。
そして極めつけは、アンコール!!
そもそも、アンコール自体、あるとは思っていませんでしたし、
ましてカンタータクラブだからと油断していたら、
ミサ曲ロ短調の終曲です。
主催者の方は、プログラムで、明日への活力が生み出せるよう、、、、
と書いて下さっていますが、腰が抜けて労働意欲を喪失してしまった
のは、お察しの通りです。(笑
カンタータクラブの皆様に、改めて感謝申し上げると共に、これからの
益々のご活躍をお祈り申し上げます。

Nacky
2010年02月15日 23:26
たびたび済みません。
あまりの感動に、今の季節のカンタータではないことを知りつつも
どこかに今の気持ちを刻ませていただきたく、書き込ませていた
だきました。
そして興奮のあまり、思わず噛んでしまいましたので、以下に
訂正させていただきます。
大変失礼致しました。

絡むは絡むは ⇒絡むわ絡むわ
かげっち
2010年02月16日 12:15
↑聴きに行きたかったです、うらやましい。九州に来られることはないのかしら。
個人的にお世話になった合唱指導者のお嬢様がチェンバロを弾いていたことを後に知りました(私は合唱ではないので念のため)。最近は友人のお嬢さんがオルガン科に在籍しているらしいけれど、やはり出ているのかしら?
バッハの音楽が織りなす錦のような感じですよね。
Nacky
2010年02月16日 22:18
Noraさま、済みません。お留守中に勝手に掲示板を使用させていただいております。
↑かげっちさまへ
そうだったのですか。勿論、チェンバロもオルガンも通奏低音で美しく響いていました。実は、私も先日、初めて拝聴させていただいたのです。20代に所属していた横浜合唱協会は、1970年代初頭に横浜で本格的なバッハ演奏を目指すべく設立され、小林道夫先生を始め沢山の熱心な先生方のご指導と指揮によって活動して参りました。そして、私がご指導いただいた八尋和美先生の時代には、藝大カンタータクラブの創設に関わられた佐々木正利先生や、佐々木まり子先生、そしてデビューほやほやの佐竹由美さん等が、演奏会のソリストとして長らく応援して下さっていました。私自身、若い頃に、合唱を通して、バッハがつくる音楽の構造、即ち、対位法やフーガを実際に学ぶことができ、そのことが、今でもジャンルを問わず音楽を楽しむことに大変役立っており、このような経験ができたことをバッハや諸先生方には本当に感謝しております。そんな、ご縁のあった藝大カンタータクラブですが、東京(上野)←→横浜と若干、離れていたせいもあってか、不思議に演奏会へと足を運ぶ機会がなかったのです。でも、これからは、未知の宝石箱を1つずつワクワクしながら開けるような気持で、上野の森に足繁く通いたいと思います。
いつか、九州公演が実現することをお祈り申し上げます。
☆これも訂正です:東京藝術大学カンタータクラブ ⇒東京藝術大学バッハカンタータクラブ   度々失礼致しました。
yocomo
2010年02月17日 18:17
159番ほんとうにいい曲ですね。
私は合唱からカンタータに入ってきたものですから、
どうしても合唱の大きなものに耳が行きがちなのを反省しました。
そして、このステンプフリとヴィンシャーマンの演奏、
とても心に沁みました。
ヴィンシャーマンは今年90才になられるそうですが、
秋には大阪でロ短調ミサを振る予定とか。すごいです。


2010年02月20日 22:58
 Nackyさん、こんにちは。
 お返事が遅れてしまい、少し前になってしまいましたが、2月14日のバレンタインデーは、春節でもあったんですね。
 横浜などでは、さぞやにぎやかだったのではないでしょうか。

 東京藝術大学バッハカンタータクラブの演奏会、すばらしかったようですね。
 Nackyさんの文章を読ませていただき、当日の感動が直接伝わってまいりました。
 BWV110もいいですが、BWV39も、最高ですね。
 ご存じのようにライプツィヒのバッハの1年は、赴任時期に合わせて、三位一体節後第1日曜日から始まるのですが、このBWV39は、その三位一体節後第1日曜日用のカンタータ。しかも、バッハの後期の始まりを告げるような記念碑的大作。
 BWV110、BWV39、そして春節、と、まさに新たな1年の始まりにふさわしいコンサート。
 この調子で、今年も、たくさんのすばらしい音楽と出会えるのといいですね。またいろいろとご報告してくださるのを楽しみにしております。
2010年02月20日 23:02
> リコーダー2本、オーボエ2本

