フィギュア&イタリアオペラ~とってもセレブ?な7月のアルバム(コンサート等)【三位一体節第9日曜日】

 今日(8月1日)は、三位一体節後第9日曜日。


 カンタータは、

 第1年巻の名作、BWV105
 第2年巻(コラールカンタータ)のBWV94
 後期のBWV168

 の3曲です。


 過去記事はこちら。↓

 <三位一体節後第9日曜>

    夏空の彼方へ続くプレリュードとフーガ・きちんと曲目解説(BWV105、94他)
    真夏の幻影、あるいは「夏の夜のオペラ」(BWV45、168)



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 7月18日(日)


 プリンス・アイス・ワールド 2010 in TOKYO (午後の部)

    @ 東伏見 ダイドードリンコ アイスアリーナ


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 今年は、念願の歌舞伎鑑賞デビューを果たしましたが、その他にどうしても行きたかったのが、フィギュア・スケート。
 フィギュアは、ある意味、歌舞伎以上に敷居が高い気がしてたのですが、
 そんな時、駅で何気なく見かけたポスター。 
 意外と近場で、値段もそこそこ、しかも、数日後なのにチケットもあまっているとのことなので、意を決して急遽行ってまいりました。

 会場のダイドードリンコ アイスアリーナは、東伏見駅のすぐ駅前にある、古いコンクリート造りの建物。
 脇にある通用口みたいな入り口から入ると、いきなり冷蔵庫の中みたいな冷気に包まれ、そこはもうリンク。
 それほど大きくないリンクに、客席がほんのちょっと。しかも、前の方の椅子は木箱のようなベンチの上に座布団が敷いてあるだけ。
 TVでよく見るようなリンクとあまりにもちがうので、ちょっととまどいながらも、少しほっとした。

 それでも、王様・プルシェンコをはじめ、織田や小塚など、現役一流選手や、荒川静香さんなどもゲスト参加。
 生のフィギュアは初めて見ましたが、一流選手の、想像をはるかに超えるスピード&迫力&華麗さに、感動してしまった。
 また、行こう。これはやみつきになるな。

 やっぱり、一番すごかったのは、プルシェンコ。(ファンの皆様もすごかったけど)
 目の前で、たっぷりのファン・サービスを交えながら、ほとんど、文字通り地に足をつけないような感じでくるくる飛び回っているのが、とても現実とは思えなかった。
 町の公民会に、なぜかウィーン・フィルが来てしまった、というようなものか。


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 だけど、一番感動したのが、太田由希奈さん。ジャンプや技自体は、それほど高難度のものを入れていないのかもしれないが、
 一挙手一投足のすべてが、やさしく流れるようで、まるで音楽そのもののように美しい。

 音楽と言えば 太田由希奈さんが演技に使ったのは、マイケル・ナイマンの「ピアノ・レッスン」でした。
 「ピアノ・レッスン」については、これまで悪口ばかり言ってきましたが、これは、美しかった。


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 PIWのくわしい記事は、こちら
 写真もたくさんあります。 



 7月20日(火)


 奄美の観光と物産展 @ 東武デパート


 この物産展は、毎年、島唄ライブが楽しみ。
 今年も、毎日日替わりでアーティストの方がいらして、島唄ライブを聴かせてくれた。


 最終日は、中孝介さん&元ちとせさん


 ライブ案内

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 ライブ会場。

 さすがにすごい人。
 はるか遠くに、「ムーミン」のミーみたいな、元ちとせさんの頭の先っぽが見える。


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 アンコール以外は、すべて奄美の島唄だった。

 ちとせさんは、最近のCDやライブなどを聴くと、裏声やこぶしが前にも増して顕著になってきて、ポップスなどでは、ちょっと聴きにくいと思っていたが、
 島唄になると、それらのすべてがプラスに転じ、さすがに堂に入ったもの。



 奄美の観光と物産展のくわしい記事は、こちら



 7月29日(木)


 としま未来コンサート特別演奏会

 一期一会の”リゴレット”~東京音楽大学とともに (チョン・ミョンフン指揮)

    @ 東京芸術劇場大ホール


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 これまで書いてきたように、今年は、歌舞伎、フィギュアと念願の鑑賞デビューを果たしてきましたが、
 次はオペラかな、と密かに思っていたところ、たまたま、上記公演の招待券が当たりました。
 演奏会形式の上演ではありますが、いつか本物のオペラを観る予行演習にはちょうどいい、と思い、行ってまいりました。

 最近、やたら文化活動に気合いが入っている豊島区主催の特別演奏会で、
 チョン・ミョンフンさんと東京音楽大学のオケ&合唱団の「一期一会」の演奏によるライブ。
 ソロは、オーディション等で選抜された、日韓の合同メンバーがつとめます。

