今村紫紅、下村観山、古径に御舟、栖鳳ほか、トーハクで観る近代日本絵画【復活節後第5日曜日】

 今日(5月10日・復活節後第5日曜日)のカンタータは、

 ライプツィヒ1年目のBWV86
 2年目のBWV87

 先週と同じく、1年目は定型カンタータ、2年目はツィーグラーカンタータ。

 
 過去記事は、こちら↓


 <復活節後第5日曜>

    お気に入りのアリアその4 天上のシチリアーノ・光の波間に漂う~BWV87



画像




 今年の春に、トーハクで観た近代日本画等の数々。



 まずは、仏画から。



 おなじみ、

 今村紫紅。


 風神・雷神


画像
画像



 この人、やっぱりすごすぎ。

画像
画像




 魔障 下村観山筆


 お堂にこもって修業するお坊さん。
 それを邪魔する煩悩を、十二支の動物になぞらえ描いている作品、とのこと。

 擬人化された動物たちは、「鳥獣戯画」を参考にしているそうだが、天真爛漫なユーモアやのどかさはあまり感じられない。
 圧倒的にうまいんだけど、何だかダークな雰囲気にあふれている。


画像
画像



 * 「魔障」に関しての詳しい記事は、こちら



 そのほか。


 美音 島崎柳塢筆

 楽器さえまったく登場させずに、美しい音楽を感じさせるすごさ!

画像



 唐獅子 前田青邨筆

画像


画像
画像



 旅情編


 紙すき場(近村) 速水御舟筆

画像


画像



 こちらは、旅の絵ではないが、御舟の作品。「萌芽」。これも幻想的。

画像



  藤島武二筆

 藤島武二と言うと、人物画の印象が強いが、こんな良い風景画も描いている。

画像
画像



 画家の描く文化財


 阿弥陀堂 小林古径筆

 幻想的な平等院鳳凰堂

画像



 平安神宮・円山公園 竹内栖鳳筆

 やわらかな動物画で知られる栖鳳の、かちっとした建築画。
 精巧なパースみたい。

画像
画像


画像


 これまで観たどんな種類の寺社建築とも異なる不思議な雰囲気をたたえたもの。
 トーハクでこれを観た時、平安神宮に行ったことが無かったわたしは、ほんとうにこんなものが存在するのか、と思った。
 この春京都に行った折、初めて実際にこの建物を見たが、確かにその建築は存在した。しかも、圧倒的な存在感をもって、胸にせまってきた。

 * 平安神宮を訪れた記事は、こちら


 日光陽明門 曾山幸彦筆

 現在修復工事中。果たしてどんなになるのか。
 この絵などは、以前の状態をしのばせる貴重な記録でもある。

画像



 博物館中央室 杉本健吉筆

 どの仏像が展示されているか、一目でわかるところがすごい。

画像



 歴史的人物。


 一休さん。

 明治末期の橋本静水による一休。下は有名な、室町時代に描かれた肖像。

画像


画像


 おまけ、英一蝶の一休さん。(こちらは、板橋美術館で撮影)

 これが一番実際の一休さんに近いかも。

画像


 * 板橋美術館の一蝶ほかの作品の記事、こちら等。


 安田靫彦の描く後醍醐天皇。「御夢」

画像




 おまけ、お江戸の2大巨匠。



 四季風俗図巻 伝菱川師宣筆


 お江戸の四季の風俗を描いた美しい絵巻。

 見返りちゃんっぽい方、多数登場。


 梅の頃

画像



 桜の頃

画像



 新緑の頃

画像



 四季風俗図絵についての詳しい記事は、こちら



 与謝野蕪村


 蘭亭曲水図屏風

 6曲1双 江戸時代・明和3年(1766年)


画像
画像



 * 蘭亭曲水図屏風についての詳しい記事、こちら


 おなじみ、

 山野行楽図屏風

 も、展示されていた。


 以前は、右隻の「ムーンライダーズ」のすごさに圧倒され、かなり細かく撮影したが、今回は左隻の何とも言えないユーモア、あたたかさに改めて惹かれた。

 いずれにしてもたいへんな作品だ。


画像



 これが、右隻。ムーンライダーズ。

画像




 その他、室町時代の綱絵巻の鬼

画像




 ??

画像






そのほかの「記事目次」

「全体記事目次」

カンタータ日記・奥の院

浅田真央さん情報・最新版

宮沢賢治記事目次

カンタータ日記・大阪モダン建築図鑑

画像





この記事へのコメント

この記事へのトラックバック

過去ログ

テーマ別記事