 これは危険ですよね。一番あぶないパターンです。(笑)
 39番の第1曲など、特に念入りですからね。
 物の本によると、前奏のフレーズは、歌詞に合わせ、パンをちぎっては投げ、ちぎっては投げてるようすを描写しているとのことで、そう考えて聴くと、ちょっと愉快ですが、大フーガになだれ込むあたりになると、そんなことはもう関係なく、感動の渦に巻き込まれてしまいますね。

 さらに、ロ短調ミサ終曲、とは。
 完全に反則ですね。
 わたしなら、1年の始まりに早くも燃え尽きてしまうかもしれません。 
2010年02月20日 23:15
 かげっちさん、
 バッハや古楽を演奏なさってる方は、共通の目的を持っているということもあり、いろいろなところで結びついているようです。
 その結びつきは、しか日本中に広がっているので、九州などにも、カンタータを演奏する団体はけっこうあるのではないでしょうか。

 また、Nackyさんが教えてくださった横浜合唱教会や、東京藝術大学バッハカンタータクラブのように、その結び付きは、時系列的にもかなり古くから綿々と続いており、現在わたしたちが、いろいろなところで、気軽にバッハを楽しむことができるのも、そのおかげだと思います。
2010年02月20日 23:40
 Yocomoさん、こんにちは。

 159番の感想を書いてくださってありがとうございます。
 この演奏、歌もオーボエも、どちらも味わい深くていいですよね。

 後期の曲と、第1年巻には、合唱がまったくないか、最終コラールだけ、という曲がたくさんあります。
 聴く立場でも、やはりバッハは合唱、というイメージが強いようで、初期の曲やコラールカンタータの中に割と有名曲が多いのに対して、後期作の場合、大傑作にも係わらずほとんど知られておらず、CDさえ全集盤しかない曲が多いのも、正にそのせいなのかもしれません。
 ただ、合唱が無いかわりに、編成も室内楽的で演奏しやすいので、身近な演奏会等で、もっと演奏されたもいいのに、とは思います。

 ヴィンシャーマンさんというと、大昔にバロック名曲集などを夢中になって聴いたおぼえがありますが、今も現役で、バッハなどを演奏なさってらっしゃるとは!
 大阪ですと、ちょっと行けそうもないですが、お聴きになった方の感想を聞いてみたいものです。
かげっち
2010年02月22日 12:27
Noraさん
>バッハや古楽を演奏なさってる方は・・・いろいろなところで結びついているようです

そのようですね。私もリコーダーを究めていればよかったのかもしれませんが、ロマンティックな楽器に走ってしまったので、もっぱら聴く楽しみです。

Nackyさん
>バッハや諸先生方には本当に感謝しております
うらやましいです。小林さんは先日TVで拝見しましたが変わりないですね。最近はうちの近くの由布院にも拠点を置いているようですね。ご長男(Oboe)は中学の同期生です。