 曲目は、「リゴレット」

 わたしは、ヴェルディ(というか、イタリア系のオペラ)を聴くのは、CD、DVDを含めて、まったくの初体験。
 パンフには「字幕スーパー無し」と書いてあったので、思いっ切り予習してから公演にのぞみましたが、実際にはちゃんと字幕スーパーを用意してくれていました。ほっ。

 公演は、演奏会形式ではありますが、歌手の方は一応キャラにあった服を着て、物語の進行に合わせて舞台に出入りし(これは合唱団も含め)、軽く演技をしながら歌います。
 予習+字幕スーパーのおかげもあって、物語がとてもよくわかり、2時間があっという間でした。
 へたな演出で舞台装置等があるより、この方が、物語の情景を想像力で補えるので、かえっていいような気さえする。
 
 予習であらすじだけ読んだ時は、なんじゃこりゃ?ありえな~~い、という感じでしたが、こうして舞台を観ると、物語がリアルに迫ってくる。
 これは歌舞伎の場合も同じだった。本物だけが持つ説得力、というか。
 嵐の中、極悪殺し屋兄妹が待つ宿屋にジルダが訪れるシーンなど、ハラハラしたし、
 最後のジルダの清らかなアリアなど、しんみりしてしまった。

 それにしても、この物語世界全体を包み込む、ヴェルディの濃密な音楽はなんだろう。
 あちこちにとびきりキャッチーなメロディをちりばめつつ、一瞬もテンションが途切れることがない。
 そのキャッチーなメロディの最たるものが、名高い「女心の歌」。この歌は、単にキャッチーなだけでなく、そのキャッチーな面を最大限に生かして、さまざまな形でものすごく効果的に使われる。
 有名な第3幕の4重奏も、4人の主要キャラが、それぞれバラバラに勝手なことを言ってるのを、ヴェルディのスケール豊かな音楽がまるっと押し包んで、一つの大きな情念の渦を見るようだ。

 ミョンフンさんの指揮は、相変わらず鮮烈の極み。持ち前の切れの良さに、さらに圧倒的なスケール感が加わった気がする。
 東京音楽大学オーケストラ<夏>も、一応アマチュア・オケながら、ミョンフンさんの熱い思いに見事に応えていたと思う。

 昔、ミョンフンさんのリハーサルを聴いたことがある。
 ブラームスの4番。リハーサルとは言え、最後の、本番と同じの通し稽古。
 わたしはカルロス・クライバーの4番の実演を聴いたことがあるが、それに限りなく迫るような、しなやかで躍動する音楽に感嘆したことを思い出した。
 この人は、もっともっともっと評価されてもいいと思う。


 最後に蛇足を一つだけ、
 上に書いたように、歌手の方は、一応キャラにあった感じのステージ衣装を着ていたのだが、
 一部女性のドレスが、侍女役の方の衣装が一番きらびやかだったり、箱入り娘のジルダの衣装が胸元のあいた真っ赤なセクスィー・ドレスだったりで、ちょっと物語に入り込みにくい部分があった。
 せっかくの舞台っぽい演出で、男性陣は、概ね役のイメージ通りだったのに、残念だった。



 東京芸術劇場名物?恐怖のエスカレーター。

 現在、(~8月4日まで)

 新池袋モンパルナス 西口まちかど回遊美術館

 の一環として、この巨大エントラスには、さまざまなアート作品が。

 はるか下に見える点は、としまくん。(右写真は拡大)

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 モーツァルトのオペラの楽譜。

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 さて、と、いうわけで盛りだくさんの7月でしたが、
 7月は、他にも、あちこち、展覧会等にも行きました。

 長くなったので、それらの記事は、また、次回以降。

 つづく。 



そのほかの「記事目次」

「全体記事目次」

カンタータ日記・奥の院

浅田真央さん情報・最新版

宮沢賢治記事目次

カンタータ日記・大阪モダン建築図鑑

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この記事へのコメント

かげっち
2010年08月02日 12:46
ごぶさたしています。東伏見というと、かつてアイスホッケー西武鉄道が本拠地にしていましたね。隣の武蔵関に住んでいたことがあります。
フィギュアは歌舞伎なんかよりずっと敷居が低いですよ、TDLに行くのと同じ感覚、とも言えるかも。でもチケットはあまり売れていない、というのは宣伝の問題じゃないでしょうか。それと都心にリンクがありませんからね。良いお買い物をなさいました!
2010年08月06日 02:16
 かげっちさん、
 スケートも歌舞伎も、実際行ってみると、思ったよりずっと気軽に楽しめるものですね。
 特に、スケートは、(このスケート場が特別だったのかもしれませんが)ファンとスケーターの距離がものすごく親密で、びっくりしました。
 いずれにしても、やはり、生で見る迫力は最高です。

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