yocomoさん
はじめまして。ヴィンシャーマン90歳!?それはすごい。大阪行きたいですね。
Nacky
2010年02月24日 06:39
たびたびお騒がせ致します。
もう一言だけ、コメントさせていただきます。
まさしく、パンをちぎって、分け与えるがごとく、
バッハの修辞法の典型ですね。
それに続く、大フーガでは感動の渦に巻き込まれ、
本当に危ういところでした。(笑
当日のプログラム冊子の冒頭で、クラブ顧問の
土田英三郎先生がBWV39に言及され、
「カンタータ第39番は隣人愛を歌ったもの。他人の困窮を自分の
こととして思いやる気持ちは、今の荒んだ世の中ではとても大切
なことであるはずです」と述べられています。
バッハの音楽は本当に素晴らしいです。ただ、美しいだけでなく、
ただ、力強いだけでなく、このような真摯な演奏からは、
バッハからのメッセージにだけでなく、それらを継承し、伝承し、
現代を生きる演奏家の皆様の音楽への直向な情熱や上述のような
温かい思いやりまでも感じ取ることができます。
こうなると、バッハは本当に音楽の一言だけでは語れない存在
ですね。
それから、当時、横浜合唱協会をご支援下さった方として
バスの北村哲郎さんのお名前を掲げておりませんでしたので、
ここに追記させていただきます。
済みません。ついつい熱くなってしまいましたが、それにしても
小林先生のご長男と同級生とは、これまた素敵なご縁ですね。
yocomo
2010年02月24日 13:36
Noraさん
カンタータの世界は奥が深いですね!!
少しずつでも聞いたり、演奏したりを続けられたら
うれしいなと思っています。お世話になります。

かげっちさん
こんにちは!
私が歌っている合唱団は、ヴィンシャーマン先生にも
指揮していただいたことがあります。
そのとき「私の薬は音楽!!」といつもおっしゃっていました。
元気の源なのですね。

Nackyさん
カンタータクラブの演奏をお聞きになったのですね!
私の合唱仲間も聞きに行ったようで、すばらしかった!といっていました。

2010年02月27日 22:22
 かげっちさん、
 バッハを中心とした結びつきは、もちろん、聴く立場にも広がっています。
2010年02月27日 22:35
 Nackyさん、ごていねいにお答えいただいて、ありがとうございます。

> 「カンタータ第39番は隣人愛を歌ったもの。他人の困窮を自分の
こととして思いやる気持ちは、今の荒んだ世の中ではとても大切
なことであるはずです」と述べられています。

 おっしゃるように、バッハの音楽はまず何よりも音楽として美しいですが、聴く人間の立場に応じて、実にさまざまなことに答えてくれる、メッセージみたいなものをも含んでいると思います。
 そして、再発見や演奏の歴史の中で、それはもはやバッハの手をも離れて、どんどん大きく膨れてきているのことが、またすてきなことだと思います。
 宗教曲だということで、敷居が高くなっている部分はあるのでしょうけれど、バッハの美しさ、メッセージが、もうとっくに「宗教曲」の枠を飛び越えているのだということを、少しでも多くの方にわかってほしいと思っています。 
2010年02月27日 22:40
 yokomoさん、ごていねいにお答えいただき、ありがとうございます。
 わたしは、演奏をすることができませんし、楽譜すらよくわかりません。
 いろいろと教えていただくことが多いとおもいますが、
 いっしょにバッハの音楽を楽しめたら、と思っています。
 こちらの方こそ、今後もよろしくお願いいたします。
おせっかい?
2010年09月13日 23:48
四旬節と五旬節は違います!
復活祭前の40日が四旬節(レント)、復活祭後の50日目が五旬節(ペンテコステ)です。後者は新約聖書の使途行伝に出て来ます!
因みにヴィンシャーマン+ドイツ・バッハ・ゾリステンは1966年から聴いています。3回ほど直接お話しした事もあります。
2010年09月14日 10:22
 おせっかい?さん、コメントありがとうございます。
 おせっかい?、だなんて、とんでもありません。
 わたしはキリスト教のことはくわしく知らないので、とても助かります。
 この記事の冒頭にも書いてありますが、おっしゃるようにプロテスタント系では五旬節と言うと、聖霊降臨節のことを指すことが多いようです。
 ただ、教会によってさまざまなようで、わたしが初めてBWV127の実演を聴いたカトリック系の教会では、四旬節に入る前のエストミヒ(復活節前第7日曜)を五旬節と言っていて、その印象が強く、これまでずっと、その言葉を使っていました。
 しかし、バッハはもちろんプロテスタントで、誤解を招いてはいけないので、今後はきちんと、「復活節前第7日曜」と書こうと思っています。
 ご指摘、ありがとうございました。
 なお、五旬節がどちらを指すにしても、四旬節(レント)とはもちろんちがいますので、その点は区別して書いてます。

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